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『追憶の贖罪、マンブラーズ』

1:2008/06/01(日) 03:11:22
3人の『スタンド使い』が集められたのは、250ヘクタールを越える広大な敷地の中心に
建っている3階建ての『白い豪邸』だった。
敷地の大半は、森・・・・・・・・・・・邸宅の周囲は切り開かれており、美しい庭園になっている。
屋敷の主は、『ジョージ・ハンガーランド』。
 
3人が執事の老人に案内されたのは、2階の一室だった。
窓から庭園を見下ろすと、噴水が見える・・・・・・・・・・・・・・。
やがて、スーツ姿の30〜40代と思われる白人の男が1人、部屋に入って来た。
 
「よく来てくれました。
私は、『ジョージ・ハンガーランド』・・・・・・・・・・・・『ジョージ』と呼んで下さい。」

367:2008/11/26(水) 00:13:56
>>365
老人の手が、『ネイスミス』の足先に触れる・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
直後、『ネイスミス』が再び『ゴールデン・ブルー』を勢い良く引いた。
 
『ガバァアッ!!』
 
ベッドマットが捲れると共に、『ネイスミス』はベッドの片側に転落する。
ふと、傍らに丸くなっている『ジョージ』の姿に気付いた。
(『アンナマリー』は、反対側に落下している)
>>366
タイヤ痕は、一方向に向かって続いていた。
よく見ると、向かう先の数メートルに渡って、微かな血痕も付着している。
 
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
 
草薮の中を探る『成瀬』の目には、見覚えのある顔が飛び込んで来た。
それが夫婦を襲った老人である事は、すぐに分かる。
だが、老人の顔色に生気は無く、すでに息絶えている事は人目で察しが付いた。

368ネイスミス『ゴールデン・ブルー』:2008/11/26(水) 01:21:56
>>367
(触られたか……相手の様子からするとやばそうだが……
 もう遅い、腹をくくるしかないか……、それに、これまでの様子だと、
 恨みがあるのはジョージみたいだが、ジョージ以外の人間が優先的に狙われてるようだ、
 アンナマリーは反対側……まずいな)

「あんたは、『あんよが上手』とでも言ってやらなきゃ歩くこともできないのか!?
 とっとと立って走れ!」

ジョージに怒鳴りながら老人の姿を探す。
予想が正しければアンナマリーに襲い掛かろうとしてるだろうが、
その場合はベッドマットを老人とアンナマリーの間に飛ばして壁を作り、時間稼ぎをする。

369嶋『ガービッジ』:2008/11/26(水) 01:55:39
>>367
「死体……さっきの『老人』か?
 バイクが轢いた…って考えるのが筋だろうな。
 死体を運んだって線もなくはないが……おっとタイヤにそれじゃあ血が付かないか」


(屋敷ではあんなだったが……まぁ成仏してくださいよ……)


合掌してから死体を調べる。
外傷を確認し、何か身元を明かすものを持っていないかどうかを探りたい。
他にも何か特徴がないか観察する。

370:2008/11/26(水) 02:53:48
>>368
『ジョージ』が、周囲を見回しながら立ち上がる。
 
「彼女は・・・・・・・・・・・『アンナマリー』は、どうしたッ!?」
 
声を上げた『ジョージ』の足元に、老人が床を這って近付くのに気付いた。
>>369
老人の死体は、擦り傷だらけで衣服もボロボロの状態だった。
腰の辺りの裂傷が激しく、下半身は血塗れになっている・・・・・・・・・・・・・・・・。
服装は、『嶋』が出会った時と同じらしい。
黒いズボンを穿いており、ズボンのポケットを探ると身分証の入った財布を見つけた。
名前は、『ナールズ・バークレイ』・・・・・・・・・・・・・・年齢は、81歳。
財布の中には、ピンク色の混じったポンド紙幣が数枚入っている。

371ネイスミス『ゴールデン・ブルー』:2008/11/26(水) 21:13:58
>>370
「だから早く逃げろと言っている!!」

ベッドマットをジョージと老人の間に飛ばして盾としつつ、
ベッドマットを手元に引き寄せる。
ベッドマットの移動にジョージを巻き込んで、
ジョージも強制的に手元に引き寄せる。

その際に余裕があるならアンナマリーの姿を確認したい。

(『影』の方が彼女を襲っている可能性もある……
 とはいえジョージを放っておくわけにもいかないが……)

372嶋『ガービッジ』:2008/11/26(水) 23:14:33
>>370
「バイクにひき逃げされて死んだ『老人』…
 『恨み』ってのはこのことでしょうね。
 となるとやはり『犯人』は……」


(バイクだし少しくらい出発が遅れても大丈夫か…?)


他に何も目に留まるものがなければ、その場に穴を掘って老人を埋葬する。
何か大きな石でも置いて、目印にしておきたい。
その後、バイクのタイヤ痕を追う。


(下半身損傷ってのもこの事故由来ですね。
 『影』が老人の関係ってのもはっきりしましたね)

373:2008/11/27(木) 00:29:11
>>371
『ドギュン!』
 
ベッドマットに弾かれ、『ジョージ』は前のめりに倒れ込む。
老人は、素早く避けた・・・・・・・・・・・・・・マットで『ジョージ』を巻き込む事は、出来なかった。
(もう一度試しても、成功する確率は低い。)
>>372
『嶋』が顔を上げると、何かが頭上から落ちて来た。
 
『ドザァッ!』
 
「キャアッ!」
 
聞き覚えのある女性の声と共に、『嶋』の身体が押し潰される・・・・・・・・・・・・・・。
仰向けに倒れた『嶋』の視界に、ポッカリと空いた穴が映った。
胸の上には、『アンナマリー』が圧し掛かっている。

374ネイスミス『ゴールデン・ブルー』:2008/11/27(木) 21:23:49
>>373
(アンナマリーの姿が無い……先に逃げたと判断しよう)

老人が避けている間にジョージの傍まで駆け寄る。
途中、釣り針に『糸』をつけ、床に開けた穴に投げ込み、その縁に針を引っ掛けておく。

375嶋『ガービッジ』:2008/11/29(土) 01:30:12
>>373
「ごッ!!!
 奥さん……? だ、大丈夫ですか?」


すぐに見上げ、穴か何かを探したい。
あったなら、そこに持っている木の枝を突っ込んでみる。


「ところでここに見覚えはありませんか……?」


起き上がり、彼女を助け起こしながら尋ねる。

376:2008/11/29(土) 17:43:44
>>374
『ネイスミス』が駆け寄ると、『ジョージ』が身を起こした。
 
「何なんだ、このベッドマットは!
クソッ!は、早くジジイを殺せッ!!」
 
声を荒げる『ジョージ』に向かって、再び老人が接近する・・・・・・・・・・・・・・・。
『ゴールデン・ブルー』の糸の先端に付けた釣り針は、床に空いた穴の縁に引っ掛かった。
>>375
見上げると、天井に空いた穴・・・・・・・・・・・・・・・・・木の枝は、天井までは届かない。
 
「ここは、倉庫・・・・・・かしら?」
 
『アンナマリー』が呟く。
ふと、周囲を見回すと、木棚やチェストの置かれた部屋にいた。
老人の死体や地平線は、どこにも見当たらない。

377ネイスミス『ゴールデン・ブルー』:2008/11/30(日) 02:43:01
>>376
ジョージの悪態には取り合わずに彼の身体を掴む。

「しっかり掴まって!」

糸を急激に引き、その反動で自分とジョージ二人を穴の傍まですっ飛んでいく。
成功したらジョージだけ先に穴の中に落としたい。

378嶋『ガービッジ』:2008/11/30(日) 12:25:30
>>376
「また変わった……」


懐中電灯で周囲を照らし、警戒しつつ部屋を観察する。


「ところで奥様、お尋ねしたいことがあるのですが……」


アンナマリー自身か、あるいはジョージはバイクに乗るかどうか、
また、乗るなら事故を起こしたり、バイクを破損したりしたことがあるかどうかを尋ねたい。

379:2008/12/01(月) 00:21:00
>>377
『ドギュン!』
 
『ゴールデン・ブルー』が縮む反動で、『ネイスミス』と『ジョージ』は一気に床の穴に
引き寄せられる・・・・・・・・・・・・・・・・。
『ネイスミス』は、『ジョージ』を穴の中へと突き落とした。
>>378
「バイク・・・・・・?
いいえ、主人も私も・・・・・・・・・・」
 
『アンナマリー』が口を開いた直後、頭上で物音が聞こえた。
2人が咄嗟に見上げると、天井の穴から誰かが落ちて来るのが分かった。

380嶋『ガービッジ』:2008/12/01(月) 00:46:11
>>379
「そうですか……」

(若い頃ジョージさんが乗ってたって可能性はありますね。
 事故のトラウマでそれ以来のってない……とか)


「おっと!」


『スタンド』でその誰かを受け止めたい。
たぶんジョージかネイスミスだろう。
また、風景が変化するかどうかも注意。
変化したならどのタイミングで変化したかを、落ちてきた人のタイミングも合わせて観察したい。
特に部屋に見るべき点はなかったのだろうか?

381ネイスミス『ゴールデン・ブルー』:2008/12/01(月) 20:33:03
>>379
「嶋!聞こえるか!?
 二人を連れて早く避難しろ!」

釣り針を穴の縁から外し、嶋の作った木の破片(できるだけ大きい物がいいい)に
投げてそれに引っ掛け、こちらに引き寄せる。

382:2008/12/02(火) 00:41:20
>>380-381
頭上の穴から、『ネイスミス』の声が響く。
『嶋』が受け止めたのは、『ジョージ』だった・・・・・・・・・・・・・・室内に変化は無い。
 
「このク・・・・・・こ、ここは?」
 
『ジョージ』が、呟く様に言った。
その直後━━━━━━━━━━━━━
 
「キャアアァァァァッ!!」
 
『アンナマリー』の悲鳴が響く。
それは、木片を手にした『ネイスミス』の耳にも届いた。

383ネイスミス『ゴールデン・ブルー』:2008/12/02(火) 19:34:28
>>382
「何ッ!?先を越されていた!?」

老人の姿がまだ部屋の中にあるか確認。
いなければ自分も穴の中に飛び込む。
いれば、穴の前で老人が来るのを防ぐ。
階下の異変は嶋に任せよう。

384嶋『ガービッジ』:2008/12/04(木) 00:40:56
>>382
「下は何か別空間につながっているようだ!!
 幻覚かもしれないけど、たぶん時空を超えてる!
 あの『老人』の交通事故死現場にも立ち会った!!」


穴に向かって叫び、ジョージを下におろしてすぐに体勢を整えたい。
その後、周囲を照らして警戒しつつアンナマリーを守るようにスタンドを発現する。

385:2008/12/04(木) 01:00:55
>>383-384
室内を見回した『ネイスミス』は、老人の姿が無い事に気付く。
 
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
 
『嶋』は、床に下りる『ジョージ』の足を掴んでいる老人の姿に気付いた。
次の瞬間、老人は素早く『アンナマリー』に飛び掛かる・・・・・・・・・・・・・。
 
「バゥウォォオオッ!!」
 
突然、老人に向かって白い影が飛び出した。
それは、見覚えのある大型犬・・・・・・・・・・・・・直後、『ネイスミス』が穴から
下の部屋に飛び降りて来る。
『クレア』は、老人に鋭い歯を剥き出し、押し倒していた。

386ネイスミス『ゴールデン・ブルー』:2008/12/04(木) 19:06:52
>>385
ジョージを穴に落とした時に当然ジョージは視界に入っていたはずだが、
そこにしがみついていたであろう老人の姿は見えなかったのか?

「あの爺さん、クレアには妙に遅れを取るな……なぜだ?
 加勢に入るべきなんだろうが……様子を見るか」

犬に押し倒されている老人の姿を懐中電灯の光を当てて観察する。
何か怯えだとか焦りのようなものは感じられないだろうか。

観察するとはいえ、老人が反撃の気配を見せたら加勢できるように準備はしておく。
例によって糸のついた釣り針を、老人達の近くの場所で引っ掛けられそうな場所に引っ掛けておく。

(あるいは『影』がまた何か仕掛けてくるかもしれないが・・・・
 こうして光を当てていればとりあえずクレアは安全だろう……)

「嶋はジョージとアンナマリーのフォローを」

387嶋『ガービッジ』:2008/12/06(土) 23:29:17
>>385
「クレア!
 (この犬は妙に活躍してますね……
 確かに主人の危機に飼い犬は反応すると聞きますが)」


アンナマリーを中心に自分とジョージを懐中電灯で照らす。
(そのために三人はなるべく固まっていたい)
『スタンド』は自分たちと老人の間をさえぎるように。

同時にこの部屋の出口を探し、あるならばそちらの方に移動してゆきたい。

388:2008/12/07(日) 01:43:52
>>386-387
室内に、ドアは1つ・・・・・・・・・・・・・・・丁度、老人と『クレア』とを挟んだ向こう側にある。
老人が『ジョージ』と共に穴へ落ちた事に、『ネイスミス』は気付いていなかった。
 
「ギャウンッ!」
 
『ネイスミス』が老人に懐中電灯を向けようとした瞬間、『クレア』の鳴き声が響く。
同時に『クレア』の身体が吹っ飛び、壁に叩き付けられた・・・・・・・・・・・・・・・。
 
「クレアッ!!」
 
『アンナマリー』が声を上げ、老人が4人に向き直る。
 
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』

389ネイスミス『ゴールデン・ブルー』:2008/12/08(月) 00:42:24
>>388
クレアは無事だろうか?

「・・・で、ジョージさん、結局あなた何をやったんです?
 正直、何かしらの手がかりでもないとこのまま皆殺しに
 される以外の選択肢がなさそうなんですがね」

老人の様子をうかがいながらジョージに問いかける。

390嶋『ガービッジ』:2008/12/11(木) 01:47:35
>>388
(位置が悪いな……)


能力行使した『マッチ』を落ちてきた穴の下あたりに投げつける。
穴まで登れるようにして脱出口を確保しておきたい。


「奥さまは私が見ます。
 ジョージさんはネイスミスさんにお任せしますよ……
 ただこの質問だけはさせてください。
 バイクか何かで人を引いたことはありませんか?
 あの老人は轢き逃げされた『恨み』がある……
 これはほぼ確実かと」


アンナマリーの前に立ち、いつでも抱えられるようにしておく。

391:2008/12/11(木) 02:16:04
>>389-390
壁に叩き付けられた『クレア』は、そのまま動かない。
『嶋』が投げたマッチは、次第に木へと成長して行く・・・・・・・・・・・・・・・。
 
「今更、贖罪してどうなるんだ!?」
 
『ジョージ』が、ヒステリックに叫んだ。
 
「懺悔する為に雇ったとでも思ったかッ!?
この、死に損ないジジイを何とかしろッ!!
この期に及んで、『手掛かり』だの言ってる場合かッ!!?」
 
ふと、『ジョージ』の横の『アンナマリー』が口を開く。
 
「『轢きました』・・・・・・・・・・・・この御老人を。
10年以上前、確かに『轢き殺し』ました。」
 
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

392ネイスミス『ゴールデン・ブルー』:2008/12/11(木) 21:06:22
>>391

「・・・続けてください」

老人の様子をうかがいながら先を促す。
ジョージが邪魔をするようなら殴ってでも止める。

393嶋『ガービッジ』:2008/12/11(木) 22:42:57
>>391
アンナマリーの言葉に老人は反応しただろうか?
そういえば『異世界(?)』で老人を埋めたが、
その際の手や着衣の汚れが今もあるかチラリと確認しておこう。


「……」

アンナマリーを抱えて樹を足台に上に上がる用意はしておく。

394:2008/12/12(金) 00:56:19
>>392-393
老人は、動かない・・・・・・・・・・・・・・『アンナマリー』の言葉に、2人も動きを止めた。
『嶋』の手や着衣に、土の汚れは見当たらない。
 
「お、おい、何を・・・・・・・・・・・」
 
口を挟もうとした『ジョージ』を、『アンナマリー』が片手で制した。
 
「やめましょう、貴方。
もう逃げるのは・・・・・・・・・・・・・・・贖罪するのは、『今』なのよ。
どんなに真実を隠しても、罪から逃れる事は出来ないわ。」
 
『アンナマリー』は、そう言って語り始めた。
 
「あの頃・・・・・・・・・・・・・私達は、ヨーロッパを旅行中でした・・・・・・・・・・・・・。
『ジョージ』の仕事も順調で、何もかもが上手く行っていた頃。
そんな時、自動車の事故を起こしてしまった。
私が、ブローチを足元に落としてしまって・・・・・・・・・・・・・・・」
 
言葉に詰まった『アンナマリー』に続けて、『ジョージ』が口を開く。
 
「気を取られた私が、悪かったんだ。
足元に目を向けて、この老人を・・・・・・・・・・・・・前方を見ていなかった。
気が付いた時には、車が衝突していた。
車輪が乗り上げる感覚は、今でも覚えている・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

395ネイスミス『ゴールデン・ブルー』:2008/12/12(金) 01:04:38
>>394
「それで、その後は?」

先を促す。ある程度予想はできるが、本人達の口から話させたほうが良いだろう。

396嶋『ガービッジ』:2008/12/12(金) 21:35:14
>>394
「やはり幻覚か……
 贖罪のためにそういう映像を私に見せた……
 というわけか?」


一応警戒しつつ老人、アンナマリー、ジョージを見守る。
動く用意はしておく。

397:2008/12/15(月) 02:49:48
>>395-396
『ジョージ』は、老人をチラリと見てから話を続けた。
 
「私達が確認した時、老人には息があった・・・・・・・・・・・・・・だが、助からないのは、見て分かった。」
 
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
 
『アンナマリー』が、『ジョージ』に肩を寄せる。
『ジョージ』は、彼女の肩を抱いて話を続けた。
 
「まだ息のある老人を2人で道端に捨てて、そのまま逃げた・・・・・・・・・・・・・・。
老人が発見されたのは、半年近く経ってからだったらしい。
元々、人が通る事も少ない場所だったからな。
外国人の私達が、容疑者に浮かぶ様な事も無かった・・・・・・・・・・・・・・事件を知っているのは、私達
2人と・・・・・・・・・・・・・・この老人だけだった・・・・・・・・・・・・・・・・。」
 
ふと、老人の背後に『像』が浮かび上がる。
鳥の人間を混ぜ合わせた様な頭部で、口の部分は嘴も唇も無い円形の穴になっていた。
大小複数の歯車が密集し、それが『蓑虫』の蓑の様に『スタンド』を覆っている。
老人と同じく下半身は無く、木の枝の様な複数の足で立つ姿は、昆虫のそれを連想させた。
(非・人型/人工・機械型)

398ネイスミス『ゴールデン・ブルー』:2008/12/15(月) 22:23:36
>>397
(あれが彼のスタンド……
 だとすると、あの『影』は一体なんだ?
 あの連携の取り方からして無関係ではないだろうが)

「それで、事実に相違はないか?」

スタンドの様子に注意を払いながら老人に確認する。

399嶋『ガービッジ』:2008/12/17(水) 00:06:47
>>397
「『贖罪』……告白を聞くことで何かスタンドに変化が?」


『マッチ』に能力行使して手に持っておく。


「ナールズ・バークレイさん……
 あなたはこの二人をどうしようというのです…?」

400:2008/12/17(水) 22:19:07
>>398-399
2人とハンガーランド夫妻の視線が、老人に集まる。
ふと、老人の『スタンド』の歯車が、小刻みに回り始めた・・・・・・・・・・・・・・・・。
 
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
 
「『贖罪は、果たされた』。」
 
老人が呟く。
『嶋』の手の中のマッチが成長し始める中、老人の身体が次第に歯車に巻き込まれ始めた。

401ネイスミス『ゴールデン・ブルー』:2008/12/17(水) 22:33:04
>>400
「それはいいが……『あんたの贖罪』はどうなる?
 何人殺したと思ってるんだクソッタレめ……」

毒づきながらも、とりあえずは様子を見守る。

402嶋『ガービッジ』:2008/12/17(水) 22:38:03
>>400
「これでどうなるというんだ…?」


体勢を維持しつつ様子を見守る。

403:2008/12/18(木) 01:04:32
>>401-402
老人は、腰の方から少しずつ歯車の中へと巻き込まれて行った。
その身体は、『スタンド』に呑み込まれる様に消えて行く・・・・・・・・・・・・・・・・。
 
「消える・・・・・・」
 
『ジョージ』が、ポツリと呟く様に言った。
 
 
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
 
━━━━━━━━━━ほんの数秒で、老人は完全に『スタンド』の歯車の中に消える。
老人を呑み込んだ『スタンド』は、空間に溶け込む様に薄れ、同じ様に消えてしまった。

404嶋『ガービッジ』:2008/12/18(木) 01:32:05
>>403
「『消滅』……
 いや、まだ確信はできないッ」


周囲を警戒する。
伸びた『マッチの枝』でもってドアを押し開けておきたい。

405ネイスミス『ゴールデン・ブルー』:2008/12/19(金) 00:26:14
>>403
「これで、終わり……か?」

特に何も無ければクレアの様子を見る。

406:2008/12/19(金) 00:44:59
>>404-405
『嶋』が成長したマッチ棒から伸びた枝でドアを開けると、『クレア』がピクリと動く。
 
「『クレア』ッ・・・・・・・」
 
『アンナマリー』が、声を上げた。
老人は、『スタンド』と共に消え去った・・・・・・・・・・・・・・・・。
 
「終わったのか・・・・・・・・・・・?」
 
『ジョージ』は、『ネイスミス』と『嶋』に同意を求めるかの様に、2人を交互に見た。

407ネイスミス『ゴールデン・ブルー』:2008/12/19(金) 01:02:25
>>406
「どうでしょう、引っ掛かる点がないわけじゃないですが……
 そういえば嶋、リードヤードのメモはお前が持ってたよな?
 結局意味がわからなかったが」

嶋に話しかける。

408嶋『ガービッジ』:2008/12/19(金) 01:11:23
>>406
「確かにあのメモには何か変化があるかもしれない。
 スタンド能力によるものには違いありませんからね」


二人の警護はネイスミスに任せ、メモを取り出し、見る。
内容などに関して何か変化はあるだろうか?

409:2008/12/19(金) 01:30:10
>>407-408
『嶋』は、持っていたメモ帳を取り出した。
パラパラとめくってみたが、特に内容が変化している様子は無かった・・・・・・・・・・・・・・。
ふと、『クレア』がヨロヨロと立ち上がり始める。
『アンナマリー』は、『クレア』の方へと駆け寄って行った。
 
「もう消えた様だな・・・・・・・・・・・・・・念の為、今夜は護衛を続けてくれ。」
 
周囲を警戒した様子で、『ジョージ』が言った。

410ネイスミス『ゴールデン・ブルー』:2008/12/20(土) 00:01:03
>>409
「わかりました。とりあえず生き残ってる人間を集めましょう。
 ところで電気が消えてからリチャードさんの姿を見た人はいますか?」

全員に尋ねる。

411嶋『ガービッジ』:2008/12/21(日) 00:47:19
>>409
「そうであればいいですが……
 とりあえず広間か食堂にでも、全員集まっていただけますか?」


念のため周囲に警戒しながらそう話す。

412:2008/12/21(日) 02:11:00
>>410-411
『リチャード』の姿を見た者は、誰もいない・・・・・・・・・・・・・・・・。
2人は、『クレア』と夫妻を連れて部屋を出た。
 
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
 
 
階段横の奥まった場所に出ると、不意に周囲が明るくなる。
目を細めながら、2人は屋敷の照明が復旧した事に気付いた。
 
 
翌日未明、通報を受けた警察によって、『リチャード』を含む屋敷の使用人達の死体が
次々と発見された・・・・・・・・・・・・・・・その中には、『駿河』の死体もあった。
『ジョージ』に報酬の小切手を渡され、2人の護衛の仕事は一応の終焉を迎える。

413嶋『ガービッジ』:2008/12/21(日) 03:31:34
>>412
「駿河さん……
 もっとうまくやれたのでは……と」


ネイスミスとともに事態の進行を見守りたい。

414ネイスミス『ゴールデン・ブルー』:2008/12/21(日) 21:21:41
>>412
「やれやれ、酷い仕事だった……」

415:2008/12/22(月) 00:25:02
不可解な使用人達の死にも関わらず・・・・・・・・・・・・・・・・
『嶋』と『ネイスミス』が、面倒な取り調べを受ける事は無かった。
夫婦が過去の罪を口にする事は無く、贖罪は再び闇の中へと閉ざされる。
そして、2人は屋敷を後にした。
 
数日後。
 
『クレア』が2匹の仔犬を出産したとの報が、地方紙の片隅に載る。
どの仔犬も、後足の無い奇形だった。
 
『嶋』と『ネイスミス』は、身重の『アンナマリー』を思い浮かべ、一抹の不安を感じていた。
果たして、彼らの罪は消えたのだろうか・・・・・・・・・・・・・・・違うとすれば・・・・・・・・・・・・・・
 
 
→THE END
 
『追憶の贖罪、マンブラーズ』

416:2008/12/22(月) 01:04:04
ミッション達成率:50%
総合評価:D
 
戦闘面での大きなミスは、『敵の能力』が未解明であった点。
それについては、実際に攻撃を受けた『駿河』に大きなヒントがあった。
ただし、攻撃がカウントダウンの開始でもあり、結局は単独行動の末に死んでいる。
合流寸前だったが、『嶋』『ネイスミス』が気付いていたかどうかは疑わしい。
 
もう1つのヒントは、メモ帳。
その内容を知る為には、解読不明の文字の中から文字パーツを掬い取る必要があった。
方法は、すでに知る必要も無いだろう・・・・・・・・・・・・・・・・。
 
『ナールズ・バークレイ』は、『罰』である。
罪と罰が表裏一体である様に、夫妻の罪に反応して動く。


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