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上条さんと美琴のいちゃいちゃSS part29

945■■■■:2017/05/22(月) 13:31:02 ID:Rj2nhIBs
「だけど・・アイツはフランスの大統領選にでるらしいけど、租税回避地に口座が
有ることを隠しているのよ」
「でその事実をコラ動画にしておいた」
「それを・・メールで送付と・・・」
「さて何が起こるかお楽しみ・・ね」

「回りくどくないか?」
美琴は、瞬間湯沸かし器のような性格で本来はこんな遠回しのやり口はしないはずだ。
「そう思う?」

「当麻・・情報は時には弾丸より強いのよ・・」
「それに・・」

美琴の目が細くなり表情が変わったのに俺は気がつく
「やっぱり・・ね」
「やっぱり?」

「どうやら私達はつけられていたみたいよ」
「え?」

俺は周りの雰囲気が張りつめたものに変わったことを理解する
戦場のそれに・・

まるでテレポートで運ばれたように突然屈強な男たちが複数
座席を取り囲み手に自動小銃をかかえ、乗客を威嚇する。
他の乗客たちは、恐怖で声も出ないのか押し黙っている。

美琴は流ちょうなフランス語で話しかける。
「なんのようかしら?」
俺は美琴からもらったイヤリングを耳につけ会話を聞く

「さすがに驚かないな・・」
「いつでも殺せると?」
無視されたテロリストは、自分の優位を確信しているのかべらべらと喋り始める。

「同志は俺たちだけじゃない」
美琴は余り驚いていないのか、それとも相手との心理戦で隙を見せるつもり
がないのか表情を変えない。
「私が誰かはご存知ですよね」
「あなたが、発砲する前に私はあなたを殺すこともできますが」

「ああ・・そうだろうな」
特殊部隊の隊員のように瞬足で、隊員が俺ののど元に銃口を突き付ける。
「だが・・上条当麻も別の車両の乗客も守り切れるかね・・」

「いくら学園都市1位様でも・・」

「なるほど・・私の事は一応知っていると」
美琴が溜息をつく、答えを予測しているかのようだ。

「で・・要求はなんですか?」

「ここで、これから我々の同志が行うことに目をつぶってほしい」
「しばらく10分間くらい放置してくれさえそれでいい」
「この世界には不正があふれている」

美琴は目をつぶり、じっくりと考え事をしているようだ。
「我々は欧米のムスリムに対する不当な弾圧に抗議して聖戦を緩行する」
美琴は目をつぶり無視を決め込む
「御坂美琴・・無視か?」

無視を決め込まれた黒覆面テロリストはイライラし始める。
「俺たちは爆弾も持っているし、この列車を脱線させることもできる」
「たとえお前が化け物でもこの時速320kmで移動するTGVの脱線で
無傷なわけがない」
「それに上条当麻は右腕・・」

変化は突然だった。男は理解できなかっただろう。目の前の化け物が本当はどのような
化け物か理解することさえできなかったに違いない。予備動作も、前兆する感じることもなかったろう。

100kgの巨体が制御を失い倒れこむ。美琴は眉一つ動かさない。




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