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【デルタフォース】クラス三バカの日常2nd リレースレ

1ψ ◆HP9z/cAB/w:2012/01/17(火) 17:34:15 ID:L0eDc0XY
『【デルタフォース】クラスの三バカの日常』がリレーすることが不可能となりましたので、新たにリレー用とSS用の二つのスレを建てました。


「クラスの三バカ」こと上条当麻、青髪ピアス、土御門元春。そして途中からでてきたカップル【例:上条×御坂・土御門×白雪 等】などの学園都市や魔術世界の日常をどんどん書いていくスレです。


《注意事項》
・荒らし、シリアス禁止。
・追加設定、オリキャラ追加禁止。
・オリキャラは白雪月夜、茜川赤音、井ノ原姉(真昼)、井ノ原弟(真夜)、情報屋(紫木友)、月詠翔太の六人のみです。
・エロはR18禁的な描写は止めてください。描写が無く、比喩や遠回しやギリギリな言葉を使うのは可。旧本編スレで使われたような感じでお願いします。
 【例:胸を揉む,当たってる 等】
・このスレはsage進行でお願いします。レスする際には必ずメール欄に半角で『sage』と入力してください。
・また、誰か分かるようにリレーに参加する方は記号などを付けてもらえると分かりやすいので、付けてくれるとありがたいです。
・次スレは>>970の人が建てること。(無理な場合は新しい番号指定して、その方にお願いします。)
・始まりは『【デルタフォース】クラスの三バカの日常Part2』の>>401からです。

・また、このスレはリレー用のスレです。SSを書きたい場合はSS用のスレでお願いします。


※掲示板にある、『デルタフォース外伝』スレとは一切関係ありません。


以下のリンクは関連スレです。

【デルタフォース】クラスの三バカの日常Part1↓
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/6947/1210612236/

【デルタフォース】クラスの三バカの日常Part2↓
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/6947/1262012651/

【デルタフォース】クラスの三バカの日常Part3↓
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/6947/1266059443/

【デルタフォース】クラスの三バカの日常Part4↓
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/6947/1273412014/

【デルタフォース】クラスの三バカの日常Part5↓
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/6947/1296914079/


【デルタフォース】シリーズ 議論スレ↓
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/6947/1319812621/


【デルタフォース】シリーズ まとめwiki↓
ttp://www31.atwiki.jp/kinsho_second/pages/14.html

2ё:2012/01/17(火) 22:15:46 ID:5s6aP2/M
スレが立ったので僭越ながら一発目をば。

―――――

 12月23日午前10時30分、天皇誕生日で祝日にも関わらず上条は制服で高校へと足を運んでいた。
 学園都市の学校全てが昨日が終業式で今日から冬休みだというのに上条が登校しているのにはれっきとした理由があった。

「二学期は確かに無断欠席が多かったとはいえ、今日からクリスマスまでの3日間の奉仕活動……不幸だ」

 ブリテン・ザ・ハロウィン、第3次世界大戦などで活躍した上条ではあるが小萌がそれを知っているわけが無い。
 小萌にとっての事実はその長い期間、無断欠席をしたということでしか無いのだ。
 とはいえそれでも3日間の奉仕活動だけで済ませたのは小萌なりの優しさなのだが、

「いくらなんでも厳しすぎだよなぁ……」

 悲しいかな上条には全く伝わっていなかった。
 美琴に何も言わずに出かけたことを思い出して連絡を取ろうとすると、

「おはよう上条。学校に向かってるみたいだけど何かあったのか?」
「……えっと、井ノ原弟、だよな? 学校と違ってかなり落ち着いてるのは気のせいでせうか?」
「ああ、上条と学校の外で会うのは初めてだから戸惑うのは当然か。今のが素の俺だよ。学校での俺は皆に合わせてただけだから」

 学校でクラスの連中とバカ騒ぎに興じている時とはまるで違う、物腰が落ち着いている井ノ原弟こと真夜と出会った上条。
 真夜から意外な事実を聞かされて驚いた上条は学校へ向かう理由を真夜に話した。

「ふぅん、長期無断欠席の罰で月詠先生から奉仕活動しろって話か。それは仕方ないけど……もしかして上条、嫌なのか?」
「当たり前だろ! 今日から美琴とイチャイチャしようとしてたのに何が悲しくて奉仕活動しなきゃならんのだ! 美琴が寂しくて泣くのなんて上条さんには」
「じゃあ俺が代わるよ」
「耐えられんから井ノ原弟が代わりにやってくれる……マジですか?」

 普段の不幸っぷりから上条は真夜の奉仕活動の肩代わりの申し出を信じられない思いで聞いていたが、真夜の頷きを見て心の底からラッキーを感じていた。
 最初は感謝しかしていなかった上条だが真夜の都合は大丈夫なのかと尋ねると、

「ねーちゃんはむくれるかもしれないけど分かってくれると思う。何だかんだでねーちゃん、俺の言うこと聞いてくれるし」
「おーい愚弟ー。腹減ったから肉まん買ってくれよー。言っとくけど3つな、3つ」
「駄目だよねーちゃん、昼ご飯が食べられなくなるから1個だけ」
「ちぇー。まっ、しゃーない。愚弟のメシは俺の大好物だからな♪ ……ん? 上、条……ギャーーーーっ!」

 これまた耳を疑う井ノ原姉こと真昼についての評判を聞いた上条の前に、真夜にやけに甘える真昼という目を疑う光景を目の当たりにすることに。
 そして上条に気づいた真昼は恥ずかしさのあまり、顔を真っ赤にさせながら上条を情け容赦なく殴りまくった、真夜に冷静に止められるまで。
 それから真夜が真昼に事情を説明すると渋々ながら真昼は納得、2人は上条の代わりに自分の高校へと向かうことに。

「月詠先生には俺から言っておくから上条は恋人とのデート、気兼ねなく楽しんでくれよ。それと今度から学校でも素の俺で行くからよろしく」
「俺と愚弟に感謝しろよ上条! いつかこの埋め合わせはしてもらうからな!」

 自分の代わりに奉仕活動をしてくれる井ノ原姉弟(正しくは真夜のみ)を見送った上条は真昼に殴られた顔をさすりながら美琴に電話をかけるのだった。

―――――

 その頃、土御門の部屋ではパンツ一丁で正座させられている土御門、仁王立ちで二人に吹雪を浴びせ続ける白雪の姿があった。
 理由は白雪の後ろに大量に積まれたメイド服、メイドものBD(18禁)、アニメキャラのメイドフィギュアを見れば一目瞭然である。
 白雪は目の前の懲りない恋人に対して優しさの欠片も感じられない尋問を始めるのだった。

―――――

 真夜の心変わりの理由はSSの方で書かせていただきます。

3ё:2012/01/17(火) 22:19:24 ID:5s6aP2/M
すみません、「仁王立ちで二人に」→「仁王立ちで」に変更をお願いします。

4±:2012/01/23(月) 18:41:29 ID:fmA7GES6
少し時間ができたので投下します。

――――――――――

「―――元春。何か言い残すことはない?」
「ちょっ、ちょっと待つぜよ月夜ぉーー!! これには色々と訳が―――」
「ねえ、氷の剣で叩き切られるのとこのままずーーーと氷漬けにされるの、どっちがいい?」
「その選択肢、死因が変わるだけだにゃー!!」

 なんとかして恋人の怒りを収めようとする土御門であるが、ここまでキレた白雪になすすべもなかった。
 もはや凍死か惨殺かの二択になったとき、土御門の部屋の扉が開かれた。

「おおー、見事なまでにやられてるなー兄貴」
「まっ、舞夏ぁ!!」
「こんだけ積まれたメイド服を見れば何があったかはわかるんだぞー まあ白雪さんもそんぐらいで許してやってくれー」
「……………まあ、舞夏ちゃんがそう言うなら」

 いきなり部屋を訪れた舞夏のおかげでなんとか一命を取り留めた土御門。
 しかし、舞夏の次の一言で土御門は絶望に追い込まれた。

「だけどなー、そのメイド系のものは全部捨てちゃっていいからなー。兄貴が許可しなくても私が許可する」
「ん、オッケー」

 ―――この日、土御門の部屋からメイド系のものはすべて消えたのは言うまでもない。

――――――――――

 一方、美琴と黒子はデパートに来ていた。
 この時期にここに来る理由は一つ。
 美琴は恋人である上条に、黒子は気になる男である青ピにクリスマスプレゼントを買うためである。

5Ω:2012/02/12(日) 12:34:49 ID:y5nJ2F1c
入試終わったので投下

――――――――――

「お姉さまは何をプレゼントするんですの?」
「んー、まだ決めてないわね。そう言う黒子は?」
「私もですの。何かいいものはないんでしょうかね。」
「やっぱり定番で手袋とか。マフラーもいいわね。でも、そうすると手作りか・・・」
「それなら毛糸とかそういった物を買ったほうが、いいんじゃないんですの?」
「そうね、なら、そういった物買いに行こっか。」
「そうですわね。小物は4階にあったはずですわよ。」

二人はプレゼントを手作りにすると決め、早速必要なものを買うのだった。
そんな時、美琴の携帯に着信がかかった。相手は上条だ。

――――――――――

一応初投下ですが、上手くできてるでしょうか?

6ё:2012/02/17(金) 22:06:19 ID:1V9R1Vww
久々に来てはみましたが、投下は少ないけども人が居ることに安心しました。
はじめましてΩさん、よろしくお願いします。

―――――

「もしもし当麻、どうかした? 今日はずっと罰の奉仕活動するって聞いてたけど」
『ああ、それなんだけどさ』

 美琴は上条から奉仕活動を真夜が代わりにしてくれることを聞かされて驚いていた、上条の周りにその手のクラスメートがいたことに対して。
 その後、上条から昼食の後でデートに誘われるが黒子と一緒ということとクリスマスプレゼントを作ることを考えて、

「ゴメン! 私も当麻と一緒に居たいんだけどさ、今日はこれから大事な約束があるの。だから……」

 魅力的な上条からのお誘いを断ることに。
 電話越しからでも上条の落胆を感じ取った美琴はすかさずフォローを入れる。

「あ、あのね当麻。大事な約束というのは黒子と一緒にクリスマスプレゼントを作ることでね、渡すまでナイショにしておきたかったの」
『……ホントでせうか? 上条さんに愛想が尽きたとかそういったことじゃ』
「んなわけないでしょ! アンタに愛想が尽きるとか絶対にありえないわよ! 私だって会いたいの我慢してるんだから今日はお願いだから我慢して!」
『やだっ!!』

 子供かアンタは! 美琴は上条をそう一喝した後でクリスマスプレゼントが出来たら連絡することを約束して上条からの電話を切った。
 上条のあまりの子供っぷりに呆れると同時にそこもまたカワイイと思える自分のベタ惚れっぷりを重症と感じてた美琴に遠慮がちに黒子から声をかけられる。

「あ、あの〜お、お姉さま。よ、よろしかったんですの? わたくしに付き合って下さるのは嬉しいのですが上条さんを差し置いてというのは」
「いいのよたまには。何たってこのプレゼントに黒子、アンタの真っ当な恋の成就がかかってるんだから。付き合ってあげるわよ」
「おっ、お姉さま……黒子は、黒子は……お姉さまの優しさに久しぶりにお姉さまへの欲望を解き放ギャンッ!」
「そうゆうのはいい加減卒業しなさい! ホラ、さっさと材料買ってクリスマスプレゼント作りにかかるわよ」

 自分の優しさに感動し、猛然と迫る黒子を雷撃で大人しくさせた美琴はプスプスと音を立てながら気絶している後輩を引きずって4階へと向かうことに。
 その際、上条へのお詫びの意味を込めたラブラブメールをちゃっかり送っている美琴だった。

―――――

 美琴から電話を切られた上条、最初は不幸と嘆きはしたものの恋人からのクリスマスプレゼントを楽しみにしただけで立ち直った。
 すぐさま幸せを感じていた上条だが美琴からのメールに気付いていないのは間違いなく不幸だろう。

「美琴のクリスマスプレゼントを楽しみにするだけにはいかないからな。よし、俺も何か美琴が喜んでくれそうなクリスマスプレゼントを買うとするか」

 美琴へのクリスマスプレゼント買う決意をした上条だが財布を忘れたことに気付き、急いで自分の部屋へと向かった。
 かなり速く走ったお陰ですぐに寮の前まで到着した上条の目の前の異常な光景に走るのを止めた。

「な、なあ青ピ……。これってどうゆう状況なんだ?」
「カミやん……。ボ、ボクもよう分からんねん。つっちーと遊ぼう思たらつっちーのメイドコレクションを楽しそうに燃やしとる白雪はんと半裸のつっちーがおって……」

 青髪ピアスが動揺するのも無理は無い、目の前には公衆の面前でパンツ一丁で正座させられている土御門と彼のメイドコレクションを笑いながら燃やしている白雪という異常な光景が広がっているのだから。
 アイコンタクトで逃亡を決意した上条と青髪ピアス、しかしその判断が僅かに遅かったのか土御門と目が合ってしまい、泣きつかれる羽目に。

7Ω:2012/02/25(土) 16:07:50 ID:coMVTxKU
こちらこそ、よろしくお願いします。


――――――――――


「あっ!!ちょうどいいところにいたにゃー!」
「げっ!ばれたか!?」
「何しとんねん!カミやんのせいでバレたやんか!」
「あっ、上条君ー、青ピー。これ燃やすの手伝ってくれる?」
「え、ええけど・・・何があったん?(理由は大体わかるけど聞いとこか)」
「いつものこと♪」
「あ、あぁ。そうですか。(ご愁傷様土御門)」
「そうか、いっつもつっちーは白雪はんの逆鱗に触れることばっかりやってるもんなー。」
「にゃー!!、助ける気はないのかにゃー!」
「「ない(で)」」
「そーゆーことだから、上条君達はこれもやしといて。私は元春の性格を叩き直す必要があるから♪」
「「りょーかい(やで)」」
「にゃー!助けるニャー!!」
当麻、青ピに裏切られた土御門は復讐を誓うのであった

――――――――――

「そうですかー、それで真夜ちゃんがかわりにきたわけですね」
「はい。それで奉仕活動って何するんですか?」
「それはですねー・・・」
「おい愚弟!なんでお前が上条の代わりをする必要があるんだ!」
「いいじゃん別に。で、何するんですか?」
「そうですねー、実は今日はすることがないんですー。だから帰ってよしです。」
「「え?」」
「上条ちゃんにも伝えてください。奉仕活動は1月4日からですって。」
「はーい」
そうして、井ノ原姉弟もやることがなくなって自宅に帰るのだった。

8Ω:2012/02/29(水) 17:09:37 ID:78KVkTCM
連投です

――――――――――

「なあカミやん」
「なんだ青ピ?」
「この灰どうする?」
「そうだなあー。舞花の乗ってる掃除ロボに吸ってもらったら?」
「そうやね、早速電話する?」
「その必要はないぞー」
「「舞花!?」」
「部屋の中で兄貴にせっか・・・お仕置きしてたんだぞー」
「「いや、折檻もお仕置きも同じだろ」」
「じゃあこの灰は吸っておくぞー、それと」
「「それと?」」
「さっき兄貴が(後で復讐してやるにゃー)って言ってたから気をつけろよー」
「了解やで。で、カミやんこの後暇?」
「暇だけど・・・どうした?」
「遊びに行かへん?」
「どこに?」
「学校とかどうや?」
「学校に遊びにって・・・まあ、寮にいると土御門の[復讐]がこわいからな、井ノ原姉弟も気になるし、いいぞ別に」
「じゃあ行こか」
「舞花、土御門と白雪によろしく言っといてくれ」
「じゃあなー」

こうして2人は学校に向かうのだった。

――――――――――

一方こちらはようやく月夜、舞花から解放された土御門

「にゃー、大変な目にあったにゃー」
「いつもそんなことしてるからだぞー」
「そーそー、少しは元春も反省してよ」
「にゃー、これもカミやんと青ピが裏切ったからこうなったんだにゃー」
「2人のせいにしない!」
「にゃー(あいつら・・・復讐してやる)」

土御門は策を練るのであった

――――――――――

「愚弟!」
「何ねーちゃん?」
「さっき肉まんかってくれるっていってたよな」
「あっ、忘れてた・・・今から買いに行く?」
「おう!」

井ノ原ツインズは通学路にある繁華街に向かうのであった、そこで復讐を誓う土御門と逃げる上条、青ピに巻き込まれることを知らずに・・・

――――――――――
個人SS書こうか迷ってるんですが・・・いい話がなかなか思いつかないですね・・・
今[科学サイド対魔術サイドでスポーツ対決をしてみた]ってのが1つあるんですが、どうでしょう?

9ё:2012/03/01(木) 23:01:57 ID:5.fEhWsM
 学校に到着した上条と青髪ピアスを出迎えたのはやや驚いた様子の小萌のみ。
 小萌から奉仕活動が相手側の都合で来年の1月4日に延期したことを聞かされ、上条はこの展開を不幸と思わずにはいられなかった。

「せっかく小萌先生からの不当な罰を井ノ原弟が代わりにやってくれて上条さんは大助かりだったのに……不幸だ」
「上条ちゃん、それは不幸でも何でもありません。真夜ちゃんの優しさに甘えた上条ちゃんが悪いんです。ラッキーも不幸も最初から無かったと思えばいいんですよー」
「カミやんご愁傷様やね。けどボクは同情はするけど手伝ったりはせえへんで。それで小萌センセーに褒められても怒られてもご褒美やけど奉仕活動なんてゴメンやからね」

 上条と青髪ピアスの自分に対する接し方を見て複雑な表情をした小萌は少しだけ溜め息を吐いた。
 その様子が気になった上条が理由を尋ねると、返ってきた答えは真夜の態度についてだった。

「真夜ちゃんが先生のことを月詠先生と呼ぶ上に大人の女性と言って礼儀正しく接して来たんですよー。先生個人としては喜んでいいんでしょうけどもっとくだけた調子で」
「小萌先生を大人の女性扱いするて井ノ原弟……どんだけマニアックやねん! 見た目も性格も小萌センセーは子供やゆうのに!」
「あの井ノ原弟見たら大して驚きはしねぇんだけど実際にやったって聞くと色々と間違ってる気がするよな、やっぱ。小萌先生もそう思……ゲッ!!」

 上条は驚いた、いきなり小萌が涙目で泣くのを堪えていたのだから。
 しかし先の自分と青髪ピアスの発言を思い返して自分達が悪いと気付いた上条は青髪ピアスと一緒に必死に小萌を宥めて泣くことを阻止した。
 泣くのを止めた小萌は罰として1月4日の奉仕活動に青髪ピアスも強制参加を告げると上条と青髪ピアスをとっとと帰した。

「なんでボクまでカミやんと一緒に奉仕活動せなアカンねん……恨むでカミやん」
「何でだよ! 明らかに自業自得だろ! ったく、この話はもう終わり終わり! 今からメシ食ってクリスマスプレゼント買いに行くぞ」
「メシはええとして何でクリスマスプレゼント? カミやんは美琴ちゃんにやけどボクは」
「白井に決まってんだろ? 青ピ、お前はクリスマスに勝負をかけると上条さんは踏んでるんでせうが」

 カミやんのくせに鋭いな、青髪ピアスはそんなことを思いつつも上条と一緒に昼食を食べに近くのファミレスへと向かうのだった。

―――――
 
 その頃、白雪は舞夏が帰った後の土御門の部屋でふとしたことを尋ねた。

「そういえば元春、あのメイドコレクションって全部が全部元春のモノだったの? それにしては量が多かったと思うけど」
「(……こいつはいきなり復讐のお膳立てキターーッ!)実を言うとあの中には青ピとカミやんが無理矢理置いて行ったものもあったんだにゃー」
「ホントに? 青ピくんはともかくとして上条くんまでというのは信じられないよ私」
「嘘じゃない! カミやんの名誉を守る為に言わせてもらうがカミやんのモノは恋人が出来る前に買ったモノ、それ以降は潔白なんだ。青ピはつい最近まで買ってたけどな」

 白雪が考え始めたのを見て土御門は思った、完全にオレの思う壷だと。
 真実を言うと処分された土御門のメイドコレクション、本人の分が6割、青ピからせしめた分が4割、上条はゼロという割合だ。
 嘘を信じ込ませる為に差し障りの無い程度に真実を織り込んだ土御門、復讐の準備は整ったと思っていたが、

「そうなんだ、じゃあ上条くんと青ピくんにもお仕置きしないとね。けど元春、コレクションの中に私そっくりの黒のロングに色白で巨乳のメイドさんBDがあったのはどうして?」
「おいおい月夜、そっくりとは言い過ぎだせい。巨乳って時点で完全に別人ぜよ。全く月夜にも困っ」

 自分の部屋の玄関を破壊した一撃を放った白雪を見て失敗を悟り、白雪の強力な一撃をこの状況下の中、冷静に分析した。
 白雪が周囲に瞬時に雪を生成、その後で全ての雪を掌へと集めて円を描くように踊らせ始めたこと受けて土御門は確信を得た。

(さっきのは普段の吹雪を圧縮して撃ち出したって所か……。普通に当たったら『肉体再生(オートリバース)』じゃあ厳しいな)
「オーケー土御門くん、上条くんと青ピくんへの制裁ついでに私の良さをこの吹雪の弾丸で骨身にしみる程度に教えてあ・げ・る♪」

 カンベンして下さいっ! そう言いつつ土御門は護身用に所持していた煙幕弾を使って慌ててその場を離脱。
 全力で逃げつつも後ろから聞こえる破壊音を聞きながら土御門は絶対に上条と青髪ピアスを見つけて巻き込んでやると固く心に誓うのだった。

10ё:2012/03/01(木) 23:15:19 ID:5.fEhWsM
 その頃、井ノ原ツインズは昼食の買い物と肉まんの購入を済ませた所だった。
 嬉しそうに肉まんを頬張る真昼を優しい笑顔で見守る真夜は片手に大量の荷物を器用に抱えつつも、時々は真昼の口の周りを拭いている。
 真昼も嫌な素振りを見せずに照れくさそうにしながらも嬉しそうにするという、学校では絶対に見せない微笑ましい仲の良い姉弟の姿がそこにはあった。
 その様子を少し離れた所、偶然通りかかった一方通行が信じられないものを見たような表情を浮かべて目撃していた、打ち止めと番外固体を引き連れて。

―――――

 収まらなかったので少しですが連投しました。
 白雪の能力は【冷却して生成した物質(主に雪)の操作】にしました。
 氷の剣とか氷付けは無意識下でしか使えない感じで(そうしないとまたレベル5になりそうですし)。

 ΩさんのSS、楽しみです。

11Ω:2012/03/14(水) 16:25:12 ID:v07VIdsQ
一方その頃・・・・

イギリス、ロンドンの寮では・・・
「インデックス、五和、何をしているんですか」
「「クリスマスの予定を立てているんだよ(です)」」
「それは学園都市の地図みたいですが、なぜデートスポットばかり赤でバツ印をつけているんですか?」
「「回る予定だからだよ(です)」」
「なぜ上条当麻の部屋のある寮にも印が付いているんですか?」
「「回る予定だからだよ(です)」」
「どうやって学園都市までいくつもりなんですか?」
「「最大主教につれていってもらうんだよ(です)」」
「そもそもなんでクリスマスに学園都市に? イギリス清教の人間ならクリスマスはキリストの生誕を祝っておくべくでは?」
「「日本で祝うから大丈夫だよ(です)」」
「ズバリ聞きますが、上条当麻と御坂美琴を殺そうとしていませんか?」
「っっ!ち、違うんだよ!」
「そ、そんなわけないじゃないですか!」
「そうですか、それならいいです(自分達の命は自分たちで守ってください)」
「「(私の心をもてあそんだとうま(当麻さん)と、私からとうま(当麻さん)を奪った短髪(御坂さん)には後悔してもらうんだよ(痛い目を見てもらいます))」」

こうして、クリスマスにインデックス、五和が学園都市で上琴狩りをすることが決定した、そこで常盤台の電撃姫の本当の怖さを思い知らされるとは知らずに・・・

――――――――――

SSスレの方にSS第1話を投下しました。是非どうぞ(^;^)

12ё:2012/03/21(水) 17:26:16 ID:Gc7ewZec
「ンだありゃあ……。学校でのアレはフェイクだってのかァ? ギャップがありすぎンだろォ……」

 学校での井ノ原姉弟しか知らない一方通行は初めて見る双子のやり取りに未だ疑いの眼差しを向けていた。
 井ノ原姉弟が視界から消えたのを受けて我を取り戻した一方通行、そこでようやく打ち止めが居なくなっていることに気付く。

「オイ、クソガキが居ねェがどこ行ったァ?」
「さぁ? そもそもミサカ、最終信号のお守りなんてしてないし。むしろそれって第一位の専売特許でしょ?」
「嘘つけェ! あの騒がしいクソガキが居なくなって気付かねェなンざありえねェだろうがァ! さっさと本当のコト話せェ!」
「なーんだ思ったよりも冷静でミサカつまんなーい。最終信号なら近くのコンビニ行くってホラ、帰ってきた」

 番外固体が指差した先、そこに肉まんを食べながら戻ってきた打ち止めの姿があった。
 打ち止めが肉まんを食べきって口元を汚したまま、目を瞑って見上げるのを受けて一方通行は全てを理解すると同時に怒りが頂点に達した。

「ミサカもあの双子さんみたいにあなたにお世話されたいなーってミサカはミサむぎゅ! いだだだっ! ミサむーっ!」

 無言で怒りつつも打ち止めの口を拭いている一方通行を見て番外個体は思った、第一位もたいがい甘いと。
 乱暴に打ち止めの口の汚れを拭い終えた一方通行は急に寒くなるのを感じて何事かと思うと、

「ねぇ一方通行くん、元春のバカかデルタフォースのバカ2人、どっちでもいいから見なかった?」

 雪を撒き散らかしながら白雪がやって来た、表情は無表情ながらも冷たい怒気を発しながら。
 一方通行は一瞬だけビビったものの、すぐさま冷静さを取り戻して3人を見ていないことを告げた。
 見つけたら捕まえといてね、そう言って去っていった白雪から殺気を感じ取った一方通行は、

「おいテメェら、今から家に帰れ。俺は今から3バカを探す」
「えー。今日はミサカを焼き肉に連れて行かなかったお詫びしてくれるって言ったのに第一位ってばやっぱり女より男の方が好きなんだー♪」
「そうなのっ! ってミサカはミサカは衝撃の事実に驚いてる!」
「バカ言ってンじゃねェ! 単にカタギに殺しをさせねェってだけだァ! 終わったらちゃんと詫びしてやるから大人しく待ってろ、いいな!」

 とぼけた発言をする打ち止めと番外固体を置いて、一方通行はデルタフォース捜索に乗り出した。
 しかし一方通行は知らなかった、大人しく黄泉川のマンションに帰るだろうと思っていた打ち止めと番外固体が帰る気ゼロのいたずらな笑みを浮かべていたことを。

―――――

「ちっ、デルタフォースのデの字も見つからないよ。1人でバカ3人を見つけるのは無理があるわね。そ・う・だっ♪」

 怒りながらも冷静、というか冷酷になっている白雪はデルタフォースと一方通行以外のクラスメート全員にメールを送ると再び歩みを進めた。
 内容は【クラスメートニ告ゲル。デルタフォース狩リなう。協力求ム】といたってシンプルでいて分かりやすいものである。

―――――

「あっ、白雪さんからメールだ。……ねーちゃん」
「ああ、俺の所にもメールが来てるぜ。愚弟、俺はお前のねーちゃんだ。お前の言いたいことは分かるぜ」
「ありがとうねーちゃん。じゃあ荷物をロッカーにしまったらデルタフォースを捜そう」
「おうっ! それに多勢に無勢ってのは俺やお前の性に合わねぇしな」

 真昼は真夜が素の性格を自分や家族以外の人間に見せることを嬉しく思いつつもどこか寂しさを感じるのだった。
 井ノ原姉弟、あては全く無いもののこの繁華街を中心にデルタフォースを捜すことにした、勘を頼りに。

―――――

 時は進み午後12時20分、上条と青ピは一方通行、白雪、井ノ原姉弟がいる繁華街にあるファミレスでのんびりと昼食を摂っていた。

13Ω:2012/04/08(日) 11:29:24 ID:P6s8o06s
久々の投下です。
高校が始まったので、あまり頻繁に更新はできないかも

――――――――――

普段美琴達が利用しているファミレスで
「そういえばカミやん、クリスマスプレゼントって何を買うつもりなん?」
「うーん、やっぱりぬいぐるみとか可愛い系だな、美琴はそういうの好きだし」
「ふーん、ボクは何がいいと思う?」
「自分で考えろよ」
「そうはいっても、黒子はんの好みなんて知らへんし」
そう言ってプレゼントを相談していた

――――――――――

そのバカ二人を真っ先に見つけたのは・・・
「発見しました、とミサカ10032号は上位個体に報告します」
「さすがに人数がいれば見つけるのは簡単だねってミサカはミサカは当然のことを言ってみる」
ここは繁華街のビルの屋上、番外個体と打ち止めはシスターズのミサカネットワークと上位個体の権限を駆使し、妹達と別れて捜索していた
そして妹達の一体が二人を発見したので、打ち止め、10032号、番外個体で今から迎えに行くところだった
「それじゃあどうする?、ミサカは影から観察して事の顛末を見届けようと思うんだけど」
「確かに面白そう!ってミサカはミサカは同意してみる」
「それじゃあ行きましょうか。とミサカは二人に同意します」

そこで妹達は追われる二人と追いかけるクラスメイトと土御門の策の恐ろしさを垣間見ることになる

14ё:2012/04/30(月) 21:53:33 ID:7AHuhkwQ
誰も書いてないですね……人のこと言えませんけど。

―――――

「白井へのプレゼントは青ピが女だったら喜ぶ変態的なもの、これでいいだろ」

 上条の出した結論に青ピは暗に黒子を変態呼ばわりされたことに気付くものの、事実なので言い返すことが出来なかった。
 しかも上条にしては理に適っているので素直に受け入れ、買い物をする為に席を立とうとするが、

「青ピ、ちょっと待て」
「どないしたんカミやん。そないマジなツラして」
「外見てみろ」

 真剣な表情で上条が外を見るように促したのですぐさま店の外を見ると自分達のクラスメートが2人居た。
 最初は特に気にも留めなかったがその2人が周囲をキョロキョロしていることに気付くと反射的に席に座り直す。

「なぁカミやん、これって……」
「たぶんだけど俺かお前、もしくは俺たちを探してるんだろうな」
「やっぱりなん? せやけど心当たりなんて……あったわ。さっきの白雪はん絡みやな、おそらく」
「俺もそう思ってた所だ。そして元凶は間違いなく土御門。となるとまずは」

 この場から上手く逃げてからつっちー探してボコるんやね、青ピの言葉に上条は頷くと姿勢を低くして席を離れた。
 その後、会計を済ませてから店員に無理を言って裏口を使わせてもらって店を無事に脱出、周囲を警戒しながら土御門探しを始めるのだった。

―――――

「クソッ、アイツらどこ行ったァ。しかも上条と青髪、土御門と分かれてっから余計に探しづれェ」

 上条と青ピが店を出た頃、一方通行はデルタフォース探しをしていたが既にイラつき始めていた。
 そんな一方通行を発見して近寄ってきたのは井ノ原姉弟、一応警戒するものの、

「一方通行、上条と土御門と青ピ探してるんだけど知らないか? このままだと3人が大変なことになるんだ」

 真夜の言葉に双子が同じ目的で行動していると分かると警戒を解き、同じく探してる途中だと答えた。
 その後で一方通行は真夜が大変なことになるという言葉が引っかかり質問すると真昼が白雪からのメールを見せる。

「ンだよデルタフォース狩りってよォ……。この調子だと3バカの味方は俺とテメェらだけみてェだな」
「まあそうなるな。つーか一方通行、お前このメール見てねぇのかよ?」
「白雪には教えてねェからな、俺の番号とアドレス。ンなことよりさっさとアイツら探すぞ」
「分かった。けどその前に俺とねーちゃんの番号とアドレス教えるから一方通行のも教えてよ。お互いに連絡は必要だからさ」

 真夜の申し出を最初は断ろうとしたが一方通行だが自分と同じ目的で動いていること、真夜の言い分に納得して提案を呑むことに。

「ありがとう一方通行。一方通行ってやっぱりイイ奴だな」
「バッ、バカ言ってンじゃねェ! 俺はたまたまヒマだったってだけでなァ、テメェらみてェな善人じゃ」
「なぁなぁ愚弟、これがツンデレってやつなんだろ? 俺リアルで見るの初めてだけど面白ぇな♪」
「うっ、うっせェ!! とっとと番号とアドレス交換してアイツら探しすっぞォ!」

 真昼にからかわれて照れ隠しで怒鳴り散らしながらも一方通行は井ノ原姉弟と電話番号とメールアドレスを交換し、2手に分かれてデルタフォース探しを再開させた。

―――――

 その頃、土御門は結標と連絡を取っていた、目的は強力な移動手段の確保である。

15Ω:2012/05/03(木) 21:52:34 ID:F8PygWLk
約1ヶ月ぶりの投下です、個人SSもたまに投下してるので見てね♪

―――――

「・・・というわけだにゃー」
「わかったわ、それじゃあ一度合流しましょ」
「じゃあ第7学区の公園に来て欲しいにゃー」
「了解、ついでに海原もいる?」
「海原か(・・・カミやんと御坂嬢のことを取り上げれば・・・)まあ連れてきてくれ」
「わかった、今から行くわね」
「ああ、それじゃあな」

「お、動きがありました、とミサカは報告します」
「それにしてもミサカの電磁波レーダーってこういうとき便利だよねー」
「それよりも追いかけようよってミサカはミサカは2人に促してみたり!」

「なあカミやん、今からどこに行くん?」
「とりあえず寮の方に行く。もしかしたらその辺にいるかもしれないからな」
「確かに、居そうやね、それやったらウチのパン屋とかも怪しくあらへんか?」
「お前が下宿してるところか・・・確か公園の近くだったか?」
「そうや、カミやんと御坂はんが付き合う前にいろいろあった公園や」
「なっ!?何でお前がそれを」
「この前自分で惚けてたやないか」
「そういえば・・・」
「まあとりあえずパン屋にも寮にも近く、なおかつ通学路にある公園やから、僕は怪しいとおもってんのよ」
「そうだな、とりあえず行ってみるか」

「ふー、買ったわねー」
「これだけあれば十分ですわね」
「それじゃあ後はこれを持って帰るだけか」
「それなら私の空間移動で・・・」
ヒュン・・・
「こういうときに便利よね黒子の能力」
「寮に運んでおきましたわ」
「ありがと、もうこの後暇だから遊びに行かない?」
「そうですわね」
「それじゃあいこっか」
「どこにですの?」
「いつもの公園」
「またはしたない行為をするのではなくて?」
「なっ、何がはしたないのよ!」
「自販機蹴りですの」
「うっ・・・(確かにやろうとしたけども・・・)」
「図星ですの」
「わかったわよ、今日は電子制御にしとくわ」
「風紀委員の前でよくそんな発言ができますわね」
「だってあれは私の1万円札や当麻の2千円札を飲み込んだのよ!」
「だからといってその犯罪を見過ごすわけにはいきませんの」
「わかったわよ、普通に買うから!」
「そうしてくださいませ」

「うーんいないなあ」
「そうね」
その頃白雪は茜川と合流していた
「どこか心当たりがある?」
「心当たりってほどじゃないけど、通学路から青ピ君の下宿先と男子寮、女子寮方面に分かれるところに公園あるでしょ」
「うん」
「そこに一度全員を集めて待ち伏せと作戦会議しない?もしかしたら会議中にデルタフォースの誰かがくるかもだし」
「そうね」
そう言いつつ既に白雪はメールを打ち始めていた、内容は
【クラスメート二告ゲル、寮前ノ公園二集合、待チ伏セヲ決行スル。今スグ来ルヨウニ】という簡単なものであった

「ン、メールか」
内容を確認する一方通行、そして
「(・・・これは行くべきだなァ)」

同じ頃井ノ原ツインズ、クラスメイト全員もメールを確認、公園に向かうことになった

16■■■■:2012/05/07(月) 23:08:16 ID:u126HwEk
今更だが、数レスに分けて投下したほうが読みやすいと思うのは私だけか?

17■■■■:2012/05/07(月) 23:08:48 ID:u126HwEk
今更だが、数レスに分けて投下したほうが読みやすいと思うのは私だけか?

18■■■■:2012/05/07(月) 23:12:00 ID:u126HwEk
連投及びageちまったorz

すまぬ

19ё:2012/05/14(月) 21:26:05 ID:Jg2fBJMo
 一番最初に公園に集合した白雪の呼びかけに応じた上条のクラスメート、既に公園に展開してデルタフォース捜索を始めている。
 公園の中心で待機している白雪と茜川、しかし白雪はかなり不機嫌だった。

「ね、ねぇ月夜ちゃん。どうしてそんなにイライラしてるのかな〜?」
「イライラなんてしてないよ。ただすっごくムカついるだけだよ。私の呼びかけに応じなかった人達と3バカに」

 白雪がイライラしている原因、それは標的のデルタフォースと自分に協力していない一方通行と井ノ原ツインズだった。
 周囲に雪を撒き散らしている親友をどうしたものかと考えていた茜川、少しでも気を紛らわせようと思ったことを口にする。

「でも井ノ原君が私たちと一緒じゃないのは意外と言えば意外かな〜。今までみんなに合わせてた感じだったから。でも元々こういったこと好きじゃないし〜」
「そうなの? 私、全然知らなかったよ。それにしても赤音ちゃんって井ノ原くんのこと、良く見てるんだね」
「べっ、別にきっ、気になるとかそんなんじゃないよ! そっ、それよりも私たちもデルタフォースを探そう、うんそうしよう!」

 親友が顔を赤くさせて慌てふためく姿が可笑しかったのか、白雪の苛立ちはキレイさっぱり無くなった。
 白雪は茜川を伴ってデルタフォースを探し始める、見つけ次第狩る方向で。

―――――

「もうみんな公園に集まってるなんて思わなかったなぁ。ねーちゃんの勘はやっぱり頼りになるよ。おかげで不用意に公園に入らずに済んだから」
「へへっ、愚弟に褒められるとやっぱ嬉しいな。けど俺の能力で確認した方が早かったんじゃねーのか?」
「あれを見たらねーちゃん知恵熱起こして気絶しちゃうから使わない方が正解だよ」

 こちらは井ノ原ツインズ、真昼が公園が危険だと直感で感じたので真夜が公園の入り口付近の木に登って上から偵察。
 その結果、多くのクラスメートを発見したのですぐさま公園から少し離れた場所に退避する。

「みんな探してる風だったからおそらくデルタフォースはまだ見つかってないと思う。とりあえず公園の外を探してみようよ」
「そうだな……おっ、愚弟あそこ」

 真昼が指差した先、そこに上条と青ピの姿を発見した真夜は2人を手招きで呼び寄せた。
 真夜に気付いた上条と青ピは駆け足で2人に駆け寄ると、真昼に白雪からのメールを見せられて驚愕する。

「何だよデルタフォース狩りって! しかもクラス総出なんてイジメじゃねーか! これじゃあ土御門シメるどころの話じゃねーよ!」
「何人かは白雪はんに協力してるて踏んでたけどまさかクラスメート全員なんて規模大きすぎやろ! ……まさか」
「俺とねーちゃんは違う。3人を助けに来たんだ。狩りに参加してるならこのメール見せる前に気絶させて白雪さんの前に突き出してるよ」
「ま、愚弟の優しさに感謝しろよバカ共♪ ちなみに一方通行もお前らの味方だ、良かったな」

 不幸中の幸い、上条と青ピは今日ほどこの言葉の重みを感じた日は無かった。
 上条と青ピは井ノ原ツインズに感謝しつつ、彼らの提案通りに土御門と合流する為に移動を始めた。

「つっちーをシメるんは全部解決してからでも良さそうやね。まずはボクらに降りかかったトラブルの解決が先や」
「そうだな。土御門の奴をシメてから俺は美琴の、青ピは白井のプレゼントを買う。全く問題無いな」

―――――

 その頃、美琴と白井は白井の【空間移動】で公園内に到着、そこに偶然にも白雪と茜川が居た。

20Ω:2012/05/14(月) 22:49:51 ID:SSYEnaiw

「あら、あなた方は○○さん(青ピ)のクラスの・・・」
「あっ、白雪さんと茜川さん。こんにちわ」
「あっ美琴ちゃんこんにちわ何しにきたの?」
「別にこれといった用はないんですけど・・・」
「なら協力してくれない?実は上条君達が・・・」

白雪が美琴と黒子に話したのはこんなことでる
・クラスで3バカ狩りなうということ
・当麻がメイドコレクション所持ということ(これは土御門の策だが)
・とりあえず美琴達にも協力して欲しいということ

「なっ!?当麻がそんなものを!?」
「そう言う事、だから協力してくれるよね」
「もちろん、久々にお仕置きが必要ね当麻(ニコッ)」

そう言いつつ当麻にメールを送る美琴、内容は
・ちょっと急用で今すぐ会いたいから今から当麻の寮に行くね(^;^)
といった簡単なものである

「ん、メールだ」
「誰からや?」
「美琴から・・・ふんふん」
「どうした上条?」
「スマン、美琴が今すぐ会いたいから寮に来てって」
「じゃあ行ってあげろよ」
「でも公園はあいつらがいるし・・・」
「ちょっと回り道していったらいいんちゃう?」
「そうだな」
「「「それじゃあな」」」
「ああ」

「黒子はどうする?」
「○○(青ピ)さんに関しては今更なのでべつにお仕置きは必要ありませんの」
「そう、それじゃあどうする?」
「今日は帰ってプレゼント作りの方を始めますの」
「そう、それじゃあバイバイ」
ヒュン・・・
「さてと、それじゃあ白雪さん、行きましょうか」
「そうね、じゃあ私たちは1つ下の階で待ってるから」

こうして、公園から舞台を寮に移そうとしたその時・・・
「すまねェ、遅刻した」
「あ、一方通行、きたんだ」
「あァ、少し遅れたが協力するぞォ(とりあえず紛れ込んでこいつらが動き出したら一掃するか)」
「それじゃあ美琴ちゃん、お願いね」
「はい」

その頃、土御門はグループの面々と合流し、公園へ向かっていた

21ё:2012/05/24(木) 23:05:07 ID:2ZDnw8a2
「ねぇ土御門、私達グループを呼び寄せるほどの用事って……一方通行は?」
「まったくです。自分なんてショチトルとトチトリへのクリスマスプレゼントを選んでブフォッ! な、何するんですか!」

 リア充もげろ、殴った後にそう呟いた土御門に抗議しようとした海原だが彼の怒りの表情に怯んでしまった。
 ちなみにグループは、というかグループだけは「闇」の組織として活動をしているが彼らを縛るものは何も無くわりと自由なのだが結成に関しては別の所で。
 話は戻り、土御門は今回の招集について真剣に理由を明かすと、

「帰っていいかしら? そんなしょうもない痴話喧嘩に私を巻き込まないで」
「痴話喧嘩に関しては結標さんと同意権ですが上条当麻に痛い目に遭わせるというなら協力しますよ」

 結標からは蔑みの視線とともに否定、海原からは協力をこぎつけることに成功する。
 土御門は結標からの否定は予想通りだったのでここで交渉の切り札を切る。

「これに協力してくれたら結標、お前さんの気になるあの少年との出会いをプロデュースしてやるぜい♪」
「えっ、ちょ、ホントに! というか何であなたがあの子のこと知ってるのよ! お願いだから他の奴らには言わないで! もちろん今日は協力するわ!」
「協力感謝だぜい。ま、今回ばかりは約束は守るから安心しろ。さ、カミやんが寮に向かってるだろうからオレらも寮に向かうにゃー」
「狙われてる身で自分の部屋に戻るんですか? 上条当麻もそこまでバカでは」

 そこまでじゃない、それ以上のバカだ、土御門は海原の言葉を遮ってキッパリと告げた。
 土御門、結標、海原は歩いて寮へと向かうことに(【座標移動】での移動は危険ということで却下】)

―――――

「おーい美琴ー。あなたの上条さんが到着しましたのことよー……あれ?」

 寮の前に到着した上条、てっきり美琴が可愛らしく待ってるかと思っていたが不自然なほどに静まり返ってることに疑問を持つ。
 嫌な予感がした上条は急いでその場を離脱しようとしたが、

「ワッ!!!」
「ぐわっ!! こ、この耳にも脳にも響く大声は、あ、茜川なあだだだだっ! くそっ、今度は白雪の雪かよっ!」

 茜川の奇襲による大声に超音波に出鼻を挫かれ逃げ場を失い、更に白雪からの雪の攻撃に晒されることに。
 しかしそこは歴戦の猛者と呼ぶに相応しい上条、白雪の雪によるダメージに耐えながらも【幻想殺し】を振るって雪を全てかき消した。

「ちっ、しぶといよ上条くん。でもこっちだってこれで終わりじゃないからね」
「……やっぱり美琴もそっちがぬおっ! む、無言の雷撃は心臓に悪いから止めて! いや出来れば攻撃する理由をきちんと……って一方通行が何でそっち!」
「アンタは私よりも一方通行に対して大きなリアクションを取るのね、へぇ〜。メイドに男まで興味津々……こんの雑食系旗男がぁぁぁぁっ!!」

 上条としては味方と聞いていた一方通行が白雪側に付いていた事に驚いただけなのだがどうゆうわけか美琴の怒りを増大させる羽目に。
 怒号と共に上条に全力で攻撃を再開した美琴を前にさしもの一方通行も上条を守るタイミングを失ってしまう。

(こンな状況で助けに入る度胸は俺にはねェ。悪ィが上条、チャンスが来るまでガマンしろよ。しっかし女ってのは怖ェ生き物だよなァ)

―――――

 寮方面から雷音が聞こえてきたのを受けて青ピ、井ノ原ツインズも行動に移る。

「もしかしなくてもカミやんハメられたみたいやね。そんでボクらはどないするん?」
「当然助けに行くに決まってるだろ。俺と青ピは後で向かうとしてまずは愚弟が一足先に上条に助太刀だ。ホラ、愚弟が能力使用し始めてるぜ」

 真昼が指差す先、そこには目を瞑って集中している真夜の姿があった。

(総合数値150を30ずつに分配。基本基盤として全身強化。そこに筋力、神経、視力、自然治癒力。うん、先生の言う通りだ。今までに無い手応えを感じる)

 目を見開いて強化を終えた真夜、今までに見せたことの無い速さで寮へと駆け出した。
 その姿に真昼は得意げに頷き、青ピは呆然と見送りつつも続くように寮へと向かうのだった。

―――――

「わーママったらパパに本気で攻撃してるよってミサカはミサカは大人げないママに呆れてみる」
「最終信号、アンタおねーたまとおねーたまの男をママとパパって呼んでるの?」
「そうだよってミサカはミサカは得意げに言ってみる」

 美琴と上条の痴話喧嘩(はた目には本気の戦い)を安全圏から見ているのは打ち止め、御坂妹、番外固体。
 番外固体が打ち止めから上条をパパ、美琴をママと言っていることを知ったことで彼女の悪戯心を刺激し、事態は更に悪い方向へと向かう。

22ё:2012/05/24(木) 23:08:07 ID:2ZDnw8a2
グループと真夜の能力についてはSSスレで書くつもりです。

23Ω:2012/05/28(月) 17:04:15 ID:5xxjdhnw
初めての定期試験でいきなり赤点の憂き目に、だれか数学Ⅰ教えてくれ!!
あと、上条の学校の名前は再スタート前を継承して友愛高校としています
―――――
「(なんかミサカいいこと思いついちゃった)ねえ」
「なんですか?とミサカは番外個体に聞き返します」
「もうそろそろおにーたまとおねーたまとめてあげない?」
「う〜ん、でもどうするの?ってミサカはミサカは作戦を聞いてみる」
「それはね・・・」

内容はこうである
・痴話喧嘩の間に入って打ち止めがクラスメイトの面前でパパママ発言
・そして我を忘れ上条狩りをはじめるクラスメイトと悶えながら逃げる上琴
・打ち止めの発言を風紀委員のカメラ経由で黒子に流し、常盤台参戦
・上琴VS友愛高校&常盤台中学の構図完成

「・・・ということ」
「さすが番外個体、そういったことを考えさせたら右に出る者はいませんね、とミサカは妹の作戦に惜しみない賞賛をおくります」
「それじゃあさっそく行ってみよう!ってミサカはミサカは張り切ってみる」
「ミサカもどんな結果になるか楽しみ♪」

こうして妹達は痴話喧嘩を終わらせるため、そしてさらにその後逃げる上琴VS追う上条と美琴の学校の生徒という構図を楽しむために行動を開始した
―――――
ところ変わって上条の寮、ここでは女子2人(美琴、白雪)による拷問を受けていた(他は寮の外で待機)
すでに当麻の服は所々焦げている上、縄で縛られて床に転がされている状況です

「だから上条さんは何もしてませんって!!」
「嘘ね」
「なっ!!美琴、即答はひどくありませんか!?」
「だって当麻達っていつもそうじゃん」
「うっ!・・・で、でも美琴と付き合ってからは全くそんなことは・・・」
「まあ、私と付き合ってからはね、でも過去にそんなことしたことは?」
「・・・なくはない、けどいっつも中心は土御門や青ピなんだ!!信じてくれ!!」
「う〜ん、私も当麻を信じたいんだけど・・・」
「美琴ちゃん、それなら元春捕まえてからお仕置きでもいいけど」
「あ、それじゃあお願い出来ますか?」
「うん、そろそろ元春も帰ってくるだろうから待ち伏せするよ」

そういって白雪は隣の寮にベランダから侵入していった

24■■■■:2012/06/15(金) 22:53:16 ID:PQgYy7Ks
本当に投下されなくなったな・・・書き手も減る一方で増える事はなさそうだ

25Ω:2012/06/17(日) 01:39:09 ID:dMOCGis2
頼む・・・誰でもいい、誰か来てくれ・・・
SSのほうも俺一人だし、それよりもリレーがこれって・・・
俺も、いつ消えるかわからんが・・・

26ё:2012/06/20(水) 10:46:58 ID:2mx/lJLA
「さぁ当麻、覚悟はいい?」
「か、覚悟って何の覚悟で」

 白雪が上条の部屋のベランダからいなくなったことを確認した美琴は最近持ち歩くようになった砂鉄の入った小瓶を取り出した。
 上条は砂鉄の剣で切り刻まれると思っていたが、美琴が切ったのは上条を縛り上げていたロープだった。

「へっ?」
「もう怒ってないわよ。白雪さん見てたら冷静になっちゃたわ。そりゃあ当麻がメイド萌えなのはショックだけどそれは当麻の一部だもの」
「美琴……ありがとう。俺、美琴が恋人で本当に……ってメイド萌え? 誰が?」
「当麻に決まってるでしょ。大丈夫、私は当麻のいい所も悪い所もひっくるめて大好きだから。だからもう隠さなくてもいいの」

 濡れ衣だーっ! 上条はそう叫んだ後で身の潔白を主張し、その後で美琴に上条メイド萌えの情報源を聞き出した。

(土御門のヤロウ、白雪の怒りを俺や青ピにまで向けさせやがったな。あの腐れアロハ、全力でぶん殴る!)
「でもよかった〜、当麻がメイド萌えとかそんなんじゃなくて。ま、まあたとえメイド萌えだったとしてもある程度のリクエストには応えてあげても」
「よっと。ふぅ、さすがに7階を上るのは少し疲れ」

 上条と美琴が普段通りのバカップルに戻ろうとしたその時、ベランダから声が聞こえてきたので美琴は反射的に電撃を侵入者に放った。
 呻き声に聞き覚えがあった上条は電撃をくらった侵入者に駆け寄るとその顔を見て大いに驚く。

「いっ、井ノ原弟! 何でお前がここに!」
「も、もしかして当麻の知り合いなの? どうしよう……手加減あまりしてな」
「あいたたたっ……。き、きいた〜。これが第3位の電撃かぁ、上条はこんなのくらってるのか。能力で強化してなかったら全身火傷で即入院だったなぁ」

 侵入者こと真夜がよろよろと立ち上がりながら平然と喋ってることに驚きの声を上げた上琴にビックリする真夜。
 全身の感覚を確かめながら上条が美琴と仲直りしてることを感じ取った真夜は安堵の表情を浮かべた。

「上条、無事みたいだな。それに御坂さんとも仲直りしたのか。良かった良かった。後は白雪さん達をどうにかするだけ……あれ?」
「ね、ねぇ当麻、あの人アンタを助けに来たみたいだけどもしかして変人? 当麻の知り合いって大抵は当麻を助けないんじゃないの?」
「美琴は上条さんの知り合いを何だと思ってるのでせうか! 井ノ原弟は変人じゃなくていい奴なの! 今日まで知らなかったけど……」

 上条の心配をした真夜に疑念を持った美琴は最初のうちは警戒したが上条の言葉と彼の真っ直ぐな眼差しを前に信用することに。
 そして上条は真夜にベランダから入ってきたことと美琴の電撃を受けて平然としている理由を尋ねると、

「ベランダから入ったのは正面は他のみんなが待ち伏せてるから。御坂さんの電撃を受けて無事なのは能力で電撃の耐性も上がったから。あ、平気じゃないぞ。体が少し麻痺してるし」
「えっとさっきはごめんなさい! つい不審者と間違えてしまって……」

 いたってシンプルな回答が返ってきたことに思考がシンプルな上条は素直に受け入れた。
 その一方で美琴で真夜に電撃をくらわせたことを謝罪するがくらった本人は全く気にしていないと笑顔で答えた。
 とりあえず一段落したことで上条は美琴と真夜と一緒に部屋を出ようとするが隣、つまり土御門の部屋から破壊音が聞こえてきたので少し待機することに。

―――――

「よし、侵入完了っと♪ ……しかし我ながらこれはやり過ぎだよ、うん」

 時間は少し遡り、土御門の部屋に侵入した白雪は自分が引き起こした惨状を前にさすがに反省し、後片付けを始める。
 そうしているうちに少しづつ怒りも収まり、土御門を許そうとしたその時、

「到着よ。うわっ、土御門あなた普段からこんなに散らかしてるの?」
「結標さん、これは散らかしてるというよりは襲われた感じですよ。ここまでの破壊をする恋人とは土御門さんも苦労しますね」
「うるせぇよ。さっさと入ってカミやんが来るまで待機……つ、月夜! ち、違う! この2人は別にそんなんじゃのわっ!」
「「うわわっ!」」

 上条を待ち伏せようとしている土御門、海原、結標が結標の【座標移動】で突然現れた。
 いきなり現れたことに呆然としてるだけの白雪だが土御門は浮気だと誤解されると踏んで慌てて弁明に入るがつまずいて海原と結標を巻き込んで転んでしまう。
 その結果、土御門が海原と結標に覆いかぶさる形を作り上げてしまい、それを見た白雪の収まりかけていた怒りは一気に臨界点を突破した。

27■■■■:2012/07/18(水) 20:21:42 ID:teBN0CQc
完 全 に 失 速

28■■■■:2012/08/16(木) 21:46:33 ID:43z9ZL2Q
2ヶ月経つぜ?
どーすんのよ

29■■■■:2012/08/17(金) 15:05:32 ID:c42u1RK6
少しは反応してやれよ・・・

30■■■■:2012/08/18(土) 00:03:45 ID:JKR0oszg
>>25
消 え る が よ い

31■■■■:2012/08/18(土) 08:10:56 ID:XrJUPGro
続きを書きたいのはやまやまなんだけど書き手が1人になったので迷ってる所。

32■■■■:2012/08/18(土) 08:40:23 ID:xn.ULAAc
こうリレーなんてバトン渡す相手がいなければ成立しない
速報で一人で書いたほうが気が楽だよ?

33■■■■:2012/09/09(日) 12:15:26 ID:tt1jP7vs
もしもし?生きてる?

34ё:2012/10/27(土) 22:30:55 ID:MjPA3jRs
気まぐれ気味に投下、これで続きを誰かが書いてくれればと。

―――――

「何? 私だけじゃ満足できなくて乳サラシと美少年まで囲うって意志表示?」
「だっ、だから違うって! オレは月夜1人だけだ! 結標、海原、お前らからも」
「ちょっと! 乳サラシってどうゆうことよ! 喧嘩売ってるなら買ってやるわよ!」
「誤解です土御門さんの恋人さん。自分は男色ではなく立派に正常な恋愛感情しか持ち合わせていませんよ。自分が愛してるのは御坂さんです!」

 テメェらもう黙れーーっ! パニック気味に叫ぶ土御門にいつもの余裕はもはや無かった。
 こんな3人のやり取りも今の白雪にとってはいちゃついてるようにしか見えていない。

「もういいよ。もう分かったから土御門くん、ちょっとイチから教育し直そっか♪ そこの泥棒猫どももついでに」
「そうゆうことなら自分は貴女の味方です。土御門さんには常日頃から思うところがありますからね。貴女の教育、お手伝いしましょう」

 ここで土御門と結標を裏切った海原を白雪は少し疑ったが、彼の目を見て信じてもいいと評価して味方に引き入れた。
 海原をズルイと感じた結標も裏切ろうとするが、

「結標、テメェもし月夜に付いてみろ。オレのありとあらゆる手段を使ってテメェの気になってる奴との繋がりを断ち切るぞ、死ぬまでな」

 土御門の大人げない脅しに本気を感じ取って仕方なく土御門の味方をする羽目に。
 白雪が周囲に雪を精製、海原が黒曜石のナイフを構えたの見た土御門はすぐさま結標に指示を送る。

「結標、外にテレポートだ!」

 最初は部屋の外に【座標移動】して逃げようとした結標だが、土御門が僅かに横に首を振ったのを見てそちらにテレポート先を変えた。
 土御門と結標の居た場所を白雪の雪が襲うが結標の【座標移動】のスピードが勝り、部屋を蹂躙するだけとなってしまったのだった。

―――――

 土御門の部屋から破壊音が聞こえるのと同時に、上条の部屋に土御門と結標がテレポートしてきた。
 とりあえず逃げることに成功した土御門は深呼吸して気持ちを落ち着かせた後で上条と美琴、真夜が居ることに気付く。

「やっぱり戻ってたかカミやん。しっかし美琴ちゃんはともかく井ノ原弟がいるのは驚いたぜい。さて…………待てカミやん。今はオレに右腕を振るう時じゃない」
「オレにってことは土御門、お前も俺と同じで追われる側ってことか。……しゃーない、一時休戦とすっか」
「カミやんにしては物分りが良くて助かったにゃー。ふむ、どうやらここに居る人間は味方と思っ」

 一時的とはいえ上条と和解した土御門が状況整理をしようとしたまさにその時、上条の部屋の壁が粉々に破壊された。

「ぎゃーーーーっ!! 上条さんの部屋の壁がーーっ! 修理費が理不尽に請求されるーーっ! 不こ」
「カミやん黙れ! ちっ、完璧にまいたと思ったんだがにゃー。海原、お前さんの入れ知恵か。まったく小賢しいったらないぜい」
「あなたのことはそれなりに知っていますからね。おや、御坂さんとおまけで上条当麻も居ましたか。ちょうどい」
「上条くんと美琴ちゃん、それに井ノ原くんはそっちに付くんだね。オーケイ、土御門くんと乳サラシと一緒に教いいっ!」

 上条の部屋の壁を破壊した現れた白雪と海原を見た真夜は既に2人が臨戦態勢に入ってることに気付き、白雪の宣戦布告を言い終える前に上条のベッドを投げつけた。
 驚く白雪とは対照的に海原は冷静にトラウィスカルパン(以下略)を使って上条のベッドを分解して危機を回避してみせる。

「今だっ! みんな外に飛べっ!!」

 ベッドの分解と同時に土御門が大声で叫ぶと、上条たちはダッシュでベランダから飛び降りた。
 美琴は足に磁場を形成して壁を滑るように、土御門は結標の【座標移動】で安全に、真夜は行きと同じように下の階のベランダを何度か足場に使って地面に降り立つ。
 少し遅れて上条が勇気を出して飛び降りると真夜が強化された肉体でキャッチする。

「うっ! ナイスキャッチ、というわけで御坂さんにパス」
「きゃっ! 当麻、大丈夫?」
「ああ、井ノ原弟のお陰で何とかな。それより土御門、安全に逃げ込める場所がどっかないか?」

 それなら心当たりがある、そう言ったのは真夜ですぐにその場所を皆に伝えた。

「黄泉川先生のマンションか、確かにいい隠れ家になるにゃー。いくらなんでも警備員のマンションを攻めるアホは居ないからな」

 土御門と同じように全員が賛同、そして一方通行、青ピ、真昼が味方ということを伝えた後で移動先をメールで伝えた後ですぐさま黄泉川のマンションへと向かうのだった。

35■■■■:2012/12/30(日) 17:34:15 ID:4yIhK3YM
( ^ω^)・・・

36■■■■:2012/12/30(日) 21:58:36 ID:VYVoE0lg
このスレは・・・・・・・

__,.-::':"::;:-==ニ::;::、w〜、                /     ク
::::::'::=三~゙:;:-'´     ヽ               〉    ハ
:::: =彡::/" 、       ヽ                l     .ハ
::彡彳::ヽ  ヽ     ,〃ヽ                \        ,
::://彡:::::ヽ  ミ     '.ノ’ .l              '"ー---‐ ' ´
:/::::彡彡:::::ヽ ゙  , -ニ'ヘ   l                ,. -‐''''''‐-、
:::::::/彡=:/   ´/',.、-エ  \               /
:::::::::.シ:7/       ≦='" ,__、,X"`\         /
::::::.::/,:イ      、.X ^´ ` `  _ _,.>          i    不  こ
////:::::l、 、,.X´`        ゙〈           l    .要  の
::::::::'ニ‐:;ヽX^    ,   _,,. -‐ナ´           .|     な  世
::::::l .! (ゝヽ.   ‘ ‐ニΞ=三ニ‐'^>        |   .物  で
:::::::ヽ  !_`ァl、        -=‐''ヘ          」   だ  最
::::::::::::`::-.....x」  ,          ヽ        |      も
::::::::::::::::::::::/,..::Χttr、..__     _ノ .,.        l
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37:2013/03/20(水) 22:25:01 ID:KtOPDd/c
新参者でーす。短く行きます
-----
「はぁー。撒かれちゃったね。あと、さっきはどうも。」
怒り心頭な白雪はかなり派手に壊した壁につぶやく。
「こちらこそ、次は、何処へ行くつもりでしょうか?」
(今のうちに、行かねェとチャンス逃しそうだァ)
一方通行はすーとその場から立ち去り、少し離れた所で、ケータイを開く
「黄泉川ァ?アァ、警備員の家ならってェことかァ?(こりァ土御門の案じャねェな。オモシれェ)」
電極のスイッチを切り替え、誰がこの案を考えたのか思いを巡られながら、黄泉川宅こと自宅に向かって歩き出した
-----
「あ! 白井さん有りましたよ!」
「!! 何処ですの?今すぐげ「待ってください。」何ですの?」
上条一行を監視カメラで見つけた初春が、今すぐにそこへテレポートしようとする白井を止める
「何故か、急いで移動しています。」
「それでどういうことですの?」
「それは、おそらく御坂さん達が何者かに追われているかもしれないということです。」

38Ω:2013/04/03(水) 02:27:18 ID:jp6bo2FM
どうも、約半年ぶりです、個人SSの方は完全に休止状態です。
おそらくリレーも多分無理です、2年に上がるときに追試になってもうたorz
そんなわけで、とにかく書いてみたい人は自由にかきこんでくださいね♪
これからも読み専になりますが、たまに見に来ますので・・・

39ё:2013/04/30(火) 23:11:36 ID:xJUvnTeo
 事情なら察していますわよ、黒子は初春に上条たちが追われている理由を話した。

「要はお友達の痴話喧嘩に巻き込まれたんですね。でも白井さん、どうしてここ(第一七七支部)に?」
「お姉さまのお帰りが少し遅いので何か事件に巻き込まれたかと思ってこちらで調べに来たのですが取り越し苦労で良かったですわ」
「でも白井さんの気になっている人が居ませんよ」

 一安心した黒子だが初春の指摘を受け、改めてモニターに映っている面々の姿を確認&青ピの姿を探し始める。

(お姉さまに上条さん、土御門さんにゲッ、結標淡希……。あとは知らない方ですわね。おそらく上条さんのクラスメートでしょう。○○さまは……居ませんわね)
「白井さん白井さん、こっちに白井さんの気になっている人が居ますよ」

 美琴の映っている画面に上条、土御門、結標、知らない人(真夜)の5人しかおらず青ピが居ないことに少し落胆する黒子。
 そこへ初春から別の監視カメラの映像で青ピを捉えたことを伝えられるとすぐさまそちらの画面に目を移す。

「(ああっ○○さま、よくぞご無事で……。あとは一方通行さんとお姉さま達と一緒に居る方のご兄弟、でしょうか)助かりましたわ初春。ではわたくしはこれで」
「はい。白井さん、頑張って下さいね」

 【空間移動】で青ピを追いかける黒子を見送った初春、監視カメラの映像を切ると軽く伸びをした。
 それから少しして第一七七支部の扉を遠慮がちにノックした後で一人の女性が入ってきた。

「すみません、困った友人と問題だらけの部下が逃亡を図ったので探すのを手伝っていただけないでしょうか」

―――――

「よし一方通行、愛穂ねーちゃんのマンションまでかっとばせ!」
「ホンマに頼むで一方通行。こうやってモタモタしとったら白雪はん達に見つかってまうからな」
「……色々とツッコミてェことはあるがとりあえず後回しだ。振り落とされねェように捕まってろよォ!」

 黒子が青ピ達の姿を監視カメラの映像で捉えて一秒後、一方通行は青ピと真昼と背中に乗せて黄泉川のマンションへ猛ダッシュで向かった。
 それから一秒後、黒子が【空間移動】でやって来るが既に青ピ達はそこには居なかった。

「○○さま、○○さまー。おかしいですわね、ついさっきまでここに……っ!(か、体が動かない! それに【空間移動】も使え)」
「はいは〜い、余計な推測はストップよぉ☆ ごめんねぇ〜白井さん、ちょ〜っと静かにしてもらえるかしらぁ」
(しょ、食蜂操祈……! いっ、一体何の)

 前みたいなイジワルはしないからちょっと黙っててねぇ〜♪ 第五位『心理掌握(メンタルアウト)』こと食蜂操祈の言葉を聞いた後で黒子の意識は暗転した。
 黒子の心の声が聞こえなくなったのを確認して、食蜂はある人物へと電話をかける。

「もしも〜し、アナタがどこの誰だか知らないけどぉ、言われたとおりにしたわよぉ☆」
『白々しい。ミサカが誰かとっくに当たりをつけてるクセにホント評判通りの性格だこと』
「アナタが御坂さん絡みの人ってだけしか分かってないのは本当よ〜。それと余計なことは一切してないからご心配なく〜♪」
『それが賢明な判断ね。もし妙なマネしたらいくらあなたでも第一位やおねーたま、それとおにーたまにどんな酷い目に遭わされるか分からないし』
「分かってるわよぉ、せっかく楽しいイタズラに誘ってもらったんですもの、下手なことだけはしないで面白いクリスマスをエンジョイしましょ☆」

 じゃあ手筈通りに常盤台の寮に戻ってね、電話の相手はその言葉を最後に電話を切った。
 食蜂は黒子を伴って常盤台の寮へと歩を進める、電話の相手の言う楽しく退屈しないクリスマスに思いを馳せながら。

40ё:2013/04/30(火) 23:17:04 ID:xJUvnTeo
去る人、新たに来られた人が現れる中、久しぶりに書いてみました。
食蜂を出しはしましたがシリアスなんて考えていません、御坂妹&打ち止め&番外固体のイタズラの協力者程度です。

41■■■■:2018/11/25(日) 15:47:43 ID:e5XqqL8s


42■■■■:2018/11/27(火) 08:30:30 ID:bXyN38AE
イワマン?

43■■■■:2018/12/29(土) 05:10:10 ID:ng1WRSR.
三竦み

44■■■■:2019/03/09(土) 14:31:00 ID:/5PMNoeM


45■■■■:2019/03/10(日) 18:40:31 ID:dWcNoy5o
wrえrfw

46■■■■:2019/03/18(月) 16:49:39 ID:q0Uhenak
789465

47■■■■:2019/05/07(火) 16:06:11 ID:lgGl/zho
うぇrちゅ

48■■■■:2019/06/01(土) 16:30:21 ID:FWFGnLQ6
6151

49■■■■:2019/06/10(月) 22:02:09 ID:dGYMUZRg
4561641045821

50■■■■:2019/07/10(水) 22:54:41 ID:XyYiEHqk
41564812

51■■■■:2019/07/21(日) 14:25:26 ID://4/5uT2
465132

52■■■■:2019/08/30(金) 23:57:44 ID:i8O3UnwY
ビリビリことみこっちゃんこと美琴さんとツンツンことイマブレこと上条さんは公式カップル

53■■■■:2020/01/09(木) 03:11:22 ID:obxeq1Cc
ビリビリことみこっちゃんこと美琴さんとツンツンことイマブレこと上条さんは公式カップル

54■■■■:2020/03/26(木) 19:25:01 ID:ttBE.vFg
ビリビリことみこっちゃんこと美琴さんとツンツンことイマブレこと上条さんは公式カップル

55■■■■:2020/04/29(水) 15:56:17 ID:/Gw9pVWw
ビリビリことみこっちゃんこと美琴さんとツンツンことイマブレこと上条さんは公式カップル


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