したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

上条さんと美琴のいちゃいちゃSS part29

953■■■■:2017/06/02(金) 19:35:40 ID:NfaPyXtE
「まあ常盤台ならそうかもな・・」

「ふふ・・ねえ・・当麻・・別にお金の心配なら不要よ。十分奨学金で賄える範囲だし」
「それに、私は当麻には、その力に見合う待遇を受けて欲しいわ・・」
「私はお金にこだわるつもりはないけど、当麻は世界を救った。その事実は、
知っている人はみんな知っている。なにより・・ほかの誰が否定しようとも当麻の歩んできた道は私が
保証する・・だから当麻はその功績に見合う待遇を受けるべきだわ」
「それに・・私にも一応世間体もあるので・・ね」
当麻はひとしきり部屋を眺めた後、溜息をつきながら意外な感想を言い始める。
「な・・美琴・・?」
「え?」

「俺は・・常盤台のエース様の恋人にふさわしいのか?」
私は今更当惑する。私の立場なんて今更じゃないの?私は当麻しか愛せない
「それは結構今更かな・・僧正の時の話覚えている?」

「私は・・別に僧正の圧倒的な「位相」て奴を捻じ曲げるほどの力に無力感を
感じたわけじゃない・・」
私は絶望にうちひしがれたあの日を思い出す。僧正の前に私のちっぽけな自分だけの
現実が世界の頂点にまったく通用しない事実を思い知らされたあの日を思い出す。

「一番私が打ちひしがれたのは上条当麻の立つステージにおいて自分が
周回遅れの存在だったこと」
「その現実が自分の目に突き付けられて私は絶望したわ・・」

「美琴・・」

「まあ・・その屈辱と絶望は私がAAAを手に入れ、食蜂と手を組み液状被覆超電磁
砲という圧倒的な破壊力を手に入れ、AIM拡散力場を機械的に制御するSYSTEMを
構築した事で、ある程度埋め合わせる事はできた」
「その力であの混乱した日々を乗り切ることもできたと思うわ」

「でも・・結局私は当麻と違って世界の頂点に立つことは出来なかった」
「かろうじて・・援護ができただけ・・」
「まあ・・でも・・最後まで見届けることはできたのは私にとっては誇りかな・・」

当麻が窓の下に広がる再建された学園都市を眺めながら笑い始める
「美琴は・・正直俺を過大評価しすぎだよ」
「美琴がAAAで援護して、AIM制御機構で力場をコントロールし、制御装置を
亜光速の特大液状被覆超電磁砲でぶち抜かなければ俺も死んでいた。」

「正直・・俺の八竜も幻想殺しもそれでできたことなんてごく些細なこと」
「美琴やインデックスが必死で障害を排除したからこそ、そしていつも
周りが支えてくれたからこそ・・道を切り開く事ができた」
当麻は私を抱き寄せる、当麻の鼓動・・当麻の呼吸が熱く感じる。

「美琴は熱波事件以来・・いつも命を懸けて俺を助けてくれた」
「俺は美琴を周回遅れなんて思ったことはない」
「俺にそんなことを言う資格なんてそもそもあるわけがない」
「だから・・悪夢は忘れような」

「精神攻撃なんてさ・・吹き飛ばせばいい、それが連中のやり口だから」
「御坂美琴の歩んできた道と、それによって救われた人たちがいることは
俺が保証する、だから美琴は自分の思った通りやればいい」

「ありがとう」

・・・・・・・・・・・・・・
私は何件か物件を確認し終え、時間もちょうど昼になったのでいつものファミレス
に入店する。座席に座り、高校生のバイトらしき女性がメニューと水を座席に置く。
私が歩きまわりのども乾いたので軽く出された水を一気に飲み干す。

なにか言いたそうな当麻が軽口をたたく
「美琴は、しぐさが豪快だよな」
「え?」
「趣味駆動鎧制作、で部活がAI開発・・女性というより、理科少年かな」
今更・・この男は何を言うのだ・・
「まったく・・それ恋人に言う話?・・それに今日は新生活の拠点探しの目的よ」

「ごめん少しいいすぎた、でもそんな美琴に俺は救われた」

「え?」




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板