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汎用記述スレッド

1言理の妖精語りて曰く、:2006/02/19(日) 14:27:12
 この場所は特に制限を設けない総合記述スレッドとして汎用的に扱います。
 ここに記述された文章が神話を構成する断片となります。

355言理の妖精語りて曰く、:2006/10/19(木) 09:57:56
デラオンの血族は妖精の一種ワユイーンの最後の一族である。ワユイーンは大地の球化以降の
急降下ぶりは凄まじい。奴隷にしていた種族から反逆されて皆殺しにされたり、今度は自分たちが
家畜扱いされたり、新しい病気で死にまくるでもう災難の連続だった。でもってデラオンの血族もやがて滅びていく
わけだが、その様子を記した物語というか記述の集成が『最後のワユイーンの最期』である。

356魔王:2006/10/21(土) 09:27:50
昔々あるところに魔に魅入られた王がいました。
王は軍隊を率いて大陸の東から西まで焦土に変えました。王が征服できなかったのは大陸北の万猫殿と大陸南の竜の巣だけでした。
焦土と化した都市にはたくさんの孤児がいました。孤児たちは明日生きるために身体や命を売りさばき、同じ境遇の者同士で争い合いました。
そんな孤児たちの中から一人の傭兵が現れました。この傭兵は魔に魅入られた王の跡を追って歩き、王の軍隊の一員として戦いました。かつて孤児だった傭兵は同じ境遇の子どもたちと故郷をたくさん生み出しました。
やがてこの傭兵は王の側近になりました。この頃の王は力が衰えていたので、速やかに傭兵に王座を奪われました。傭兵は王を城門に吊るし、その王女を犯して地上より遥か高みにある塔に幽閉しました。
王となった傭兵は再び戦争をするために先代の手に入れた支配地をすべて解放しました。王となった傭兵は先代とは逆周りに侵攻しました。西から東へ、復興した都市や農地を焼き払って進みました。
再び孤児が生まれました。孤児たちの中にかつての王のように傭兵になる者もありました。そして孤児出身の傭兵が王に復讐を企てました。それをかつて孤児で傭兵であった王は捻り潰しました。王は大陸の西から東までを征服すると孤児たちを罪ある者もない者も関係なく平等に殺しました。
そのうちに王は今までとは違うことを始めました。孤児を保護する命令を公布しました。そして大陸全土に孤児院ができました。
孤児院といっても名ばかりでそこは収容所でした。無数の子どもたちが無惨な死を遂げました。王は成果を確認すると今度は死にかけの子どもたちを手ずから救い始めました。
王の手で直接救われた子どもたちは王に忠誠を誓いました。
救われた子どもたちは自らを洗脳しました、自分は王の所有物だと。
かくして、かつて孤児で傭兵であった王は魔王と呼ばれるものに変じました。

この魔王は邪悪な治世を行った後に行方不明になりました。ある日、密室状態の自室から忽然と姿を消しました。
王は罪深かったので、竜となって空に昇ったととも、竜に変化したあと猫騎士に討たれたとも、またその力を認められて威力神にさらわれたとも言います。
けれども人々の好んで信じたのは、王が地獄に落ちたというものでした。
これは昔々の物語、まだ人間が愚かだったころの話です。
<終わり>

357言理の妖精語りて曰く、:2006/10/21(土) 13:09:03
【エイス・ロネ】
エイス・ロネという一人の人物ではなく、トルクルトアのある歴史家集団の筆名。
しかし彼ら自身は表立ってそれを明かそうとはせず、一種の秘密結社として活動した。
主な業績に古代・中世・近世・近代の四部からなる『ロネ版トルクルトア史』がある。

358言理の妖精語りて曰く、:2006/10/21(土) 13:34:29
ロネ版トルクルトア史・古代の部
第1巻.諸人類の誕生と神話の時代
第2巻.文明初期のトルクルトア
第3巻.獅子王の諸都市との交流
第4巻.白猫の民と黒猫の民
第5巻.ジャッフハリム時代
第6巻.暗黒期史復元の試み
第7巻.二大祖国時代
第8巻.第二暗黒期
(以下続く)

359言理の妖精語りて曰く、:2006/10/25(水) 07:38:26
【エイス・ロネ】の中に、後に紀人となったハレがいたという噂も流れたが、
ハレは生存中に一切のコメントを出していない。
ハレは歴史には興味がないと何度も(その著作の中ですら)言っているが、
エイス・ロネのメンバーであることを知られたくなかったのかもしれない。
無論、真相は不明である。

360言理の妖精語りて曰く、:2006/10/25(水) 23:14:29
【上井ラナ】
超絶萌えキャラ神。
萌えキャラオブ萌えキャラ。
あらゆる萌えキャラに対するヌーナでありパンゲオン。

361:リーデ・ヘルサル語りて曰く、:2006/10/25(水) 23:23:45
>>360
上井、つまり上【い】である彼は、【あ】であり、始まりのα、そしてパンゲオンであり、原初たる存在【アレ】なのである。

362言理の妖精語りて曰く、:2006/10/25(水) 23:27:19
どこかの宗教における、ヌーナの御言葉とされるもの↓

「この世界には、萌えという概念が必要なのだ」

363言理の妖精語りて曰く、:2006/10/25(水) 23:36:31
うえいらなはway runner

364:リーデ・ヘルサル語りて曰く、:2006/10/26(木) 00:34:34
>>363
way runner とは、道を駆ける先駆者にして未知を切り開く探求者。
速さの神であり、智の探究神でもある。

365言理の妖精語りて曰く、:2006/10/26(木) 00:39:46
そして『路の女王』とも関係が深い。

366言理の妖精語りて曰く、:2006/10/26(木) 21:26:45
【ケフレーヒル】
レストロオセの四十四騎士のひとり。元の種族は西北人。
常時親友及び恋人募集中な悪魔。騎士の中で最も召喚に応じやすい一人であり、
召喚後も術者と深い関係を結びたいがために地上に残ることで知られる。
ケフレーヒルの親友や恋人になると地獄の諸侯とのつながりを持ちやすく
なると言われ、地獄との関わりを持ちたがる魔術師からの人気は高い。

367言理の妖精語りて曰く、:2006/10/26(木) 22:44:43
【ゾムドレ】
レストロオセの四十四騎士のひとり。元の種族はアヴロノ。
その凶暴さ、獰猛さは悪魔の基準でみても常軌を逸している。その凄まじさたるや、
貪蝗相化させられたロシンバズイの配下の生き残りではと囁かれるほど。
さらに、他の誰かと何かを取引したり契約するなどという思考を
持ち合わせていないため、彼をわざわざ召喚しようという者はいない。

そんな彼も主君たる呪祖レストロオセの前では驚くほど大人しくなるという。

368言理の妖精語りて曰く、:2006/10/26(木) 23:30:25
【トロメリア】
レストロオセの四十四騎士のひとり。元の種族は人間(ノローアー)。
ビシャマルの魔術師団の一員として紀人レメスの捕獲にも参加したという。
古代から積み上げてきた魔法関連の知識量は「デルゴの図書館の書架」と呼ばれるほど。
彼女の知識には失われてしまった魔法や秘儀のそれも含まれる。彼女を召喚する者が
求めるのもその貴重な知識なのだが、代価として「同等に価値のある知識」を示さなくてはならない。

369言理の妖精語りて曰く、:2006/10/27(金) 21:13:30
【パンゲオン・ザ・ダンジョン】
時代、認識、解釈によって姿はさまざまに変わる。
その数ある解釈のひとつでは、これは「槍の砦」と呼ばれる。
紀元槍と呼ばれる謎の巨大槍が砦の中心から天に向かって突き出している。
内部は地獄と呼ばれる非常に危険な異界と繋がっており、砦の中だけ別の次元に存在している。
中に入ることは困難ながらも出来るが、触れるだけで全ての知識、快楽などが得られるという
砦の最上階、槍が砦の外と繋がる場所は、誰一人としてたどり着いたことがない。
まず砦に入ったら、最上階を目指すのはおろか、元来た道を辿っても砦から出られないということがあり、
挑戦して行方不明になった者は数知れない。
砦の一番てっぺんは、砦の外からは見ることが出来るが、実際にその場所までたどり着かないと本当はどうなっているか分からない。
砦の周りは幻惑を見せる霧が漂っており、砦を外から見るものを惑わすといううわさまである。

370:リーデ・ヘルサル語りて曰く、:2006/10/27(金) 21:28:35
>>365
彼の名は『路の王』。
キュトスの姉妹ヘリステラの対を為す、旅人の神である。

371言理の妖精語りて曰く、:2006/10/27(金) 23:58:50
【ゴルプスッド】
レストロオセの四十四騎士のひとり。元の種族はフルフミブァルム。
ジャッフハリム時代に西方から招かれたある武術指南役の息子だという。
メクセトに弱みを握られているらしく、この魔人の玩具たるダルスカームの下手糞な
召喚術に応じることを余儀なくされた苦労人。そしてダルスカームの悪行
に手を貸しオルマズ族をほぼ全滅に追いやった為に、カーズガンからも憎まれる羽目になった。

372言理の妖精語りて曰く、:2006/10/28(土) 11:07:28
【タバクシャラス】
又の名を八尺尺八のタバクシャラス。
レストロオセの四十四騎士のひとり。元の種族は鰭耳人。
鍛え上げられた肉体はまさに筋骨隆々、それでいて肉体美と機能美が共存する芸術的実存だ。
地獄に堕ちてなお、その輝きと煌きは失われていない。
彼に呼びかけるときの掛け声は「オッス!兄貴!」と決まっている。

地獄で最もァツーィ!漢として某三兄弟からも注目されているとかいないとか。

373言理の妖精語りて曰く、:2006/10/29(日) 11:41:07
【ハルハハール】
レストロオセの四十四騎士のひとり。元の種族はフェルケフェーナス。
小麦色の肌と青い瞳を持つ小柄だが美しい少年の姿をしている。
騎士の中でも珍しく精霊の出身であるためか、なかなか強大な力を持っている。
鰭耳人の中でもフェルケフェーナスを信仰していたアウマグ人の出であるタバクシャラス
に自分のことを崇拝させようと躍起になっているようだが…。

374言理の妖精語りて曰く、:2006/10/30(月) 10:32:37
ゴルプスッドの居城には城主が収集した膨大な数の剣がおさめられている。彼は剣好きの悪魔としてよく知られている。
たくさんの剣を所有することは彼の魂が地上にあったときから、それも幼い頃からの願いであった。
彼の両親は剣術師範として西方から招かれ、兵士達に剣の技を教えていた達人であったが、
息子にその才能は受け継がれず、そのためか両親との関係はあまり豊かなものではなかった。
彼自身も剣技の上達に関しては幼い頃から諦めを抱いていたが、『剣』という武器そのものには
並々ならぬ魅力を感じ、書庫に篭っては古今東西の剣や剣にまつわる伝説の本を貪り読んだ。
しかし現物に触ることは両親が許さなかったので悶々としていたそうである。

375言理の妖精語りて曰く、:2006/10/30(月) 22:14:13
【レストロオセ三十七騎士】

聖母レストロオセを守護せし三十七の聖騎士。
彼らの魂は今もなお、神と昇じたレストロオセに忠誠を尽くす。
この世を闇が覆うとき、かの戦士たちは再び地上に降臨しよう。

376言理の妖精語りて曰く、:2006/10/30(月) 22:34:34
【レストロオセの三十七騎士】にも辛い決断をしなくてはならない時があった。
例えば、それは仲間だと信じていた七人の裏切り者を討ち取ることであった。
彼らはそれらを乗り越えてきた。主君に過ちがみられるときは打ち首覚悟で忠言をした。
聖女レストロオセも、媚びや偽りとは無縁の騎士たちを信頼し敬愛した。

377言理の妖精語りて曰く、:2006/10/30(月) 22:42:49
レストロオセの三十七騎士は騎士の鑑、
レストロオセは主君たる者の鑑である。

378言理の妖精語りて曰く、:2006/10/30(月) 22:50:49
レストロオセの44騎士って地獄開放事件の度に何柱か出て来てそうよね。

379言理の妖精語りて曰く、:2006/10/30(月) 23:05:00
地上に出てきた“騎士”ゴルプスッドが紀人カーズガンに尻尾を切り落とされてる。
彼の元の種族は“蜥蜴”人の一種なんだけど、また尻尾が生えてくることは無かった。
蜥蜴と蜥蜴人はやっぱり全く別の生き物なんだろう。

380言理の妖精語りて曰く、:2006/10/31(火) 21:55:10
カーズガンの持っていた剣に、再生能力を停止させる能力があったとも考えられるんじゃないか?

381言理の妖精語りて曰く、:2006/10/31(火) 21:56:10
>>380
新解釈

382言理の妖精語りて曰く、:2006/10/31(火) 23:39:53
>>380
呪いの剣だなきっと。

383言理の妖精語りて曰く、:2006/10/31(火) 23:43:56
オルガンローデの剥落の鉤爪との関連が疑われる。

384言理の妖精語りて曰く、:2006/11/09(木) 10:03:38
チャカ大陸では本大陸がかつて『忘却の地』であったと語る伝説が多く存在する。
本大陸はある魔物の力によって、立ち入った者の記憶を根こそぎ消し去ってしまう
魔境と化したが、ある英雄がその元凶を断ち切ったので、元に戻ったという。

385言理の妖精語りて曰く、:2006/11/10(金) 01:07:11
【太陽の妖精騎士団】
妖精皇帝エフラスが失われた後に代頭したアヴロノの諸新王の一人・ハールが率いる軍団。
名前にある「太陽」は団長であるハールの名の語義が「太陽」であることと、
自身が新しい時代に輝く太陽にならんとするハールの野望に由来する。

ハールと共にフェーリムを生み出す(アヴロノをフェーリムに変える)技術を手に入れようと奔走し、
フェーリム『製造』技術を憎み闇に葬ろうとするヒャガン=アンらと何度も対決した。

386言理の妖精語りて曰く、:2006/11/11(土) 00:41:04
要約する能力

387言理の妖精語りて曰く、:2006/11/11(土) 16:13:21
それは噛み砕く能力であり、効率化の能力である。
引用を集めて、それを切り貼りするだけでは、いけない。」
と、私の姉はよく語っていた。
その姉が死んで今日でちょうど3年になる。
姉の結婚相手は別の女性と結婚し、姉の霊前を訪れることはない。
しかし二人の間に生まれた子はいいやつに成長し、こうして来てくれた。

388言理の妖精語りて曰く、:2006/11/11(土) 18:56:58
邪猫ディスノーマは邪猫ではなく邪描である。

邪描ディスノーマは邪描ではなく悪描である

悪描ディスノーマは悪描ではなく悪戯描である。

      ―――ゲシュタルトを崩壊させる呪文

389言理の妖精語りて曰く、:2006/11/11(土) 19:34:51
身の上話のような語りから一転して詠唱に転じる。
『ゲシュタルトを崩壊させる呪文』の特徴である。
前半にあたる『身の上話のような語り』は上記の
『要約する能力についてよく話していた姉が死んで今日で三年目になる。』
以外にも何種類か存在する。しかしながら誰が、どのような意図でつけたのかは不明。

390言理の妖精語りて曰く、:2006/11/12(日) 16:27:28
【猫の地球の最後の歴史】
猫の国の地球から過去の人類(ホモ・サピエンス)が絶滅した後に出現した
種族『手を持つ猫』の歴史を描く書。竜術師ゴルトルーヴェンが賢者の岩
の内部に隠された記述を秘術で読み取り、書き写したもの…という建前だが、
空想の物語とみられる。多くの作者が別々に創作したためか、互いに内容が
大きく違う版がいくつも存在する。

391ラグナロク:2006/11/13(月) 18:31:39
バルドル(バルデル)の死によって早められた、神族と巨人族の間に起こる世界終末戦争。太陽と月がフェンリルの子であるスコルとハティに飲み込まれ、
あらゆる命が巻き込まれ、あらゆる命が消える。相手は死ぬ。

392言理の妖精語りて曰く、:2006/11/13(月) 20:51:45
ってWikipediaに書いてあった

393言理の妖精語りて曰く、:2006/11/14(火) 01:18:40
まじでッ!?

394言理の妖精語りて曰く、:2006/11/14(火) 01:19:33
えっマジで

395言理の妖精語りて曰く、:2006/11/14(火) 12:09:46
Yuragipedia?

396言理の妖精語りて曰く、:2006/11/15(水) 22:10:55
レスカミーレは喜劇的なまでに不運な少女であった。
彼女の想像した不運はすべてがその身に降りかかる。

397言理の妖精語りて曰く、:2006/11/15(水) 22:56:26
コキューネーはそんな彼女を哀れんで、不運を想像しないように脳みそを洗ってあげようと思った。

398言理の妖精語りて曰く、:2006/11/15(水) 23:50:44
ガロヨンチョもまたレスカミーレに同情した。また、彼は物語の作者にもなりたかったので
彼女についていってネタでも集めようかと考えた。しかしガロヨンチョはしょせん
ガロヨンチョであり、一度目の不運に遭遇した瞬間にあらゆる気力が萎えてしまった。
さらに記憶力も良くなかったので、その後に通過した苦難も一月もすれば
ぼやけて概要すらろくに言葉にできない状態になるのだった。

399言理の妖精語りて曰く、:2006/11/15(水) 23:52:14
コキューネーの手術の結果、レスカミーレは【絶対楽天家】となった。

400言理の妖精語りて曰く、:2006/11/15(水) 23:57:54
「なあんて悲しいんでしょう!なあんて苦しいんでしょう!」
ノリも人格も何もかも、前とは違ってしまったレスカミーレを、
急に遠い存在に感じてしまったガロヨンチョ。そんな彼の心を
見通したかのように、カーズガン坊やは無言でロクゼン茶をそっと差し出す。

401言理の妖精語りて曰く、:2006/11/18(土) 00:05:34
各国に対応する守護戦乙女(『ジャスマリシュ論』より)
アロイ:アロイ=メルクール
トルクルトア:イルディクリーズ
ペルネー:ムーフォトール
北方帝国:ザイ=ラミス
竜王国:ザイ=ジャエト
彩国:ザイ=アーウォス
北辺帝国:リト=アーニスタ
ワリバーヤ:リト=ブラッセ
ペラティア:リト=ユディーア
ティシムガンド:ガロッド

402言理の妖精語りて曰く、:2006/11/18(土) 00:30:03
アウラ:フィーガルデ
リクシャマー帝国:リーデルサル
ロズゴール王国:カエム・ア・ロズゴール
ペウス:ラクラクマー
カリデ王国:ブルーティ
ステアト:フェロトヤイキト
ロクシア王国:メリム=メファイ

403言理の妖精語りて曰く、:2006/11/18(土) 19:37:21
トトリはトイッカト・ルダの塔を最後の砦として戦った。
彼には想い人がいたが、結局告白できなかったという。


http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/7039/1140459429/803

404言理の妖精語りて曰く、:2006/11/18(土) 19:51:58
>>403
トイッカト・ルダの塔は、ダルトカイットの塔とほぼ同義である。
第一次時空融合事件の際に出現した「虚物」。
元々はなかったはずなのに、歴史の書き換えによって「デコラ半島にある、世界最古の建造物」
ということにされてしまった。

405言理の妖精語りて曰く、:2006/11/18(土) 19:54:15
ちなみにダルトカイットの塔は以前存在しているので、
世界最古の建造物が全く同じ時期に二つで来たという奇妙な状況ができている。
そして誰もその事を不審に思わない

406言理の妖精語りて曰く、:2006/11/18(土) 20:01:19
テオサケルは言った。「まるで二通りの歴史書が同時に真実となっているかのようだ。」
その通りかもしれない。
この場合、「ディルメレン年代記」と「チク・シールの書」がそれに当たるのだろうか?
それとも「黒き髪の年代記」と「アルカェミスト」か?

407言理の妖精語りて曰く、:2006/11/18(土) 20:22:22
【ロネ版トルクルトア史】が欲しい・・欲しくてたまらない!
文庫版でどっかに売ってないかなー

by一文学少年(10)

408言理の妖精語りて曰く、:2006/11/18(土) 23:20:06
待っていればいつか必ず文庫化される……僕もそう信じてたさ。
でも現実は無情だった。
好きな作家に限って、ぜんぜん文庫化なんてされやしなかった。
分かったんだ。待ってるだけじゃだめだって。

だから……僕は決めたんだ。
僕自身が、自分の手で文庫化してやるって!

409言理の妖精語りて曰く、:2006/11/18(土) 23:28:48
図書館で読むだけでは満足できない?
その気持ち、わかるよ。
本という存在は美しい。ロネ版トルクルトア史の装丁は
とりわけよいものだった…見た目、手触り、何もかも。
自分の手元において愛蔵したくなる。
文庫版でもあのセンスを維持して欲しいと思う。

410言理の妖精語りて曰く、:2006/11/18(土) 23:31:06
ユヤ少年は世界中の書物を文庫化することに執念を燃やした。
彼の思想は、彼の死後も細々と、しかし色濃く受け継がれていった。

411言理の妖精語りて曰く、:2006/11/19(日) 10:45:03
【ダ・モン】
ラーカルの兄弟のメンバー。愛くるしいぽっちゃり系少年。
誤解されやすいが、菜食主義的サークル「草食動物の館」に
参加していることからもわかるように、肉は食わない質である。
好きな動物は馬で、作品にも馬を題材にしたものが多い。

出会うたびに「気持ち悪い。」と突っかかる馬刺し好きのトトリとは犬猿の仲。

412言理の妖精語りて曰く、:2006/11/19(日) 14:33:05
主な著作は「おれは汗血馬」など。

413言理の妖精語りて曰く、:2006/11/20(月) 22:47:04
謎多き男ツンデレーエフ。そのフルネームはウラジーミル・ミハイロヴィチ・ツンデレーエフといった。
露西亜風表記をするならばВладимир Михайлович Тундреевにでもなるのだろうか。
正直なところツンデレーエフ(Тундреев)部分の表記の正しさには自信が持てない。

414言理の妖精語りて曰く、:2006/12/11(月) 23:50:22
「燃える単眼」は第四大地から除去されるべきだと判断された。
彼を迎えに第一大地から四体のアウターがやってきて連れ去っていった。
「燃える単眼」の引渡しが比較的スムーズになされたことに関しては、
第四大地側の死者の働きによるところが大きい。

415言理の妖精語りて曰く、:2006/12/17(日) 11:46:24
お前に捨てられてから 俺はまるで
街角に張られた サラ金のチラシみたいだ
誰だって見向きもしない
それはそうさ
俺はお前に捨てられたんだから

お前のことを本当に愛していた
何もかもが壊れた今だって
お前への愛だけはあの時のまま
脳味噌の中に眠ってる
その完全さが
ますます俺を苦しめると分かっているのに

俺の耳から花が生えたら
お前の部屋に置いてくれるか
あの窓際の パラノイアックに白い写真立ての隣にさ
俺の耳から花が生えたら
お前は俺を見てくれるか
毎朝水をやって 琥珀色の瞳で微笑んでくれるのか
俺の脳味噌に埋め込まれた種が 花開いたなら

416言理の妖精語りて曰く、:2006/12/18(月) 10:07:10
ガットゥーゾ…
ドヴァが作り出した、史上最悪の兵器。
二つ名を絶氷の飼い犬。
ダークマターよりエネルギーが補給されることにより無限の稼動が可能。
それ以上のことは、私も知らない…

417言理の妖精語りて曰く、:2006/12/18(月) 15:03:50
ガットゥーゾ…?
芝食ってるところしか見たことがないなぁ。
ところで一昨日、林檎食べたら子供ができちゃったんだけど、
これ、どういうことなんだろね?
俺にもダークマターが内臓されてんのかな?

418言理の妖精語りて曰く、:2006/12/20(水) 06:10:34
【ahzhaldarnawt】

人間の人格に寄生する妖精。
非常に自己顕示欲が強いのが特徴的。
ほとんど繁殖することはなく、症例も少ない割に情報が多いのはそのせいか。
女王のように振舞う。また宿主を奴隷のように扱い、たいていの行動を抑制する。

クランテルトハランスの変種ともいえるが、ahzの(宿主を介した)発言には
もとは人間であったような節も見られる。
ahzhaldarnawt、およびahzという略称はahz自身でつけたという。
これを使わないとahzが激昂するため、避けるべき。

(カハリサイのすすめより引用)

419言理の妖精語りて曰く、:2006/12/27(水) 10:57:26
【紀元獣】
紀竜、猫、世界誕生以前に生きていた頃のパンゲオン、等のような存在達のこと。
紀神のペットとして飼われているものもいる。

420言理の妖精語りて曰く、:2007/01/04(木) 22:28:12
ベルグ・ア・フィリスの『生まれ変わり』の一人にボルダイル・オイロブがおり、
トルクルトアの都市ディルメレンで森羅万象の知りうる限りを詰め込んだ年代記を著した。
彼には多くの弟子がおり、ボルダイル・オイロブの死後、彼らはベルグ・ア・フィリスの
年代記とされる文書を収集しディルメレンに保存するようになった。
弟子たちはボルダイル・オイロブによる年代記と併せて、それらをディルメレン年代記と呼んでいる。

421言理の妖精語りて曰く、:2007/01/04(木) 22:53:58
【ディルメレン年代記】
ベルグ・ア・フィリスの生まれ変わりを自称する歴史家ボルダイル・オイロブが
トルクルトアの都市ディルメレンで、森羅万象の知りうる限りを詰め込んで書き上げた年代記。
ならびに、ボルダイルの死後に弟子たちが収集したベルグ・ア・フィリスの年代記とされる文書をまとめてこう呼ぶ。

年代記収集は弟子の代でも終わらず、以降の世代によっても行われている
(それもまた、ディルメレン年代記の一部とみなされる)。この結果、
ディルメレンの書庫に収められた量は膨大なものとなっており、
歴史の全てを網羅しているといっても過言では無いと言われるほどである。

422言理の妖精語りて曰く、:2007/01/05(金) 00:37:48
ハロハデルは魔人メクセトと永きにわたる闘争を繰り広げていると言われる。
ある時、彼は奸智に長けたメクセトに真実を伝えさせないために、己が胸の口を
縫って塞いだことがあった。そうした途端、彼はその力の多くを失ってしまった。
しかし糸を抜いて胸の口を開放すると、元通りの力が戻ってきたという。
このエピソードからハロハデルの力の大本を『真実』であるとする説が唱えられた。

423言理の妖精語りて曰く、:2007/01/05(金) 18:44:58
ウィンナーの語源は猫の国由来であるという。
猫の国に存在するとある都市は巨大な豚によって治められており、その豚の卵こそがウィンナーなのである。

424言理の妖精語りて曰く、:2007/01/05(金) 22:56:24
カリハサイにとって、その日は自らを崖に突き落とす日になる。
彼の飼い主が仕事を言いつければゲームは始まる。

漏れ聞いた知識だけで稚拙な言語魔術を組み、飼い主を絞め殺すゲームだ。

425言理の妖精語りて曰く、:2007/01/06(土) 00:02:00
しかし「蛇」カリハサイにとって「豚」である飼い主は天敵だった。
豚の厚い皮膚と強靭な脂肪はカリハサイの紡ぐ言の葉の毒素を通さないのである。

426言理の妖精語りて曰く、:2007/01/08(月) 14:36:58
「歴史の全てを知る必要はない。必要を感じるのでなければ、知ろうとしなくてもいい。
目にとまった歴史から、新しく世界の記述や記録を始めればいい。神話は何も要求しない。
膨大さを重荷に感じなくてもいい。矛盾も食い違いも大歓迎、むしろ推奨。
まー、とりあえず、かるーくいきましょう。」―――ボルダイル・オイロブの弟子

427言理の妖精語りて曰く、:2007/01/08(月) 14:46:50
とは言うものの、かるーくいくことは逆に大変なのであった。『肩の力を抜け』
という言葉が存在するのも、肩の力を意識して抜くことがなかなか難しいからなの。
だからまず私がアルセスが神であることを否定するの。
ウィプロポパネポ・ツムヌムオベキョはハルバンデフの毛をじかに剃ったわけではなく、
彼が脱いだ兜とか帽子とかから体毛を回収したの。
メビウス・ゼロは本当はクラインフィニティが好きなの……

428言理の妖精語りて曰く、:2007/01/12(金) 21:57:16
【猫の国のバベルの塔】という伝説がある。
伝承により細部は様々な違いが有るが、多くに共通するのは以下の内容である。

――猫の国において、バベルの塔と呼ばれる巨大な塔を建設する計画があった。
――しかし、人間達の技量が足りなかった為に失敗、塔は崩壊し言語が乱れた。

なぜ我々の国と共通する【バベル】という名詞が使われているのか、
塔の崩壊と言語の混乱にどんな因果関係があるのか、など疑問は幾つもある。
しかし私の考えるその最たるものは、『何故猫の国の話なのに主役が人間なのか』、ということだ。

【猫の国】が舞台であると明らかにしておきながら、その主役を当然の様に人間であると伝える。
これは非常に不自然であり奇妙なことである。
これは果たして何を意味するのだろうか?

429言理の妖精語りて曰く、:2007/01/12(金) 23:26:58
仮面の国、チャンカル。
底に住まう人々を、チャンカリアと呼ぶ。

又、匿名を希望する時、チャンカリアを自称する場合がある。

430言理の妖精語りて曰く、:2007/01/12(金) 23:47:04
チャンカルは巨大な盆地に位置する都市。
中央底辺域に住まうチャンカリアと、周辺高層域に住まうチャンカロス。
同様の仮面をつけて出自を隠そうとも各々の能力差により隔意は生まれる。
嫉妬、軽蔑。
それらが無言のままに住人を分断する。

431言理の妖精語りて曰く、:2007/01/14(日) 22:45:33
ハルバンデフの軍旗は獅子の首を掲げた巨人を象ったものであった。
そして一説によれば、この巨人こそがメクセトであるという。
つまり、彼はハイダル・マリクを一夜にして滅ぼしたという人物を軍旗とし、自らをメクセトの後継者としたというのだ。
この説が本当ならば、草の民がハイダル・マリクの子孫を称している(ただし、そうではない地方もある)のに対して、かなり挑戦的な軍旗をハルバンデフは用いていたことになる。
彼の持つ、自らの出自の民である草の民へのルサンチマンは深いものがあったのだろうか?

432:リーデ・ヘルサル語りて曰く、:2007/01/15(月) 17:47:03
注:このテキストは、新史暦2029年10月20日に発刊されたウィークリィエーラマーン第47号に掲載のラース・アッカード氏のコラムを一部抜粋したものです。


人の痛みが分からない、という言葉を耳にする。
先日わが国で起こったバラバラ殺人事件に対する反応である。
年端も行かぬ少年が「キレた」。家族の言葉に怒り、殺してしまったサストーの事件、友人を喧嘩の末に殺し、首を切り取って隠したボーリングの事件。連続したセンセーショナルな事件は国民の眉を大きく歪ませた。
そのニュースを見た祖母が言う。テレビやゲーム、マンガの影響で、してはいけないことが分からなくなっている、と。
それを聞いた私は、あることを連想した。
それらの事件に続く、ある悪いニュースである。

独裁者アルセスが処刑された。10月4日に下された判決は死刑。かつての独裁者は数億の資金を掛けた裁判にも関わらず、異例のスピードで処刑されたのだ。
だがこの行為はむしろわが国の首をさらに締めたものだとしか思えない。
上がっている声は、アルセミア王国の強権的な態度に対する批判だけではない。
かつての支配者アルセスを、被支配者であったトカゲ人たちが殉教者として扱いつつある。
アルセスの暴虐は精霊賜教徒やラカジン派の住民の焼き討ちや緑葉の民達への虐殺に表わされている。彼の暴君ぶりは言うまでも無く死刑に相応しいものであり、結論自体は納得の行くものだった。
だが、裁判が短すぎると、彼ら被害者は言う。
アルセスの犯した罪は数知れず、全てに完全な判決を下す事は出来なかった。
彼らはそれに怒っていた。
もっと徹底的な裁きを。神の、精霊の裁きを。
嘆きの声はアルセミアには届かず、ハンセでは東西に分裂した民族紛争が今だ継続中だ。
実際の所、アルセミアはアルセスを捕らえろと叫ぶばかりで本質的な解決策を何一つ行ってこなかった。
調停軍はまるで機能していない上、擁立されたトカゲ人の王はただの傀儡に過ぎず、現地住民の自治などまるで望めない。
アルセミアはアルセスのゲルシェネスナ保有を口実に戦争に踏み切ったものの、その目的は何時の間にかアルセスの打倒にすりかわっていた。
それが、根本的な間違いだった。むしろ事態は悪化しているのだ。独裁者アルセスによって纏め上げられていたハンセは統率を失って混乱の中に叩き落された。
これは、アルセミアが抱える資本主義のイデオロギーの、歪みが生んだ結果でもある。
すなわち、分かりやすい目標設定と、それに伴う最良の結果の提示である。
競争原理を支えるその思考は耳に心地良い。それは国民の思考停止を招き「安全欲求」を刺激する。
アルセスを倒せば何もかもが上手くいく。諸悪の根源はアルセスである。
左様、諸悪の根源は確かにアルセスかもしれない。
だがしかし、根を倒した所でそれが吸い取った養分は戻らず、倒れた茎や葉は大地に横たわり周囲の植物の生長を阻害する。
アルセミアがすべきは、まずアルセスという老木の周囲を良く見渡し、安全を確認してから伐採するということではなかったか。

同様のことを、私はそれとは乖離した、卑近な世間で感じていた。
バラバラ殺人が最近になって連続した。世間はそれを不安に思い、その原因を探した。
槍玉に挙げられたのはマンガやゲームなどの娯楽メディアだ。
暴力的な表現が倫理感の発達を妨げる。現実と虚構の区別がつかなくなる。
成る程、確かにそういった事が原因で人を無残に殺すこともあるかもしれない。
ところで、人をバラバラにして殺す理由はなんだろうか。
いくつか挙げられる。
まずは隠蔽する際、持ち運びや隠すのに便利だからという理由。
あるいは、相手が憎いからという理由。
そして、楽しいからという快楽殺人の場合もある。
勿論これら全ての原因が娯楽メディアにあるわけではない。
だが、昨今の表現の規制運動には、それさえ無くしてしまえば問題が解決する、というようなニュアンスが暗に読み取れなくも無い。
その安易な結論、思考停止の態度こそ、このアルセミアという国の歪みなのだろう。
仮に表現が規制されたとしても、残虐な事件は無くならない。減るかも知れないが、根本的な解決はなされない。
「腫瘍」があり、それを切除さえすれば病は癒される。そんな思考が蔓延れば、転移した腫瘍は必ず我々に害を及ぼすだろう。

433言理の妖精語りて曰く、:2007/01/19(金) 01:21:05
その頃【蛇】カリハサイはゲームに負け、埋められていた。

勝てないはずがなかった。
彼の側にチェックメイトされるキングはなかった。
故に負けようがなかった。勝てない、だなんてありえない。

彼の作った言語魔術は、「錠だけ」の呪い。
飼い主が、錠を開けられなければ彼の勝ち。
開かない錠などあるものか、そう言って飼い主はゲームを受けた。

錠そのものに鍵穴はあれど鍵はない。作っていないものはない。
だが作れないかは確認しなかった。
試すまでもなく彼には作れなかったから。

鍵は、錠を開ける者の名前だった。
開かない錠を開ける者はいないが、開く錠を開ける者はいる。

そうして彼はゲームに負けて、埋められて、三日後に息絶えた。

434言理の妖精語りて曰く、:2007/01/20(土) 02:44:59
【混沌】というサークルがある。
【秩序】というサークルがある。

【混沌】も【秩序】も、神や人間を問わず様々な要素によって構成される。
【混沌】と【秩序】の勢力が均衡することで、この宇宙は安定を保っているのだ。
これが宇宙の真実。そう宇宙の真実。

435言理の妖精語りて曰く、:2007/01/20(土) 21:12:48
たとえばほとんどの竜は【混沌】に属するし、
ほとんどの猫は【秩序】に属する。

鈴国の始祖は【混沌】に属する紀人で、
義国の始祖は【秩序】に属する紀人だ。

アルセスは【混沌】と【秩序】の両方にコネを持っている。
セラティスも同様だ。

キュトスの姉妹の何人かは【混沌】との関わりが深く、
また別の何人かは【秩序】との関わりが深い。
たとえばタマラは【混沌】に影響力を持っているし、
ニースフリルは【秩序】からの援助を受けている。

436言理の妖精語りて曰く、:2007/01/22(月) 17:25:42
【バベル兄妹】
兄妹とあるが、一人の存在。兄と妹が混沌の力により、不均衡な形で融和されてしまった。
それまでは二人は仲が良い訳でも嫌いあっているわけでもなかったが、肉体のみならず
精神も融和したことで、互いの考えていることが見られたくない部分まで晒されることになり、
強烈な不快感と違和感を感じている。また複数の感情や思念が入り混じるため、
どちらかの精神が興奮したり衝動にかられると、もう一方も意識が混濁してまともな思考ができなくなる。
兄妹ともどもこうなるくらいならいっそ相手に消えてほしいと考えているが、
元の状態に戻るために全ての混沌を宇宙から追放する、という目的に関しては一致している。
そのためにバベル兄妹は秩序の者達を混沌との戦いに駆り立て、大きな力を与えて勝利に導こうとする。

437言理の妖精語りて曰く、:2007/01/22(月) 17:47:05
アイ・バベルとダイ・バベルは仲良し兄妹だようぜ

438言理の妖精語りて曰く、:2007/01/22(月) 20:40:13
クロウサー家は一つの『家』と呼ぶには巨大過ぎる集団であり、
その内部はさらに複数の血族に分けられる。そのなかで最も
有力とされるのが『蹄鉄の四血族』である。この蹄鉄は地獄における
クロウサー家の庇護者であったダウザールの愛馬の蹄鉄を表す。
かつてレストロオセの軍勢がダウザールの領土を襲撃した際、
ダウザールとは殺され、その愛馬も犠牲となった。
彼を敬愛する四人の術師は遺品として馬の蹄から蹄鉄を取り外すと
それを持って地上を目指し、到達した。
そして地獄から生還した四人は四つの血族の祖となった。

439言理の妖精語りて曰く、:2007/01/22(月) 20:47:10
『蹄鉄の四血族』の紋章は、それぞれ、翼持つ者クロウサーの四つの特徴
「巨大で白い翼」「下界を見下ろす金の眼」「四つの関節を持つ長大な右腕」
「黒い帽子を持つ左手」に蹄鉄を組み合わせたものとなっている。

440言理の妖精語りて曰く、:2007/01/24(水) 22:08:22
【ゾラの血族】
『蹄鉄の四血族』の一つ。地獄から自分の生命と
魔王ダウザールの愛馬の蹄鉄を持ち帰った四人の人物の一人・ゾラを祖とする。
ゾラの血族の紋章は彼女が持ち帰った蹄鉄と翼持つ者クロウサーの特徴の一つ
「白き巨翼」をモチーフとしている。

『風使い』リーナ=ゾラ・クロウサーはこの血族の出身である。

441言理の妖精語りて曰く、:2007/01/24(水) 23:38:53
『絶対制空権』リーナ=ゾラ・クロウサーはかるくてうすくてぺったんこ。
・・・・・・ではなく、空という概念を掌握する事が出来る言理魔術師。

442言理の妖精語りて曰く、:2007/01/24(水) 23:55:49
天空神シャムザル「ああ、そのまま、がっしり、掌握してくれ……。」

443言理の妖精語りて曰く、:2007/01/25(木) 00:41:01
凪の砂漠は飛行機レースが盛んだ。
岩塩のみっしり詰まった滑走路から飛行機が飛び立つ。

444言理の妖精語りて曰く、:2007/01/25(木) 14:27:09
【マウザの血族】
『蹄鉄の四血族』の一つ。地獄から自分の生命と
魔王ダウザールの愛馬の蹄鉄を持ち帰った四人の人物の一人・マウザを祖とする。
マウザの血族の紋章は彼が持ち帰った蹄鉄と翼持つ者クロウサーの特徴の一つ
「地表を眺める金の眼」をモチーフとしている。

445言理の妖精語りて曰く、:2007/01/25(木) 16:31:24
クロウサー家の『蹄鉄の四血族』が用いる魔術はそれぞれ異なる特性を持っている。
特性はそれぞれの血族が掲げる紋章に対応したものとなっており、例えばゾラの『白き巨翼』ならば空に関連する魔術、マウザの「地表を眺める金の眼」ならば見鬼や霊視、千里眼などである。

446言理の妖精語りて曰く、:2007/01/25(木) 17:16:01
エジーメの「黒い帽子を持つ左手」は付加の魔術を特性とする。
翼持つ者クロウサーがその左手にある黒い帽子を他者の頭にかぶせる時、
帽子を被せられた者は新しい力と役割を付加されたという。

447言理の妖精語りて曰く、:2007/01/25(木) 20:26:38
【ガレニスの血族】
クロウサー家で最も有力とされる『蹄鉄の四血族』の一つ。地獄から自分の生命と
魔王ダウザールの愛馬の蹄鉄を持ち帰った四人の人物の一人・ガレニスを祖とする。
ガレニスの血族の紋章は彼が持ち帰った蹄鉄と翼持つ者クロウサーの特徴の一つ
「四つの関節を持つ長大な右腕」をモチーフとしている。

448言理の妖精語りて曰く、:2007/01/25(木) 22:19:37
ガレニスの血族の「四つの関節を持つ長大な右腕」は武力の魔術を特性とする。
クロウサーの定めた鉄の掟に従わぬ者の首を刎ね、彼女の領域を侵した者たちを駆逐する破壊の力は、百の神々を殺したと伝えられている。

449パンテクウトリの悲劇:2007/01/27(土) 00:59:23
ガレニスの血族でありながら、クロウサー家の血族魔術の能力を全く持っていなかったパンテクウトリ。
彼は周囲の人間を見返してやろうと、十四歳の時にレストロオセの四十四騎士の一人、ミシャルヒを喚起した。
ミシャルヒの幻術により彼を虐げていた一族達は大半が惑わされ、パンテクウトリの下僕となった。
しかしその状況に危機感を覚えた他の三血族はパンテクウトリとミシャルヒの排除を決意、各血族から選りすぐりの精鋭たちが彼らを討伐しに派遣された。

450言理の妖精語りて曰く、:2007/01/27(土) 02:07:14
これがクロウサー家の四分の一の血族が死に絶えた、後にパンテクウトリの悲劇と呼ばれる事件の発端だった。

451言理の妖精語りて曰く、:2007/01/27(土) 12:15:53
最も有力だった「蹄鉄の四血族」の一角が崩れ、新たな勢力が台頭した。
大地の精霊を従える【ローディッシュの血族】がそれである。
しかし同時にその他の血族達もガレニスの血族の後釜に座ろうと勢力争いを始めた。

452言理の妖精語りて曰く、:2007/01/28(日) 17:56:14
義勇軍ブリュンヒルデは、新史前2760年頃にハイダル地方コニグ県のルドレセ寺院において結成された。
一番隊、二番隊、三番隊の三つの隊によって構成されており、各隊は当時務めていた隊長の名を取って、
グラム隊、ノートゥング隊、バルムンク隊、と呼ばれていた。
また、総隊長であったアルメ・グラムは、神に匹敵する力を持つ紀竜の一である焔竜メルトバーズに対抗する為、
自らの実弟であるソルダ・グラムに、神滅ぼしの武具の探索を命じていたと言われている。

453言理の妖精語りて曰く、:2007/01/29(月) 21:00:30
「その槍……」
「あぁ、何でも天の階段跡から見つかった1032英雄の一人が使ってたっていう槍らしい、
 名前は確か……何だったかな……」
「……コルセスカ……」
「ああ、そうコルセスカだ、よく知ってるな」
「まぁ……」
「しかし、コルセスカ、ねぇ……」
「……?」
「いや、神すら滅ぼすほどの武器って割にさ、何か綺麗な響きの名前だよなって……」
「…………」
「まぁ、この槍は何の力も持たない偽物だったみたいだけど……って、どうかした?」
「…………別に……」
「……何か俺、変な事言った?」
「…………別に……」
「………………」
「ぁっと……そ、そろそろ街が見えてきたな…
 結局、武具は見つからなかったし、姉貴にはどやされるだろうなぁ」
「……お姉さん?」
「うん、ブリュンヒルドの頭やってるんだけど、知ってる?」
「元ケーニッヒの姫君アルメ・L・グラム、メクセトに裏切られ義勇軍を立ち上げたという……」
「ほんと、よく知ってるな、流石は魔女」
「…………」
「ま、寺院に着いたら、あんたにも紹介するよ」
「えぇ……」

454言理の妖精語りて曰く、:2007/01/29(月) 22:27:27
「………〜」
「お、なんだよ、急に鼻歌なんか……」
「…………別に……」
「(この槍の話してから機嫌がいいような……?)」


姉と再会する時が楽しみ。ソルダ君早く気付いてw




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