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上条さんと美琴のいちゃいちゃSS part29

985■■■■:2017/08/22(火) 17:41:25 ID:sNgvZax.
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ひととおり一方通行との会話を終えた、私は当麻の肩へ抱き着く
「当麻・・今日はありがとう」
当麻の肩がいつもより暖かく感じる
「美琴・・よく我慢したな」

「ものすごい規模の雷雲呼び出したけどね」
当麻が若干ひきつった顔で私の顔を見つめる
「はは・・アレ全部落ちたらどうなった?」
「関東地方のすべての送電網や電子機器が誘電で再起不能になったかもね・・」

「美琴・・そうゆうのはほどほどのにな」
私はけらけらと笑う。そして一言当麻へ告げる
「ええ・・もう2度としないわよ」

私は、当麻の手を握り、ちょっと甘えた声で頼んでみる
「今日は帰りたくないな・・」
「いいのか門限は?」

「今日くらいいいでしょう」
「え?」

「今日は当麻と離れたくない」
「そうか・」
当麻と手をつなぎ、私は学寮へ向かう

正直何も解決してはいない。

私は、あの不愛想な男を許せない。それは変わらない。だけど・・あの不愛想な
男にも矜持があり、私の本気の能力を見てもチョーカーに手を伸ばさなかった
その事実に、私は心を打たれた。

正直それがどうしたと言われれば、私にも答えようがない。
だけど、一方通行にもそれなりの覚悟を感じた私の心にもはや憎しみなんてない。

妹達の問題は、未来永劫私とあの不愛想な男にとって付きまとう問題だろう。
そして目の前で自分の分身が殺された事実は決して忘れる事なんてできない

だけど、そのことを思い悩んでも仕方がない。
今は、残された妹達をしっかりと守る。そのために自分が強くあらねばならない。

多分あの色素が足りない男も同じだろう。
そして、その重たい十字架を背負って生きていく事を今私と手を繋いでいる
男も少しは分かち合ってくれるだろう。

いつの日にか、クローンである妹達を公開できる日が来ることを信じて
そんな学園都市を作れるように私は懸命に生きていく

だけど、今の私は決して一人じゃない。

それに食蜂も、何より当麻が支えてくれる。
だから・・私は迷わず自分の信じた道を突き進む。

当麻は約束してくれた
「御坂美琴とその周りの世界を守ると」
もちろん私はただ守られるだけのそんな弱い存在は御免だ

「当麻、御坂美琴とその周りの世界を守るなんて約束覚えている?」
照れくさいのか当麻は、苦笑いで答える
「え・・まあ・・ねえ?」
「だけど・・美琴を守る必要なんてあるのかね・・」
「ええ?」
「窓のないビルを生身でぶっ壊す御坂美琴をさ・・」
「正直俺の方がまもってもらいたいくらいだ」
「だけど・・俺はいつも何が有ろうと美琴の味方だ」
「ありがとう」

今日は久々にゆっくり寝れそうだ。当麻の暖かい背中と一緒に

続く




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