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文章鍛練企画【三語即興文】4/4〜
19
:
おづね・れお
:2004/04/09(金) 06:27
おづねです。遅くなりました〜(^^;>
しかも森羅万象さんと同じお題で書いてしまった……。ついでに、ずいぶん長くなってしまいました。
でもこれ以上ぐずぐずしているのも申しわけないので、事故作品として投稿させてください。
すみません。
せっかくの場なので、長くなりますが、感想も書かせてくださいね。
みなさんの作品、どれも楽しかったので〜。
》風杜さん
台詞回しが流れるようで、気持ちいい作品ですね。私にはこういうのは書けないので、すごいなあと思うばかりです。内容、色恋の問題はいつの世もむずかしく、また根が深いものですね。人外の者のほうが人の心をよく知るという構図がとても気に入りました。
》柿美さん
小さな女がどういう生き物なのかという謎よりも自分の嫉妬のほうが関心の向かう先になっているところ、よかったと思います。人間の心の歪みのようなもの(失礼な表現かもしれませんが(^^;)を感じ取りました。「金平糖みたいな小さな手で肉片を鷲づかみにしてぴちゃぴちゃと食べている」という描写がとても印象的です。
小説書き始めて半年足らずとはとても思えないなあ……。うまいなあ……。
》にゃんこさん
お題の消化が自然ですね。巧みだと思いました。まるでこのお話のために作ったかのような……だじゃれも自然です。岩代氏は学会の発表のあとだというのに一人酒。さびしさを紛らわすための浮気なのかな、どうなのかな。
そんなことも「月は知っている」のかもしれませんね。
》のりのり子さん
十分にドラマチックで、主人公の思いをしばらく想像しました。幸三という名前が皮肉でもあり、またこの偶然の出会いを「幸い」ととれば暗示でもあるのでしょうか。過去の罪や不幸を背負った人物がのりのり子さんの中にちゃんといるんだなあ、と安心しました。いつぞやは生意気言いまして、失礼しました(^^;
》森羅万象さん
初めまして、でしょうか。よろしくお願いします〜。三日連続投稿、お疲れさまです。バリエーションに富んでいてどれもいいお話になっていますね、すごいなあ。
◇「悪戯好きのニンフさん」の話
人物の配置が巧みで感心しました。後半、雪菜さんと主人公のそれとないつばぜり合いの雰囲気でしょうか。過去から続いている主人公の思いが迫ってきて楽しかった。しゃれっ気のわかる玉置だから期待してしまう……そこまで彼にはうすうすわかっているかもしれないなあ、と想像します。
◇「呪具物サラダボウル」の話
爪切りという単語がこれほどかっこよく使われるとは想像外でした。私もこのお題には挑戦してみたのですが、こんなにきれいにアレンジできませんでした。呪具物の中でもサラダボウルはかなり特殊な存在である「におい」がしますね。会話からすると本来は人間だけが主になれるという設定なんでしょうか。サラダボウルはきっといろいろな点で人間に近いんでしょうね。
◇「コタヌムワル」の話
他愛もない小さな子のお話かな、と思って読んでいくと、この子のお母さんの話につながっていくんですね。コタヌムワルにも本当はお母さんが死んでしまったことがわかっているところがとてもいいと思います。小さな子でも、大人でも、自分が受け止めきれない悲しみをこうやって何かにゆだねるのかもしれませんね。このお話では木彫りの女性ですね。たき火と涙のあたたかさが印象的でした。
(続きます)
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