したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

上条さんと美琴のいちゃいちゃSS part29

901■■■■:2017/03/09(木) 11:42:39 ID:XdD4pC7s

胸がもやもやする。嫌・・はっきり言えば面白くない。

(俺てこんな嫉妬深かったのか?)

俺がそんな負の感情に包まれているとき、突然耳元で声がひびく
「ね・・当麻・・なんか悩んでる?」
「え?」

「あの子のこと?」
美琴には全部バレていたらしい。下に恐ろしくは女の直感
「ふふ・・うれしいな・・あのフラグ男に嫉妬されるなんてね・・」
「え?」
「私も当麻にいつも嫉妬していたの」
「だからよくわかるわ、当麻の気持ち」
「でも・・私には当麻しか見えないから安心して」

「そうか?」
「当麻て女の子にモテモテだったじゃない正直私はいつもいらいらしていた。それが
嫉妬という感情だという事に気が付いたのは後の事だった」
俺は美琴の言葉に驚く、俺がモテモテ?誰が?いつ?

「はは・・そうか?」
「今にして思えば、私がAAAに手を出したのも当麻に、もて男の上条当麻に
捨てられたくない一心だったかもね」

俺は美琴の衝撃の韜晦に驚く
「俺がもて男?いや・・そんな」

「不思議よね・・あれほどいろんな子に好かれていたのに
最初に告白したのが私なんてね」

「でも私が最初で本当によかった」
「え?」
突然美琴が小言でささやく
「ALLis fair in love and war」
「何?」
俺には美琴の早口の無駄に発音のいい英文らしき
言葉の意味が全く理解できない
「恋する乙女のひとりごとよ」
「そのうちわかるわ」
「だから今日は楽しみましょう」

素直になった美琴は好意をはっきりとぶつけてくる
手を握り、無防備の健康的な太ももを見せつける。
(ほんとう、コイツはいいやつだな)
いるだけで周りを照らし、生きる勇気を与える存在。
匂い、雰囲気、そして実力に裏付けされた自信

そしてとびっきりの笑顔が眩しい。この笑顔が見たくて
デートをしているんだから

・・・・・・・・・・・・

3月12日 17時

楽しい時間ほどすぐに終わる。そんな経験はないだろうか
今日の俺がまさにその状態だ。美琴はいつも以上に素直に俺に好意をぶつけ、その
笑顔に俺の全身が活性化する。いつまでもそんな時間が続いてほしい。本当に
そう思う。だけど・・楽しいひと時はあっという間に終わり、俺たち2人は観覧車で
最後のひと時を過ごす。まだ肌寒いが順調に伸びた早春の残照が明々と照らす。

その残照で美琴の顔が赤く染まる。だがその赤さに俺への気持ちが混じっている
事を俺は見逃さない。

俺は、可憐な少女の顔が俺への意識で赤く染まるのが素直にうれしい。
(今日は本当に楽しかった)
ファンシー・グッツの店できゃきゃと少女らしくはしゃぐ少女の素顔、そんな少女
が超電磁砲という御大層な2つ名を持ち、学園都市の再建の陣頭に立っていたギャップ
に驚かされる。そんな素顔を知っていることがうれしい。

「なあ、美琴」
「ん?どうしたの当麻」

「俺は、美琴から告白されたときうれしかった
「え?」




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板