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上条さんと美琴のいちゃいちゃSS part29
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(それに・・妹達の問題もある)
行方不明になったアレイスタ・クロウリーのプランが雲散霧消した今、深刻な財政難に陥っ
ている学園都市にとって、基本たかだかレベル2からレベル3にすぎない私の遺伝子を分けた9973人の
クローンの維持が負担になっているだろう。
「結局私が頑張るしかないわね・・」
「いいでしょう・・私は学校に関係なく、自分の思いがこの世を
変える事を立証しましょう」
「校長先生・・私は障害が大きい程、頑張ってその障害を乗り越える女です」
私はしっかりと拳を握り、目的に向かって突き進む。
(こんな話・・あの僧正から受けた屈辱に比べれば些細な話)
「必ず、貴方の幻想をぶち壊すわ・・」
「さあ・・うじうじ悩むのは性に合わない行動開始よ」
私は立ち上がり、頭の中で、組み立てたプランを実施へ移す。
だけど・・そうね・・目の前の書類の束を処理しよう・・
私は、もともとただのレベル1だった自分はこうやって一つ一つの課題を
堅実に処理して今の地位を構築したのだから。
・・・・・・・・・・・・・・
17時
一通り、部員の書類の添削を終え、私は寮へ戻る。
予め予約した会議室に鍵をかけ、ホワイトボードと
付箋紙を用意して考えを書きなぐる
脳内で計画したプランを反芻しながら、可否を一つ一つ検証する。
前提に漏れはないか、正常化バイアスは入っていないか、自己を
ちゃんと客観視できているか、周りの反発を無視していないか、他の
方法をただ面倒くさいから無視していないか
頭脳をフル回転させて考え抜く。
私はある意味自分の限界はよくわかっている。結局、凡人の
自分は、積み上げて反復練習するしかない。それを丁寧に欠かさず
やるから非凡に見えるにしかすぎない。
こうやって考え抜いて、決めたことを実施し問題点を整理して
PLAN-DO-CHECK-ACTIONを繰り返す。それだけだ。
そもそも、・・とある高校に私が進学するデメリットは何だ?
設備か?教育水準か?時間の無駄か?研究か?能力開発ができないことか?
私は課題を分類してホワイトボードをざっと眺める。
(ふーん・・)
私は想像以上に悲惨な状況に頭を抱える
(はあ・・確かにある意味校長の言う通りだわ・・)
(設備や教育水準はどうしようもないわね・・)
(そもそも常盤台以下の授業を受けること自体が時間の無駄だしな・・)
上条当麻の宿題やら、期末テストの問題をざっと解いたことが
あるが、余りの
低レベルに驚いたことを思い出す。
私は無駄になる時間をざっと計算して見る
週30時間✖45✖3=4050時間
(4050時間あくびをしながら復習以下の事で時間をつぶすのか・・?)
私は脳裏に白井黒子や婚后光子を思い出す。彼女達に3年遊んだ
自分に勝てる道が見えない。(これは仕切り直しね・・)
(とある高校に進学するのは、確かにもったいない・・)
校長は確かにやり手だ。私がすべての可能性を検証することを承知の上であの
謎かけをしたのだろう・・その事実に私は打ちのめされる。
(とは言っても・・今更、校長に頭を下げて長点上機や霧が丘に進学するのもしゃくだな・・)
(なんか・・この状況を解決する方法はないのか?)
(いっそ・・大学でもいくか?どうせ長点上機でも常盤台の繰り返しでしょう?)
思考がぐるぐる回転しだし、発散しだす。
(今日はここまでにしよう)
私は、ホワイトボードを写真撮影し、付箋紙を回収する。
「少し、外気にあたりましょう」
私は、あの橋へ向かって歩き始める。
・・・・・・・・・・・・・・
午後6時30分 あの橋の上
久しぶりに寮から磁力による高速移動を使ってここまで移動する。
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