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文章鍛錬企画【三語即興文】4/12〜

11琥珀:2004/04/14(水) 23:38
皆さん、どうもです。
FCチャットで風杜さんに誘われて、のこのことやってきました、琥珀です。メシ屋(ごはん)ではkohakuの名前でお店に出ていました。ちょっとだけ、参加させて頂きます。

>おづね・れおさん

カードバトルのシーンが、何か頭にスッと入っていかず、書き方(読ませ方)をもう少し工夫された方がもっと良い作品に仕上がるなと感じました。
ですが、ただのカードバトルの話しだけで終わるのではなく、その後にしっかりとした別のストーリーが用意されていて、更に天使のアイテムを上手に使いこなしていますね。さすがです。

>にゃんこさん

お題の1つのソルトの意味が分からず、登場人物の名前?とか、塩?とかを思い浮かべ、ネット辞書で調べてみると「戦略兵器制限交渉、またその条約」の事だったのですね。博識だ。お勉強になりました。
短い文章の中に、とても深い話が書いてあり、また思想的なことも含んでいて、上手に仕上がっていますね。

>海猫さん

ソルトクリームが気になって、検索エンジンで調べたら本当にあるんですね。一度味わってみたいものです。
作品は、頭の中にすんなりと情景が浮かび、会話と描写のリズム(テンポ)が良いですね。沢山のお題も、全て無理なく使いこなしているので、プロット段階でしっかりと物語が出来上がっているのでしょう。小説をかなり書き慣れていると感じました。

>セドナさん

しっかりとしたオチはショートの真髄ですね。三語はショートショートに向いていて鍛錬になりますよね。ショート的な話を、つなぎ合わせていくと、長編小説にもメリハリが出てくるのかな? なんてこの作品を読んで思いました。

>のりのり子さん

こちらに参加しようと思い、書き上がったらのりのり子さんが投稿されていました。
同じお題での投稿になりますが、書き上がってしまったので投稿させて下さいね。(ぺこり)
作者自身の視点で情景が描写されていて、お題を上手にこなしています。話の内容も「ありそうでなさそうなエピソード」が日常の何気ないちょっとした驚きを際だたせていますね。

●海猫さんのお題 「信号、満ち潮、後悔」+「作者自身を登場させる」

 月が満ち潮は引いていた。眼下に広がる海辺で僕はひとり佇んでいた。彼女のことは、もう後悔はしていない。それは遠い昔のお話。

 命の捨て場所を求め辿り着いた夜の海。季節は秋。彼女から別れ話を切り出され、途方に暮れていた。彼女が全てだった。生きていくたったひとつの希望だった。だから僕は死を選び夜の海にたどり着いた。
 晩秋の海は予想以上に冷たかった。深い悲しみで固まった決意も、冷感で心臓が痛み訴え、たった30秒ほどで海から這い上がっていた。僕の深い決意なんて、冷たい水にあっという間に溶けてしまった。「あなたの勇気のないところが嫌いなの」と彼女に言われた別れの言葉がみごとに的をついていた。
 砂浜から一歩づつ進んで命を消耗させていくことは不可能だと思った。だから次に選んだ場所は断崖だった。真下にはあの冷たくて暗くて深い晩秋の海がある。岩礁も突き出ているだろう。ここから飛び込めば、一気に決着をつけられる。僕に勇気があったことを最後に彼女に解らせることが出来るだろう。

 幾度となく下を覗き込んだ。荒波が絶壁にあたり凄まじい音が聞こえる。潮が舞い、肌を鼻腔を刺激する。性根から勇気を持っていない僕は、やはり30分ほど立ち竦み覚悟がつかずにいた。すると背後から人の気配を感じた。振り返ると、僕とほとんど年差がない女性。そんな彼女は僕が飛び込むの順番待ちをしている様子で、ずっと僕の動きを見守っていた。

 それが今の彼女との最初の出会いだった。心の信号が赤から青に変わった瞬間だった。

 次のお題は、のりのり子さんが出した
 【無】【貯金箱】【フグ】 追加ルール【屋外でのお話にしてください】でお願いします。


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