【二日目】スタンドコンテスト・ネタ部門【崩壊】

30：『ネタ用』：2004/12/16(木) 01:24: 非常に『危険』な状態だったが‥‥『死』の淵で『目覚めた』ようだ。
‥‥‥君にはひとつ、もっと大きな規模での『死』について話すとしよう。
すなわち、『宇宙の死』‥‥‥君は考えたことはあるかね？
この宇宙には、『エントロピー増大則』というものが働いている‥‥‥。
二つの系間で熱量の移動が発生した際、変化した熱量を絶対温度で割ったもの‥‥
それが『エントロピー』。『エントロピー』は現実的な『不可逆変化』において、
決して『減少』することは無い‥‥‥これが『エントロピー増加則』だ。
これは『熱い』物と『冷たい』物の熱量が『平均化』に向かう働きとも言える。
『断熱系』では、完全に熱量が『平均化』され、最大量の『エントロピー』を有し、
それ以上の『変化』をしなくなってしまった形態‥‥即ち『熱平衡』状態が『最終形』とされる。
『断熱系』とは文字通り、系の『外部』の熱量に干渉を受けないということだが‥‥
視点を大きくしていくと、『この宇宙そのもの』が巨大な『断熱系』であることに気づく。
つまり『宇宙』が巨大な『閉鎖空間』であり、そこに『エントロピー増大則』が作用している限り、
『宇宙』の熱量は『平均』へと向かい続け、やがて『熱平衡』‥‥『変化を止める』。
これが『熱力学』の観点から考察した『宇宙の結末』‥‥‥『熱的な死』と呼ばれる最期だ。
理解したか？　『宇宙』は『不変に向かって老いている』。
『人類』がいくら文明を発達させ、活動の範囲を広げ、後世の繁栄を願ったとしても、
我らの子孫は『終焉』から逃れることは出来ないというわけだ‥‥‥。
おっと、『刹那的』になるんじゃあないぞ‥‥君に目覚めた『力』は間違いなく『希望』なのだから。
さて、君の『スタンド』だが‥‥‥まだ見ぬ『曾孫の顔を見る能力』のようだ。
君の『悲願』‥‥‥『今際』の床で叶ったかな？　少しは『安らか』に『眠れる』だろう‥‥‥。
『手術』を受ければもう少し『長生き』出来ただろうに、『非常』に『残念』でならない‥‥。
『さらば』だ‥‥‥君の『血統』に『幸』あれ。

ところで、『癌』になる体質は『遺伝』らしいぞ‥‥‥。

『グレート・グランド』
享年：７９歳　遺産：Ａ　名声：Ｂ
死に様：Ｃ　社会的地位：Ｂ　無念：Ｂ

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