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生物＠オーランド/イライジャ　part2

52：43：2003/08/22(金) 22:26
















３（全然目算立たない投稿でごめんなさい。たぶんこれで最後）
（設置様ここで３行あけお願いします）

「ずるい」
平和な静けさを取り戻したはずの、浅瀬の海。
　なのに海の主は、唇を尖らせて拗ねている。
　「なにが。お前だって、気持ちよかったくせに。―――でもゲームはゲーム。俺の勝ち。さあて、ＣＤラジカセとヘッドホンステレオは、没収だな」
　からかうと、ますますムキにになって、とんでもないことを言い出した。
「そんなの絶対駄目！―――オーリだって、エッチの最後はね、気持ちよさそうに、目をつぶってたもん。おあいこだよ。引き分けでしょ？」
　ぎょっとする。
「―――見たのか？」
　リジは、クスクス笑って。
「だってつぶっちゃいけない約束だったから。ぼんやりとだけど、エッチの最中、オーリの顔、ずっと見えてた。結構、面白かったよ。あんな顔もするんだね、オーリって。意外だった」
―――まったく、何て恥ずかしいこと言い出すんだか、このお子ちゃまは。
　思いっきり胸に抱き込んで、羽交い締めにしてやる。
　「やだよ―――オーリの馬鹿、―――いたい、苦しいってばぁ」

　様々に表情を変える夏の海。
　いろんな顔があるけれど。
　一番好きなのは、水面のまばゆい光。
　そんな俺は―――
　やっぱり、お前という海の虜なんだろう。
腕の中で、安らいだ表情で眠る愛しいお前を抱いて。
俺も潮騒を聞きながら、眠りの中に落ちていく。
　
―――I wanna tell you so how much I love you.
―――I wanna tell you so how much I love you.

おわり
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