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文章鍛練企画【三語即興文in鍛練場】3/24〜

16おづねれお:2004/04/07(水) 06:17
おづねです。短いサイクルで書けるので、今の私にはちょうどよい鍛錬になっているような気がします。

≫塔子さん
最後の二行がすごくほわっとした懐かしさを感じさせますね。馬鹿なことばかり言う友達、高校に入ったらああしようこうしよう……ところで沢村くんは授業中にメールを送ってきたのかな? 「彼氏」の範疇に入れてもらえない悲しさと彼の変な明るさがちょっぴり塩味かなあ、なんて思いました。
せっかく数値で成績が出てきたので、彼ならではの「偏差値32」の味のようなものをもう少し読みたかったな、とも。
欲張ってすみません(^^;>

≫からすさん
どもです。
ラスト一文は、最近書かせていただく感想で比喩とかなんとかという話をつい(求められていないかなあ、と思っているのに)してしまうので、自分でも挑戦してみました。誉められてうれしかった。
『ゴルフの朝』、一文でまとめるという、お題にもない課題に挑戦する姿勢に心打たれました。からすさんらしいテンポの作品でした。あわてている感じがすごく出ています。
ただ、一読者の私見に過ぎませんのでご容赦願いたいですが、ちょっとだけ。やっぱり少し読みにくい感じがしました。主人公をもう少し寝ぼけさせて、前の日の晩の出来事から今日の予定までを少しずつ思い出させるような形で書くのもいいかもしれませんね。

≫藺さん
雰囲気を評価していただいてうれしく思います。短いものなので、そういう評価をいただけるとは思ってもいませんでした(^^; 予想外の喜びです。
(NHKってなんだろう。日本放送協会……でないことは確実にわかるのですが〜(汗))
作品、公衆電話にサンダーを繰り返す(自称?)勇者の一シーンですね。剣の描写がほんとうに禍々しそうに思えてしまいました。でも気づいてはっとしました。「そういえば自分で『泡立て器』というお題を出したんだっけ」と。あはは。


お題は塔子さんの【「ドールハウス」「証明」「根菜」追加ルール「擬声語を1つ以上入れる」】です。
今回はライトノベル風を目指してみました〜。


「集団失踪した魔術同好会の残した物品が、このドールハウスねえ……」
 生徒会長の古藤は細い顎に指を添えながら眉をしかめた。
「ええ、彼女たち三人のクラス二年四組の精巧なミニチュアですわ」
 古藤の肩に薄くマニキュアを塗った指をそっとかけてしなだれかかったのは副会長の信濃だった。
「む、ちょっと見てくれ信濃くん」
 ガタッという音とともに立ち上がった古藤に、信濃はバランスを失って倒れそうになる。彼女のいつもの直接的なアプローチは、こと生徒会長の彼に関する限りまったく効力を持たないようだった。
「な、なんですの、古藤さん」
「お父さんではないよ、古藤だ」
「ちゃんとそう呼びましたわ」
 苗字について変な被害者妄想があるのが才色完備の会長の欠点だった。
「なにかの切れ端が付着している……根菜類か……?」
「あの、お弁当のたくあんか何かでは?」
「たくあんだと証明できるかい?」
「……ええーっと、古藤会長が自らお召し上がりになる、というのはいかがでしょう?」
「じょ、冗談ではないよ。ええい、こんなものは捨ててしまおう。焼却処分だ!」
 古藤が振りかぶって「燃えるゴミ」と書かれた箱を見据えたとき、『たくあんか何か』が口を利いた。
「すみませーん、捨てないでくださーい」
 のろのろとした口調で、それがいかにも根菜類という感じの声だと古藤は思った。
 一時間後、ドールハウスの人形はきれいに水洗いされ、魔術で人形と化していた魔術同好会の女子生徒三人は無事に元の人間の姿に戻ったのだった。
「魔術の秘密をしゃべったお礼を、お忘れなく〜」
 そんなわけで、生徒会室の窓辺には、このときから『自称・マンドラゴラ』と書かれた根菜の鉢植えが幸せそうに青々とした葉を茂らせることになったのだった。


−了−


次のお題は「コロナ」「盤面」「ターン」で、追加ルールは「人物名を十以上出してください」とします。
厳しいかな〜(^^;>
次の方、すみませんがよろしくお願いします。

++2004/03/30(火) 03:49


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