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上条さんと美琴のいちゃいちゃSS part29

944■■■■:2017/05/22(月) 13:30:08 ID:Rj2nhIBs

「まだ眠くないか?」
「え・・ああ仮眠だし。でもまあ頭がすこしすっきりした」
まだパリまで1時間以上かかるし、俺は起きる必要もないだろうと思うがこうゆうところ
は美琴は糞真面目だ。
「で・・どうする?」
「うーん、当麻はどうしたい?」
「え?」
「あの糞爺と十字教の幹部に会いたい?」

「そりゃ・・なあ」
俺は、モン・サン・ミシェルでの惨劇未遂を思い出す。
無差別に多くの人間を、ただ御坂美琴を侮蔑するためだけに殺そうとする
その卑劣さを思い出す。
「私は腹立つわよ・・でも証拠ある?」
「それに誰か死んだ?」

「え?」
「美琴は・・見逃すのか・・自分が侮蔑されようとしてまかり間違えば殺されて
かもしれない、それなのに・・」

「そうね・・事実はそうよ」

「でも真実かどうかは誰が決めるのかしら」
「それに誰も死んでないし、何も壊れていない」
「共謀の事実と、予備罪はあるけれど、その証拠がない」

「はあ?」
俺には美琴が言っている意味がよくわからない。
「ハッキングや盗聴で得た証拠はどこまで捜査機関が捜査するかしらね・・」

「あ・・」
「刑法の原則は不正な手法による捜査で得た証拠は証拠能力を有しない」
俺は美琴の言っている意味を理解する。
「それにここはフランスで学園都市じゃない」
「そもそも私や当麻に捜査権もない」
「まさか・・殺すわけにもいかないし・・さーて、どうしたものかしらね・・」

言われてみれば、確かに外国人でやれることには限界がある。合法的には。
「まあ殺すことは簡単だけど、学園都市とフランス政府の外交問題になれば私の責任問題になる」
「正直やれることには、限界がある」
美琴が皮肉小悪魔な笑みを浮かべる
「さて私は、どうすればいいのでしょうか?上条当麻さん・・?」
「会社ごと、ぶっ壊す?それは・・できないわよね」
美琴は、楽しそうに話しを始める

「まあ・・とはいえ・・」
「このまま済ますわけにいかない」

「まあ先方が会いたくなるような手は打ったけどね」
「え?」

美琴はスマホを操作し画面を示す。
「まあコラ画像だけど・・昨日の晩作った」
「内容は全部事実よ」

「あのスケベ爺さんは・・パナマに口座持っているらしいのよ・・愛人名義で」
「パナマ?」

「タックス・ヘイブン知っている?」
「タックス・ヘイブン?」

「日本語で租税回避地というところよ、パナマやバハマ、ケイマン諸島が知られている」
「世界の富裕層は名義上のペーパーカンパニーを法人税や相続税のない国に設置しそこに資産を集めている」
「パナマはそのひとつ」

「まあそれが悪とは言えない。口座があるだけなら。現実に多くの富裕層は利用している
し、租税回避地に口座を持つこと自体は禁止されていない。」
(なにより私も利用しているしね・・)




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