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上条さんと美琴のいちゃいちゃSS part29

939■■■■:2017/05/02(火) 21:15:57 ID:Ryye2k3c
同時に一番頼りになる相棒、そして誰よりも私の事を知る女食蜂操折

「会場の件、ありがとう」
「あらぁ・・御坂さんから感謝してもらえるなんて・・みさき感激だぞオ☆」
一見ふざけたものいいだが、この言い方にも慣れてみるとそれほど気にならない。
食蜂はなんだかんだいいつつ私の事をよくわかっている。本当に私が忌避することは
多分避けている。
「いや・・正直驚いているわ・・でも本当ありがとう」
「まったく・・御坂さんは・・無自覚なんだぞぉ」

「え?」
「御坂美琴の誕生日をお祝いしたい人の数よ・・」
「いや・・私はアンタと違って・・派閥なんてやっていないし・・」
「まったく・・常盤台の裏学生会長が・・よく言うわよ・・」
「でも、人数なら本当アンタの言うとおりね・・」

「でも・・それもアイツのおかげかな・・」
私をあの地獄の日々から救い出し、そして文字通り世界を救った男
「ええそうねえ・・彼の自己犠牲力で皆生きているわね・・」

私はクリスマスの日に私や一方通行を振り切り一人で、最後の戦いに
消えたアイツの姿をはっきりと思い出す。いわば人類の業を背い、それを受け止める
かのようにアイツは消えた。

「だけど・・」
「ええ・・アイツは絶対生きている、死ぬわけがない」
「そうね・・でも御坂さんもやっとこうやって笑えるようになったのねぇ」

「アイツが守ろうした世界とその中の私達がくよくよしてもしょうがないでしょう」
「だから今度こそ私は、自分とその周りの世界を自分で守る」
「それがきっとアイツの想い、それに・・絶対アイツは帰ってくる」

「そうね・・私もそう思っているわ」
私は、この誕生会をなぜか企画してくれた食蜂に深々と頭を下げる。

その後、レベルアッパー事件以来戦友という関係になりつつある、女子4人で
カラオケで2次会、最後ホテルで3次会を続けた。

学園都市を巻き込んだレベルアッパー事件、ポルタガイスト事件、八段階目の赤事件など
一つ間違えば、学園都市全員が死ぬような事件をこの4人で何度も解決できた。
(まるで・・戦友みたいね・・)

会話を交わすたびに、激動の1年間が脳裏にフラッシュバックする。
濃密なこの1年が如何に私にとって大事な時間だったのか、改めて認識する。

本当に、黒子や佐天さん、初春さんには感謝する。

そして、この4人を核に食蜂や、友人になった、繰歯さん、相園美央、スカベンジャーの
リーダー、柊元、婚后さん、固法先輩、帆風さん、この1年に私の電話帖は分厚くなった。
きっと私の人生にとって多感なこの時期にこれほど、多くのすぐれた人々
に出会ったことは大きな財産になるだろう。

だけど・・笑顔で、笑いながら私は心の奥底は決して晴れないことに嫌でも気が付く

私が、平和になりつつあるこの街で、本当に笑顔を向けたいアイツがいない事を
いやでも認識する。

どこか空虚な、空白部分がしこりように心の奥底を侵食して、それを隠そうとしても
浴槽にこびりついたカビのように消えない。

(でも・・今日は笑おう・・こうやって、取り戻した日常を・・・)
だが、・・意外な一言が私の心をかき乱す

「御坂さん・・なんか辛そうですね・・」
佐天涙子が何か言い始める、この子は、的確に私の心のわだかまりを付いてくる
「私達じゃ・・だめですか・・?」

「え・・佐天さん何を?」

「御坂さんがいつも一人で問題立ち向かうとしてきました」
「今日集まった人はすく無からず御坂に助けられた人達です」
「御坂さんは凄い能力者で、私なんて全然足元に及ばないのはわかっています」




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