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上条さんと美琴のいちゃいちゃSS part29

962■■■■:2017/06/09(金) 11:26:56 ID:05tsRUL.

「最終的には、テメエの愛人を守るためだけにな」
(もう・・我慢できない・・)
「それがどうかしましたか?」

「は・・つまんねえ奴だな・・」
「殺せよ」
「は・・テメエにはできねえか?どうせ口だけで・・また液体ヘリウムにつけるだけだろう?」

「辞世の句は終わり?」
「じゃ・・そろそろ・・処刑しましょうか?」

「ま・・まってくれ・・」
「何を?」

「御坂美琴さん、貴方に従えば・・」
「心にもないことはダメ・・」
ばっさり切り捨てる。
「ご希望ならどんな死に方も選んでいいわよ」
「さあ、ご希望は・・?」
私は、この危険物を最小の労力でどうやって「消滅」させるか演算を始める。

自分が貶されることはどうでもいい、だが、この危険物を、明らかに私や当麻に敵意
を示しているものを放置できない。それに・・どうせ私の手は汚れている。
あの夏に日に75億人を殺した事実は消えない。だったら当麻の不幸になりそうな原因をあらかじめ断つ

だが・・
「美琴」
「え?」
インカムから思わぬ人物からの、声を聴き私は動揺する。
「美琴、いかなる事情にせよ美琴が手を汚すのはダメだ」

「え?」
「はっきり言って釈迦に説法だけどさ・・」
「風紀委員長が法の裁きを無視するな」

「当麻・・」
「それに・・少しは俺の事を頼ってほしい」
「な・・?」

「まったく‥当麻は」
私は電磁レーダーに当麻の影を感じ、後ろを振り返る。
「でも・・本当にありがとう・・」

「なあ美琴・・」
「俺のために人を殺そうなんてもう考えるな・・」
「美琴の力は簡単に人なんて壊せる。だからこそ簡単に力をふるってはいけない」
「思いつめるな・・」
「一人で全部片付ける必要なんてない・・美琴の重荷は俺も背負う」
「だから・・ここは俺に任せてくれ」

私は、当麻の申し出に赤面する。自分で問題を解決するつもりがまた当麻に助けられた。

「ごめん・・私またテンパっていた」
「謝る必要なんてない。美琴はいつも俺を助けてくれているじゃないか・・」

「だから・・今回は俺が美琴を支える」
私は、またもや当麻に救われた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

美琴は、この場を立ち去り、いまここにいない。
美琴は、去り際に、「今の当麻に未元垣根もどきなんて敵じゃない」なんて
いいつつ立ち去った。

バレーボールは、美琴が何かの力場を解除したせいか、膨張を開始し、通常の人サイズへ回復している。俺はその未元垣根に対峙している。

しばらく無言で対峙していたが、均衡はやがて崩れバトルになる。

俺は、垣根へ突進するが・・すんでのところで垣根もどきは俺を躱す。




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