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『大西洋上のアリア』
1
:
→
:2007/01/20(土) 01:38:45
『午後2時07分』
北大西洋のどこか━━━━━━━━━━━━
『鏡橋』『剣持』『コッペ』『成瀬』は、1枚の鉄板に乗って洋上を漂っていた。
押し寄せる波は、憔悴し切った4人から、さらに体力を奪って行く。
1人はぐれた『荒武』も又、4人の姿を求めて洋上を『スタンド』で飛び続けていた。
807
:
剣持 春『プラス・ヴァンドーム』
:2007/06/21(木) 01:11:43
>>806
了解
>>804
「チッ!このままじゃマジでマズイ!」
ファインダーを覗きこみなおし、ベビーベッドの方を映す。
その時に盾にした方の手に缶の蓋を握らせ、一緒に映す。
持てないなら、缶の蓋を持つのは諦める。
808
:
→
:2007/06/21(木) 02:50:59
>>807
カメラをベビーベッドに向けると、すでに人影は見当たらない。
ベッドの上には、ナイフを突き立てられたままの赤ん坊の死体が横たわっている。
弾き飛ばされた缶の蓋は、どこかに飛ばされて見当たらない。
手の傷の具合から、細かな物を持つ事も難しい・・・・・・・・・・・・。
809
:
剣持 春『プラス・ヴァンドーム』
:2007/06/22(金) 00:11:48
>>808
「クソッ!間に合わなかったかッ!」
もうこの家にいるのはヤベェ!
1階へと降りるべく、部屋を飛び出て階段を目指す!
その際にはカメラを覗きながら進む。
810
:
→
:2007/06/22(金) 00:24:27
>>809
カメラを覗きながら通路に出たが、人影は無い・・・・・・・・・・・・。
人の気配も無く、館には不気味な静寂が漂っていた。
薄闇が周囲を包み、もうじき陽が沈むのが分かる。
階段に向かう通路のカメラ越しの景色に、『剣持』は微かな違和感を感じた。
811
:
剣持 春『プラス・ヴァンドーム』
:2007/06/22(金) 00:26:12
>>810
「……何だ?追ってくるんじゃねーのかよ?
上手い具合に付いて来るかと思ってたんだが」
足を止めて、カメラの有りと無しの時の風景を見比べる。
812
:
→
:2007/06/22(金) 00:43:06
>>811
『剣持』は、通路の景色とカメラの画面とを見比べる・・・・・・・・・・・・。
『ゴゴゴゴゴゴゴ』
ふと、2つの通路を繋ぐ形で延びた通路の中程に、白い扉があった。
画面に映った『扉のある場所』を肉眼で確認したが、そこに扉は無い。
813
:
剣持 春『プラス・ヴァンドーム』
:2007/06/22(金) 00:51:33
>>812
「ま、まさかコイツが2つの世界を繋ぐ扉か?!」
扉に駆け寄り、カメラを覗きこみながら
開ける事が出来るかどうか確かめる。
814
:
→
:2007/06/22(金) 01:06:59
>>813
扉に近付いたが、画面から目を移すと目の前には壁があるだけだった。
『剣持』は、カメラの画面に映った扉に、静かに手を伸ばす。
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
画面に映り込んだ『剣持』の手が、扉に触れた・・・・・・・・・・。
扉は、画面の中で音も無く開く。
その向こうには、中央に黒檀のチェストが置かれている部屋が見えた。
815
:
剣持 春『プラス・ヴァンドーム』
:2007/06/22(金) 01:18:27
>>814
「ここから出入りしてやがったのは間違いなさそうだが……。
そうしたらヤツは何処にいやがる?」
扉を完全に開き、カメラ越しに中の様子を探る。
誰もいない様子ならば踏み込む。
816
:
→
:2007/06/22(金) 01:56:13
>>815
扉を開いた『剣持』は、画面に映る室内の様子を窺った。
チェストの上には、ガラスケースに入ったジオラマが並んでいる。
壁沿いに大きなガラス棚があり、中には鳥や小動物の剥製が入っていた。
室内に他の出入り口は見当たらず、人の気配も無い。
『剣持』は、部屋の中へ足を踏み入れた・・・・・・・・・・・・・。
817
:
剣持 春『プラス・ヴァンドーム』
:2007/06/22(金) 23:31:10
>>816
「部屋の中でカメラを覗きこむのをやめたらどうなるんだ?
……今は、まだやんねー方がいいな」
ジオラマや、剥製を映しつつ
入ってきた所以外の扉が無いか探したい。
818
:
→
:2007/06/22(金) 23:49:33
>>817
入って来た扉以外、出入り口は見当たらない。
扉の向かい側の壁には、レースのカーテンが掛かった幅の広い出窓がある。
ジオラマは、自然の風景を再現したものだったが、どこの風景か知る術は無い。
『ゴゴゴゴゴゴゴ』
ふと、チェストの端に一冊の白っぽい手帳が置いてあるのに気付いた。
開いたままの白紙のページの上には、ボールペンが1本乗せてある。
819
:
剣持 春『プラス・ヴァンドーム』
:2007/06/23(土) 00:20:43
>>818
「……?
何だ?書けってことか……って、ボールペンは取れねーぜ」
どうにか盾にした方の手で手帳を捲ってみる。
何かが書かれたページは無いか?
820
:
→
:2007/06/23(土) 00:49:04
>>819
手帳をめくると、ポツポツと走り書きがある・・・・・・・・・・・・。
『11:30 トレントン』
『17:00 ティッキーの店』
文章らしい文章は、見当たらない。
821
:
剣持 春『プラス・ヴァンドーム』
:2007/06/23(土) 01:35:48
>>820
「何か約束してたのか?」
他に時間と何かの名前が書かれた走り書きは無いか探す。
822
:
→
:2007/06/23(土) 01:56:33
>>821
ページをめくって行くと、同じ様に時刻と場所だけが走り書きされている。
日付が書かれていない為、いつのものかは分からない。
823
:
剣持 春『プラス・ヴァンドーム』
:2007/06/23(土) 02:07:42
>>822
「何でこいつがここもある必要があるんだ……?
ただのメモにしか見えねーけど」
ペンを口で咥えて、メモに書けるかどうかを試してみる。
824
:
→
:2007/06/23(土) 02:26:40
>>823
ボールペンを咥えた『剣持』は、ペン先で紙をなぞった・・・・・・・・・・・。
黒いインクが、ペン先の軌跡を辿る。
825
:
剣持 春『プラス・ヴァンドーム』
:2007/06/23(土) 17:09:12
>>824
「……よし」
ペンを口の端に咥えたまま、カメラをどかしてメモを見てみる。
もしかしたら何か別のモンが書かれてるかもしれない。
826
:
→
:2007/06/23(土) 23:40:42
>>825
画面から目を離すと、メモには『剣持』の試し書きだけが残っている。
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
827
:
剣持 春『プラス・ヴァンドーム』
:2007/06/24(日) 01:07:19
>>826
「あれはあっち側の人間のメモだったのか。
……ってことは、さっきの人影が書いたのか?」
盾にした掌に載せる様にメモを持ち上げ、
カメラを通さずに室内を見渡してみる。
828
:
→
:2007/06/24(日) 01:48:07
>>827
周囲を見渡すと、黒檀のチェストが置かれた密室に立っている。
チェストの上には、ガラスケースに入ったジオラマ・・・・・・・・
壁沿いに大きなガラス棚があり、中には鳥や小動物の剥製が入っていた。
入って来た扉以外、出入り口は見当たらない。
扉の向かい側の壁には、レースのカーテンが掛かった幅の広い出窓がある。
『ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・』
そこは、画面に映っている部屋そのものだった。
829
:
剣持 春『プラス・ヴァンドーム』
:2007/06/24(日) 23:28:46
>>828
「この部屋から行き来してたってワケだ。
つまり、こっちにいるヤツをぶっ飛ばせば全部終わりか?」
ペンを咥え、カメラを片手に持ったまま扉を開けて部屋を出る。
830
:
→
:2007/06/24(日) 23:50:51
>>829
部屋を出た『剣持』は、館内の雰囲気が変わっている事に気付いた。
周囲を見回したが、人影は無い・・・・・・・・・・・・。
831
:
剣持 春『プラス・ヴァンドーム』
:2007/06/25(月) 00:17:17
>>830
「カメラの向こうの世界なのは分かる。
問題は、それが一体どんな世界かってことだ」
雰囲気が変わる前に比べて建物が新しいか、古いかの判別は付くか?
832
:
→
:2007/06/25(月) 00:58:47
>>831
建物の状態に、目に見えた変化は無い。
ふと、通路に点々と滴っている血痕に気付いた・・・・・・・・・。
血痕は、すでに乾いている。
833
:
剣持 春『プラス・ヴァンドーム』
:2007/06/25(月) 01:16:14
>>832
「時間が経過しているのか?
それともコイツは赤ん坊の血か?」
血痕の行方を追って歩き出す。
ついでに、カメラで見るとどうなるのかも確かめておくぜ。
834
:
→
:2007/06/25(月) 01:29:27
>>833
血痕は、『剣持』の出て来た扉の前から左に向かって続いていたが、通路途中で
途切れていた・・・・・・・・・・・・・・。
カメラの画面を覗くと、通路に血痕は見当たらない。
通路は、前方で突き当たりを右折している。
突き当たりにある白い扉が微かに開いており、その隙間から人影が見えた。
『ゴゴゴゴゴゴゴゴ』
床に倒れた人影は、ピクリとも動かない。
カメラの画面に映った扉は、きっちりと閉まっている。
835
:
剣持 春『プラス・ヴァンドーム』
:2007/06/25(月) 17:31:16
>>834
「……何だ?死んでるのか?
よくワカンネーけど、近づくのはマズイ気がするぜ」
人影がどんな身なりをしてるか、この位置から分かるか?
836
:
→
:2007/06/25(月) 22:26:32
>>835
人影の詳しい様子は、分からない・・・・・・・・・・・・。
『ガチャリ』
━━━━━━━━━突然、階下からドアを開ける音が響いた。
837
:
剣持 春『プラス・ヴァンドーム』
:2007/06/26(火) 01:20:07
>>836
「誰だ……?
赤ん坊殺した野郎か?」
階段近くまで移動し、上から階下の様子を見たい。
838
:
→
:2007/06/26(火) 01:26:59
>>837
階段の手摺りから吹き抜けの下を覗き込むと、1階の広間が見下ろせる。
『ドドドドドドドド』
1階の階段下には、見知らぬ男が倒れていた・・・・・・・・・・。
大量の血が流れており、どうやら息は無い様に思える。
他に人影は見当たらない。
839
:
剣持 春『プラス・ヴァンドーム』
:2007/06/26(火) 02:07:37
>>838
「あれは鏡橋が言ってた男の死体か?
……降りてみるしかねえな」
階段を降り、男の遺体へと近づいてみる。
840
:
→
:2007/06/26(火) 22:56:53
>>839
1階に降りた『剣持』は、階段の下に仰向けに倒れた中年男性に歩み寄った。
頭部の破損が激しく、床に血と脳漿が飛び散っている。
・・・・・・・・・・・ふと、キッチンの方で微かな物音が聞こえた。
841
:
剣持 春『プラス・ヴァンドーム』
:2007/06/27(水) 00:02:48
>>840
「撃ち抜かれる……銃が得物か……?」
口に咥えたペンで何時でも腕を刺せる様にしながら、
キッチンの方へとゆっくり足を進める。
842
:
→
:2007/06/27(水) 01:11:45
>>841
『ズルズル・・・・』
吹き抜けの向こうで、何かを引きずる音が聞こえた。
キッチンに入ると、バスルームのドアが微かに開いている・・・・・・・・・・・。
『ドドドドドドドドド』
バスルームの中に、人間の足が引きずり込まれるのが見えた。
843
:
剣持 春『プラス・ヴァンドーム』
:2007/06/27(水) 01:34:04
>>842
「……行くしか、ねえな」
バスルームの扉の前まで移動し、
中で何が行われているのか耳を澄ます。
844
:
→
:2007/06/27(水) 01:52:30
>>843
ドアの前へ移動しようとすると、不意にドアが開いた。
『ガチャリ』
845
:
剣持 春『プラス・ヴァンドーム』
:2007/06/27(水) 02:04:49
>>844
「……!」
立ち止まり、誰が出てくるのかを見極める。
846
:
→
:2007/06/27(水) 02:29:07
>>845
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
バスルームのドアから、見知らぬ白人の男が顔を覗かせる。
揉み上げから顎まで髭を蓄えた、短髪のイングランド系の白人だった。
広い額の右寄りに、『角』を思わせる4〜5センチの突起が生えている。
『ゴゴゴゴゴゴ・・・・・・』
男は、ゆっくりとドアから出て来た。
その視線は、『剣持』を見つめたまま動かない。
847
:
剣持 春『プラス・ヴァンドーム』
:2007/06/27(水) 02:54:41
>>846
「この家の住人か?
俺が何処から来たかわかるか?」
カメラでこの男を一瞬だけ映してみる。
「もう一つ聞くが、ここは何なんだ?」
848
:
→
:2007/06/27(水) 03:17:14
>>847
「『宇宙は』・・・・・・・」
男が口を開く。
「・・・・・・『一本の線』だと言われている。
分かるかね?」
『ドドドドドドドドドドド』
(『非・人型/生命・自然事物型』
螺旋状に歪んだ凹凸のある殻が、樹木の様に『スタンド』を覆っている。
断裂した殻の隙間から伸ばした長い腕は、同じく殻を纏った筋肉繊維の様な質感。
別の隙間からは、鋭い眼光の頭部らしき部分が覗く。
殻の頂上部には、棘状の殻が無数に突き出ていた。)
849
:
剣持 春『プラス・ヴァンドーム』
:2007/06/27(水) 23:27:08
>>848
「さあな?
どこの学者の言葉だよ?」
後ろに僅かにさがり、男とスタンドから距離を取る。
850
:
→
:2007/06/28(木) 01:10:17
>>849
バスルームから出た男の手には、狩猟用のライフルが握られていた。
「それまでは、『宇宙は無数の点』と言う説が主流だった。
だが、『線』という表現の方が、しっくり来る・・・・・・・・・・実にね。」
男は、そう言ってライフルの銃口を静かに『剣持』へと向ける。
「『線』とは、『弦』だ。
つまり・・・・・・・・・宇宙は、その『弦』の弾き方一つで、無限に存在する。
『パラレルワールド』ってやつだよ。
そう、君の『疑問』の答えだ・・・・・・・・・・・
『ここ』は、『もう一つの可能性の宇宙』。」
851
:
剣持 春『プラス・ヴァンドーム』
:2007/06/28(木) 01:30:39
>>850
撃たれたなら、弾丸が皮膚を突き破った瞬間に
血液を爆破して、無理矢理跳ね返すってことも出来ないこともなさそうだが……。
「『平行宇宙』ってヤツか?
ならこっちの線は2本目なわけか?」
キッチンの方へとヘッドスライディングする様に
転がり込む。射線から逃げないとな。
転がり込んだなら、すぐにバスルームへと向き直る。
852
:
→
:2007/06/28(木) 02:35:30
>>851
飛び退く様に銃口から身体を逸らせた『剣持』は、床を転がり、
バスルームの方へと向き直った。
男は、銃口を『剣持』の方へと向け直す。
「『2曲目』と言いたまえ。」
『ガァン!!』
銃声が響いた。
853
:
剣持 春『プラス・ヴァンドーム』
:2007/06/28(木) 23:11:18
>>852
「チィッ!」
ボロボロになった手を地面に叩きつけて、
それによって出血を誘い『爆破』。
正確さは無いが、数でライフル弾を撃ち落したい。
854
:
→
:2007/06/28(木) 23:20:57
>>853
『ブシュゥッ!』
『剣持』の手の傷口から、血飛沫が飛び散る。
『ドバァアン!!』
「ぐぅッ・・・・!」
血飛沫が命中し、男が後方へ弾かれる様にバランスを崩した。
同時に、『剣持』の左腕の辺りにライフルが命中する━━━━━━━━━
『剣持』は、衝撃で後方へと転がった。
855
:
剣持 春『プラス・ヴァンドーム』
:2007/06/28(木) 23:43:54
>>854
弾が命中した所からも更に『爆破』。
追い討ちを掛ける。
「が……ッ!
クソッ!いってぇぇぇじゃねえええか!」
咥えているペンを正面へと、舌を使って移動させながら立ち上がる。
男の姿をしっかりと見据えたい。
856
:
→
:2007/06/29(金) 00:28:59
>>855
『バァンッ!!』
銃創から血飛沫が爆発する。
『剣持』が男を見据えると、男は再びライフルを構えていた。
『ゴゴゴゴゴゴゴ』
857
:
剣持 春『プラス・ヴァンドーム』
:2007/06/29(金) 00:57:59
>>856
「(チッ!)」
咄嗟に姿勢を低くして、男へと突っ込む。
そして、スタートと同時に舌先を噛んで出血させ、『爆破』。
この勢いを持ってして、咥えたペンを弾丸の如く男へと吹っ飛ばす。
858
:
→
:2007/06/29(金) 01:55:14
>>857
『ガシィ!』
足を踏み出した『剣持』の肩を、背後から何かが掴んだ。
『ドドドドドドドドドドドド』
いつの間にか、男の『スタンド』が背後に移動している・・・・・・・・・・。
『剣持』が振り返ると、『スタンド』が上半身を押さえ付けた。
『ガァン!!』
銃声が響く。
859
:
剣持 春『プラス・ヴァンドーム』
:2007/06/29(金) 23:43:20
>>858
「この野郎ッ!いつの間に!」
暴れる事でどうにかしてライフルによる『致命傷』を避ける。
そして、弾丸が身体を貫通した直後に銃創の『前後』から『爆破』。
『本体』と『スタンド』、両方に向けて血液を吹っ飛ばす。
860
:
→
:2007/06/30(土) 00:49:48
>>859
身体を動かしたが、『スタンド』の手から逃れる事は出来ない。
『ブシュゥッ!』
『剣持』が暴れて頭を振った直後、右側頭部を銃弾が掠める・・・・・・・・・・・・。
男は、ボルトを前後させて弾薬を装填すると、再びライフルを構えた。
銃口が、『剣持』の顔を捉える。
「『血液』を・・・・・・飛び散らせて、攻撃する『能力』か。
だが、一撃で仕留めれば・・・・・・・・。」
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
861
:
剣持 春『プラス・ヴァンドーム』
:2007/06/30(土) 01:13:55
>>860
質問
スタンドに押さえつけられて、
身動きすら取れない状態なのか?腕くらいは振り回せる?
862
:
→
:2007/06/30(土) 01:37:30
>>861
腕は自由に動く(銃弾を受けた方は、ダメージで動かせない)。
又、下半身も自由に動かせるが、移動は出来ない。
863
:
剣持 春『プラス・ヴァンドーム』
:2007/06/30(土) 01:56:27
>>862
理解。
>>860
「チッ……!」
口に咥えたペンの先を男に向け、
口の中で舌先を噛んで出血させ『爆破』。
この勢いでペンを吹っ飛ばして男を撃ちぬく。
ついでに前歯の2本ぐらいくれてやってもいい。
864
:
→
:2007/06/30(土) 02:25:11
>>863
『ビスゥッ!!』
男の喉元に、『剣持』の咥えていたペンが突き刺さった。
「かハッ・・・・!」
『ガァン!!』
次の瞬間、ライフルから放たれた銃弾は、『剣持』から大きく逸れる。
『スタンド』の力が抜け、『剣持』は身体の自由を取り戻した。
唇から血が滴り、口の中が焼ける様に熱い・・・・・・・・・・・・・。
口内で出血しているらしく、前歯も数本吹っ飛んでいた。
━━━━━━━━━ふと、ライフルのボルトを動かす音が響く。
865
:
剣持 春『プラス・ヴァンドーム』
:2007/06/30(土) 23:35:09
>>864
「……こんのクソ野郎ッ!」
身体を捻る様に『スタンド』へと振り向き、
動かなくなった左腕を無理矢理叩きつける。
そして叩きつけると同時に『爆破』。
スタンドの頭を吹っ飛ばせば、もう本体も動かねえだろ。
866
:
剣持 春『プラス・ヴァンドーム』
:2007/06/30(土) 23:36:06
>>865
訂正。
叩きつけるのは左腕というか
『ズタボロになっている腕』。
867
:
→
:2007/07/01(日) 00:29:00
>>865
『ベギャアァ!』
背後の『スタンド』に腕を叩き付けると、血飛沫が散弾の様に飛び散った。
『ゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・』
ふと、『剣持』は、殻の隙間に見える『スタンド』の顔に気付いた。
『血の散弾』で傷付いた顔には、どこか見覚えがある・・・・・・・・・・・・・・・。
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
『スタンド』の顔は、『剣持自身』だった。
顔に無数の弾痕が浮かんだ直後、『剣持』は顔面が血塗れになって吹っ飛ぶ。
868
:
剣持 春『プラス・ヴァンドーム』
:2007/07/01(日) 02:01:11
>>867
「な、何?!
コイツは……うわあああああああああッ!!」
吹っ飛んだ先でどうにか起き上がり、男の姿を探す。
「クソ……一体、何がどうなってやがる……?」
カメラはまだ壊れてないか?
869
:
→
:2007/07/01(日) 19:36:00
>>868
カメラは、まだ無事の様だった。
床に転がった『剣持』が起き上がると、すぐ横にライフルを構えた男が立っている。
『剣持』に向けられた銃口との距離は、1メートルも無い。
「我が『スタンド』・・・・・・・
『マン・オーヴァーボード』への攻撃は、全て『攻撃した者』に跳ね返る。
分かるかね?
つまり・・・・・・・・『自分自身を攻撃する』という事だ。」
引き金に掛かった男の指に、力が入る。
870
:
剣持 春『プラス・ヴァンドーム』
:2007/07/01(日) 23:20:36
>>869
「……そいつは、イイこと聞いたぜ」
腕を伸ばして『銃口』に指を突っ込む。
「ならスタンドを攻撃しなきゃいいんだろ?
……ぶっ飛ばすのはテメーだけだッ!」
銃口の中で指が弾丸に接触した瞬間、
指先を『爆破』し、弾丸を押し返して『暴発』させるッ!
871
:
→
:2007/07/01(日) 23:56:29
>>870
男が引き金を引く瞬間、『剣持』が銃口に向かって指を突っ込んだ。
『ドッパァァン!!』
爆発音と共に、両者は後ろへ吹っ飛ぶ・・・・・・・・・・・・。
血塗れになった『剣持』の指は、突っ込んだ指の中程から先が千切れていた。
鼓動のリズムと共に、激痛が頭にまで届く。
『剣持』が上半身を起こすと、男は倒れたまま動かなかった。
『ドドドドドドドドドドドド』
ライフルから硝煙が微かに立ち昇り、床には血痕が飛び散っている。
872
:
剣持 春『プラス・ヴァンドーム』
:2007/07/01(日) 23:58:38
>>871
「まだ油断は出来ないぜ……!
仲間がいるかもしれないし、コイツも生きてるかもしれねーからな!」
腕を大きく振る様に歩いて男に近づき、死んでいるのかどうかを確認する。
873
:
→
:2007/07/02(月) 00:30:31
>>872
倒れた男に近付くと、その顔が爆発で焼け焦げた様に吹っ飛んでいる。
微かに呼吸していたが、再起不能なのは明らかだった。
『マン・オーヴァーボード』も消えている。
874
:
剣持 春『プラス・ヴァンドーム』
:2007/07/02(月) 00:34:55
>>873
「……よしッ!お前の目的を話せッ!喋れるならな!」
男に問うてみる、今にも死にそうだが聞いておかないとな。
875
:
→
:2007/07/02(月) 00:39:26
>>874
瀕死の男は、小刻みに・・・・・・だが、か細く呼吸をするだけだった。
会話出来る状態で無い事が、見て取れる。
876
:
剣持 春『プラス・ヴァンドーム』
:2007/07/02(月) 00:43:01
>>875
「やっぱダメか。
……そういやコイツ、バスルームで何をしてやがった?」
バスルームへと向かい、中を覗き込む。
877
:
→
:2007/07/02(月) 00:51:18
>>876
『剣持』が会話を諦めると、男が微かに口を動かす。
消え入る声で、呟く様に何か言った。
「・・・・・・・・・時間が無いぞ・・・・・・・・・・すでに・・・・・・・・・・
『戻れなく』・・・・・・・・・・・早く行け・・・・・・・・・・。」
『ドドドドドドド』
878
:
剣持 春『プラス・ヴァンドーム』
:2007/07/02(月) 00:54:26
>>877
「……?!
まさかッ!ここが無くなるってか?!」
男に振り向き、その勢いで駆け出して2階のジオラマがあった部屋を目指すッ!
「クソッ!やっぱ『こっち』を作り出したヤツだったか!」
879
:
→
:2007/07/02(月) 01:01:37
>>878
『剣持』は、階段を駆け上がると、通路中程にある白い扉の前へと辿り着く。
人の気配は無く、館内にも変化は無い。
880
:
剣持 春『プラス・ヴァンドーム』
:2007/07/02(月) 01:15:57
>>879
部屋の中に飛び込み、
メモを確認。その後でカメラでメモを含めて部屋内をぐるりと見回す。
「ともかく消える前に戻らねーと!」
881
:
→
:2007/07/02(月) 01:26:06
>>880
扉の向こうは、最初に入った時から変化は見られない。
チェストに置かれたメモの内容も、変わっていない・・・・・・・・・・・・。
カメラで室内を映したが、目を惹く変化は何も無かった。
882
:
剣持 春『プラス・ヴァンドーム』
:2007/07/02(月) 01:34:02
>>881
メモをカメラで写して違いを比べる。
「何だ?!この部屋からじゃ戻れないっつーのかよ?!」
部屋から通路へと出てみる。
883
:
→
:2007/07/02(月) 01:45:22
>>882
カメラの画面にメモを映すと、それまで試し書きの跡しか無かったメモに
場所と時刻を書き連ねた走り書きが残っている。
それは、最初にカメラの画面越しに見たメモの内容と同じだった。
884
:
剣持 春『プラス・ヴァンドーム』
:2007/07/02(月) 02:00:28
>>883
「やっぱりコイツが鍵なのか?」
カメラを構えたまま通路へ出た後で
扉のあった場所をカメラ無しで見てみる。
885
:
→
:2007/07/02(月) 02:15:55
>>884
通路に出た『剣持』は、カメラを持つ手を下ろし、扉の方を振り返る。
『ゴゴゴゴゴ』
そこに扉は無く、ただの壁があるだけだった。
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ふと、下の方で人の声が聞こえた。
見下ろすと、『鏡橋』『成瀬』『コッペ』の3人の姿がある。
3人は━━━━━━━━━
館に入ってから、別々に館内を探索し、再び集まった所だった。
『剣持』が上から覗いているのに気付き、誰とも無く声を掛ける。
886
:
成瀬 譲『サーマン』
:2007/07/02(月) 21:08:32
>>885
「剣持さん・・・・・・・それ、どうしたんですかッ?」
剣持の姿を見て問いかける。
887
:
鏡橋『アウトフィールド』
:2007/07/02(月) 22:16:20
>>885
「…………服はあったからいいけど、特に変わったものはないかな。
その傷はどうした剣持?
追っ手がいたとは思えないけど…………敵か?
包帯と傷薬なら見つけたぞ。」
自分の身体に異変はないという認識でいいか?
それと最初に見つけていたカメラとその後発見した壊れたカメラ
これについての知識あるいは現物はあるか?
888
:
剣持 春『プラス・ヴァンドーム』
:2007/07/03(火) 01:41:32
>>885-887
「いや何だ……ここはもう大丈夫だぜ……
その…どう説明すればいいのやら」
階段を降りて3人に近づいていく。
889
:
コッペ『ペスティー・エッジ』
:2007/07/03(火) 02:25:46
>>885
「……何か、あったみたいですね。」
『剣持』の様子とともに、自分が館内を調べた結果を確認したい。
890
:
→
:2007/07/03(火) 23:56:17
>>886-889
『剣持』は、1階の広間まで降りた。
手からポタポタと血が滴り、床に落ちる・・・・・・・・・・・・・。
『鏡橋』の手には、最初に広間で見つけたビデオカメラが握られていた。
『成瀬』と『コッペ』を含め、3人は館内を粗方調べ終えている。
キッチンで飲料水と缶詰を見つけた以外、めぼしい物は何も見つからなかった。
891
:
剣持 春『プラス・ヴァンドーム』
:2007/07/04(水) 01:37:20
>>890
「とにかくこっちの世界で3人が殺されて……
それに連動して鏡橋の偽者が出たというか……
だけどやられてもいねーし、偽者でも無さそうだし」
包帯と傷薬を受け取って手当てを始める。
「『ライフルの男』は顔面吹っ飛ばして、
2度と見られねー顔にしてやったんだけどなあ……」
「俺の頭じゃ組み立てが難しくてよ〜!
簡単に言うと、『ライフルの男』をあっちの世界で
ぶっとばしてきたから全ては終わった事……なんだと思うんだがな〜!」
892
:
鏡橋『アウトフィールド』
:2007/07/04(水) 01:56:05
>>890-891
「………僕の偽者?
何を言ってるのかさっぱりわからない。
あっちの世界ってなんだ?
服と缶詰………あとはこのビデオカメラだけか。
とりあえず今夜はここに泊まろうか?
行動するなら明日でいい。」
電源はつけずに、ビデオを手にもちながら剣持に言う。
いま何時だろうか。入ってしばらくなら夜?
893
:
成瀬 譲『サーマン』
:2007/07/04(水) 02:03:09
>>890-892
「よく判りませんが・・・・・・・今日のところは、
体力を回復させましょう。
(僕の能力は一晩程度では活動時間は回復しないけど)」
スパムを頬張りながら頷く。
894
:
コッペ『ペスティー・エッジ』
:2007/07/04(水) 03:51:14
>>890
「知らないうちに、『助けられた』…ってことなんですかね。
実感が無いのですが、その負傷…『感謝』しなくてはいけない。
手当てをして、休んでください…『鏡橋』も。
ここにこれ以上何があるのか分からないが…」
『剣持』の手当てを手伝いつつ、休める場所に行きたい。
895
:
→
:2007/07/04(水) 23:54:56
>>891-894
外が暗くなり始め、4人は適当な部屋に落ち着いた・・・・・・・・・・・・・・やがて、夜が更ける。
そして、翌朝━━━━━━━━━━
疲労困憊だった身体も、一夜明けると幾分か回復していた。
スパムの缶詰で朝食を摂った4人は、来た時と同じ方法で島を後にする事となる。
『午前10時07分』
ノースカロライナ州フィア岬の近く・・・・・・・・・・・・・・・
4人は、数日振りで大陸の土を踏んだ。
896
:
成瀬 譲『サーマン』
:2007/07/05(木) 00:15:28
>>895
「ふぅ。何とか戻れたようで良かった・・・・・・・。
船の事故がどう報道されているかも気になるところです」
周囲の景色を見て安堵の息を吐く。
897
:
鏡橋『アウトフィールド』
:2007/07/05(木) 00:47:55
>>895
「疲労さえなければ飛ぶのは比較的楽だな」
目撃されてるとは思いたくないが………
周囲の人間がいないかを確認、警戒する。
898
:
剣持 春『プラス・ヴァンドーム』
:2007/07/05(木) 01:16:15
>>895
「ようやく足が落ち着いたな、
とりあえず新聞屋でも探すか?」
周囲を見渡し、民家か店が無いか探す。
899
:
コッペ『ペスティー・エッジ』
:2007/07/05(木) 01:38:39
>>895
「結局…『オーペス』の狙いは何だったんでしょうか…
無事に帰れたからですが、その辺が悔しいですね…」
岬の近くならば、海が見えないか眺めてみる。
900
:
→
:2007/07/05(木) 02:06:16
>>896-899
周囲に人影は無く、岩肌の覗く湿った地面が続いている・・・・・・・・・・。
数十メートル先には、ポツポツと数える程の建物が確認出来た。
4人は、海沿いに岬の突端まで100メートル程の場所に立っている。
波音と潮の香りが漂う中、海上に船影は無い。
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
『大西洋上のアリア』
→THE END
901
:
『大西洋上のアリア』
:2007/07/05(木) 02:49:19
『コッペ』 評価:B
目立った活躍は少ないが、積み重ねた行動が大きい。
最大の評価点は、『サンディ』の撃破。
『スタンド』の応用力、高い行動力とを合わせた総合力に優れていた。
902
:
『大西洋上のアリア』
:2007/07/05(木) 02:52:35
『荒武 和義』 評価:C
不器用な面が目立つも、強引さと慎重さとを合わせた判断力が功を奏した。
逆に、間延びした展開を招く結果にもなったが、その評価は今後に委ねる。
『角』によって、新たな『スタンド能力』が目覚めた。
→TO BE CONTINUED.
903
:
『大西洋上のアリア』
:2007/07/05(木) 02:53:02
『成瀬 譲』 評価:C
場面場面での、慎重な行動が目立った。
それがプラスになった面もあるが、迷走や勢いを止める結果にもなっている。
真価が問われるのは、これからだろう。
904
:
『大西洋上のアリア』
:2007/07/05(木) 02:53:25
『大鵬 ヨシムネ』 評価:D
彼に限った事では無いが━━━━━━━━━━━
行動の一つ一つに欠けた配慮が、最終的なミスへと蓄積されて行く。
船内という限られた空間の中、その目立った行動が命取りになった。
『調べる』という事は、『調べられる』という事。
行動のリスクとメリットを天秤に掛け、より慎重な行動が求められる・・・・・・・・・・・・。
905
:
『大西洋上のアリア』
:2007/07/05(木) 02:53:56
『鏡橋 雄一』 評価:C
『スタンド』の汎用性と応用力が、際立った。
ただし、それは『スタンド』の性能に寄る所が大きい・・・・・・・・・・・・・・。
評価すべきは、思考力と行動力のバランス。
『タイミングを読む』という面においても、彼の判断力は優れていた。
反面、強引な行動も目立った。
906
:
『大西洋上のアリア』
:2007/07/05(木) 02:54:23
『剣持 春』 評価:C
攻撃に特化した『スタンド』だけに、その活動の幅が制限されていたとも言える。
自身の肉体の損傷が大きく、それをどうカバーするかが今後の課題だろう。
場面に対応した行動力は高いが、それ以上の思慮を加える必要もある。
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