したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

上条さんと美琴のいちゃいちゃSS part29

965■■■■:2017/06/09(金) 11:42:10 ID:05tsRUL.
私は、決裁番号順に書類を並べ、既決箱へ収納し金庫へ入れる。
私は更衣室で当麻が選んでくれた秋物の白のスーツと、黒のタイトスカートに5㎝の
ヒールに履き替え、当麻の腕に自分の腕を絡ませる。
「当麻‥待たせたわね、じゃ帰りましょう」
「美琴・・見違えるように綺麗だな」
「あら嬉しいわね・・」
私は一瞬で元通りになった右腕を抱きしめ、屋上へ向かう。
ドローン試作機でマンションの駐車場へ向かうためだ

「垣根の件ありがとうね」
「え・・」
当麻は納得していないようだ。だけど私は当麻に何度も救われた・・
「あそこで当麻がこなければ私は垣根を捻りつぶしていた」
「本当にいつも助けられてばかり」
ドローンの座席で私は当麻に肩を寄せる。
「本当頼りない風紀委員長よね」
「こんなんで学園都市の学生の頂点なんて言えるのかしらね」
「美琴・・」
当麻の顔が曇る。私は後悔してしまう。
(あ・・少し言い過ぎた)
「御免・・少し弱気になった」
「大丈夫よ。当麻・・私は」

私は、膝を密着さえ、婚約者の体温を感じる。
「私は・・強大すぎる力に正直どうつきあったらいいかまだよくわからない」
「封印を解除した後、こうやって、民生機器を開発したり、風紀委員長をやったり、
結局自分に向き合うのが怖かっただけだと思う」
「だけど・・いつかはその力に真正面から向き合わなければならない」
「当麻・・私に勇気を頂戴」
「臆病な私が現実に立ち向かうには当麻の助けが必要」
こうやって・・今は当麻の傍にいること、当麻の温もりを感じることが、私に安らぎ
を与えてくれる。
「お願いね」
その晩私は、時間の許す限り、当麻の温もりを寝所で
感じながら、一晩を過ごした。

続く




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板