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上条さんと美琴のいちゃいちゃSS part29

911■■■■:2017/03/16(木) 15:57:21 ID:inah4EXk
美琴は、あらかじめ連絡先に登録していた、フランス内務省の担当部署へ連絡を入れる。
同時に学園都市の統括理事会の事務局へ連絡する。
「予定通り会議をしなきゃないし」
「起爆装置をマイクロ波で破壊したわ」

「まあ穏便にすましましょう。ただのタンクローリーの故障とね」

「最近、宗教原理主義者はね、ソフトターゲットに、ああゆう産業機材でテロするのよ」

「はあ?」
「タンクローリーを火薬で、パリ中心部でドッカンするつもりだったようよ」
「あのサイズのタンクローリーが爆発すればこの広場だけでなく、パリ中心部が
火の海になる。」
「それをたかが私への嫌がらせとあわよくば、上条当麻を暗殺するつもりで」

美琴の顔が怒りに変わる。周りの被害を考えずに嫌がらせの為に無辜の民の命
をごみくずのように扱う奴らに
俺は、瞬間湯沸かし器のように顔を真っ赤にさせた美琴に抱き着き、怒りを受け止める。
俺は慎重に言葉を選び雷神様をなだめる。
「ここで怒り狂って、パリで暴れれば敵の思うつぼだ」
美琴が癖で放出した莫大な紫電は俺の右手に吸収され消える

我に返った美琴は落ち着きを取りもどす。
「御免、少しテンパった」
「当麻の言う通りよ、私はもっと我慢すべき時は我慢しなきゃない」
「ありがとう」

「じゃ帰ろう」
「ああ」
「今日は甘えさせてくれる」
「美琴のすむまでいくらでもな」
「眠らせないわよ」
「お手柔らかにな」
私は当麻の手を繋ぎタクシーに乗る。パリの夜は長くなりそうだ。
私は、不安な気持ちを当麻にぶつけようと算段する。
明日の会議に響かないようにしなくてはそんなことを思った。

続く




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