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上条さんと美琴のいちゃいちゃSS part29

960■■■■:2017/06/09(金) 11:19:54 ID:05tsRUL.
「お疲れ、ちゃんと5分前行動身についてきたわね」
「美琴こそ、多忙なのにえらいな」
美琴は俺の左手を握り話かけてくる。
「私の事はともかく当麻が身についてきたことが嬉しいわ」

「じゃ・・今日は・・実用実験用無人ドローンでいきましょう」
「ほう?」
美琴は長点上機大学院が民生用に開発した、2人用小型無人ドローンへ俺を案内する。
「私の研究所と長点上機大学と浜松技研工業が外部へ商業販売を予定している
ドローンよ」
「へえ?・・こんなのが空飛ぶのか・・?」
「まあ発売予定は2年後だけどね・・」

「じゃ行きましょう」
音声認識プログラムが行先を認知し、風紀委員本部へ向かう。
学園都市の低空150mを、自動車ほどの速度で進む。
「へえ・・結構楽しいものだな」
「いいでしょう?信号機もないからすいすいよ」
俺が学校でつまんない課題で四苦八苦していることと比較してこのチートな
婚約者は遥か先を進んでいる。
「オートモードでAIがローターを制御し、時速約100kmで進むわ」
「交通渋滞も、地形も関係ない」

約数キロを3分ほどで移動し、風紀委員の本部へ到着する。
所定の駐機場にドローンを着陸させる。この間美琴は一切コントローラ
を弄ることもなく、完全自動制御で数ミリ単位の誤差もなく着陸する

「もう売れるレベルだな?」
「そう技術だけならね・・問題は法制度や価格と特許と販売網よ」
「え?」

「意外に商売は難しい・・かな。各国の法制度、規制、利権、
下手すればリーバスエンジニアリングで
外部企業がパクるリスクもある」
「学園都市へ特許収入が入るように仕組みをつくりつつ販売するのは結構面倒なのよ」
(見えている世界が違う・・超能力者超荷電粒子砲はここまで違うのか・・)

「なるほど・・さすが統括理事会の兵器開発部長だな」
「そう?」
「当麻はまだ普通の高校生、私は大学院生・・まあその辺はそのうちわかるわよ」
「焦る必要なんてない」
夕日に照り返された美琴の笑顔がとてもまぶしかった。

・・・・・・・・・・・・・・
私は、久々に風紀委員本部へ出勤する。そして10月1日に大学院生になったことにより
風紀委員長へ昇格した。当麻は黒子と風紀委員の研修を受けている。
刑事訴訟法と裁判制度に関する内容だったはず。

「委員長お疲れ様です」
「初春さん、留守番ありがとう」
「あ・・それと初春さんに辞令を交付しないとね・・」
「え?」
私はプリンターから辞令を印刷し、署名し公印を押印して初春さん渡す。
「初春飾利殿、貴殿を風紀委員長付技術委員に任命する。風紀委員長御坂美琴」
初春さんはしばらく言われた意味を理解していなかったが、10秒ほど私の言葉の意味を
咀嚼した後で謝意を示す。

「謹んでお受けします・・風紀委員長殿」
私は、辞令を渡した後妙に固い表情の初春さんに声をかける。
「まあ固いのなし、初春さん、いままでどおり御坂さんでいいわ」

「あ・・はい」
初春さんがぎこちない、言葉で返す。
「それにしても結構たまったわね・・」
「事務処理の秘書が必要かもね・・」
私は机の上の莫大な書類の山脈を見渡す。これでも電子決裁が進み、大部減ったはずだが
供述調書や、事故報告書の類、直轄の組織犯罪対策部の書面は私のサインと公印がいる。
「初春さん、5時からちょっと人に会うから6時すぎから決裁するわ」
「私と当麻は遅くなるけど、完全下校時間になったら私に関係なく帰宅して」

「は・はいわかりました」

今日は久しぶりに面倒くさい相手に面会するのだから・・




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