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文章鍛練企画【三語即興文in鍛練場】3/24〜
18
:
上珠
:2004/04/07(水) 06:21
顔を出すのは久しぶりでしょうか?
ROMってばかりいます^^;
>おづね・れおさん
いつもこっそりと作品を拝見させて頂いては、感嘆のため息を漏らしています。
もう少し長いもので読みたいなぁ、と思います。
三語即興では尻切れ感が拭いきれないのが惜しいですね(涙)
地の文、二行目(古藤の肩〜)の様子をパッと頭に浮かべることができませんでした。……が、これは私の読解力の無さが原因ですね^^;
最後の方の遣り取りがハッキリと分からなかったのが残念です……。(そしてこれも私の読解力の無さが原因……)
>塔子さん
いつもこっそりと拝見させていただいています。
お題の『芥川賞』の処理の仕方が上手いなぁ、と感心しました。
最後の一文の、『私』の表情が目に浮かぶようで少しニヤリとしてしまいました^^
お題:コロナ・盤面・ターン 追加:人物の名前は十以上
次の俺の指令で俺達の、そして世界の運命が決まる。このまま滅びの一途を辿るのか、再び繁栄を得ることができるのか。椅子に深く腰かけ、唸り声を上げて次の指令を考える。
「俺の本拠地にはシャルル将軍、ボスコロフ将軍、カーリー将軍が待機している。四方を敵の大軍が取り囲んでいる。……この戦力で敵の猛攻を乗り切るのは無理だな。北側ルートで進軍中のジョン隊、ポール隊を帰還させて中と外から挟み討ちにするか? だったら空軍部隊のエリック隊、ケイ隊の空襲で敵を錯乱させてからの方が効果的だな。いや、こうして俺の戦力を一ヶ所に集めさせるのが敵の目論見の可能性もある。……どうする?」
張り詰めた空気が、俺を除いて誰もいない部屋を支配していた。一秒、一秒が永遠の時を刻んでいるように感じられる。固く握り締めた拳は汗ばんでいた。
窓の外を見ると空はすっかり赤く染まっていた。のんびりと飛んでいるのは……鳥の群れ、だろうか? 太陽の黒点のようなそれは、右から左へと流れるように動いていた。
やがてその黒点は、コロナに溶けるように消えた。あの鳥の群れのように平和に一日を終えられる世界を作れるかどうかは、俺のたった一つの指令で決まる――俺は閉じていた目をゆっくりと開いた。
その時、俺の頭に妙案が浮かんだ。
「そうだ、奇襲だ。タナカ隊とレキヌス隊で敵本部を急襲すると見せかけてザクソン隊で止めを刺す。それまで本拠地は持つか? ……いける!」
勝利を確信し、爛々と目を輝かせながら俺はマウスを動かし、[決定]をクリックした。さあ、相手はどう出る? この戦いの盤面は読みきった!
次のターン、相手はコンピューター、レベルは最強。この世界大戦ゲームで勝てれば俺はクラスで一番強いことになる。なぜならクラスで誰一人としてレベル最強のコンピューターに勝ったことがないからだ。
だが、現実はそう甘くなかった。30分間、必死で考えた俺の戦略はあっさりと破られてしまった。
(了)
人物の名前……なかなか思いつきません。
オマケに苗字と名前がごちゃ混ぜ仕様。どうでしょう?
次のお題は「結婚」「潜水艦」「セスナ」
追加ルールは「軍隊の話は出さない」でお願いします。
++2004/03/30(火) 16:55
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