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上条さんと美琴のいちゃいちゃSS part29

988■■■■:2017/08/22(火) 17:46:31 ID:sNgvZax.
「ですから・・なんでも仰ってください」
「私は、死ぬまで御坂美琴の懐刀として微力を尽くします」
「本当にいいの?私なんかに人生を捧げて」

「お姉様・・謙遜のしすぎも時には嫌味になりますわよ」
「お姉様は・・学園都市3位の御坂美琴は、私から見て仰ぎ見る存在なのですから」
「黒子・・本当にいいの?」

「黒子・・アイツの不幸体質は半端じゃないわよ」
「そんなことは分かってますわ・・」
「黒子もつられて不幸になるかもしれないわよ」

黒子は満面の笑みで私の手を握る
「ですが・・私が見込んだ御坂美琴は必ずや成し遂げますでしょう」
「常盤台の超電磁砲が本気になってできないことなんてありますか?」
いろんな感情がないまぜになった私は涙腺がゆるみ始める

「黒子・・本当に・・ありがとう」
私は、2年弱学校でそして数多の事件で私を支えてくれた最高のパートナーの肩を抱き寄せ抱擁する。私より約10cm以上小さい黒子の体を包み込み、その吐息を感じる
「これからもよろしくね、黒子・・」
「お姉様・・」
私と黒子はしばらくお互いの体温を感じながら、最後の学寮に名残惜しく佇んでいた。
ここの濃密なたった2年弱を私は死ぬまで忘れることはないだろう。
「じゃ・・いこうか・・私の卒業式」
「ええ」
・・・・・・・・・・・・・・・
10時30分

10時から始まった卒業式は議事次第通りに淡々と進む
再建されより、立派になった荘厳な講堂で父兄、政財界の要人、学園都市幹部が
列席し、厳粛な雰囲気の元、挙行される。
理事長や、統括理事の挨拶の後、卒業式のメインイベント、在校生挨拶を終える

在校生代表の白井黒子が、聞く人が聞けば私へのエールであろう文面をせつせつと
読み上げる。
それにしても‥私は幸せ者だ・・
レベル5として、周りから距離を置かれ、学校の中で畏怖されつつも、どこか浮いた
存在だった私を、今のような社交的な性格に変えてくれた白井黒子

白井黒子との濃厚な2年間の記憶は忘れることはないだろう。

そして・・私は卒業生を代表して、卒辞を読み上げる
原稿なんてない。一言・一句私の想いを、読み上げる

「親船統括理事長様、その他ご来賓の皆様、ご父兄、そして未熟な私達を暖かい目
で育ててくれた理事長、校長先生以下教職員の皆様本日は御多忙中の中、私たちの
68名の卒業式にご出席いただきありがとうございます。日頃の」

私は、淡々と常識的な枕詞から話を始める。この辺は熱波事件以降常盤台を代表する
生徒として何度もこなしたことなのでなれたものだ。

だが・・ここからのパートはかなり刺激的な話になるだろう

「この学校でレベル5になり、個人の身で戦略兵器として取り扱われ、教育
指導の模範とさえいわれた私は、自分にできないことはない、自分は万能
だと思いあがっていました」

そう・・あの一方通行に会うまでの私はそうだった。
能力実演デモでのロシアの核ミサイル阻止、レベルアッパー
事件、八段階の目の赤事件、テレスティーナ事件、数多くの事件を自分が中心になり
その事件を解決した。その中で自分の力と能力に過信が生じたことは否めない。

「そんな天狗になっていた私は、ある出来事ですべてが一遍しました。
8月のある日私は、ある事件に巻き込まれ、死を覚悟しました。世の中に絶望し
自分の命を絶つことさえ覚悟しました。」

この辺は会場がざわざわし始める。いやはっきり言って驚愕な話だ。あの御坂美琴が
学園都市の教育成果のお手本さえ言われる御坂美琴が、自殺さえ考えていた?
この模範生は何を言い出すんだ・・そんな空気さえ漂い出す。

「そんな私はある人に救われ、それ以来私のすべてが変わりました。。




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