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天井桟敷(感想専用板)<2>
15
:
風杜みこと★
:2004/04/18(日) 18:54
(4/12〜板)
>森羅万象さん
○恋するストーカー
せっかく訂正されているのですが、「〜の」が多くて、文が読み下しにくくなっているようです。
>だが、本の山に埋もれた、辞書の中のたった一枚の紙切れだけは、正真正銘の気持ちだった。
→だが、手に取られるのを待っている、一冊の辞書に挿みこんだ一片の紙切れだけは、正真正銘の気持ちだった。
「本の山」で文字通り、床に散乱した本の山をイメージしてしまった私としては「蔵書に紛れた」とか他の言い回しをした方がよかったのではないかと思いました。
恋すると、どうも誰もが少しばかり妙な行動をとってしまうようです。私も片思いの相手を駅待ちしたことありましたっけ。主人公の焦りぶりが笑えました。
○砂に埋もれたユニサイクロペディア
これは三回分のお題を一つで消化されようとした力作では?
「人生は葉脈に似て多岐に渡る」「葉は太陽の光を受けいつも瑞々しい、だが葉は幹の一部分に過ぎず、樹が冬を迎える頃には塵芥に還るのだ」――この言葉、光ってましたね。
ただ、主人公が錬金術師である必然がいま一つ分かりませんでした。語られていない部分がまだまだありそうな感じです。
>セドナさん
主人公たちの名前まで御菓子系なんですねぇ。
スフレとアンコーが金平糖を食べている光景がちょっと見たいかも。デザート・アイランドの砂漠はきっと三温糖などの漂白していない砂糖で出来ているんでしょうね。しかし、雨が降ったら島が溶けやしないだろうか……と、読後余計なことを考えました。
>上珠さん
【笑顔という名の鎖に縛られて】
宮沢賢治のタイトルばかりのお題で、どうするのかなと思っていたら、見事にクリアされていました。凄いなぁ……。
最近アレルギーの方が多いので、こういう問診票みたいな「注文の多い料理店」があったら流行るかもしれませんね。
>海猫さん
バンシーの語りですが、かなり教養の高さを覚えました。
私のイメージするバンシーは、襲撃にあった村の傍に現れたり、帰宅途中の狩人に家族の死を予告する泣き女の幽鬼といった感じでしたので、このバンシーの教養ある語りに違和感がありました。が、作品の後の解説で納得。
バンシーの養子になる方法について興味あります。
差し支えなかったら、元ネタのあるサイトを教えていただけないでしょうか?
>にゃんこサン
太陽の諺がやや唐突に感じられました。彼が各界に影響を与えるほどの太陽的存在ならば納得がいったかもしれませんが、ラスト数行の展開があまりに非現実的で浮いている感じでした。
多分、元ネタである某大学教授のことが頭に残っているせいで、素直に楽しめないのでしょう。
カメラ付携帯や動画配信可の携帯が盗み撮りに使われている昨今、アナログな鏡を使って御用となった教授に妙な哀愁を覚えてしまって、どうも笑えないんですよね。
いやぁ、私にはとても書けないお話だと思いました。
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