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上条さんと美琴のいちゃいちゃSS part29

935■■■■:2017/04/21(金) 19:36:18 ID:do8VD7AU
常盤台という名門学校から、この年で研究所の顧問に招聘される」
「そんなこと・・普通の中学生じゃできないと思うけどな・・」
私は目をみはり当麻の顔を見る。物事には別の側面があることを当麻が教えてくれる。
「当麻・・それは・・?どうゆうこと?」

「普通、敵が学園都市そのもので、その超能力者の1位が実験の被験者なんて言ったらさ・・
そこで立ち止まると思う」
「美琴はその事実を知ってもそれでも止まらず自分でケリをつけようとした」

あの僧正の時もそうだった。当麻は弱い私を、当麻に必死に追いつこうとする私をかばって
くれる。でも・・私はいつまでも当麻に甘えるわけにはいかない。
「でも・・私は結局当麻がいなければ実験を止めることはできなかった・・」
私は自分の弱さ、力のなさを思い起こす。あの無念は一生忘れる事はない。
「私は当麻がいなければ今ここにいることもない」

当麻が柔らかな表情で私を見つめる。
「美琴・・あの時、俺だけの力であの実験は止まったか?」
「美琴がそして妹達が風車を回してくれたから止まったじゃないか」
「それは・・でも・・当麻が一方通行をぶち壊してくれなければ・・」

「美琴・・それは違うと俺は思うぞ・・美琴が命を懸けて実験を止めようとしたから
俺の心を揺り動かし、妹達も協力してくれた」
「それに・・美琴に俺も救われた、何度も・・その恩を俺も忘れることはない」
「当麻・・」
「それに、美琴は無力なのか?・・美琴は復興事業で先頭にたって迅速に献身的に
学園都市の再建に取り組んだじゃないか・・それは学園都市の大人も認めている」
当麻が吐き捨てるようにしゃべり始める。
「俺は確かに・・この幻想殺しでそして八竜で幻想をぶち壊すことはできる」
「だけど・・物を作るとか、秩序を再建するとか、現実の世界を構築することはできない」

「現実の世界を構築し、地に落ちた学園都市の再建・再興なんて俺にはできない」
「それは、美琴のような研究者や実務家の仕事じゃないかな」

私の萎びた心が、しだいに当麻がしめした未来への希望へ心が高まる。
「当麻・・そうね・・私のような微力な存在でもできることはあるかもね」
当麻が笑ってくれる、その笑顔が私に力を与えてくれる。私は何度もこの笑顔に救われた。
「当麻、おかげで元気が出たわ」
「ねえ・・月曜日も話したけど土曜日に不動産でも物件を見に行かない?」
私は当麻の背中に手を回す。
「え?」

「当麻・・一緒になろう」
「ふふ・・これから同棲するのよ・・しかも私は、フリー」
「毎晩同じ部屋で、当麻と一緒に夢を語りたい」
「もっと私は当麻を知りたい。当麻と一緒に呼吸したい」
「ね・・いいでしょう」
当麻があきらかに狼狽え始める。顔が赤くなるのを私は見逃さない
「あれ・・私と一緒じゃいや?」
「いや・・美琴が魅力的でその・・」
「え?」
「いや・・美琴はまだ中学生だし・・その・・」
「ふふ・・あの子はどうなるの?1年半も一緒に暮らしているでしょ」

私は小悪魔な表情で当麻を見る。少し狼狽した当麻へアクションをかける。
「1年待ったもの」
「もう・・待てないわ・・当麻」
私は当麻の顔を見つめる。
「今日はキスだけど・・」
私は当麻の頬に顔を近づける。そして・・軽く接吻を交わす
「もういいわよね・・」
「卒業式が来たら答えを教えて・・」
当麻が私を真剣な顔で見つめる
「もう・・答えなんか決まっているだろう」

「俺には美琴しかいない・・」
当麻は私抱き寄せる
「だから・・2人で一緒に生きていこう。なあ」
「ありがとう」
私は心の底から当麻へ感謝する。そしてまた当麻とともに生きることの誓いを捧げた。

続く




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