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上条さんと美琴のいちゃいちゃSS part29

991■■■■:2017/08/22(火) 17:48:30 ID:sNgvZax.
私も立ち上がり当麻の顔を見つめる。
「馬鹿当麻・・今更よ・・地獄の底まで一緒に生きましょう」
当麻は私の事を抱き寄せ、はっきりした言葉を私に告げる。
「何があっても美琴を守る」

「ありがとう」
「でも」
「当麻・・できない約束はしなくてもいいわよ」
私はにこにこ当麻の顔を見つめる

「え?」
「当麻が、困った女の子の不幸を見逃せないはずはない」

「私の事は気にしなくていいわ」
「自分の身とその周りの世界くらい自分で守る」
「そのために必要な準備は全部なし遂げた」
「そのうえで私も当麻と一緒に困った女の子を助けるわよ」
「そのために私がやれることはなんでもやる」

当麻は強く私の肩を抱きしめ始める。
「美琴・・ありがとう・・」
「だけど・・俺の気持ちは本気だ・・」

「美琴はいつも体を張って俺を助けてくれた。」
「命の恩人と思っている。」

「それだけじゃない」
「美琴は俺にとって一番大事な女性だ」
「もう俺の為に傷ついてほしくない」

「当麻・・」

「それは私も同じよ・・」
「私だってもう当麻に傷ついてほしくない」

「美琴」
「当麻」
当麻が私の髪を意外に柔らかな手つきで撫でる。
「美琴にはかなわないな・・」

「美琴のおかげで生活もすっかり安定したし、成績も上向いている」
「俺の周りのトラブルだって随分減った」
「本当に感謝している」
「それに・・もう・・美琴なしには俺は生きていけない」
「だから・・自分の事を大事にしてほしい・・」

私は・・心の底から喜びがこみあげる。こんなにはっきり大事にされたのは初めてだ。
「それと」
「つまんないものだけど、俺の今の気持ちを美琴に形で伝えたい」
「え?」
当麻はポケットから、小さなきらっと光るリングを取り出す。
「美琴・・多分サイズはあっていると思う」
「これは俺の気持ちだ」
「え?」
当麻が私の指に指輪を嵌める。
「当麻・・ありがとう」

「常盤台のお嬢様には安物かもしれないけど、俺の今の気持ちだ」

「値段なんか関係ないわ。本当うれしい」
「大事にするわ・・」

「俺は今まで自分は不幸な男だと思ってきた」
「右手の幻想殺しがあらゆる幸福を打ち消していると勝手に思い込んでいた」
「でもこうして俺の為に命さえ懸ける美琴に出会った」
「俺は・・不幸なんかと言ってはいけないと思うようになった」
「今の俺はとっても満ち足りた気分だ・・それも美琴のおかげだ」

「美琴」
「俺はこの通り日常の世界ではまだまだ至らない存在だ」
「日常の世界では、能力・学識・財力全部美琴の足元にも及ばない」
「だけど、俺は必ず美琴と一緒に幸せになる」




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