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上条さんと美琴のいちゃいちゃSS part29

952■■■■:2017/06/02(金) 19:33:11 ID:NfaPyXtE
卒業式 3話 

2月18日(土)

5時に起きてしまった。
まるで遠足の朝に、はやる気持ちを抑えきれない子供のようにうきうきしている。

多少早くなったといえまだ2月、日の出までは1時間もあり、まだ真っ暗だが
土日とも愛しの当麻と外出できる喜びで浮ついている自分にはそんなことは関係
ない。どこか、浮ついた気持ちと睡眠不足のせいで、少し足元がおぼつかないが
そんなことは些細なことだ。

今日は、2人の新たな、そして・・実質的に夫婦としての門出の日だから。
・・・・・・・・・・・
「おはよう 当麻」
「おはよう 美琴、えーとすごいな・・これ?」
私は24時間営業の食品スーパーに立ち寄り、1週間分の食材を買い込んだ

「大丈夫か?重いだろう?」
「ふふ・・私を誰だと思っているの?」
「え?ああ・・美琴が開発した買い物用小型ドローンか・・?」
「まあまだ試作品みたいなものだけど、結構役立つわよ」
当麻は私の顔に何かがついているかのようにまじまじと見つめる。
「なるほど・・常盤台が手放したくないはずだ」
「え?」
「こうやって、当たり前のように先端技術を取り扱う」
「やっぱ俺の恋人の御坂美琴は凄い奴だと思うわ」

「ありがとう当麻・・じゃ・・冷蔵庫に収納させてもらうわね」
私は、スーパーで購入した米や食パン、肉や野菜、牛乳1週間分を手際よく収納する。

インデックスがここに居ないことに安堵する。とはいえ・・インデックスにも女心は
あるはずだ。明確な好意を向ける上条当麻にはっきりとした恋人である私ができた。
(まあ今はいいわ・・私がインデックスも含めて当麻の周りの世界を愛すればそれでいい)

「今日はわかっているわよね」
「え・・ああ新居探しか?」
私は予想通りの反応にわざとらしく膨れてみせる。
「なーに言っているだが・・こんなかわいい子と1日歩き回れば、それは
デートと言うのよ」
当麻がわざとらしく頭をぼりぼり掻き始める。どうせ私の反応を試していたに違いない。
突然しゃがみ私をお姫さまだっこする。
「美琴は可愛いな、でもあんまり他の男には見せるなよ」
「ばーか、当麻にしか見せないわよ・・ね・・」

「じゃ・・そろそろいく?」
「ああいこう・・」
・・・・・・・・・・
最近は外れる事もあるが、いちおう天気予報どおり冬晴れで無風の中、すこし黄砂で
靄っているが、春先の暖かい日差しが降り注ぐ。

予め配車アプリで手配したタクシーにのり、お目当ての不動産へ向かう。
当麻の遅刻のリスクを考慮し、当麻の学校近くの物件で、日当たりのいい、タワー
マンションに目をつけていた。不動産会社社員の案内の元物件へ向かう。

「当麻ここよ」
「へ・・こりゃすごいな・・」
50階建ての、タワーマンションその上層階にたまたま空きがあった
「じゃ・・行きましょう」

「広いな・・」
当麻はもの珍しいそうな顔つきで日当たり良好な50階の部屋を眺める
「これは・・すごいな」
50㎡(30畳)のリビング、整ったシステムキッチン、
そしてなぜか2つあるベッドルーム、ジャグジー付の風呂・・
165㎡のそこそこ広いマンションだ。

「はあ・・これが貧富の格差か・・」
私は当麻の発言に今更感を持つ
「え?」

「まあ・・常盤台の子だと狭い部類だけどね・・」




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