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フリーミッション『前略、』

1『前略、』:2008/04/23(水) 00:59:52

導入なんて要らない。

詳細は >>2

69蛙谷『メタモーフィック』:2008/05/01(木) 03:23:32
>>67
「おいおい!そんな礼あるのかよ!知らねえけど!」

わけもわからぬまま、自分もスタンドの手に唾をはきかける。

(少なくとも日本に住んでて、寺の作法でこんなことやるなんて聞いたことねえぞ?
世界中を旅したって…あ、ちょっとつながってきたかも…)

「つ、ついでだ!これはどうだ?」

ブチュッ。
スタンドの手にキスをする。
(生身で触れられるかは疑問だが、纏うタイプのスタンドなのでできるだろう。)

70『まずはご挨拶』:2008/05/01(木) 03:31:27
>>69

『…分カッテキタヨウダナ』

『スタンド』の声が『蛙谷』に投げかけられる。

『「礼」ノ何タルカヲ…。今、オマエハ「四」、
コノ男ハ「三」、ツマリコレカラハ私ハ コノ男ヲ『排←「まっちょくれぇぇぇ!!」

『スタンド』の声に被さって『浮浪者』の声が響く。
次の瞬間、『浮浪者』はまず腰を深く曲げて
『スタンド』に頭を下げる。続いて、狂ったように
手をスタンドに伸ばし、スタンドの手を握ろうとしている。

71蛙谷『メタモーフィック』:2008/05/01(木) 03:44:28
>>70
「おっと残念だけど…俺のほうが近いぜ。何しろいままで掴まれてたんだからな…キスもしたし。」

『浮浪者』が握ろうとしているスタンドの手を、先に握ってしまう。
また、できるなら『浮浪者』の手もその時捕まえてしまいたい。

72『まずはご挨拶』:2008/05/01(木) 03:56:10
>>71

「わらひが! わらひが!
『ほとけちゃま』といっしょに『てぇら』を…
『てぇら』をまもらにぇばああああああ」

『ガシッ!』

『浮浪者』は、必死に『手』を握る。
だが。
その『手』は、『スタンド』ではなく『蛙谷』のものだ。
そのまま『蛙谷』に捕らえられる『浮浪者』。

「き・き・きしゃまぁぁぁ!!!!!
ほ…『ほとけちゃま』ああああああ!!

お、おひゃようごじゃいまちゅ! きょんにひは! こんびゃんにあ!
へぁりょー! にーひゃよ! びょんじゅーる! びぉん ぞりゅにょ!
あにゅひゃしぇよ! ぎゅーてん びょるぎぇん!
にゃましゅてぇ〜〜〜〜〜!!!!」

『浮浪者』の口から呪文のような言葉の数々が溢れ出る。
それは、本来、彼自身の『スタンド』を動かす事の出来る、
文字通りの呪文だったのだろうが、今では……。

73蛙谷『メタモーフィック』:2008/05/01(木) 04:05:58
>>72
「はい、『さようなら』。」

片手で『浮浪者』を捕まえたまま、もう片手でタコ殴りにしたい。

「俺の仕事だからな…『仏様』の手を煩わせることはないっす。」

74『まずはご挨拶』:2008/05/01(木) 04:11:29
>>73

『ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴ
ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴ
ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴ
ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴォォォォォォ!!!』

今度こそ、『蛙谷』の聞きたかった音が堂内に響き渡る。

そして『ほとけさま』……『スタンド』は『浮浪者』の
意識と共に消失していった。

ここにはもう『神』も『仏』も居ない。

75蛙谷『メタモーフィック』:2008/05/01(木) 04:26:17
>>74
「片付いた…いなくなったから言うが、ケッタイなスタンドだったぜ。
あの『住職』、こういうことだって知ってたのかな?
『歯を折る』なんて、実に的確なことしてたんだな。

まあ、原因がどこかって考えると、釈然としないものが残るが…
詳しいいきさつまでは、俺には分からないしな…報告に行くか。」

倒れた『浮浪者』を『住職』のところへ連れて行く。

76『まずはご挨拶』:2008/05/01(木) 16:15:27
>>75

『浮浪者』を抱きかかえ、
『住職』のところまで連れて行く『蛙谷』。

『住職』は『浮浪者』の
見るも無残な『顔』を覗き込むと、
なんとも複雑な顔の歪め方をした。

「…終わったか。チンピラの割にはよくやった、
というべきだな。謝礼金は『玉科』へ振り込んでおく。

これで、ようやく『工事』に取りかかれる」

『・・・・・・・・・・・・・・・・・』

『住職』は、そう言うと『浮浪者』を後部座席に乗せ、
そのまま、車を発進させようとする。

77蛙谷『メタモーフィック』:2008/05/01(木) 16:42:45
>>76
「1つ、教えてくださいよ。」

『住職』に尋ねる。

「そいつから聞いたんだが…そいつがもと『住職』なのか?
そいつはあんたにこの『寺』を譲ったことを後悔して、今回の騒ぎを起こしたようだった。
どうやら、あんたが金目的で『寺』をどうにかすると思ってて、自分が『寺』を守ろうとしたらしいな。

別に、この『寺』がどうなろうと俺の知ったことじゃないが…
ちょっとそいつが『憐れ』かなと思ったんでね。
あんたはこの『寺』をどうするつもりなんだ?そいつの思ってる通りなのか?」

78『まずはご挨拶』:2008/05/01(木) 17:36:04
>>77

『住職』は『蛙谷』をしばらく眺めていたが、
やがてゆっくりと口を開いた。

「まあ、いい。全てが終わった記念に話してやろう。
それが私の『魂』の『清算』にもなるしな。

この男は……私の『兄』だ」

『・・・・・・・・・・・・・・・・・・』

「私たち『兄弟』は、父親であるこの寺の『元住職』の
影響で、二人とも仏門の道を歩んでいた。
そんな折、父親が『病』に倒れ、
どちらが『寺』を相続するか? という話が持ち上がった。

………私は『相続権』が欲しかった。
真摯に『仏門』を『追求』したかったから?
そうではない。『寺』を『相続』するという事は、
『家』の『財産』をも継ぐ、という事だ。
自慢じゃあないが、我が家は『大地主』でもあった。
今よりもずっと若かった私は、
それら全てを自分の手に納めたかった。

……純粋な意味で言うのならば、どう考えても、
『兄』の方に分があった。『仏教』に対する
『知識』や『精神』、私なんかを遥かに凌駕する『才能』だ。

そこで私は、『兄』に『嘆願』した。

真摯に『仏教』の道を歩んでいきたい。
責任のある『住職』となって、道に迷う人々を救っていきたい。
そんな事を延々と、語った」

79『まずはご挨拶』:2008/05/01(木) 17:36:47
>>77

「私にとって幸いだったのは、『兄』が、人付き合いや
『世俗』の関わりを酷く嫌っていた事だ。
『住職』にどうしても絡んでくる『世俗』に対する『仏事』。
『住職』となりこれらを請け負わなければならない事は
『兄』にとって、けして喜ばしい事ではなかっただろう。

案の定、『兄』は、『父親』からの『相続権』を『拒否』した。
そして、私がなし崩し的に『住職』となったのだ。

それから数年は何事もなく、過ぎていった。
初めは私もそれなりには『寺』の運営に真剣に取り組み、
『兄』は『兄』で、『修行』の道を突き進んでいた。

だが…、次第に私は『寺』以外の運営、
つまり『相続』した『土地』の運用に力をそそぐようになった。
『寺』の事はおざなりになっていったが、
私はそんな事は構わず、『金儲け』に専念するようになった。

そんな私に『兄』は徐々に苦言を呈し始めた。
初めは軽くあしらっていたが、『兄』が『親族』にかけあって
『兄』を『住職』に推してもらおうとしている、という
噂を聞きつけ、そうもいかなくなってきた。

『親族』には『兄』を慕うものが多く、私を嫌うものもまた多くてね。
まあ単なる『妬み』だと思うが、それはそれで厄介だ」

80『まずはご挨拶』:2008/05/01(木) 17:38:00
>>77

「私は『金』で『人』を雇った。
…ちょうど今回のように、『兄』を『排除』してほしい、という依頼だ。
具体的にどうやったのかは知らんが、
少々荒っぽい奴らだったようで、
必要以上に痛めつけてしまった、とだけは聞いたな。

ともあれ、それから今まで、
『兄』の姿を見る事もなく過ごして来たんだが…。

最近、『寺』を潰して、ゴルフ場を作る事にしたんだ。
『親族』連中も言いくるめた。
いくら綺麗ごとを言っても、所詮『カネ』も前に
尻尾をふるような野良犬どもだったよ。

そして、いよいよ『工事』という時に、
『兄』が、現れ、『寺』に居座った、というわけだ。


……『兄』は真面目な男だったよ。
特に『挨拶』には厳しくてな、『まずは挨拶』ッ!
などと口やかましい男だった。

そんな『兄』がこんな風にトチ狂うとはね…。
私の自業自得なところもあるが、『複雑』な心境だよ」

81蛙谷『メタモーフィック』:2008/05/01(木) 19:13:05
>>78-80
「…まあ、俺にはどっちが悪いとも言えないな。
兄貴のほうにしたって、初めに譲っておきながら後で『だました』呼ばわりは無いだろうし。

でもどっちかというとあんたのほうが冷静で…
兄貴のこんな姿に思うところがあるんなら、そこをスッキリさせるのが本当の『清算』だろうな。
『挨拶』がどうのはあんたも言ってたし、気持ちのわからない同士の兄弟でもないんだろ?
俺がこんなこと言ってもまさに『釈迦に説法』だろうけど。

まああとはあんたら兄弟の話だから、俺は帰るよ。
じゃあ『ごきげんよう』。」

『寺』を後にする。

82『まずはご挨拶』:2008/05/01(木) 21:43:25
>>81

「……………」

『蛙谷』の言葉に、何かをじっと考える『住職』。
そんな『住職』を尻目に、『蛙谷』は『寺』を後にした。

→ → → → → → → → → → → → → →

その後、『蛙谷』は、『玉科』に事の顛末を報告、
報酬の『100万円』をもらう。
きくところによると、『蛙谷』で今回の依頼をこなそうと
したのは『三人目』だったという。
おそらく『浮浪者』はその戦いの中で、
『挨拶』という条件を隠すべく、分かりにくい『挨拶』を優先して
『スタンド』に示す事を学んだのだろう。

その後。

『蛙谷』は『挨拶』もろくに出来ない若者を見ると、
哀れな『浮浪者』の事を思い出す。その『スタンド』の事を思い出す。
そして思わず、こう言いたくなるのだ。

『まずは…』

  
         
               エピソード1:『まずはご挨拶』⇒『了』

83『まずはご挨拶』:2008/05/01(木) 21:50:15
『修行僧』のような自立型スタンド。本体が定めた『範囲』の中で、
一番『挨拶』をしないものを『標的』とし、『範囲』外に『排除』しようとする。

ここで言う『挨拶』は、『出会い』の『挨拶』。
『挨拶』は『言葉』(おはよう!、ニーハオ!など)でも、
『ジェスチャー』(礼、握手、キスなど)でも構わないが、
同じ種類の『挨拶』をたくさん行っても、『一つ』とカウントされる。

仮に『標的』となっても、『握手』など
接触して行わないといけない『挨拶』の場合、
それを『ハロー・グッドバイ』に行おうとしても、
『排除』される事はない。

『本体』も、その能力の『対象』。

『ハロー・グッドバイ』
パワー:A スピード:A 射程距離:A
持続力:D 精密動作性:A 成長性:E

84『まずはご挨拶』:2008/05/01(木) 21:51:46
フリミ中使われた『挨拶』は、

『拱手(クンショウ)』
漢民族で使われる挨拶。両手を合わせて2、3回少し上下させる。
(【>>19】『浮浪者』1)(【>>66】『蛙谷』2)

『舌を出す』
チベットで使われる挨拶。(【>>47】『浮浪者』2)

『作揖(ツォイー)』
漢民族で使われる挨拶。両手を合わせて、身体を大きくかがめて挨拶する。
>>62】(『蛙谷』1)

『手に唾をかける』
東アフリカ、キクユ族の挨拶。
(【>>67-68】『浮浪者』3)(【>>69】『蛙谷』3)

『手にキス』
欧米を中心に使われる挨拶。(【>>69】『蛙谷』4)

『おじぎ』
アジアを中心に広範囲で使われる挨拶。(【>>70】『浮浪者』4)

『握手』
世界的に多用される挨拶。(【>>71】『蛙谷』5)

参考URL
ttp://www.yobiko.net/greeting/index.html

85『まずはご挨拶』:2008/05/01(木) 21:53:33
【評】

『蛙谷 滑巳』
自らの『スタンド』を巧みに使いこなし、
『万国旗』のように多種多様な技を
繰り出す事に成功していた。その点は、『見事』の一言。

その反面、『スタンド』の謎に対しての
調査、および考察に関しては、やや甘いものがあった。

自らの『スタンド』能力のみを過信せず、フリミの性質を察知して、
多種多様な角度からミッション解決を目指すならば、
完全無欠の『スタンド使い』となれるだろう。

86『まずはご挨拶』:2008/05/01(木) 21:55:36
エピソード1:『まずはご挨拶』

『前提・質疑応答・参加希望』【>>3-13
『フリミ本編』【>>14-82
『敵スタンド能力・補足・評』【>>83-85

『総レス』:83レス(本レス含む)
『総日数』:7日

87エピソード2:『入っています』の『前提』:2008/05/02(金) 23:07:11
『基本設定』

名前:木村貴則(きむら たかのり)
性別:男
年齢:22
職業:フリーター
スタンド:???

持ち物:充電の切れた携帯、財布。

備考:淡々とフリミは進む。
相性が悪いと、『困惑』と『退屈』のまま、
ミッションは終わってしまうかもしれない。
それでも構わない、というのならば是非参加希望を。

88エピソード2:『入っています』の『前提』:2008/05/02(金) 23:08:57

5月24日、午後四時、晴れ。
『木村 貴則』は、ある古アパートの一室で、
掻き毟るような不安に襲われ続けていた。

同日、午前四時、『木村』は友人との飲み会の帰り、
通りがかった路地で息も絶え絶えな『女性』を発見した。
見知らぬ『女性』。まだ若く、20程度ではないだろうか。
胸からダクダクと血を流す女性を前に、
『木村』と友人は思わず駆け寄る。

『大丈夫ですか!? なんで…なんでこんな事に』

『友人』の問いかけに女性が呟いた言葉。

『きむ…ら……さん……、
きむら……たか…のり……さんに
いきなり……おそわ…れ……て………』

89エピソード2:『入っています』の『前提』:2008/05/02(金) 23:09:39

『なぜ逃げてしまったのか?』

冷静になった今ならそれが愚かな事だとは思うが、
『木村』は『女性』の言葉に、頭が真っ白になり、
その場から逃亡してしまった。

『どうすればいいのか?』

途方にくれる『木村』。『外』に出れば、すぐにでも
捕まってしまいそうな『強迫観念』に襲われている。
自分は『無実』のはずなのに、『女性』の言葉が、
標本に深々と突き刺さる留めピンのように
『木村』の心に抑えつけていた。

本当の『犯人』でも捕まればいい。
そうは思うが、
なぜ『女性』が自分の名を知っていて、
なぜ『女性』があの時、それを告発したのか…。
本当の『犯人』は実は………。

渦巻く『疑問』と『不安』にため息をつきながら、
何の気なしに玄関の『ドア』を見つめる『木村』。

90エピソード2:『入っています』の『前提』:2008/05/02(金) 23:10:08
→→『ダムダムダッ』
            →→『ダムダムダッ』


不意に『ドア』を『ノック』する音がした。
『木村』は緊張で身体を強張らせながら、
そっと、『ドア』に近づいていく。

「こんにちは〜」

『ドア』越しに叫ぶ声が聞こえる。
『木村』を捕まえに来たにしては、緊張感のない男の声。

「『ピザ』の『ピザニア』です〜! いますか〜!!」

『ピザニア』……。近隣にある宅配ピザ屋の名前だ。
だが『ピザ』など頼んだ覚えは、一切ない。

『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』

おそる、
  おそる。

『木村』は『覗き窓』で、『外』を確認した……。

91エピソード2:『入っています』の『前提』:2008/05/02(金) 23:12:09
<古アパートについて>

そもそもこの『一室』は、『木村』が借りているのではなく、
『貸アパート』の空き部屋を無断で使用しているものだ。
築30年は経っていそうな木製オンボロアパート。名は『江華荘』。

『木村』が『偶然』、このアパートの前を通り過ぎた時、
スーツの男が、いかにも貧乏そうな男を連れて、
この部屋に入っていったのだ。
不動産会社の男が客を連れてきた、というのは容易に想像出来た。
『204号室』。壁が低く、道からでも様子は充分に確認できる。

男たちはほんの数分でどこかへ行ってしまったが、
『木村』は、『配電盤』の隙間に隠された
『鍵』の在り処を知ってしまった。

その時の心境は上手く言い表せない。
とにかく『木村』はすぐさま『鍵』を確保し、
うらぶれた『鍵屋』で『コピー』を作る。

幸い、というべきか、
それから半年経った現在も、『入居者』は居ない。
『木村』は気分を変えたい時など、時折、
この『部屋』に来て、ゆったりとした時間をすごしていた。

この『部屋』の事は誰にも言っていないし、
極力、人目につかないようコソコソと利用していた。
『友人』、あるいは『警察』が、
ここを見つけるのはそう容易ではない、と信じている。

【江華荘の地図】
ttp://tok0.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/gazouup/img-box/img20080502230535.jpg

92エピソード2:『入っています』の『前提』:2008/05/02(金) 23:15:19
【基本設定】(>>87
【前提】(>>88-90
【古アパートについて・地図】(>>91

『質問受付』は5月3日(土)22時まで
『参加者募集』は5月3日(土)23時から
と、する。

93新手のスタンド使いかッ!?:2008/05/03(土) 00:49:20
木村のスタンドは参加者が用意する形になるんでしょうか?

94エピソード2:『入っています』の『前提』:2008/05/03(土) 07:32:34
>>93

基本的に『参加者』が用意する項目は、
『参加者次第』と記載される。
『???』は『あるのかないのか分からない』という事。
ちなみに『木村』自体に『自覚』はない。

95新手のスタンド使いかッ!?:2008/05/03(土) 21:06:14
木村≠参加者ですよね?

96エピソード2:『入っています』の『前提』:2008/05/03(土) 21:19:41
>>95
『基本設定』が『参加者』の『設定』となる。
よって、『木村貴則』=『参加者』。

97新手のスタンド使いかッ!?:2008/05/03(土) 21:32:36
『204号室』は水道ガス電気の類は一切通ってないでOK?

98エピソード2:『入っています』の『前提』:2008/05/03(土) 22:13:04
>>97

水道ガス電気は通っていない。

また『追記』として、『窓』と『ベランダ』には
『シャッター型』の『雨戸』がついており、
『木村』は人目につかないよう、いつも閉じたままにしている。
わずかな隙間から『光』が入ってくる為、
室内はかなり薄暗いものの、全くものが見えないわけではない。

この答え、もくは追記に対して更なる質問があれば、
22時50分まで受け付ける。

99エピソード2:『入っています』の『前提』:2008/05/03(土) 23:01:15

『参加希望者』は、このスレにレスを。

100新手のスタンド使いかッ!?:2008/05/04(日) 13:51:03
参加希望

101『入っています』:2008/05/04(日) 22:10:55

エピソード2:『入っています』

102『入っています』:2008/05/04(日) 22:13:11
<これまでのあらすじ>

5月24日、午後四時、晴れ。
『木村 貴則』は、ある古アパートの一室で、
掻き毟るような不安に襲われ続けていた。

同日、午前四時、『木村』は友人との飲み会の帰り、
通りがかった路地で息も絶え絶えな『女性』を発見した。
見知らぬ『女性』。まだ若く、20程度ではないだろうか。
胸からダクダクと血を流す女性を前に、
『木村』と友人は思わず駆け寄る。

『大丈夫ですか!? なんで…なんでこんな事に』

『友人』の問いかけに女性が呟いた言葉。

『きむ…ら……さん……、
きむら……たか…のり……さんに
いきなり……おそわ…れ……て………』

103『入っています』:2008/05/04(日) 22:13:49

『なぜ逃げてしまったのか?』

冷静になった今ならそれが愚かな事だとは思うが、
『木村』は『女性』の言葉に、頭が真っ白になり、
その場から逃亡してしまった。

『どうすればいいのか?』

途方にくれる『木村』。『外』に出れば、すぐにでも
捕まってしまいそうな『強迫観念』に襲われている。
自分は『無実』のはずなのに、『女性』の言葉が、
標本に深々と突き刺さる留めピンのように
『木村』の心に抑えつけていた。

本当の『犯人』でも捕まればいい。
そうは思うが、
なぜ『女性』が自分の名を知っていて、
なぜ『女性』があの時、それを告発したのか…。
本当の『犯人』は実は………。

渦巻く『疑問』と『不安』にため息をつきながら、
何の気なしに玄関の『ドア』を見つめる『木村』。

104『入っています』:2008/05/04(日) 22:14:46

→→『ダムダムダッ』
            →→『ダムダムダッ』


不意に『ドア』を『ノック』する音がした。
『木村』は緊張で身体を強張らせながら、
そっと、『ドア』に近づいていく。

「こんにちは〜」

『ドア』越しに叫ぶ声が聞こえる。
『木村』を捕まえに来たにしては、緊張感のない男の声。

「『ピザ』の『ピザニア』です〜! いますか〜!!」

『ピザニア』……。近隣にある宅配ピザ屋の名前だ。
だが『ピザ』など頼んだ覚えは、一切ない。

『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』

おそる、
  おそる。

『木村』は『覗き窓』で、『外』を確認した……。

105『入っています』:2008/05/04(日) 22:15:32
<古アパートについて>

この『一室』は『木村』が、
『貸アパート』の空き部屋を無断で使用しているもの。
築30年は経っていそうな木製オンボロアパート。
名は『江華荘』。

『木村』が『偶然』、このアパートの前を通り過ぎた時、
不動産会社の男が客を連れてきたのを見て、
その鍵の隠し場所を知り、そのコピーをとり使用していた。
『204号室』。壁が低く、道からでも様子は充分に確認できる。

それから半年経った現在も、『入居者』は居ない。
『木村』は気分を変えたい時など、時折、
この『部屋』に来て、ゆったりとした時間をすごしていた。

『部屋』に『水道ガス電気』などは通っていない。
『窓』と『ベランダ』には、『シャッター型』の『雨戸』がついており、
『木村』は人目につかないよう、いつも閉じたままにしている。
わずかな隙間から『光』が入ってくる為、
室内はかなり薄暗いものの、全くものが見えないわけではない。

【江華荘の地図】
ttp://tok0.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/gazouup/img-box/img20080502230535.jpg

106『入っています』:2008/05/04(日) 22:16:25
<参加者>

名前:木村貴則(きむら たかのり)【>>100
性別:男
年齢:22
職業:フリーター
スタンド:???

持ち物:充電の切れた携帯、財布。

107『入っています』:2008/05/04(日) 22:18:50

『見た』。

『木村』は思わず目を疑った。
疲れによるものだろう、そうも思った。
しかし、いくら眺めても現実は変わらない。

『奇妙な光景を、見た』。


『覗き窓』から見えたのは、『紫』と『白』の斑模様だ。

『「紫」のコーヒーに「クリープ」を入れたような』

そんな表現がもっとも適切な世界が、
『覗き窓』からは見えた。
『木村』は、自分の『認識世界』がグラグラと揺らぎ、
日常からかけ離れていくのを感じる。


「お届けに参りましたよぉぉぉぉぉぉ〜!!
…居ないんですぅぅぅぅぅ〜???」

『ピザ屋』の無邪気な声が『ドア』越しに響く。
頭がクラクラしてきたのは、
その無遠慮な大声のせいだけはないだろう。

108木村貴則:2008/05/04(日) 23:02:52
>>107

「なんだこりゃ・・・ウルトラセブンのOPかよ!」

他の窓の外がどうなっているか確認したい。

109『入っています』:2008/05/04(日) 23:09:41
>>108

『木村』は窓の外を確認しようとするが、『シャッター』がある。
人目につかないように今まで開けた事がなかったが、
そうも言っていられない状況のようだ。

さて、そうなると『窓』と『ベランダ』、
どちらの『シャッター』から開けるか?
些細な事だが、そういった問題が出てくる。

110木村貴則:2008/05/04(日) 23:26:40
>>109
「開けるときに音で気づかれそうだな……」

とりあえずドア(というかピザ屋)から遠いのはどっちだろうか?

(うまくいけばピザ屋自身の声で音がかき消されるかもしれないが・・・)

111『入っています』:2008/05/04(日) 23:29:41
>>110

どちらも直線距離としてはそう変わらないが、
強いて言えば、『窓』の方が音は届かないように思えた。

112木村貴則:2008/05/05(月) 00:10:03
>>111

音を立てないようにそーっとシャッターを少し上げて外の様子をうかがう。

113木村貴則:2008/05/05(月) 00:10:17
>>112
窓のシャッターね。

114『入っています』:2008/05/05(月) 00:14:38
>>112-113

『カララ…』

極力、音を立てずに『シャッター』を開ける『木村』。
それでも、どうしても音は出てしまうが…。
何とか、少しだけでも開ける。

『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』

おそらくだが、隣の家のベージュの『壁』が見える。
(確かに隣にベージュの家があるのを『木村』は知っている)
少しだけ開けただけなので詳細は分からないが、
特に『違和』感を感じるところは、ない。

115木村貴則:2008/05/05(月) 00:43:04
>>114

「やっぱ、ドアの向こうだけか……」

改めてドアの覗き窓を覗いてみる。
声はまだ聞こえてる?

116『入っています』:2008/05/05(月) 00:46:48
>>115

『覗き窓』に変化はない。『紫』と『白』。

『ダムダムダッ』

声は聞こえなくなったが、最後の確認、とばかりに、
もう一度『ノック』の音が鳴り響いた。

117木村貴則:2008/05/05(月) 01:06:48
>>116
「・・・・・・・」
(何で俺がここにいるってことを知ってるのかわからない以上、
 迂闊に返事はしないほうがいいよな)

無言で様子を見る。

118『入っています』:2008/05/05(月) 01:09:45
>>117

『・・・・・・・・・・・・・・・・』

黙って様子を窺う『木村』。
やがて諦めたのか、『声』も『ノック』も一切しなくなった。

119木村貴則:2008/05/05(月) 01:42:59
>>118
立ち去る足音などが聞こえるまではそのまま待ちたい。

120木村貴則:2008/05/05(月) 01:43:22
>>119
それと、隣の部屋は空き部屋か、それとも誰か住んでいるのか?

121『入っています』:2008/05/05(月) 08:08:01
>>119-120

『・・・・・・・・・・・・・・・・・・』

聞き耳を立てる『木村』。
すぐさま立ち去っていく足音が聞こえてきた。

ふと、『木村』は『違和感』を感じる。
疲れているせいかもしれないが、
ほんのわずかに、『足音』の響き方が違うような気がした。
具体的にどう違うのかまでは…分からない。

『木村』は『困惑』しながら、
今起こった事の意味を考えていた。


……………それから、10分もしただろうか……………

『かちゃり』

不意に、『ドア』につけられた『郵便受け』の中に
『何か』が入れられた音がする。

【隣の部屋は表札もあり、時々物音もする事から、
人は住んでいるだろう、と推察される】

122木村貴則:2008/05/05(月) 15:14:25
>>121

(おい、足跡が聞こえたってことは立ち去ったってわけで、
 そうなると扉の前には誰もいないってことになるよな・・・?
 そうでない可能性は・・・

1、立ち去った振り(足音はなんとかして偽装した)
2、立ち去った後別の相手が来た
3、実は二人以上いて一人去ったけどもう一人が残っている

とりあえず2はその『別の相手』の足音が聞こえないのがおかしい、
となると1か3ということになるけど……どっちも油断できない状況には変わりないな、
本当にただのピザ屋ならそこまですることは考えづらい……)

とりあえず郵便受けに入れられたものを確認したい。

123『入っています』:2008/05/05(月) 15:26:53
>>122

『木村』は思案しながら、郵便受けをそっと覗く。

『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』

『音』は、したのだ。それは確かだ。
しかし、『郵便受け』には『何も入っていない』。

そして『木村』は、ここで一つの『発見』をする。
『郵便受け』の隙間から見える『世界』。
それもまた、『紫』と『白』の気の狂ったような世界だった。

124木村貴則:2008/05/05(月) 16:05:20
>>123

「え・・・なんでだ?聞き間違い・・・・いやそんなはずは」

鉛筆か何かを郵便受けに入れて、地面に落ちる音がするかどうか確かめる。

125『入っています』:2008/05/05(月) 16:13:30
>>124

『木村』はポケットを漁るが、『財布』しか出てこない。
仕方がなく『財布』から、音の響きそうな『10円玉』を取り出し、
『郵便受け』から、それを投げ入れ、聞き耳を立てた。

『チャリ〜ン……』

『10円玉』の音は、聞こえた。
しかし、その響き方はどこかしら『奇妙』だ。
落とした『正面』からではなく、その周辺から
聞こえたような……そんな『響き』。

(仮に『木村』が『10円玉』がどうしても惜しい、
というのであれば、このレスはキャンセルしても可)

126木村貴則:2008/05/05(月) 17:43:26
>>125

「つまり、この扉、というか扉の向こうにある何かが音を吸収してるのか、
 で、横からの音だけ聞こえると。吸収するのは音だけじゃないんだろうなー……
 後は無事に10円玉があっちに着いてるか、だが……」

トイレに移動する。
トイレは建物の中央にあるとか不可能な場合を除いて大抵
窓か換気扇のような換気手段が用意されてるはず。

そこから外の様子をうかがって10円玉があるか確認したい。
見えるような角度でなければ再度十円玉を投げて、見える位置に落ちるように調節したい。

127『入っています』:2008/05/05(月) 20:26:15
>>125

トイレに移動する『木村』。
普段は気にする事もなかったが、
探してみると『換気扇』が設置されている。

『・・・・・・・・・・・・・』

その『隙間』から外を窺う『木村』。
見える箇所は少なく、『ドア』の『正面付近』に関しては全く見えない。
仮に誰か居たとしても、この位置からでは分からない可能性が高かった。
だが、わずかに『廊下』部分の床は確認出来る。

『木村』は『ドア』前に戻り、『10円玉』を
『換気扇』から見えるであろう位置に飛ばし続けた。
なかなか上手く行かなかったが、『9枚目』。
ようやく、おそらく見える範囲に落ちたであろう
『手ごたえ』を感じ『換気扇』前に戻る。

果たして。
『10円玉』は『換気扇』から確認する事が出来た。

128木村貴則:2008/05/05(月) 21:44:44
>>127
「あっちからこっちは駄目でこっちからあっちはOKか
 マジックミラーみたいなものか?なら……出る分には問題ないか……
 後は誰かが待ち伏せしてるんじゃないかだが……まあわけのわからない模様を相手にするよりはなんだってマシだろう多分」

武器になりそうな長物(箒とか)があればそれを持って扉を開ける。
開けたらなんかの襲撃を警戒して後ろに飛びのいて距離を取りたい。

129『入っています』:2008/05/05(月) 22:41:40
>>128

周りを見渡すも、本来ここは『空室』の部屋だ。
何一つ得物になりそうなものはなく、仕方なく、
充電の切れた『携帯』を握り締めておく『木村』。

ゆっくりと。慎重に。

『ドア』を開けると同時に飛び退いて警戒する『木村』。

『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』

しかし………見る限り、そこには『何者』も居ない。
ばたん。
後ろに飛び退いた為、支えをなくした『ドア』が再び閉まった。

130木村貴則:2008/05/05(月) 22:53:02
>>129
ドアの向こうがまだら模様だったりもしなかったのか?

131『入っています』:2008/05/05(月) 22:57:42
>>130

そのような事実はない。

132木村貴則:2008/05/05(月) 23:12:59
>>131
「あれ?」

もう一回覗き窓を覗いてみる。

133『入っています』:2008/05/05(月) 23:15:14
>>132

………『紫』と『白』のブレンドが見えた。

134木村貴則:2008/05/05(月) 23:36:22
>>133
扉を開く。

135『入っています』:2008/05/05(月) 23:41:01
>>134

『ドア』を開く『木村』。

やはり『何者』も居らず、
投げた『10円玉』が『散乱』しているのが、見える。

136木村貴則:2008/05/05(月) 23:49:45
>>135
「なんなんだ……」

外に出て周囲を見渡す。

137『入っています』:2008/05/05(月) 23:52:18
>>136

『木村』は周囲を見回すも、
特別変わった事はない。
奇妙な気持ちだけが心に残る。

138木村貴則:2008/05/05(月) 23:58:12
>>137

「いや、何もないならその方がいいんだけどさ……」

ドアの覗き窓を外側から確認してみる。特に異常は無い?

139『入っています』:2008/05/06(火) 00:03:43
>>138

『覗き窓』を『外側』から確認するも、
一見、何も異常は見当たらない。

140木村貴則:2008/05/06(火) 00:07:50
>>139
10円玉を拾って扉を開けたまま外側から郵便受けの中に10円玉を投入する。
ちゃんと10円玉が出てくるか確認する。

141『入っています』:2008/05/06(火) 00:13:24
>>140

『・・・・・・・・・・・・・・・・』

『10円玉』を一枚拾い、

『ちゃり〜ん』

『外側』から『郵便受け』に入れる『木村』。
何の問題もなく『10円玉』は、
『内側』の『郵便受け』の中に入っていた。

142木村貴則:2008/05/06(火) 00:23:57
>>141
「というか、何の話だっけ
 ・・・ああ、殺人未遂の濡れ衣を着せられてたんだったか。
 とりあえず、ツレに連絡とらないとな。携帯の充電器買ってくるか」

10円玉を拾って近くのコンビニに行きたい。

143『入っています』:2008/05/06(火) 00:40:51
>>142

『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』

『10円玉』を拾いながら『木村』は、
先程の出来事に『違和感』を感じた。【>>129-141】。

『ドア』を開けた時の音。『10円玉』を入れた時の『音』。
それら全ての『音』は全く聞こえて来なかった。

144木村貴則:2008/05/06(火) 00:51:27
>>143
「ん?あーあー、俺の耳がおかしくなったんじゃないよな」

声を出したり足で床を叩いて音が聞こえのを確認する。
10円玉自体は消えたりせずに床に落ちたということでいいんだろうか。

145『入っています』:2008/05/06(火) 00:55:41
>>144

声や『床』を足で踏み鳴らす事自体の『音』は聞こえる。
『10円玉』を外側から入れたものは『郵便受け』に入っている。

(『郵便受け』は、『内側』に郵便を受ける『金属製』の
入れ物が『ドア』自体についており、そこに『郵便』が
溜まるシステムになっている。そこに『10円玉』は無かった)

146『入っています』:2008/05/06(火) 01:16:54
>>145

総合的な『結論』としては『10円玉』は『あった』。

147木村貴則:2008/05/06(火) 01:39:44
>>145

「奇妙だ、奇妙ではあるが……
 だからどうしたと言わざるをえない」

危険でもなければ自分の役に立つわけでもない。

「まあそんなことより今は俺が捕まるかどうかの方がよっぽど大事だよな」

やっぱりコンビニで充電器を買いたい。

148『入っています』:2008/05/06(火) 01:48:09
>>147

『音』の不自然さに首を捻りつつも、
とりあえず目当てのコンビニへと向かおうとする。

ちらり。

何気なくもう一度、『ドア』を確認する。
『ドア』は悠然とそこにあり、
出て行こうとする『木村』を見送っていた。

149『入っています』:2008/05/06(火) 08:43:18

――――朝。
『参加者』の『PL』にとって
気持ちのよい目覚めだっただろうか?
寝ぼけ眼で『メール』を確認すると、
『入っています』というふざけた名前で『メール』が入っている。
内容は、こうだ。

【GMからの再度のお詫びとお知らせ】

前略、PL様。
一晩経っていかがお過ごしでしょうか。
今回の事象について、こちらの検討不足で
更なる『修正』が必要な事が分かりました。

そもそも今回の事象の中では、
『「木村」は「ドア」を開けようとしても、
「開ける」感覚はあるものの、開かない』
が、正解でした。

本来、このようなミスがあっていい事ではなく、
フリミ全体のクリアに向かう『モチベーション』を
大きく下げてしまった事を深く謝罪致します。

                  草々

『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』


『PL』が、『掲示板』を覗くと……
>>129-148】は、無かったことになっていた。
なんともいえぬ『気だるさ』の中、容赦なくフリミは進められる。

150『入っています』:2008/05/06(火) 08:50:21
>>128

『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』

『木村』が『ドア』に手をかけ、それを開けようとする。
しかし、『開かない』。

『開けた』感覚はあるのだ。
しかし、『感覚』と『ドア』の挙動が一致しない。
結果として『ドア』は『開かない』。
体当たりのようにしてそのまま通り抜けようとしても、無駄な行為だ。
『ドア』自体は幻覚でもなんでもなく、存在している。

『木村』には、この不思議な現象の仕組みを解かない限り、
ここから出る事は出来ないのだろうか?
けして『窓』か『ベランダ』から逃げられない事はないだろうが…。

151木村貴則:2008/05/06(火) 14:18:43
>>150
「あれ・・・今、開けたよな?」

もういっかりゆっくりを扉を開ける動作をする。
とりあえずドアノブを回してみるがそこまでは可能だろうか。

152『入っています』:2008/05/06(火) 16:09:56
>>151

少し戸惑いながらももう一回…。
『木村』は、『ドアノブ』を回す。

『・・・・・・・・・・・・・・・・・』

『感覚』だけは、ある。しかし『ドアノブ』は回らない。


――――と。

『ドア』の向こうから、こちらへ向かってくる
『足音』が聞こえてくる。
『足音』の響きは先程から感じている通りどこか奇妙だが、
今度は前とは【>>125】逆に、『正面』からのみ響いているように思えた。

そして、
ピタリ。

『足音』は、『ドア』の『正面』で止まり……、

「あの……何やってんスか?」

『ドア』越しからそんな声が響いた。

153木村貴則:2008/05/06(火) 19:59:16
>>152

(あれ、聞こえ方が変わった?なんでだ)

「……何って、なんか変なことしてるか?」

逆に聞く。
何やってんすかと聞くということは何かしらの異常を目撃してるがゆえの発言だと思うが、
それがなんなのかをはっきりさせたい。

それと覗き窓を覗いておく。

154『入っています』:2008/05/06(火) 20:16:15
>>153

『木村』は『困惑』しながらも、問いに答えようとする。

と。

『いや………なんでもない。
何か「用」か……?
でなければ、とっとと帰ってくれ』

『木村』ではない。
『木村』ではない『誰か』が代わりに
答えている声が聞こえる。

その声に、始めの声は沈黙し………、
再び『足音』が遠ざかっていく。
『木村』から見て左方向へ『足音』は向かったようだ。

155『入っています』:2008/05/06(火) 20:17:53
>>153
追記。
『覗き窓』からは、相変わらず『紫』と『白』のブレンドが見える。

156木村貴則:2008/05/06(火) 22:42:47
>>154
「おい!誰だテメー!」

扉を叩いて存在をアピールする。
……と、思ったが扉は音を通さない可能性があるので叩く対象を途中で壁に変える。

(ってちょっと待て、この足音の方向、何も無くないか?)

図面を見る限り左方向は何も無いようだが、ひょっとして非常階段とかがあったりするんだろうか。

157『入っています』:2008/05/06(火) 23:05:40
>>156

『パァン』
『壁』を叩く『木村』。
しかし、その事になんの返事はない。

『・・・・・・・・・・・・・・・・』

ここで『木村』はある事に気付く。
『左方向』? そこは『行き止まり』だ。
『何者』かは知らないが、そこになぜ行ったのか?
あるいは『飛び降りる』つもりなのか…
『謎』は、深まるばかりだ。

何分経ったろうか? せいぜい数分の間だと思われる。
思案にくれる『木村』の耳に、今度は『右方向』からの
『足音』が聞こえてくる。
ただ、この『足音』は、通路のところどころで『止まって』、
少しずつ近づいてきていた。止まっている場所は、おそらく、
他の住人の部屋(201・292・203)である事は、『推測』できる。

そして今…、おそらく、『足音』は、『ドア』の正面に来ている。
わずかな違和感は数度目だ。
『足音』は『正面』からは聞こえていなかった。

158『入っています』:2008/05/06(火) 23:08:28
>>157

(201・292・203)→(201・202・203)

159木村貴則:2008/05/06(火) 23:28:30
>>157
(これは直感だが……いや、そんなわけ無いと思うが…
 さっき聞こえたのは『別の部屋のドアの前にいる人間の声』だったんじゃないか?
 だとすると…俺がドアを開けようとすることで『別の部屋のドアが開いたりするんじゃないのか?)

「何を考えてるんだ俺は、そんな非現実的な……
 だが、そうだとすると『正面』から音が聞こえない今は本当にドアの向こうに誰かいるってことに……?」

もう一度、ドアではなく近くの壁を思いっきり叩いてみる。
壁の向こうに響くくらいの大きな音を。

160『入っています』:2008/05/07(水) 07:28:54
>>159

『木村』の中に、ある『予想』が渦巻き始めている。
その『予想』の元、

『ダァム!』

近くの壁を思いっきり叩く。

「キャッ!」
『女性』の声がする。響き方は、『足音』と同じ。

161木村貴則:2008/05/07(水) 19:32:15
>>160
「ウソ、本当に俺の想像通りなのか?
 あ……でも待てよ、本当にこの扉の前にいるとすると……
 この先は行き止まりだからして……この部屋に用があるのか?」

急に不法侵入していた自分の身分を思い出す。

「ああ、すいません……ひょっとして何かご用ですか?
 実はドアが開かなくて困ってるんですが」

(まあ何とか誤魔化そう)

162『入っています』:2008/05/07(水) 22:08:20
>>161

「は、はい? あ、ああ……。
そうなんですか? そうですか…」

『女性』の戸惑った声が聞こえてくる。

「私は、皆様に『神様』についてお話をさせて頂こうかな…。
と思って、皆様の家々を回っている者なんですけど。

『ドア』が開かない…。何か大変そうですけど…、
どなたかに連絡しましょうか?
『鍵屋』さんとか、『警察』とかに…」

どうやら『宗教勧誘』の類の人物らしかった。

163木村貴則:2008/05/07(水) 23:58:02
>>162

ドアを思いっきり開ける動作をする。

「あの、今どっかの部屋でドアが開きませんでしたか?
 あるいは下の階でドアの開く音がしたとか」

「まあ警察や鍵屋も魅力的なんですがその前に
 あなたに扉が開けられるかどうか試して欲しいんですけどね。
 案外そっちからなら簡単に開くかもしれない」

164『入っています』:2008/05/08(木) 00:20:10
>>163

『木村』は『ドア』を思いっきり開ける動作をした。
『ドア』は開かず、音もしないが、『開いた』感覚だけはある。

「え… え…?」
『女性』の声は戸惑いながらも、答える。

「…お、『音』ですか…?
『下』の階の方でしたような…。
でも突然すぎて、よく…」

そういいながらも、『女性』は、
『ドア』が開くかどうか試してくれたようだ。

「あ……、『ドア』はこっちからも
開きませんね、残念ですけども」

165木村貴則:2008/05/08(木) 00:45:58
>>164
「あー、じゃあ下の階のどのドアが開いたのか確認してもらってもいいですか?
 何を言ってるのかわからないかもしれないけどお願いします」

166『入っています』:2008/05/08(木) 01:02:21
>>165

(『木村』の意図上、『ドア』は『木村』の力で
『開け続けている』と判断する。
開け続けていなければ『ドア』はすぐ閉じてしまうであろう為)

「…は、はあ」

『女性』はよく分からないままに『階段』を降りて行き、
『一階』へ向かったようだ。一階に近づくにつれ、
『女性』の『足音』が『二重』に重なる。

周囲からの『足音』は『離れていく』それだが、
『ドア』からの『足音』は、『近づいてくる』それ。
奇妙なアンサンブルを聴きながら、『木村』は、
じっと『結果』を待った。

「あ…、ここね」

『女性』の声が『ドア』から聴こえる。
どうやら確認がとれたようだ。

167木村貴則:2008/05/08(木) 07:29:31
>>166
足音の方向や間隔、足音の止まるタイミングから一階のどの扉か判断出来ないだろうか。

一階に下りてすぐ足音が止まるなら101号室だろうし、少し歩くなら102か103だろう、
遠ざかる方の足音が真下まで来るなら104号室のはずだ。

(本当はさっきの女性に何号室か口に出してもらえばいいんだろうが、
 これも勘というか、妄想のレベルな気もするが、
 もう1つの扉の中にいる人間はこの件と無関係じゃないかもしれない。
 だったら黙っててもらった方がいい)

168『入っています』:2008/05/08(木) 07:51:37
>>167

今までの『理論』の『螺旋』が正しいのならば、
『足音』からして『階段』のすぐ傍にある『101号室』が、
『該当』の『部屋』だろう。

『木村』はある種の『警戒』を抱き、
『何号室か』を言ってもらうのを避けた。
しかし―――『木村』の『予測』が全て正しいのならば…
『長く深淵を覗く者を、深淵もまた等しく見返す』

女性との『会話』はすべて『ドア』の中の人間に
聞かれていたのではないだろうか?
だとしたら『ドア』位置の思案より、やるべき事が
あったのではないだろうか?
……人間の全ての行動に、『正解』はない。とはいえ。


『ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ』


『キゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!』

『ドア』越しに、『女性』の悲鳴が、轟いた。


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