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文章鍛練企画【三語即興文in鍛練場】3/24〜

5おづね・れお:2004/04/07(水) 05:57
おづねです。書いてみました〜。

≫和音さん
二人が同じ月を見ているのだろうか……とても好きなシチュエーションです。(阿倍仲麻呂を思い出すワタクシ)
お題が感動につながっていていいですね。十分にほのぼのさせていただきました。

≫文也さん
夏の比喩で三語を統一されていて、お見事! と感心してしまいました。
壊れたスピーカーという蝉の比喩がいい感じですね。シチュエーションとしてはアブラゼミかなあ。個人的にはツクツクホーシなんかもいいかな、なんて思います。

≫ヤママサさん
「折れた矢と僕だけが取り残された」というがっくり感と、空行を置いての「まあ、年下の彼女とは概ねこんなものだろう」という悟りがとてもおもしろかったです。空行の配置がうまいなあ、と。余談ですが、『最初はグー』のフルコーラスをはじめて知りました(^^;>

≫セドナさん
不思議なお話でした。もう少し長く読んでみたいお話です。この雰囲気は好きですね〜。
たぶん、他者に月をコントロールされて地球に落下させるなどの攻撃から「自衛」するために「装置」が奪われる……というお話なのかな?
ただちょっと気になったのは、三日月は日の入りのときには西の空に浮かんでいて、すぐに沈んでしまうように思うのですが。


お題は和音さん出題の
【「抹茶味」「漫才」「アメリカ」、追加ルール「登場人物は三人」】です。


「デザートは抹茶味のアイスにしようかな〜」
 焼き肉が大方片づいてぼくが独り言を言ったとき、エリカはこんな言葉を投げかけてきた。
「はっはっ、抹茶味のアイスとは、トモユキも堕落したもんだよな」
 デートのいい雰囲気を台無しにするようなエリカの言葉に、思わずむきになって反論してしまった。
「だ、堕落ぅ〜? 食べ物を好きに選んで何が悪いんだよ」
「味覚を装うようになったら堕落にほかならないね。アメリカを生活習慣病大国に陥れた罠がそれだよ。そもそも味覚が生き物に備わっている理由は、体に必要な栄養分を判別するためと、危険なものを体に取り込まないようにするためだ。それを添加物でごまかすなんて、味覚の意義に真っ向から挑む行為にほかならないのさ」
 うう、手厳しい……今日の彼女は『理屈屋モード』だったのを忘れていた。
「トモユキ、ごめんね、今モード換えるから」
 コトミは彼女のPDA(個人用の携帯情報端末のこと)のダイアルを回して、人工会話プログラムのスイッチを切った。
 と思ったら、コトミはモードを切り替えただけだったみたいだった。今度は漫才モードのエリカのおしゃべりが始まってしまい、ぼくはデザートを頼むタイミングを完全に失ってしまった……。

(了)


デートというシチュエーションで、追加ルールの「登場人物は三人」を書いてみました。
わかるように書けたでしょうか(^^;>
次のお題は「ライダー」「スープ」「笹」です。追加ルール「登場人物が叫ぶシーンを入れてください」
次の方、よろしくお願いいたします。

++2004/03/28(日) 01:40


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