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コラボ SIDE-B <1>

34セタンタ:2004/05/18(火) 00:19
 こんばんは。
 サンスティールさん、初めまして。『突風』へのご感想と、『金の舟 銀の波』を書いて頂いてありがとうございました。ええっと、ちょっと気になったので書き込みます。(これを読んで頂けるかどうかはわからないのですが)

>そういうどうしようもない「僕」が、彼女の死をきっかけに、人生を立て直したところに感動があるようにも思います。
>これでは彼女は「僕」の人生にたいするただの生贄ではないだろうか。

 彼女、リンの死によって「僕」はかなり落ち込み、無気力な生活を送っています。電車のプラットホームにいたリンは実体がなく、リンの魂(幻影、幽霊)です。で、「僕」は後追い自殺をしようとリンに告げるのですが、それはリンの望むところではない、だから、リンは最後に泣きながら言葉を告げて消えた、というのが、あらすじです。
 作中でリンの死の原因に関しては書きませんでしたが、事故による突然の死です。どんな原因で亡くなったとしても、大切な人の死は受け入れ難い。そこから立ち直るきっかけとなるのは、文学や音楽、絵、スポーツ、自然、友人や誰かの存在や言葉…、人によって様々だと思います。「僕」が立ち直るきっかけとなったのは、リンの魂の最後の姿、のつもりで書きました。
 現実的に考えれば、リンの髪の感触や肩に載せられた頭の重みなど感じる筈もないし、会話も成り立つ筈もない。でも、このお話の中で、想いは繋がる事も書きたかったんですね。プラットホームという現実世界の中で、僕とリンのやりとり。幻想的で、「あわい」の感じを出したかったので、あえて、リンを生きているような姿で書いたのですが、力不足でした。わかりづらかったのだなあ、と改めて思いました。
 リンは、決して、「僕」の生贄ではありません。

>「やればできるじゃん」と笑うリンは「僕」の勝手な幻影にすぎません。
 確かにその通りなのですが、泣き顔ではなく、そんな風な笑顔をリンが浮かべている、と思えれば、「僕」はもう少し頑張って生きていける、と思うのです。


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