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上条さんと美琴のいちゃいちゃSS part29

894■■■■:2017/02/24(金) 19:10:55 ID:XuQ7L.6g
「御坂か・・」
「おはよう・」

「ふ・・しばらく・・寝てたな・・生まれて初めて・・ここちよく寝れた」
陰惨な感情から解放された彼はとてもまばゆく見える。

「ところで、御坂・・俺は何日寝ていた・・?」
「えーと51日になると思うわ・・」
「は?・御坂今なんて言った」
「アンタは51日寝ていたのよ・・」
「嘘だろう・・そんなバカな・・」
つやつやとしていた上条当麻の顔色が変わる。
「御坂今何月何日だ・・?」
「え・ああ‥2月13日 のもう後25分で2月14日になるわ」

上条当麻の顔に落胆の表情が浮かぶ
「うそ・・」
「まじで?」
「そうか・・」
上条当麻が血相を変える。
「はあ・・とうとう・・ダメか・・」

世界を3度も救った英雄がたかが日常のそれも底辺校の期末試験で
思い悩むそのギャップに可笑しさを隠し切れない。

「ふ・・はははは・・」

「へ?」

「ふふ・・感謝してほしいわね・・」
「上条当麻の顔が驚きに包まれる・・」

「それは・・」
「まあ・・世の中には知らないことがいいこともあるんじゃないかな・・」
「まさか・・」
「ふふ・・細かいことは気にしないの・・」
私は、彼の学校のサーバーを改竄し、出席日数の記録をごまかそうとした。
(だけど・・そんなことは上条当麻が喜ばない)

「いや・・御坂の能力のすごさはよく知っているし、絶対それがバレないこともわかる
けどさ・・」
「だけど・・不正はよくないと思う・・」
「もちろん、俺の留年を回避するために御坂がそんな事をしたことは感謝する」

「だけど・・俺のために御坂に犯罪に手を染めさせるわけにはいかない」

「ありがとう。だけどね。・・」
「正直アンタは日本とか学園都市の基準で何か誇れる実績がある?」
「アンタが学園都市はおろか世界を3度救ったなんてさ・・誰が評価するの?」
「それを評価すべきアレイスター・クロウリーはもうこの世にいないのよ」

「それは・・」
「もちろん私にとってアンタは命の恩人よ。それにイギリス清教とか・・アンタを慕う
人間は少なく無いでしょう・・」
「だけどそれがアンタの・・」
私は敢えて核心はつかない。またトラウマをこじらせても困る。
「まあ・・ここから先は言うまでもないわね・・」

「ああ・・御坂の言う通りだよ」
「俺は確かに自分自身が見えてねえ・・いくら魔神や最強の魔術師に勝とうが
俺の成績不振や出席日数不足の事実は消えしねえ・・」
「つまんねえよな・・ライトノベルの主人公なら全部チャラになってさ・・なんとなく
出席不足も成績不振も全部うやむやになってさ・・」

「安心して私もアンタの悩みは分かっているつもり」
「ちゃんと・・後づけだけど統括理事会の特別公休に振り替えているわ」
「まあ・・やろうと思えば成績だって下駄をはかせるわよ。」

「御坂・・」

「約束したでしょ・・」
「私は、必死で御坂美琴と周りの世界を守り切ったわよ」
「その中にはアンタの世界を守ることも含まれるのよ」




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