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文章鍛錬企画【三語即興文】4/12〜

12くろ:2004/04/15(木) 01:17
以前、三語鍛練にたまーに参加させていただいていた者です。
またたまーに参加させていただいてもよろしいでしょうか…。
重複してしまっているのは承知しておりますが、書いちゃったので投稿させてください。すみません。

>琥珀様さま
はじめまして。こ、これって、実体験なんでしょうか(作者自身を登場させる、という条件を照らしあわせると)? すごい。ロマンティック。情熱的。
「月が満ち潮は引いていた」と、「満ち潮」のキーワードをうまく分解して使っていますね。
全体的な感想を言うと、<勇気とはなにか>について考えさせられます。自殺って、勇気があることを証明する行動なのかどうか。わたしの個人的な思いを書くと、例えば戦争に行って戦おうと決意するのも<勇気>で、絶対戦争に行きたくない、と徴兵逃れをするのも<勇気>だと思う(世間様の評判は悪いだろうけど)。だからこの主人公は生き残る勇気をもってたって思います。主人公が新たな出会いを通じて変わっていく様子とか、この先が楽しみですね。

海猫さんからのお題 「信号、満ち潮、後悔」
追加ルール 「作者自身を登場させる」(フィクション、ノンフィクションともに可)→わたしはバリバリのノンフィクションでいきます。

信号が変わって、それを待ちわびていたたくさんの人々が広い道路に繰り出していった。朝、駅前の信号は出勤する人たちでふくれあがり、駅からビジネス街へ、一方通行みたいな人の流れができる。横断歩道はじわじわと人の波に染まっていって、まるで満ち潮の時の砂浜みたいだった。
一人の女の子がその集団から抜け出て、大きいバッグを揺らしながら走っている。ヒールのついたサンダルか何かをはいていて足もとがおぼつかず、危ないなと思っていたら案の定ちょっとつまづいた。でも、女の子は気にせず走り続けて一番先に横断歩道を渡り切った。

と、ここまで書いてから、わたしはその文章を消してしまった。駅前の少し高い建物にある喫茶店から下の信号を見下ろして、こんな光景をイメージしてみたのだ。でも、その女の子はなぜ走っていて、なぜつまづいたのかがわからない。「コーヒーのおかわり、いかがですか」朝のモーニングサービスの時間帯からから二時間も居座っているわたしに、ウェイトレスの女性はくりかえしくりかえし、おかわりをすすめてくれる。もう三回目だ。「結構です。どうもありがとう」
わたしはさっき書いた文章を消してしまったことを後悔した。この女性をあの先頭の女の子にして話を続ければよかった。
席を立って勘定を済ませ、わたしが使っていたテーブルを片付けはじめている彼女を見た。また明日同じ時間にくればいい。そう思って、わたしは店を出た。

次のお題は(のりのり子さん御提示の)【無】【貯金箱】【フグ】
追加ルールは【屋外でのお話にしてください】


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