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上条さんと美琴のいちゃいちゃSS part29

925■■■■:2017/04/10(月) 14:33:08 ID:.I78PthU
「失礼します」

「御坂さん、着席ください」
「はい」
校長秘書が、入室し、最高級品であろう銘柄の紅茶を入れる
校長がマナー通りの丁寧な作法で紅茶を一口口に着け2秒ほど間を空け口を開く

「御坂さんは言うまでもなく、この学校にとって誇るべき生徒です」
「能力値、学力、そして熱波事件以降の学び舎の園再建工事や、最後の晩餐事件で
の避難救護活動、その後の学園都市再建におけるボランティア活動」
「そのすべてに置いて、この学校のみならず学園都市の中でも模範的な生徒だと
思っています」
「この学校を代表して、3年間の活動に感謝します」
(あちゃ・・やっぱりそうか・・)
(やっぱりね)
私は心の中で溜息を飲み込む

「ですが・・」
「単刀直入にいいます。御坂さんの進学先には正直当惑を禁じえません」
「とある高校と決められたようですが・・」
「正直・・常盤台の生徒がいくような学校では・・ないですよ・・」

「設備、学力水準、能力開発はっきり言って低レベルです」
「それにこれは老婆心ですが・・」
校長先生が畳みかける
「御坂さんの一生にとってもあまり賢い選択だと思えないですね」
「御坂さんは、将来世界の指導者になりうる逸材だと我々は思っています」
「学園都市の統括理事長や超巨大企業のCEOや世界的な研究者」
「道を誤らなければいづれも御坂さんなら可能でしょう」
「ですが・・とある高校という選択は本当にベストチョイスですか?」

正論すぎる。これに反論するのは困難だ。
確かに校長先生の言うとおり、はっきり言って、自分の将来を考えるなら
余り賢明な選択とは言えない。私の表情を読んだのか、校長先生はさらに
畳みかける。

「「少年老い易く学成り難し」とも「光陰矢の如し」とも言います。
10代の3年は貴重です。その3年を無駄にしていいですか?」

私は必死に反論を始める
確かにとある高校はFレベルで授業水準も、設備もお粗末なものだ。
だけど・・去年、飛び級卒業の要望をけられ1年待ったのだ。そして信頼の失墜した
常盤台や学園都市の顔として、必死に頑張ったのだ。自分の進路ぐらい決めさせて
もらいたい。

「校長先生、私へ過分な評価をいただいて本当にありがとうございます」
「ですが、これは未熟とは言え私なりに必死に考えた結論です」
「人生万事塞翁が馬とも言います。たとえ回り道に見えても
私の一生にとってFランクの学校へ行く事自体が悪いとは・・」

校長が蔑むように溜息をつく
「ウサギと亀の話は知ってますよね・・」

「御坂さんの現時点の優位なんて3年、こつこつ頑張ったレベル4の子
なら追いつけるレベルですよ・・」

「残念ながら人間は怠惰な動物です。いくらストイックで勤勉な御坂さんでも、電子工学や
機械工学では天才的な才能を有する御坂さんでも・・その研究や活動は常盤台のような
名門校の潤沢な資金がなければできないでしょう?」

「御坂さんの制作したAI機器や駆動鎧、大変立派な性能です。そのスペックや仕様書
を見た統括理事の面々は驚嘆されていましたよ」
「正直もったいない」
「こんな逸材をFランクの底辺校で腐らせるのかとね」
「私はそう言われました」

「まあ御坂さんの懸念は分かりますよ・・」
「もう今更出願には間に合わない・・」
「まあ普通ならそうでしょう」
「ですが」
「御坂さんの学力なら・・・長点上機だろうが、霧が丘だろうが今からでも推薦で入れます」
「なんなら、私が今推薦状を書いてもいいですよ」




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