ＤＸ2ndで遊ぼう♪

113：One：2008/06/13(金) 01:09:57 HOST:i60-43-45-47.s30.a048.ap.plala.or.jp: ＰＣ③　　ロイス：医学ラボの論文ファイル
　　　　　カヴァー／ワークス：ハッカー／自由

　　　　　「驚愕！政府系医学ラボがひた隠す黒い交遊」
　　　　　　その「潜入中」。

　　　　　偶然クリックしたフォルダに収められた、いくつかの化学式。
　　　　　見たことがある。レネゲイドウイルスの構造解析に関する論文に
　　　　　載っていた・・・ん、これは・・・？
　　　　　両脇から汗がにじむ。鼓動が耳もとでボリュームを上げる。
　　　　　書かれている内容が真実なら、スクープなんてレベルじゃない。
　　　　　すべてのオーヴァードの未来を左右するほどの、禁断の果実だ。

　　　　　「王様の耳はロバの耳」そんな物語のことを思い出す。
　　　　　心置きなく叫べる穴はいま、どこの丘にある？
　　　　　願わくば、穴の底に巨万の富と名声が隠れていれば、
　　　　　いうことはないのだが。

ＰＣ④　　ロイス：”U.N.known”　祐美　麻子
　　　　　カヴァー／ワークス：自由／研究者

　　　　　自分が通う研究所には「天の岩戸」といわれる区画がある。
　　　　　許された一部の人間以外は近寄ることも禁じられた特別警戒区域。
　　　　　その天の岩戸で、最近人の出入りが目立って増えているらしい。
　　　　　これはまた、学会を揺るがす新発見でもあったんだろうか。
　　　　　とはいえ、駆け出し研究員の自分には縁のない話だ。
　　　　　与えられた目下の任務はこのレポートをきっちり仕上げること。
　　　　　それも、この徹夜さえ明ければ無事終わる・・・
　　　　　
　　　　　・・・ん、少しばかり居眠りしていたか。
　　　　　時計の針は、あれからまださほど進んでいない。
　　　　　書類をファイルに要領よく片付け、冷めたコーヒーを流し込む。　　　　　　
さあ、家に帰ったら存分に眠るとするか。
　　　　　左胸のポケットからＩＤカードを取り出し、
　　　　　ドアの認証装置に押し当てた。

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