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上条さんと美琴のいちゃいちゃSS part29

955■■■■:2017/06/02(金) 19:39:27 ID:NfaPyXtE
その事実に比べれば後は些細な問題だ。たとえ暴飲インチキシスターがいようが
そんな事はどうでもいい。いや・・あのシスターを、上条当麻の親戚だと割り切ればいい。

そう妹だと思えばいい。そう思えば可愛いものじゃないか・・
「ああ・・美琴の飯は美味しいしな」
「ふふふ・・春が来ればご飯だけじゃないわ・・私も当麻に食べられたい」
当麻が妙な笑い声を立てる。
「ツンのない美琴は肉食系だな・・」
「え?」
「美琴の積極的な行動力が怖いよ」

「何言ってんだか・・1年待ったんだもん・・もうキスだけじゃね・・」
私は、当麻に全体重を預け、手を強く握る。
「もう絶対離さないから」
「ああ・・俺も同じだよ・・美琴」

・・・・・・・・・・
あの165㎡のマンションの契約を終え、まだ夕方まだ時間もあるので恋人繋ぎをしながら
多摩川そばを歩く。
「懐かしいわね」
「当麻は覚えていないだろうけど・・ここの河原で何度も弄ばれたわ・・」

「ははは・・美琴もさ・・どうせ馬鹿正直に雷でも落としたんだろ」

「え?」
「いつでも勝つことにこだわれば美琴の汎用力なら勝てただろうな・・」
「無数の鉄骨をぶつけるなり、砂鉄でコーティングした風車のプロペラでもぶつけられればあの当時の俺ならTHE ENDだった」

「そんなこと卑怯な真似はできないわよ・・」
「そう・・それが美琴の良さだ」

「ねえ?」

「久しぶりにしない?」

陽気に当麻が笑う。
「は・・?美琴の顔は殴れねえよ・・それに・・」
「美琴も本気は出せないだろう・・」
「え?」
「ふふ・・それもそうね」
「私も、当麻をファイブオーバーでぶち殺すなんてできないわ・・」

当麻の顔が引きつる。
デンマークで当麻は、ファイブオーバー150機から命からがら
逃げ回った以上当然の反応だろう。そう・・私が命令すれば今は改良型ファイブオーバーも
AAAもいつでも動かすことはできる。そんなつもりは毛頭ないが・・

「まあお互い手の内を知りすぎているな」
「もう昔のように河原で気楽に手合わせなんてできないわね」
傾きかけた冬の夕日が赤々と川面を照らす。その照り返しが2人の顔を赤く染める。
「本当・・それだけ時間を重ねたわけよね」
私は当麻の顔をにこやかに眺める
「俺が記憶失って以来いつも美琴が傍に居た」
「俺にとって、美琴がいない日常なんて考えられない」

「ありがとう・・」
私は、いままで疑問思っても聞けなかった事を聞いてみる。
「ね・・一つ聞いていい?」
「え?」
「当麻は将来の進路決めている?」
「え・・?」

「私は当麻の希望が何であれ、それを支えていきたい」
「だから・・今当麻が何をしたいと考えているか教えて?」
「私は当麻みたいに神から与えられた右手・右腕なんてない。普通の・・ちょっと
電気や工学の知識のある普通の少女よ・・だから準備に時間もかかる。
もう周回遅れは御免だから・・ね・・才能のない少女に道を示して」

「美琴・・」

当麻が真剣な顔を見せる。




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