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復活!「むかし昔の天聖界」について語ろう!!

93UQ ◆C.WMPm2y0Q:2005/08/16(火) 01:42:34
ウルティメイト・ビックリマン

グランド・エグゾーダス

原因が結果を産む。
意思が原因を産む。

強き意思が、世界を産み出す。
1
時空の構造を説き明かすのは難問である。
それは無限である。
想像することは難く、ただ理解できないという前提にたってのみ漠然と感じ取ることができる、無限の世界。
そこではあらゆるものが存在し、またあらゆるものが存在し得ない。
世界を俯瞰することができるものからすれば、あらゆる存在が無であり、有であった。
一つとして同じものは存在しないが故に、すべては等しい存在となる。
だが世界の中に存在するものには、それはわからない。
自分という存在よりも下しか認識できないからだ。
たとえどれだけの高みに上っていたとしても、その視界は自己の持つ限界の中だけでしかないからだ。
だが、一握りの存在は、その限界を超える方法を知っている。
とても簡単なことである。
意思を持つ。
ただそれだけだ。

そして、一つの意思が世界に向けて放たれた。

その意思が生まれたときには、まだ時間は存在しなかった。
それゆえ、それが始まったのは、いつのころかは定かではない。
ただ、始まりがあっただけである。
時間が存在しない世界に、意思が産み出したわずかな揺らぎの中に、意思によって導かれた七つの存在が登場した。
七つの存在は、自らを創世使と呼び合い、意思を超聖動使命と呼んだ。
創世使は七つの光と化し、世界を飛び回った。
パーミンダロス・光が螺貝兜に大きく息を吸い込むと、さまよいし塵芥が呼び寄せられた。
光・カーボメロスが胸腕翼を動かすと、世界が有限から無限へと拡張した。
エウリピデポン・光が鋭い口吻を四方に巡らすと、聖意が世界を侵攻し始める。
光・ミレトシルルが緑尾を揺らして、時の流れを整え、異階層へと伝命し始める。
オルドトス・光は腕拡鰭に根源創力を集積し、隻眼からの放射で世界の安定を図った。
光・カンブディアスの突鼻角が振り回されて、未熟なる新層創造が終わりの時を告げた。
やがて、大いなる存在の咆哮が世界に響き渡り、その波動により新層に命の萌芽が始まった。
最後に、ジュラフュスティオス・光が、白翼骨をなびかせ、新層民の様態を巡視してまわった。

こうして、後に前源層界とよばれ、そして忘却される運命にある世界が誕生した。


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