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上条さんと美琴のいちゃいちゃSS part29

919■■■■:2017/04/02(日) 13:17:06 ID:R554/THU
回復力が増しているのか、あまり効果がないようだ。

一瞬で炭化させるのは簡単だが、これでも恐らくもとはまともな人間であった
事実がそれをためらわせる。
何秒か私は沈思したのち、脳を強力な電流でショックを与え、気絶させる選択を選ぶ

「しゃあない・・」
「多分・・意識を操作される術式とウイルスのようなものに感染していると思うわ・・」
「殺すのは簡単だけど・・」

「どうする?」
「まあ・・少し時間をかせぎしましょう」

美琴は、右手を操作し、地中から莫大な砂鉄を巻き上げる、その砂鉄が
磁化し、砂鉄をまぶせられたゾンビを地面を縛り詰める。さらに、砂鉄の鞭をからめ、1ケ所へかき集める。

「炭化させるのは・・簡単なんだけど・・だけど殺したくない」
美琴が苦笑いしながら、俺に語り掛ける。
それでも、生体電流を操作し、ゾンビの記憶を消せば終わる・・はずだった。

だが多数のヘリが状況をさらに悪化させる。バルカン砲が、ロケットランチャーが
俺たちを狙う。御坂美琴が、学園都市の顔が、外で全力をふるうことができず、市民
を殺す事ができないことに付け込んだ卑劣極まりない攻撃。

俺は、この攻撃を仕組んだ敵の狡猾さに歯ぎしりする。攻撃力では太刀打ちできない敵が
絡め手で襲ってくる。

「正直、私を殺す事はできないでしょう」
「だけど、このゾンビと・・当麻を守りながらヘリと戦うのはなかなか難しいわ・・」

「今一瞬でもゾンビの拘束を解けばゾンビが襲い掛かってくる
「生体電流を操れる私はともかく当麻にはウイルスの感染が予想されるからね・・」

「仕方がない」

俺は美琴が決意を固めたことに気が付く。
「美琴・・殺す気か?」
「通常の方法で倒れない奴は、再生速度を上回る速度で完全に炭化する意外に
ないじゃない、それに復活できると思うわ」
「だけど・・・それではお前の手が汚れるかもしれない」
抜群の操作性と汎用力を誇る美琴の電撃でも、加減を誤ると完全に殺すかもしれない
美琴もゾンビ相手に絶対の確信などないだろう。加減だって普段よりはるかに困難だ。
「じゃ・・どうするの?」

「美琴・・俺の右腕を切断してくれないか・・」
「え?」
美琴の顔が驚きに包まれる・・
「本当にいいの?」
「時間がない、すぐにやってくれ」
2秒ほど考え込んだ美琴は決意を固め、左腕を操作する。

右手でゾンビを封じ込め、頭から磁力と電撃で銃弾とミサイルを撃墜しながら、左腕を操作するという器用な事をしながら溶接ブレードを形成する

無音とともに質感を伴った美琴の溶接ブレードは、まったく痛みを感じさせることもなく
あっさりと俺の腕を吹っ飛ばす。
そこから幻想殺しにブロックされた俺の真の力 八竜が現れる。

八竜・・あらゆる異能を食い尽くし、無に還元する謎の力。
俺は正直いまだにその力を使いこなすことはできない。だが・・美琴に俺を守るために
その手を汚させるわけにはいかない。

考える必要もない、・・そして・・
俺の右腕からあふれ出た力が轟音と閃光が辺りを包み、八竜がゾンビ1000体を包む・・
刹那、異能でゾンビが発する異能を八竜が食らい尽くし、異能でゆがめられた空間から
発せられるエネルギーを吸収しつくす。

そして・・力を使い果たし俺はその場に倒れ果てる。
・・・・・・・・・

何分たったかわからない




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