したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

上条さんと美琴のいちゃいちゃSS part29

902■■■■:2017/03/09(木) 11:44:43 ID:XdD4pC7s
「美琴は、さっきの子みたいに、多くの子に慕われている。常盤台でも、学び舎
の園でもそして、学園都市全体でも」
「そんな御坂美琴に俺は釣り合うのかなんてな」

美琴が何か言いたそうだったが、俺が目で止める

「だけど、美琴の鼻歌を歌いながら夕食を作るときの
生き生きとした表情や、毎日学校へ出るときの笑顔を見るうちに、そんな
小さなことに事にこだわった自分が
恥ずかしくなった」

「今は美琴の気持ちに誠実に答えることが大事だと思うようになった」

俺は、内ポケットから小さな宝石箱を取り出す、そこから安物のリングを2つ
取り出す。

「正直まだ俺は高校生で、美琴のようなお嬢様を一生ささえるだけの甲斐性も
ない」
「それに美琴も知っている通り俺は目の前の困った女の子をいつも助けようとすること
をやめるつもりもない」

「だけど・・美琴を思う気持ちは本物だ」
「エンゲージリングなんてそんな大層なものじゃなく安物だけど」

「これを一緒にしよう」

小さな、ささやかなリングを美琴の指にはめる
何をしゃべるかわからずどきどきしていた美琴の顔がぱあーと明るくなる。

「本当に、はめていいの?」
「ああ」

「ありがとう」
「これからは一緒に生きていこう」

「私も精一杯努力するわ」

俺は美琴を抱き寄せる
「美琴、・・今まで美琴の気持ちに気が付かなくて御免」
「だけど、これからは何があっても一緒だ」

俺は美琴を強く抱きしめる
「今はこんなことしかできなくて御免な」
美琴がそっとよせた頬に想いを籠めて接吻をする
む・・むちゅう・・

ぶは・・
美琴が開口一番しゃべり始める
「いままで私はいつ当麻に捨てられるか、置き去りにされるか不安でしょうがなかった」
「でも、今日やっと言える。私は本当に当麻と一緒に同じ目線で歩いていける」
「だから・・」

「当麻は今まで通り、自分の信じる道を歩いてほしい」
「私は、当麻を信じるから」

観覧車は、1回転を終え、入口へ戻る

俺は美琴をエスコートして、出口から出る
「今日は、1日ありがとう」
「残念ね、でも・・当麻本当ありがとう」

美琴がどこか遠いところを見るような表情を見せる
「正直私悩んでいた」
「え?」
「当麻が信じられなくてね、実は飛び級を申請しようかと思っていたのよ」
「はあ?」
「少しでも当麻の傍に居たかった、離れたくなかった」

「でも、常盤台の生徒会長なんてしてるし、こんな学園都市や学び舎の園が
混乱している時期にそれも無責任だと思ってね」
「でも今日リングをもらって本当当麻と一緒になれると確信できてうれしかった」
「ありがとう」

「美琴・・」
「ね。この前の約束覚えている?」

美琴が今度は、満面の笑みで俺を見る




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板