したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

上条さんと美琴のいちゃいちゃSS part29

861■■■■:2017/01/17(火) 14:38:05 ID:ZNZ7f8Ms
だが・・それも一皮むけば、AIという名のブラックボックスのお告げこそが
治安機関の主なのではないか?

それを操る初春飾利こそが、アレイスター失踪後の学園都市の影の支配者かもしれない。

副委員長室奥のマシン室で数十台のモニターを眺めながら、初春がAI支援システム
の御守を続けている。人工衛星や監視カメラ、車載コンピュータ、携帯電話の音声記録
携帯電話のGPS発信装置、ICタグ、LAN回線の交信記録あらゆるデータが、集約され、AI支援システムの初期値にUPDATEされる。

書庫、軍事クラウド、樹形図の設計者、莫大な演算処理能力と、自己学習機能が、正確な
指示を形成し、お告げのように取り扱われる。
そのお告げに従い、警備は決定される。万を超す、風紀委員とアンチスキルがまるで
神様のお告げのように、初春の管理するシステムの指示を疑いもせず、従うのだ

イベントは、裏方なくして成功しない。実質的な警備責任者が、運動会ごっごに興じて
いられるのも、その裏で有能な実務者が定められたプログラムを忠実に実行しているか
らだろう。その筆頭の初春飾利には、2つのコンプレックスがあった。

お嬢様への憧れと、前線で戦闘できる能力者への憧れである。
いつもその両方を兼ねそろえる、白井黒子や御坂美琴へ熱い羨望を向けていた。

そもそも初春が風紀委員を志した最初の理由こそ白井黒子への憧れだった。
たまたま、小学校のころ広域社会見学で知り合った白井黒子が、日本で最大級の流通Gの
創業家の一族だと知り、かつ風紀委員ということで、風紀委員への関心を一気に燃え上がらせた。日本で有数の資産家の一族でなおかつ、戦闘のできる高位の能力者、初春はそんな
白井黒子と一緒に仕事のできる風紀委員へ憧れを募らせた。

そして、何度も風紀委員へ志願したのだ。だが、風紀委員はそもそもそう簡単になれるものではない。筆記試験の他に、身体能力をチェックされ、能力も重視される。
必然的に高位能力者や身体能力が優れた者がなりやすい。

初春飾利は、学力はまあまあだが、致命的なほど身体能力が低い。短距離走も、持久走
もダメ。体力の点では到底合格点には及ばない。
ただひとつ、とびぬけた情報処理能力を評価され、1点突破で合格できた。

とはいうものの、能力はレベル1で体力もない初春に前線勤務は許されるわけもなく
白井黒子のバックアップとして堅実に業務をこなしていた。

だが、現場に出ることができない初春にとって、憧れの風紀委員は想像以上に平凡で
退屈な日々の繰り返しだった。もともと風紀委員は、アンチスキルの補助、白井黒子は
独断専行で、始末書の山だが、それでも原則はあくまでも補助。

学校の中の犯罪をアンチスキルへ突き出すお手伝いに尽きる。後は交通整理や、迷子の案内など、犯罪捜査などは原則しない。そんな地味なしかも、事務処理に追われる日々に
少々倦んでいた。だが・・・そんな日々も御坂美琴と出会い激変する。

だが、初春はまだ、その意味をまだ知らない。
御坂美琴の強烈な光芒に隠された学園都市の異形の意味を

そして、御坂美琴が抱える闇の深さを
だが、その闇を今日初めて思い知らされる。捜査指揮を行うある暗殺未遂事件で。

・・・・・・・・・・・・

9時30分
第2試合:障害物競走

第2試合は、私が長点上機学園の全生徒の妨害を受けつつ、制限時間内に、複数の
ポイントで襷をもらい、ゴールへ到着する競技である。

私は、応援に駆け付けた常盤台の生徒、ことにここぞとばかりに体を密着させてくる
白井黒子と会話を続ける。

白井黒子は非常に複雑な演算を有するテレポートを行うだけに、クレーバな頭脳を
有し、今は風紀委員本部で話相手になってもらっている。

「しかし多忙極まりないお姉様がよくこんなしょうもない企画にOKだしましたね」
「まあ、企画自体は外のお気楽お笑い番組でありがちな企画だけどね」
「いいじゃないのこのくらいお気楽な企画でも・・」

「ですが・・」




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板