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詩人スレッド

1さかもと:2005/06/03(金) 21:13:51
詩人を自称するからには掲示板で取り上げない訳にもいかないだろう。
詩を投稿したり、目に焼きついたフレーズを書き込んだりしよう。
詩の投稿があれば僕が解析する。奮って参加していただきたい。

2さかもと:2005/06/03(金) 21:14:42
という事で、先日木馬館に投稿したやつを投稿します。

「詩なんかに埋もれるな」

詩とは
作者の思想性を一切排除したものでなければならない

それでは言葉の輝きが失われる
となげく者は
元々輝かないものである

思想性を失わせ
己の及ばない地点からにじみ出る
聖性を帯びた言葉
それが詩である


好きな人が悲しむのを悲しめない悲しみや
大事な人が抱えている不安を分かち合えないいらだちを
思想コーティングされた言葉で表そうとすると
途端に
既製品化されてしまう

詩とは震えの事だ

3夜叉@レディメイド:2005/06/04(土) 00:01:32
大量生産される既製品には本物は存在しない。
だが逆を言えば全てが本物であるとも云える。

既製品が問題なのではなく
その本来の使い方でしか表現できない
使用者側に問題があるのである。

具現化されない感情を
いかに具現化するのか
それが問題だ。

4さかもと:2005/06/04(土) 00:28:15
さっそくの反応ありがとうございます。
詩自体の投稿だけじゃなく、いずれは詩性などの議論などにも発展したいです。

感情を具現化しようとした瞬間に、「過去誰かが手をつけた表現法」感にかすめ取られます。
特に詩人はヘボいので、感情を詩にする為に感情を意識する、という事態になる。
詩は書き慣れてるか否かに関係なく、モロにセンスが反映されます。
「詩を書くために詩を書いた」のか
「詩ができていた」のかでは全然違う。後者を「震え」としました。

5さかもと:2005/06/05(日) 03:41:21
木馬館の月一投稿のやつに投稿する前に、こちらで先にアップする事にする。
長いやつです。24時間起きた脳で書いてみた。


「じっとしてらんない 宇宙のせいで」


指がなんとか言葉を形付けようとするんだけど
それが目の裏らへんにずぶずぶ逃げて
今じゃその実況しかできない
内側から飲み込むと吐き気を誘発して
涙目になったら最後
悲しみを区別するすべを持たない

悲しみはいつだって偽者で
偽者だと気付く人と
一生気付かない人は
携帯電話の充電機能を体内に埋め込んで
ちり紙が床に落ちる前に愛を
コンクリートのザラザラボコボコになすりつける


ため息は時々夕日
「目をつぶってもできるぜ」って捨てゼリフは
差別表現足り得るのか

差別を木製バットで撃ち抜くと
世界中のいねむり猫がなぁ〜と鳴いて起きた

できる事としなきゃなんない事は
常に合致しなくて
毎日は
男子中学生の焦燥感で動いている


テレビのノイズ音をベースに
ビール瓶を割ってドラムにすると
飛び散る炭酸がアカペラでコーラス隊

3秒前に飲み込んださっきのあれが
搾り出した青紫色の叫び声と一緒に出てきて
それを3本の指でつまむと
音速を超えた左手が
「世界は、世界は絶望を骨にして
  肉は会話と笑みと流涙と
   そして馬鹿者だ
 世界は面積を求めづらい形になっている」
と文字化した


怒り狂った僕は ようやく
つかまえたそれを足で踏みにじる

そしたら左足が吹っ飛び 右足が消滅
胴体も破裂しちまうし
両手は犬に持ってかれた

脳だけになって 今までの文章と触れた途端
硫酸のような陽の光に包まれ
「手で持てる以上の荷物は背負うな」
と言う叫びや
「笑顔と悲哀の比例性」
と言う叫びや
「太陽を毒殺しろ」
と言う叫びをボーカルにして
宇宙は ロックで説明できる

6さかもと:2005/06/09(木) 01:25:13
野孤禅の「ぐるぐる」という曲の歌詞が離れない。
「涙は感情の墓場だ ガムテープで顔面をぐるぐるにする」

7萌(めぐみ):2005/06/09(木) 08:10:06
トップの一言詩が好き。
「好きな人が悲しむのを悲しめない悲しみ」はイイ。
そういえば一年前は
「ヒゲが固い」とか「牛乳の減りが早い」とか書いてたね。
↑これは詩じゃないか。へへへ。

8さかもと:2005/06/09(木) 21:34:00
それは、ネット復帰第一弾で木馬館に投稿したやつの一文です。
基本的に尾崎放哉の俳句が好きなので、そんなです。
カレーの減りも早いです。

9さかもと:2005/06/21(火) 20:51:55
「一瞬遅れて僕は 耳をふさいだんだ」

 
ちょうど人を信じられなくなった夕方頃

左足が自分のものじゃないような気がして

それでも自転車をこいでいた

右足メインで


さっきまでいろんな人と楽しくしていた会話の内容は

今はなんかよく思い出せずにいて

楽しかったんだろうなぁと

軽く人ごと


他人の表情と 笑い声の音声にノイズが混じったので

耳を両手で 頭がぐにゃぐにゃになるほど ふさいだ


一瞬遅れて僕は 耳をふさいだんだ


開いていた僕の目は

しっかりと他人の口の動きを読み取っていた


ちょうど人を信じられなくなった夕方頃

自分のものじゃない感を抱えながら僕は

楽しかったんだ という思い込みだけを残し

あとは全部 自転車でひいた

10夜叉@歌おう!:2005/06/22(水) 00:49:41
なんか珍しく生活感溢れる作風ですな。
さかもとさんらしいんだかそうでないんだか。ぷ。
変なコミュに入信したからかぁ〜爆

11さかもと:2005/06/22(水) 06:44:20
かなり狙いましたよ。
最初のフレーズがお気に入りです。
タイトル先行の即興詩。

12さかもと:2005/07/21(木) 22:52:01
「悲しいからこそ笑顔なんじゃないか」

 
むつかしい顔した人は ほんとうは

おやつ何食おうか考えてるだけで

怒ったしゃべり方の人は ほんとうは

怒られたくないから先回りしてるだけで


垂れた涙がそれ自体じゃ何を表してるのか見通せないように

表情がそのままイコールで感情に結び付くわけではなさそうで


絶望に住み込み 悲しみをたたんで寝る少女

いつも いつだってほほえんでいて

それは誰よりもやわらかい笑顔で

誰よりも静かで

誰よりも表情を動かせない

13萌(めぐみ):2005/07/23(土) 02:18:58
詩に対してコメントをつけるのは初めてなので
的外れになるかもと思いつつ書きます。
さかもとさんの詩は一行一行が妙に重い。
いろんな想いやら何やらが詰まりすぎている。
「詩」全体を読み通すのに、途中で息継ぎをしなくてはならない感じ。

前も書きましたが、詩の中の一節だけを抜き出した言葉は本当に素敵です。
でも言葉がいっぱいあると、なぜか胸のなかがどろりとします。
こんな感想を持ちました。

14さかもと:2005/07/23(土) 03:48:11
一ヶ月に一個のペースか。掲示板は便利。
詩は曖昧な分、どうとでも受け取れるようになってるので、読んだ人の自由です。
一行が重いのは、もしかしたら文字数を少なくしようとしてるからかもしれません。
簡潔にしようとするから詰まるのかも。

今回の素敵フレーズはどれなんでしょう。
そして今回もタイトル先行。

15萌(めぐみ):2005/07/28(木) 02:07:20
「誰よりも表情を動かせない」

そう思うのは誰なんだろう。

16さかもと:2005/07/28(木) 06:07:25
誰なんでしょう。
誰が思ったかは重要ですか?

17さかもと:2005/07/29(金) 22:58:10
木馬で二階からマンゴープリンという人が投稿してて
えらく誰かの詩に似てたんだけど、最初の二個が削除されとりました。
謎は深まるばかり。

18夜叉@なはは。:2005/07/30(土) 21:56:38
懐かしいフレーズに
思わずコメントしてしまった。w
だよね。やっぱ。知る人ぞ知る也。

19さかもと:2005/07/30(土) 22:32:25
やっぱそうですよね。
どうなんですかね、実際は。
反応を見ます。

20さかもと:2005/08/18(木) 22:46:09
「じゃあそのゴミ箱を掃除するのは誰だ」

 
人はゴミを生み出す動物だと聞きました

肉を食い散らかしたり
言葉を食い散らかしたり
大事な人だと言うのにくちゃくちゃにしてしまうと聞きました

だからゴミ箱が生まれたと言います

ここにゴミを捨てれば
部屋はずっときれいなままだそうです

でもゴミ箱だって人が生み出したもので
しょせんゴミ


でもそのゴミ箱をきれいにしてくれる人がいるらしいのです


では その人の中にたまるゴミらしきものを処理するのは誰なんでしょう


傷ついた人を分別して処理したり
腐った言葉を有料化して回収しようとしても無駄です

人はゴミしか生み出さない動物だそうです

21mik:2005/08/19(金) 18:50:42
一応、コメントですが。このスレ初だぁ。

mikね、一人暮らしのとき、トイレとお風呂場だけはいつもキレイにしてた。
部屋はシッチャカメッチャカで汚いどころの騒ぎじゃないのに。
(今はどうなんだって?訊かないで。お風呂場は彼担当だもの。)

トイレは身体の内側が、お風呂場は身体の外側が、
キレイになるところだから、すぐ汚くなっちゃうんだよね。

ゴミ箱はね、自分で掃除するしかない。
傷も、自力でautopsy、だっけ??するしかない。
一緒にやる人がいれば、一緒に、もしくは交替しながら、ゴミ箱の
掃除をすればいいし、傷を癒しあえばいい。恋人でも友達でも。

22さかもと:2005/08/19(金) 21:51:26
コメントありがとうございます。
いろんな人に詩を投稿してもらい、僕が考察するとか、気になる歌詞を列記する
という目的だったんですけども。誰も投稿しませんな。

僕も部屋は物であふれかえってますよ。
ユニットバスなので、浴槽と便器は一緒に洗います。じゃぶじゃぶ。

汚い(とされる)部分は別の場所に移るんですね。
ある意味質量保存の法則です。
それは内面にも言えるでしょう。

オートプシィ?
ゴミ箱の中身を掃除すると、その反動でさらに奥のゴミ箱が一杯になります。
相互に掃除し合うシステムもゴミを移し合ってる感じですね。
ゴミを受け止められるのが絆なのかぁ。

23mik:2005/08/20(土) 11:53:35
>汚い(とされる)部分は別の場所に移るんですね。
うん、元々その汚れもゴミも、別の場所から来たものでしょ。

良くないものはいずれ外に出す仕組みになってるんだよね、心も身体も。
ココロの場合は、リアリティを失って感情だけが残るけど、やがてそれも風化
して粉々になっていく。

友達と楽しく喋ってるだけで気が晴れたり慰められることってあるじゃない?
人間て、ゴミを作るだけじゃなくて、移すだけじゃなくて、消すこともできる。
>ゴミを受け止められるのが絆なのかぁ。
絆かぁ・・・・・・。
ゴミをぶつけ合うこともあるだろうけど、一緒に消そうとするのが絆かもね。
ずぅーっと受け止めてると、溜まっちゃうでしょ。ツライよ、それは。

24さかもと:2005/08/21(日) 07:09:35
よくないものを吐き出せれば健全なんでしょうけど、内部で滞留する場合もありますよね?
長期か短期かだけで、最終的には出るという事ですか。

友達としゃべるのは楽しいし、もちろん掲示板とかでやりとりするのも楽しいです。
僕の兄がそうなんですが、楽しい後ってすごく落ち込むらしいんですね。
ゴミが移ったけど違うゴミを意識しちゃったのか、
ゴミから目を逸らしてただけだったのかわかりませんけど。

詩に出てくる清掃者は当然比喩なんですけど、
キャバ嬢とか漫画家とかミュージシャンとか話せる上司とか、
そういう掃除屋的な人のゴミはどうするか、という問い詩です。
まぁ問うまでもなく、掃除屋的な人同士でぐるぐる回ってれば
個人に注目すればゴミは定期的にきれいになります。

でも僕は、ありえないけど確実な解決法があると思うんですね。
ゴミをゴミと思わない事です。
とんちみたい。

相手の部屋がゴミで散らかってても気にならないのが深い絆なんでしょう。

25mik:2005/08/21(日) 10:35:18
あー、なかなか消えないゴミってあるよね。分解されにくい。
ダイオキシンみたいな。核廃棄物みたいな。そういうのって、楽しかった後
無意識にせよ思い出されちゃったりするんすよね。
なんちゅーか、学校からの帰りがけ、忘れ物に気がついて閑散とした
教室に一人で取りに帰ったときに感じる、うっすらした不安みたいな。

放射能なんて、絶え間なく宇宙線としてどこへでも降り注いでいて、
誰もが絶え間なく浴びてる(鉛製のシェルターに住んでいれば話は別)。
遺伝子レベルでは多分”かゆい程度に痛い”ハズなのに気にならないし。

掃除屋さんも、掃除の仕方によるけど、漫画家さんとかミュージシャンは、
自分の得意なもので勝負できてて何よりも自己表現の場がある。ウケるモノ
を世に出さなきゃ、というジレンマはあるにせよね。本当は演歌やりたい
のに、パンクやってます、みたいなね。ボーカルやりたいのに、CMの
10秒音楽作ってます、みたいなのとか。官能小説書きたいのに、250字以内の
政治コラム書いてます、とか。

>ゴミをゴミと思わない事です。
いいね、これ。ゴミとか汚れなんて探してたらいくらでもあるもん。
逆にピカピカすぎるのって危ない。人間って、ちょっとくらいだったら歪みや
芥を必要としてる生き物だと思う。落ち着けるポイントは人それぞれだけど。

26さかもと:2005/08/21(日) 10:52:26
思えば、僕が書いた短編にも似た表現がありました。
削っても削りカスが出る。消しゴムみたいに。

内面にあるゴミなので、やっぱ内面に向かう際に強調されちゃいますね。
人と接してれば意識は外部に向かうんだけど。
楽しい後のさびしさを感じさせる情景というのはインパクトありますね。
夕暮れがさびしいのは人と会ったあとだからなんですね。

mikさんの放射能の話は、ゴミをゴミと思わない作法に通じてますね。
すでにあるものとして認める。

表現系掃除屋は、他の人がたまりやすいゴミは無いのかもしれないですね。
でも他の人に無いゴミがあるんでしょう。
したい事だけしてるんだとしても、それ自体がゴミに思えてくる、という場合もある訳で。

というように、やっぱり世界はゴミで満ちてるんですよ。
でもそういう「負の面」を逆転する意識が大事なんでしょうきっと。
当然この「逆転の意識が大事」という考えだってゴミレベルですよ。
レッツリサイクル!

27我楽太:2005/08/23(火) 22:08:53
ああ久しく「言葉」に触れていなかったのですが
いろいろ感じて見ました。
そもそもゴミが存在していてもいいのかもという逆を考えてみたり
まぁいろいろ思ったのですがやっぱし
「でもそのゴミ箱をきれいにしてくれる人がいるらしいのです」
以降からがさかもとさんらしいなぁと勝手に思いました。
独特ですね。
エロ動画をDLしながらこのレスを書いている私自体がゴミなのかも
むしろ地球にとってみれば人間じたいがゴミなのかも
相変わらずの妄想癖がでたところで失礼します。。。

28さかもと:2005/08/23(火) 23:14:01
ゴミは存在してもいいんです。というか存在せざるを得ない。
ゴミと認定した瞬間からなんでもゴミになり得るし、
ゴミだと思ったものが別の人にはゴミに見えないかもしれない。
「宗教の教義」とか「愛」など。

僕らしいですかね。
意識的に毎回違うような作風を心がけてるんですけども。
言ってる事がいつも似たような事なので。

人間はゴミでしょう。ゴミがゴミを生む。
だから寄生獣が間引く。

29我楽太:2005/08/24(水) 00:27:59
いや読み手がおもいつかない(気づきにくい)事を表現し、読み手を楽しませるのがうまいなぁと言うところですよ。誤解無く(w)
(私はいつも言葉足らずw)
ではまたです。。。

30さかもと:2005/08/24(水) 00:53:26
楽しんでもらってるっぽいならありがたいです。
でも気付きにくい事なんですかね。
目を逸らしがちなものを直視させる、という方が近い気がします。
とにかくほめてもらったんですね。
ほめられ慣れないので、つい否定謙遜しがち。

31mik:2005/08/27(土) 00:09:09
放射能の話。意図を汲んでもらえた。良かった。
でももう少し、あと一歩。多分我楽太さんが掠ってくれたっぽい?

放射能で遺伝子が傷つく。エラーが起きる。巧くいくと進化、ヘタすると
淘汰への道に繋がる。放射能にも意味がなくもないというのかな。

ゴミ一つないクリーン過ぎる世界って、きっと生きられない。
適度なゴミが安心感をもたらしてくれる。
人間だなぁ。by相田みつを(ウソ)

32さかもと:2005/08/27(土) 08:31:53
放射能って確かがん治療にも使われてますよね。
人体に悪いものを逆に利用するというのは貪欲でいいです。
ゴミの良い部分(人間にとってですけど)を特化させる。

ゴミは見方によってどうとでも見られる。
やっぱりゴミがゴミじゃないように思える見方が大事なんでしょう。
その上で、本当の悪を見分ける。

確かに清潔過ぎる街は楽しくない。汚れた街の方が好きな僕です。

33さかもと:2005/08/31(水) 21:26:37
今日カラオケで歌って少し震えた歌詞。

「ねえ あたしは誰よりもあなたを愛してる」と
僕より残酷な唄を歌う

追憶のマーメイド 作詞作曲 吉井和哉

34さかもと:2005/08/31(水) 21:27:55
残酷ついでに。

「春はなんか優しくて残酷」

SO YOUNG 作詞作曲 吉井和哉

35さかもと:2005/11/29(火) 21:46:13
人生とは 次の瞬間になり響く目覚まし時計を永久に待つようなもの


 
「いくら寝ても眠いんだよ」と言うと

「寝すぎだからじゃないの?」と解決しない返答をもらえる


寝ても眠いのは寝てないから

何時間も何時間も

右手は目覚ましを止める為に待機していて

身体は6時に起こされるのを知ってる



「いくら生きててもつらいんだよ」と言うと

「自分だけ辛いと思ってんじゃないの?」と解決しない返答をもらえる

解決しないクソむかつく返答をもらえる

36さかもと:2006/02/05(日) 20:29:04
「だって昨日なんて存在しないじゃないか」


一年経つとどうしても取り残された気分になるのは
いつだって一日を一日として過ごしていないからで
26歳から27歳になるのに違和感があるのだって
認めていないのに誕生日がくるからだ

泣き方を忘れるくらい泣いた日も
コンビニでスプーン入れてくれなかった日も
「記憶にございません」も
大切な人が言った忘れちゃダメな言葉も
すべて忘れてしまった

だって昨日なんて存在しないじゃないか
今日以外の日なんて僕の手元に存在しないじゃないか


コピー機から出てきた今日は
寸分の狂いもなく今日で
らくがきしたり破ったりしても
コピー機はまた今日を排出し続ける

37さかもと:2006/02/26(日) 11:26:46
「サランラップ取ってから食えって」 


透明だからわかんなかったかもしんないけど
サランラップくるまったままだから それ

おいしいおいしい言ってっけど


親も国家もサランラップの外し方を教えてくれない
知らないって理由もあるけど
まぁ大体はわざと教えない

サランラップにくるんだままだと
うまく噛めないし
全然消化されないし
とにかく身体に悪い


サランラップは何も
食べ物にだけまとわりついてんじゃなくって
ニュース番組だったり
ネットだったり
人を好きになる事だったり
小泉総理だったり
おもしろくもなんともない事を必死で笑ったフリする笑顔だったり
「井の中の蛙大海を知らず」だったりする


サランラップを取ってから食べる事を覚えろよ
サランラップでぐるぐる巻きにしたり
中のもんを腐らせたり
腐ったにおいに気付かないような生き方は止めろ

レンジであっためた時はあっちぃから気をつけろ

38さかもと:2006/05/08(月) 16:14:49
「ヘタクソな詩を書いてろ」

詩の書き方がうまくなればなるほど
生きるのが苦しくなってくのは
きっと何かの罰だ

最初あった感情がぐんにゃぐにゃになっちゃった詩とか
大事な感情よりも詩を優先させたりとか
そんなのの罰だきっと


感情を言葉にする事に詩人の意義があるんじゃなく
言葉にできない感情に焼き殺される事にこそ 詩人の意義がある

言葉にして感情を昇華させるためなんかじゃなくって
言葉にできてしまう感情の 劣化コピー的な部分を見つめるためだ


「良い詩書けたなぁ」とか言ってんじゃねぇよ
詩人名乗ってんじゃねぇ

どうしても目をつぶるのが恐い夜とか
呼吸困難になりそうな火曜日とか
目玉が落ちそうなぐらい泣いた永遠とかになったら
ヘタクソな詩でも書いてろ

39だいすけ:2006/05/25(木) 03:19:20

先日はどうも
自分の詩を解析なんてできないから、是非、たのんますと投稿してみます。



きみのそばにて


すみきった陽光のそばで
固まりきった俺は溶けて流れ出す

まぶしさに目をやられたが
それぐらいがちょうどいいと思う

酒をもらおう
今の俺なら、本当に酔えそうだ

俺を必死に固めていた胸中の半立体のはりぼても
酒と一緒に焼けていく

俺は気持ちよく陽光をあびている
幾分か、俺は俺の末端を忘れたが

どうでもいい俺だったので
このまま、流れていこう

すみきった陽光のそばで
鼻水も垂らしっぱなし




P・S  木村カエラ氏はジゴロウは人間が人形を操っている存在として扱っていたが
あいちゃんはジゴロウを生き物のように、友達のように触れ合っていた
今となってそう思います。

40さかもと:2006/05/25(木) 03:41:43
投稿ありがとうございます。
こういうのを待ってたんですけど、ずっと無かったのでありがたいです。
あいちゃんはちゃんとジゴロウ見ながらしゃべってましたね。
カエラちゃんは黒幕ばっか見てます。進行表と。

タイトルは無二なものを心掛けている僕としては、
「きみのそばにて」というのはなんか普通に映ります。
木馬館みたいなクリック式じゃないからタイトルはいんですけども。

「半立体のはりぼて」という表現が、いろいろ想像できていいですね。
僕はプライドみたいなもんかな、と想像しました。

すみきった陽光=「きみ」というのは読み取り可能なんですけど、
もっとロックな光線みたいやつの方が目立ちます。
それでどろどろに融けて、鼻水も涙も流す、みたいな感じが。

41だいすけ:2006/05/27(土) 03:21:46


お言葉ありがとうございました

確かに 陽光=きみ にすると安っぽさが目立ってしまって
どうしようかと思っていました。
そこでこの詩をつくる原因はどこにあったのかという問題が重なって
どうも、やっつけでタイトルを決めてしまった。まじめに返信してくれる貴方にもうしわけない。

 胸中の半立体のはりぼてというのを明かしてしまうと私が「心」の構造を
感じるままに想像したものです。・・そりゃそうだ。
心というものは傷つくとき、何かに衝撃を受けるときに
ダイレクトに「心」にぶつかるのでなく、何か盾みたいなものが最初にぶつかって、何度もぶつかっていくうちに
心に響いてくるような気がするのです。(もちろん、それは一瞬のことだったり、長期なことだったりしますが)
心の盾、それはもちろん、前面だけです。そして、もちろん『心』をふさいでいる。だが、すべてをふさいでいるわけではない。
鎧ではなくてあくまでも盾です。それがはりぼての由来です
まぁ、あんまり、わけのわからない説明になってきたので「心」についてはここら辺で終わりにしたいと思います。

 最後にタイトルについてもう一度
自己を語るのはあまり成熟してないしるしですが、また、告白します。

どうも、私は独創というものが苦手でして、
かつて私が今まで名づけてきたものは自分の独創だと思っていましたが
結局、他人の真似事に過ぎなかったという経験があります。

 当時の私は独創を追い続けていけば、いづれ自分にしかできないものができると
若き日のチャプリンよろしくみたいなことをやっていました。
今更、書くのも恥ずかしいのですが
「恋愛クーデタ」とか「時速四万キロのキス」などなど
そういう風に独創を追い求めていた自分がいたのです。

 悪い自分ではなかったけれど、どこまで行っても、
他人の模倣に過ぎないのならばいっそ、同じ言葉を使おう。
みんなが使う言葉でも、同じ言葉でも価値は異なる。
価値が異なるならば、みんなが使う言葉でも個性は出てくるはずだ。と思い、

完成するには途方もない詩を書こうとおもいました、むしろ、一生、詩を書いたとしても俺みたいな理屈屋は書けないだろうと日々思います。
小学生がはじめて詩を書いたときのような詩でもいいからと書いているのですが・・・
このままでいいのかと思うしだいです。

まぁ、お話が長くなりました。
たぶん、今はこんなことを書いているけど、明日になれば、ど派手な詩を書いてロックしているかもしれない。
『みんなをゆさぶってやるぜ!!』みたいな詩をね。あはは。


P・S そのとおり、カエラ氏は黒幕と話していました。それが、残念でした。
たまたま、TVKのディレクターさん(その方は「みんテレ」の方です)とお話をする機会がありまして、ジゴロウとあいちゃん、そして、カエラ氏の比較検討の旨を伝えたところ・・・
「そんなことははじめて聞いた」といわれたので、私のほかにも同じことを思っていた人がいたのでうれしく思います。

それでは、ありがとうございました。失礼します。
ttp://www7.oekakibbs.com/bbs/levelsxleveld/oekakibbs.cgi

あなたは私と話していても、めんどくさいとか、つまらないと思うかもしれないが
私はとても、楽しかった。だから、いつか、暇で死にそうなときにお尋ねください。

42さかもと:2006/05/27(土) 09:13:49
「半立体」という単語がいいです。
詩人って、無い日本語を作れるのが利点だと思います。
心の盾というのはよくわかりません。
心に受ける衝撃=過去となった記憶、という感じの考え方なので、
その時じゃなく後の方が揺さぶられる、というのはあります。
更に言うと、記憶は改ざんされるので、心に受ける衝撃は自分が作り出したものとも言えます。
そう考えてると、感覚が鈍化して、感情欠落人間が生まれます。

独創性が過去の焼き直しであるというのはわかります。
僕の詩やタイトルは、唯一無二でしょう。
でも同じようなものはかつて量産されているに決まってる。
僕は組み合わせ性が大事だと思っています。
「ドラクエと社会学と幼なじみの言葉をミックス」みたいな。
独創性は有限でも、組み合わせ性はほぼ無限ですから。

僕が詩への感想を書く場合は、「いかに感想をもらえるかのテクニック」を重視します。
なので、純粋な詩の感想という訳ではないですね。
タイトルにこだわるとか、漢字の多さや読みやすさなんて、
「作品」としてはどうだっていい事です。実際。
僕は、サイトの宣伝という名目があるので、どこまでも自覚的になりますけど。

「みんテレ」で女子大生としゃべってる人ですか?
よく見た事ないですけど。なんか黒幕チックという印象が。
あいちゃんの時はよく「俺はこっち(ジゴロウぬいぐるみ)だから」と注意されてましたね。
更に言うなら、ご意見番の存在の大きさが最近目立つ気がします。
ファミコンミュージックや、番組の構成など、彼の死後変わってしまった気が。

あとつまらなくないですよ。
過去の書き込みを見ればわかりますが、僕は長文書き込み好きなんです。
まぁ日記もなかなか長めですけど。
URLの「h」は削らなくてもいんじゃないすかねぇ。いんですけど。
やらしい絵がいっぱいあるからみんなも行こう!

43さかもと:2006/05/29(月) 02:33:35
例の、点数付けられる詩の投稿サイトだけど、
いくら良い批評をしても、一向に批評人ランキングの上位に食い込めない。

44さかもと:2006/06/06(火) 01:54:34
「焦燥感を振り払うスピードで」

悪意を持った空気が 君から意志を奪い去ろうとしているのに
なんで部屋から飛び出さないんだ 君は
明日になって また決められた場所に行って
悪意を持った空気の事は 見なかった事にする

今 君に必要な事は スタートダッシュと スタートする意志だ


言葉は無力という思い込みが 君から視力を奪い去ろうとしているのに
なんで狂えないんだ 君は
君が発信し 誰かが受信し反応し
言葉は無力という設定のまま 相手を見なかった事にする

今 君に必要なものは 叫ぶ場所と 叫ぶ言葉を考える時間だ


走っても疲れるだけだし 叫んでものどが痛いだけだ
でもそれは いいか でもそれを言えるのは
走って疲れた人と 叫んでのどが痛い人だけだ

今 君に必要なのは 言い訳を言う力なんかじゃなくて
時限爆弾を飲み干す馬鹿さだ

45さかもと:2006/06/18(日) 12:55:02
「全治80年と診断」
 
助産婦が私を取り上げてすぐに
「全治80年ですね」と言った
母が全治50年 助産婦が全治30年ぐらいの時の話だ


中学生になった私は
人間関係に悪性のがんが転移
ありきたりの芸能ニュースとか 嫌な先生の話などを
常に投与し続けなければならなかった
全治65年の時だ


高校生になった私は
過去を複雑骨折
ばらばらになった過去を 良い思い出同士で接骨し
どうにか歩けるようになったが 以前みたいにはしゃげなくなった
全治62年の時だ


社会に出て働くようになった私は
笑顔の4分の1を残して切除
愛想笑いだけでおなかがいっぱいになってしまい
体重がおもしろいように落ちた 笑えないけど
全治40年の時だ


全治6ヶ月のある日
全治10年延命できる方法があると言われた

誰も私の完治を望まない院内で
人間関係の抗がん剤の投与によりボロボロになった塊は
80年経過した時点で活動を停止

嘘泣き性障害と診断された人々に囲まれながら

46さかもと:2006/07/08(土) 05:10:16
「消しゴムの社会学性」
 
自らの間違いを認めるという行為である消しゴムの利用は
未練たらしくへこんだ文字の跡と
生きるのが飽きた時のような色のカスを出現させる

ある対処で別の問題を生み出すという構図は
きわめて社会学的だと言える


新品の消しゴムの角を誰かに使われた時のような
「誰も悪くない」という ぬるいあきらめ
言葉を放出しない国民性


えんぴつの芯が刺さっている消しゴムは
消しても書かれ 書いても消される
マッチポンプ的な悪循環


力を入れ過ぎて崩れた消しゴムは
小さい方が 弱者のまま捨てられる
格差社会


えんぴつへの依存
使えば使うほど身が削られていくという過程
消すという行為の「消せてなさ」が帯びる悲哀

フルーツの匂いをさせたまま進化を止めた消しゴム
人間と対比したくなかった

47さかもと:2006/08/01(火) 21:03:06
「すでに救われているお前へ」
 
教室でゴミあつかいされている者よりも
悲しい悲しいと叫んでるから
自分自身が 誰よりも何倍も悲しいんだって言うのか
お前が言ってるのはそういう事だ


生きていないけど死んでもいない者に訪れた激情さえも
ひらがなやカタカナを 上手に配置して表記してあげたから
自分自身は 誰よりも何倍も思いやりがあるって言いたいのか
お前が言ってるのはそういう事だ


教科書やノートや机や白い壁やアスファルトに
悲しい悲しいと10000回書いた者は悲しい王か

色や言葉や音や動きやマインドコントロールで
感情を表現する者は心優しき人選手権優勝者か


悲しんでいる人の悲しみは
世界で一番その人がうまく悲しめている

虹や清流や廃墟の美しさは
それを観た人の体内ですでに消滅している

48さかもと:2006/08/12(土) 18:45:57
「無意味と無駄を重ね着 足元は絶望」
 
生きる意味を失うにはちょうどいい朝

テレビの占いで1位だったのが

生きる意味を失う速度を加速させる


1年が300日も無い事が証明され

1日が20時間も無い事を受け入れた年の春

それは出会いと別れとお別れの季節

少しのスキも無いぐらいガッチリはまった絶望だった


嫌な出来事が過去になることより 大好きな時間が過去になることは

なんて嫌な出来事なんだろう

紙味の朝食を口に入れながら思った


踏み切りで電車に向かって大声で叫ぶこと以外

全部にせものに思える

マンガや映画を見ること以外

全部価値が無い


生きる意味が無くなって

絶望感をしっかり携帯して

大好きな時間だからこそ過ごしたく無くなって

ほとんどがにせもので価値が無いと身体で理解できて

ようやく

肉体を消滅させるほど光速で生きていこうと決めた

49我楽太:2006/09/29(金) 12:46:13
題『右左を間違えていた頃を思い出しながら』


好きな人をスキナヒトと宣言し

僕らは自由という意味を履き違えながら生きている


誰にでもある疲弊感

すり減った手のひらには何ものこらない


進む事も戻る事もできず

グルグル回り続ける


そしてそのカタマリだけが

カタマリが故に太陽の下へ消えていった

50さかもと:2006/09/29(金) 19:39:17
久しぶりの詩の投稿が。ありがとうございます。

僕もよくテーマにする事ですが、感情よりも言葉が先行してる場合が多々ありますね。
スキナヒトと宣言したからその人を好きな訳じゃないのに。
ぐるぐる回ってバターになったんでしょうか。
「カタマリ」というのも「スキナヒト」同様、
言葉が先行してるだけなのか。だから消えてしまったんでしょうか。

思い出しているという事は、現時点ではさらに成長した地点にいるという事ですかね。
カタマリが消えたのが通過儀礼なのか。
いろいろ読み込ませる詩ですね。

51さかもと:2006/10/08(日) 04:19:00
「違い99パーセント 残り僕」


100人中99人が狂ってて
僕だけが正常だとしたら
一体どちらが狂ってるのだろうか



いつもいつも狂った人に会うと不安になる
ずっとスプーンだと思って触ってたものが
実は泥だったのかどうなのか

実際は蝶が人になった夢を見ているだけという
こんな考えを笑うのが正常な人なのか

雑誌を買う時に上から3冊目を取ってしまうとか

ただ1人正常であると信じていた考えは
99狂人の1妄想に過ぎないだけなのか


みんなが聞く曲を聞いて みんなが見る映画を見て みんなが読む小説を読んで
声を合わせて「よかった!」と叫ぶ
これを異常と感じない奴らが狂ってて
気持ち悪さにおびえる僕だけが正常なんだ!



100人の内99人が洗脳されててもそれに気付かなくて
自分1人だけが洗脳されてないと思い込んでいたら
一体どちらが洗脳されているのだろう

52・・・ななしさん:2006/10/09(月) 17:01:57
実は個人的にとメールで送りたかったんですが、どういうわけかメルアドが
見当たらなかったので、掲示板に書きます。
さらに、この掲示板のどこに書けばいいのかわかりませんでしたので、
とりあえず、詩(?)関係のところに書いておきます。


詩を書く人間である以上、言葉の選択は正しくないといけませんよね。
私が説明すると癪に障る点もおありかと思いますので、以下にあげるサイトをご覧になってください。

―呼んで字の如く、痴呆という言葉には“愚か”“阿呆”という侮蔑的な意味があり、
高齢者への尊厳やいたわりを欠く表現なのです。(引用)―

☆フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%97%B4%E5%91%86#.E8.A8.80.E8.91.89.E3.81.AE.E8.AD.B0.E8.AB.96

☆暮らしと健康コラム
ttp://www.asahi.com/health/jhcolumn/050420/index.html

☆認知症・アルツハイマーライブラリー(〜痴呆の予防に役立ててくださいねw)
ttp://www2.health.ne.jp/library/chiho/index.html

(頭にhを付けてアドレスに貼ってください)

たしかに差別用語だからああだこうだと言ってしまうと、
人の心をダイレクトに打つ詩を書けなくなりますが。
私は「痴呆症→認知症」という言葉についてわかっておられないことのみに、
言及したつもりです。それをご理解くださいね。
もう口を挟みませんが、これ以上間違いを犯さないようお勉強してくださいね。

53さかもと:2006/10/09(月) 18:32:26
まさか本当に来てくださるとは思わず、
サイトのURLやメールアドレスは載せてませんでした。
わざわざありがとうございます。

僕の、
>痴呆症ってなんで認知症に名前が変わったんでしょうね。
>痴呆の人の世話はしたくないけど認知症の人の世話ならいいって意味でしょうか。
という書き込みに対し、

>呼ばれ方が変わったのは、本人(患者)を傷つけないためではないかと思います。
>痴呆症も認知症も同じですけど、「痴呆」って差別用語でしょう。
>介護関係の仕事に就くのでしたら、患者の立場をもっと知る必要があるのではないでしょうか。
というレスをいただきました。

それに対し僕は、
>僕が言ってるのは、差別用語を使うから差別になる訳じゃないのに、
>わざわざ差別用語と指定する事で、
>痴呆症だった人(つまり現在認知症と呼ばれるようになった人ですね)が
>差別すべき対象だと決めてしまった事がおかしい、という事です。
>言葉によって看護する質が変わるのではないでしょう、と。
とレスしたという流れですね。

差別用語だから痴呆症から認知症になったのは知っています。
だけどなぜ差別用語を使ってはいけないのかはわかりません。
こう書くと語弊がありますね。
差別はいけないけど、差別用語はいけないとは思ってないという事です。

差別用語を意識し、その人を差別の対象なんだと認識するより、
差別用語を言うけど、その人の事を大事に思ってる者の方が良いです。
その人に面と向かって差別用語を言うはずが無いですしね。

ちょっと言いたい事が食い違っていたようです。
ただ僕が間違っているとは思いませんけどね。
あとhを削る必要は無いと思いますけど。

54・・・ななしさん:2006/10/10(火) 03:17:28
では、書かないとか言いながら、書かせてもらいます。
話は少し変わりますが(とは言っても内容の趣旨からは離れませんが)、
私が教習所に通っていたときのことです。
高齢者講習の時と、ある授業の時にしか使わない教室で、
私はその“ある授業”を受けるためにその教室にいました。
その部屋には、芳香剤がいくつも並んでいましたが、私はあまりそのことを
気にしていませんでした。いつも使わないで締め切っているから、
臭いがこもるのだろうと普通に思ってたのです。
授業が終わると(といってもなぜか不幸にもマンツーマンだったのですが)、
私は後ろの見慣れない運転練習用の機械を見ていました。すると、
若い指導者が、私に向かって機械の上にある芳香剤を指差し、
「これは老人のために置いてあるんだよ。
彼らは加齢臭が凄くて、この部屋いっぱいに来るとたまったもんじゃないだよ」
と言いました。私は、非常にショックを受けました。
人生80年なんて言われている世の中で、私たちの多くは彼ら高齢者と同じくらい
まで生きるでしょう。当然、加齢臭は出ます。4分の1の人々はぼけてしまうと
言われています。私は、彼にこう言われたことが人事だとは思えません。
何十年後かには、私も若い世代に、臭いだの醜いだの邪魔者扱いされるんじゃないか
と想像し気分を害しました。さかもとさんはどうですか?老後、影でこう言われたら。
その時になったら、ぼけていてわからないかもしれないけど、今はとても不快でしょう。
当人のいないところで言ったとしても、傷つき嫌悪する者は少なからずいるのです。
痴呆症と言う言葉は、熟語で一見差別用語に見えないかもしれませんが、
痴呆の二文字は悪い意味を感じ取ることができる言葉です。
私が書きたかったのは、言葉の選択の軽視についてだけだったのですが、
おそらく、さかもとさんは言葉を変えればいいというわけじゃないだろうと
思っておられるのですね。たしかに、日本の福祉は先進国の中でも遅れている
そうですね。しかし、上のサイトをご覧になればわかるように、多くの課題を
挙げて、認知症患者・アルツハイマー患者と彼らの家庭を心理的不安から
救い上げる努力をしています。そのためには、第一歩として、
ボケ老人という差別的な感覚を一掃して、彼らに対する社会の意識を
変えていかなきゃいけなかったのだと私は思います。

55さかもと:2006/10/10(火) 21:20:28
久しぶりの書き込みだったので、盛り上がるように挑発的な書き方をしてしまいました。

さて、体験談についてですが、特に不快ではありません。
むしろ良い事だと思いますけど。
その指導者は、「加齢臭がひどいから何も教えたくありません」と差別してません。
芳香剤を置くという善処をし、老若男女関係なく指導してくれたはずです。
前のレスにも書きましたが、差別を意識するあまり何もしてあげないより、
差別(区別、個性、なんでもいいですが)に対し前向きに対処する方がお互いの利益になります。
痴呆症を認知症としたところで、世話する人の大変さはかわらないでしょう。

ただ、ななしさんの言う通り、差別用語に嫌悪する人はいます。
僕が思うのは、差別されてる人より、差別用語に嫌悪する人の為に差別用語規制があるのでは、という事です。

僕もななしさんのように、社会の意識を変えるべきだと思っています。
だけどななしさんとは正反対の、体験談にある指導官のようなのが理想です。
目が見えなくなったら目が見えない人への対応。
手や足を失ったら手や足を失った人への対応。
もし僕がそうなったらそういう対応をして欲しいです。
めくらだのかたわだの言われても構いません。
「めくらとかたわは差別用語だ!」
「差別用語を使っても差別にならない!」
なんて議論してねぇで助けてくれよ、と僕なら思う事でしょう。

自戒の意を含めて。

56だいすけ:2006/11/03(金) 20:53:56

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

身勝手な読詩感想ですが、読んで考えたこと、感じたことを書きます。
詩人ではなくて、ひとりの物狂った人間としてね。
最近、頭が働かなくなってね。自分がむつかしい文字を打ち込むことで逆に言葉にだまされているような気がするよ。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 さて、蝶の夢というのは不思議だね。蝶が自分なのか自分が蝶なのか、そうやって己の所在の確定ができないことが狂ってるとしたら荘子も十分に狂った人間とされる。
ただ、荘子の無為自然を笑う人間は意を費やした言葉を意を無視した人間の姿を映し出す。まぁ、そんなことはどーでもいいか。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 己の所在について俺は重要でもないと思う人間だ。
昔、こんな詩を書いた。人は死んだらお空にただようゴーストになって、人がセックスしている間に金玉にもぐりこみ、転生のチャンスをうかがっている。
確かそんな内容だった。常識の理想の天国とはずいぶん違う。そんな人間だから玉金に戻るくらいなら死んで無になったほうがマシだと思う人がいてもしょうがないと思う。
ゴーストから玉金に戻って人間になったとしても、己の確たる所在など、歴史上の偉人達が掴もうとしてもつかめなかったものだろうし、一人の物狂いが掴んだところでゴーストに戻るなら私はゴーストのままでいいと思っている。
 死ぬ直前ぐらいに、自分が正常だったのか、異常だったのか悩む日が来るのかどうなのかわかないが、私はゴーストのまま、狂ったまま生きてやろう。
たいして、人をうらやんだり、嫉妬することもなくなった。いまだに人間というゴーストの自分には過ぎた望みを多く抱くけれども、何、人間なんてそんなものだと思えば幾分か笑ってしまう。
その笑いが、嘲笑なのか微笑なのかは知るところじゃないけどね。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

洗脳という漢字を眺めてみると面白いね。
『洗う脳みそ』。洗って汚れを落とし、新たに綺麗とされる思想やら感情を脳みそに染める。
ただ、洗脳ぐらいで落ちる汚れなど貴君にも俺にも少ないはずだ。そして、汚れ足りないと嘆いている。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

常識、正常、普通という言葉をよく眺めているとずいぶんと狂ったものが見える。
そういう風に思えてしまう私はやはり、異常なのだろう。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

異常者の私から貴君へ
もしお暇だったら「ベロニカは死ぬことにした」というパウロ・エリーリョ?作者名忘れちった。
読んでみてください。まぁ、読んでみてつまらないなと思っても、もちろん本の代賃は返せません。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

さかもとさんの今回の詩、結構好きだよ。

57さかもと:2006/11/03(金) 21:16:15
感想ありがとうございます。

「胡蝶の夢」を聞き「自分は自分じゃないか」と笑える者は幸せでしょう。
でも僕はそのような幸せには興味無いようです。

死んでゴーストになるんだったら、わざわざ人間になりに行く気がしないと思います。
でも睾丸に入り込むのはどんな気分だろ、と試しに入りに行くかも。
死ぬ度に以前の記憶が無いとすれば、毎回試しに入りに行くかも。
でも潔癖症とかフェミニストは睾丸に入るくらいなら!と思うかもしれませんね。

正常だろうが異常だろうがどっちでもいいですけど、
苦労が少なく楽しい方を選びたいです。

洗脳は中国かどっかの言葉らしいですね。
英語だとブレインウォッシュらしいです。
政治や宗教を見れば、どうも洗ってるようには思えませんけどね。

「ベロニカは死ぬことにした」という邦画は観たいと思ってます。
真木よう子が脱ぐらしいので観たいです。
外国人作家の本は滅多に読まないです。
誰が誰だかわかんなくなるので。

58さかもと:2006/12/21(木) 23:11:50
「くらげ脱いで」


不透明のブヨブヨを着ていると
何をさわってもブヨブヨしていて
それが硬いのかやわらかいのか知れない
さわってんのかさわられてんのか知れない

不透明のブヨブヨを通して見ると
他人もブヨブヨを着ているので二重の不透明
おじぎしてくれたり手をふってくれたりしたら そのまま返す
ただ下を見ただけなのか ただ手を上げただけなのか知れない


誰もブヨブヨを脱ごうとは思わない
そう思う事もできない人半分 思う理由が無い人半分


海にはくらげがいて それはすでにブヨブヨしていると聞いた
海に行ってブヨブヨを脱ぐと
さっきまで一緒だったブヨブヨは こちらに向かっておじぎをして
そのまま海の中へ入っていった

家に帰る途中で思ったのは
さっきのがおじぎだったのか 海に入る前の準備運動だったのか
わからないという事だった
結局何もわからないという事だった

59さかもと:2007/01/12(金) 00:49:42
「毎日は波状に輝く」

思えば 心電図の波のような日々だ
浮き沈みはあっても 決して画面から突出する事も無く
いつ止まるかおびえている


当たり障りの無いものと戯れるのはなんて楽なんだろう
それが楽で それ以外が存在するのか想像できないほど楽だ
心電図の画面内に収まる素晴らしい人生


誰かが身体につながれたチューブとか
貼り付けられてるよくわからないコードとか
そんなもの全部を引きちぎって外に出て行った

僕はただ 僕の心電図の波が止まらないか見ていた

60すず:2007/01/18(木) 20:16:26
○ニーしつこくて何言ってるんだかわかりません。。
最後は自分でしめちゃって、それならあなたが書きなさいよと
思いました。書けないわよ。

61さかもと:2007/01/18(木) 23:03:19
今見たらすごいコメント量で、ちょっと今日中にはレスが無理だと思いました。
あそこまで書き込んでもらえ、しかもサイトにも来てくれたんだったら
あの詩は大成功です。
でも今日中にレスは無理だと思った。

62すず:2007/01/18(木) 23:16:44
あはははは〜
さすがさかもとさん!!
完璧レスを楽しみにしてます。

63さかもと:2007/01/20(土) 00:56:57
完璧レスとまではいきませんでしたが、長いレスがんばりました。
レス連発を読み通すだけで疲れまひた。

64トニー:2007/01/21(日) 13:50:47
ハハハッ♪

すみませんねえ。

書いている内にアドレナリンが放出しまくってしまいまして〜。

いや〜、これもさかもと氏だからできることです。
って、それも迷惑な話ですが。

ホント、すみません。

あ、けれども表出じゃないのですよ。
それはホント。

ただ、ここまできたらもっと盛り上げましょう。

ヒート・アップ!ですよ。

65さかもと:2007/01/21(日) 17:34:13
こちらまで書き込みにきていただきありがとうございます。
表現と表出についてレスしました。
書いたあとですっきりしてたら表出の成功です。

元々二人しか盛り上がってませんけどね。
クリック数的に、こっちの掲示板で盛り上がりたいです。
探すのが面倒なっていくので。

66すず:2007/01/21(日) 22:17:56
あらまぁ、羨ましい限りですね。
私の所にも訪問者が増えてくれるといいんですけど。
ブログのほうにしてからは、少しずつ読者が増えてきているんですけど。
ここに比べれば私の所は屁みたいなものですから〜。
今は、お仕事モードなので、来月くらいにはまた、新たに詩を書きたいものです。

67さかもと:2007/01/21(日) 23:54:48
このサイトはそんなに人来てないすよ。
心の中では1日10000ヒットですけど。
あるコンテンツがトップの2倍ぐらい集客してます。

仕事モードだと余計刺激されていろいろ書きたくなりませんか?
書きたい時に書いといた方いいすよ。

68すず:2007/01/22(月) 00:15:52
あはは〜。何だか夜中になって急に書きたくなって木馬にUPしてしまいました。。。
勢いで書くのは、あんまり好きじゃないんですが。。多分、書き直すと思います。
後悔しそうで。ん〜・・・悩

69すず:2007/01/30(火) 20:12:06
木馬のレスが64になってます。笑
すごいことですよねっ。て、さかもとさんとトニーさん+私ですか。
何だか楽しくなってきました。

70さかもと:2007/01/30(火) 22:01:27
なんかまた元通りですね。
僕が日記にするのを待ってたんでしょうか。

71さかもと:2007/02/02(金) 03:05:51
「肉捨て」

涙が邪魔で見えなくなるので
両目を両手でえぐった
とぅるん と

両目をコップに入れると
それでも涙を出すので
自らの涙におぼれて両目がぷかぷかしている
両目はそれぞれあらぬ方向を眺めていた
もうどっちが右目かとかわかんない


声と想いがうまく一致しないので
のどを手で強く握りつぶした
みりみり と


食べるという行為に意味を見出せないので
胃を引きずり出した
ずるずる と


最後には形骸化された肉ロボットが残っていた



それなのに それなのに
この自意識はなんだ
「最後には形骸化された肉ロボットが残っていた」と言いたい願望はなんだ
何も取り出せなさを証明する品々はなんだ

泣いた日はいつだって涙が邪魔だ
泣くとのどがひくひくするからのども邪魔だ
鉄になりたい

鉄になりたさが肉さを強める

72だいすけ:2007/02/20(火) 17:51:52

自分の詩の言葉と詩を書かせようとした想いの違い
それでも、まだ自分に書かせようとする詩とのつながりが
矛盾を秘めていて、あらたな悲しみを運んでくる

そんなことは詩を書いてしまった人間にとって
あたりまえのように扱われていて
あまりその部分に目を向けようとするひとはすくない

それでも、目を向けようとする一連のさかもとさんの詩を読んで
たちどまらずにはいれなかったと

詩を読んで、眺めていた間に考えたことです。

ばらばらなものをひとつにまとめあげたけれど
また、ひとつ悲しみを見つけてしまった。

そんな風に読んだあと
考えてしまうのは、私が「悲しみ依存症の男」だからかもしれません。
相変わらず、適当なことを書きました。すみません。

また、いずれここに詩を書くと思うので
そのときは感想よろしくお願いします。

73さかもと:2007/02/20(火) 22:31:43
最近というか、もうずっとですか。詩人に対して書く詩が多いです。
多くは無自覚な詩人に対する怒りですね。
詩人なのになんで敏感じゃないのか。不思議でしょうがないです。

僕は悲しみという感情が喪失しているので、悲しむ事はもうありません。
でも、多くの詩人が「悲しみ依存症の男」という文字から
「悲しみたがりで底の浅い悲しみに埋もれる男だな」と感じるだろうと思われ、
僕は「悲しみ依存症」と発するに到る部分に目を向けたがります。

また詩スレッド活性化をお待ちしております。

74だいすけ:2007/02/21(水) 03:34:20

あんまり、言葉で書くのは苦手なんだけどね。でも、一生懸命考えてみるよ。

詩人が敏感というのは、他人の詩に対してか、その詩人が作る詩に対してか
たぶん、前者のほうだとおもいますのでそちらでまず話をはじめれば


無理に悲しみにくっつけようとしている人間で申し訳ありませんが、
悲しみを喪失するほどの悲しみを背負った人に
詩人なのに敏感じゃないのかといわれれば、うっ!と言葉詰まりしてしまう私です。
確かに、敏感じゃない人は私も含めて多くいると思います。

平行線を作るようで申し訳ないのだけれども
最初は詩人だからといって敏感でなくともよいと思うのです。
最初は自分の詩に敏感になればいい
それから時に自分を敏感にさせる詩にめぐり合ったり
人とのふれあいから体験したり、生活の一部から何かを受け取って
詩や人に対して敏感になっていけば理想だと思います。

悠長なこといってますけど、もちろん、さかもとさんの詩に対する想いから、敏感でない詩人をみると怒りがうまれるのも分かっています。
私も悲しみをごまかしながら悲しみの詩を書く人間に対して怒りを抱くほうです。喧嘩っ早いです。あはは
けれども、私の詩を読み返したときに私が怒りを抱くような悲しみをごまかした詩、敏感に自分をみつめなかった詩と本当に違うのだろうか。
どこまで、自分に詩に対して真摯な言葉を見つけてあげられただろうか。
もし、言い換えが可能な言葉を使っていたとしたら、
詩ではなく、私の詩は私の悲しみを物のたとえにしていただけだ
私だけにしかない私の心を表現できたわけではないのだ、と思ってしまうのです。

だから私も主張はありますが詩人は己に反省をもつべきだとはいえないのです。
私の人生で私のことを考える詩にすぎないのだから、他人がまねできないものです。

個人的な話に突っ走りましたが、他人にも自分にも敏感でない詩人が詩を書き続けるならばいずれ、自分の詩に疑いを持ち、自分自身も疑って
『分からされる』時が来ると思います。
そのうち、自分で詩を書いたり読んだり
ほかにちゃんと生活を続けていくうちに詩や人に対して敏感になっていけばいいというのが私の願いです。


嘘をつくのが得意という人じゃないかぎり、そうなる。と、思うのは私だけでしょうか。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

悲しみ依存症の原因云々を突き止められたら
俺は詩なんぞ書かなくてすむんだけどねぇ
俺も何度か目を向けようとしたけど
どうやら、この悲しみ依存症というのは
俺の『舞台』にしか過ぎないようです。
舞台に幕が上がったとき、俺は詩を書きます。
舞台の上で役者が詩をうたったりすることに対してなんやかんやということはできますが
舞台に対してはただ、在るだけとしか今のところいえません。

ものの例えじゃないと説明できませんのであしからず。
それでは、また。
俺の文章は分かりにくいと思うので、ひとつひとつ、がんばって誤解を解いていくつもりです。

75さかもと:2007/02/22(木) 00:04:26
「敏感さ」は、だいすけさんが挙げた両方に対してです。
特に、自分が書いている事に対して自覚的じゃない事が苛立たせます。

よく例として使うのが「恋愛詩」
読むと、恋愛詩を書く為に恋愛してるかのような人ばかり。
詩なんか書いてねーで相手に好きって言えよ、って。

詩がすごいとか、言霊が大事とか言う人も嫌いです。

あと多くの詩人は「悲しみを喪失するほどの悲しみを背負った」
とすら読み取れません。
僕自身については何も悲しくないので
「悲しくない事が悲しい」というのは無いです。

だいすけさんが言うように、最初から敏感になる事は無理かもしれません。
でも詩を読めば、テクニックじゃない部分の、その人の思想みたいのが見えます。
その思想の部分が僕をいらつかせるんでしょう。

あと、感情を言葉にするなんてできないと考えています。
極端に言うと、「怒る」という感情は
こういうものが怒りだよ、みたいな例に従ってるだけで、
実際には「ぎぐゃずががが(メンタル音)」かもしれないのです。

「試合に負けて悔しい」という詩に対し、
試合に負けた経験を持つ人達が「わかるわかる」と返しますが、
10人いれば10通りの「試合に負けて悔しい」がある訳ですよね。

だいすけさんの願いというのは素敵だし、僕もそうであって欲しいんです。
だけどそうならない人もたくさんいる。
そういう人達が他人の迷惑に気付かずに自分が正しいと信じ込み
マイノリティを排除に追い込むのです。
(別のスレッドと混ざっちゃいました)

いつか「舞台」を遠くの客席から眺め
「この劇なつかしいな」と言える日が来る事を願います。
でも役者は3日やるとやめられないと言いますからね。

76トニー:2007/02/22(木) 00:13:16

詩人に大切なのは鈍感力だよ。w
自分が敏感すぎるとか、
天才だとか、
詩人だとか特権意識に固まっている人は、
それだけの小さなものじゃないかなあ、って思う。
詩っていうのは、方法論を越して屹立するものだからね。

だから詩人ってのは孤独じゃダメだと思う。
大切なのはオリジナリティーじゃなくて自我でもなくて感動を伝えるということじゃなくて、
一足飛びにいかにその詩で人を感動させるかだからね。
そこまでは全然いっていないよ。

だから全然だめだと思う。
もっと詩人の詩とか詩論を読んで勉強した方がいいよ。

三好達治とか西脇順三郎とか『最低』でもそういうのを読んで勉強した方が良いと思う。
詩投稿サイトの頭がパーチクリンなやつらの口車に乗って増長して時間を費やすなら、
もっとっましなことを、どんどん作りつづけることをしたほうが良いと思うよ。

雑誌とかに投稿して、ネットではない中途半端じゃない人間目指そうぜ☆
お互いにmね

77さかもと:2007/02/22(木) 01:18:59
またお越しいただきありがとうございます。

「自分が敏感すぎるとか、」以降の文章は
おそらく僕の事を指してるんでしょうけど、
何度も同じ事を言わせないでください。
馬鹿が露呈しちゃいますよ。

あなたが「さかもと」が気になって気になってしょうがない、
という事だけはよくわかりました。

「詩っていうのは、方法論を越して屹立」
そうでしょうね。
僕は親切なので書いてあげます。
僕が他の人へ詩の感想を書く時は
「ネット詩としていかに他人に読まれ、印象に残すか」
という事を念頭に置いてます。
前から言ってるように「詩」の捕らえ方が違うんですってば。
僕が書いた、えんじぇさんという方にしたレスを読んでください。

あと僕は詩人を自称します。
その理由はテキストにしてあります。探してみてください。

「口車に乗って増長して」るように見えますか。
あなたが増長したいって事はよくわかりましたけど。
ほんとに鈍感さを目指してるんですね。

78だいすけ:2007/02/22(木) 02:20:03
丁寧なお返事ありがとうございます。
正直、昨日の自分の書き込みを見て、
「あっ、いけね!!」
と思ったことが多々あり、最初にお詫びしときます。
分かってくれていると思うけど、最初は敏感じゃなくていいのくだりは
もちろん、さかもとさんに対しての否定では決してありません。
さかもとさんに対して敏感でないマジョリティーからくる衝動は真実なのだから、
むしろ書いてほしいと思っています。(ほんとだよ)

自分も恋愛詩を結構書いてきたほうだから、そういわれると笑っちゃう。そのとおりだから。
はやく、好きと言ってヤっちゃえばいいじゃん。貞操は情熱の怠惰だとかね。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

私も感情は言葉では完全には表現できないと思っています。
例えば「愛」なんて奇妙な言葉は信じていません。
「愛」は愛をちゃんと表現しているのかといわれれば
誰も素直にイエスとは言えないと思います。
ただ、「愛」は愛という存在しているかわからないものを当てはめただけだと思う。

詩の場合は例えば悲しいからって悲しいの一言だけで終わらすことができない。
十人十色の悲しさがあるからこそ、いろんな悲しさを詩によってあてはめてみようとする。
(まぁ、だいたい、当てはまらないことが多くて、新たな悲しみを呼びます。笑)
それを悲しみの表現といわれますけど、詩の表現は悲しみだけじゃなく、
悲しみを呼び起こした経験、環境など
いろんなものが混ざったものを書き出そうとしている
辞書に載ってる純粋な悲しみだとしたら(そんなものがあるか知らないけど)
ただ、悲しいといえばいいと思います。
辞書に載ってる感情表現と詩人の書く感情表現はまったく別のものだと私は割り切っているからでしょうか。

だから、メンタル音の方こそ個人の感情表現に当てはまる場合もあると思います。
絵でたとえれば、
メンタル音は「抽象画」で
言葉による表現は「具象画」なのかなと。
まぁ、どっちが自分の詩に合うかで使い分けてしまっていいかなぁ〜ぐらいしかわかんない。


もう、私は詩のボクシングのようになんでもありでいいと思っているから笑

79トニー:2007/02/22(木) 04:28:27

自分が敏感だと過敏に思うことによって、鈍感よりもたちの悪いことに
なっちゃっている、って反語的な意味でいったんだけれどもね。

あなたは敏感というよりも狭いだけ。
あなたは、自分が敏感であると思いたいだけなんですよ。w
俺には詩を読んで、あなたのどこが敏感なのかさっぱりわかりません。
先行する詩人の作品も見ないで、詩というものに対して何の展望もないままに、
自我の肯定と否定を繰り返しているだけでしょう。
ナルシシズムの裏返しだ。
あんたの詩はどれも「俺は敏感なんだ」ということの裏返ししかない。
「自分のことを敏感とは言わないよ。だって、いっちゃったら、バカだモンね」
というようなくだらない認識ごっこをしているだけですよ。
昔の言葉でいえば、あなたはポーズとしての「粋」を表現したいだけだと思う。
だからどの詩を読んでも「自我の否定肯定しかない」
他のものは一切なし。
知性が明治時代とか近代人と同程度なんだと思う。
自分のの陥っているそういうバカさ加減にそろそろ気づいて「自分」以外のものをそろそろ詩に書いた方がいいんじゃないの?

それができなきゃそんなネット詩なんていらないと思うけれども。

方法論を越える以前の問題ではないか、って思えてきた。

80トニー:2007/02/22(木) 10:13:27

けれども、こんなことを真面目に論じてもしょうがないような気がしてきた。
ようはエンターティナーなわけだ、彼は。
議論(?)の中に、相手を腹立たせるようなことをわざと書いていって、そうでなかったら自分の日記で煽っておいて、それで腹が立って反論してくる相手の論理の隙間を縫って、自動的に反論して、そういうような揚げ足とりで、成立している話し合いを議論とかいって、やっているだけなんだから、話していることに価値がないのも当然なんだろうね。
まあ、それだから悪いってことでもなし、っていうかわざわざそこまで他人のことを考えてもどうしようもないし、そういうのを鈍感っていうのだろうけれども、もうこののことに関して、『敏感』になるのはやめましたよ。ww

それはしかし、逆に考えるとありなのかもね。
うん、ありあり。

あなたは敏感、そして世の中は鈍感。はい、それでいいんだよね。
あなたの意見と違う意見をもった人は鈍感、はいそれでいんだ。
理屈が新興宗教とまったく変らないし。w

まあ、それはそれでいいんだよ。
だって、そういうのも含めてさかもと氏なんだから。
人間誰しもバカなところはあるし、欠けているところがあるからこそ、長所も輝くんだろうしね。

しかし、この人、真剣な話、ちゃんとした詩とか全然読んでいないっぽいなあ。
ランボー。ボードレール。ゲーテ。リルケ。萩原朔太郎。中原中也、谷川俊太郎、とかそういうのを読んどいた方がいいとは思うね。

どうでもいいや。
俺はバカを相手にする敏感さは持ち合わせていないから「対バカ敏感性」ってやつ。w
利口な者を相手にする敏感さをもつことにしますよ。

81だいすけ:2007/02/23(金) 02:32:01



トニーさん、
西脇順三郎を最低読めと言った次には萩原朔太郎を
読んだほうがいいという理由を聞かせてくれませんか?

詩人の孤独を軽率にしながら中原中也を読んだほうがいいというのが不思議になったのもそうだし。
中原も萩原もアウトサイダーってことはご存知でしょうから
どういう考え持っているのかなって興味を持ったのです。

これは私のヨタ話ですが、私は中原中也からヴェルレエヌやランボーにのめりこみ
高村光太郎にも出会ったが、やはり、中原中也に戻って、小林秀雄といったりきたりして、
結局、今は小林秀雄を師事した人たちの本を気まぐれに読んでいる。
若いころは偉大な詩人達の詩を読むとそこから湧き上がるエネルギーのままに詩を書いたものです。
しかし、いつしか詩を中途半端に読み、文字の語感だけを気に入っていっていることをごまかしたままに
詩を書きつづけたので、私は空想的な詩に陥った。
それは自分と偉大な詩人達は友達のように勘違いしたことから始まったのでしょう。
偉大な詩人達は、詩人の居場所という誰も届かないところから一文字も空想的なことを書いておらず、
現実を書いているということになかなか気づきませんでした。
それから私のことを詩にしているにもかかわらず、空想的な自分を詩によって書き散らしただけだと学びました。
まぁ、鈍感なのは今でも変わりませんが、お恥ずかしい話、今よりもっと鈍感だったのです。笑
まぁ、私のヨタ話です。お気になさらずに。

 それと西脇順三郎の詩は彼の詩論・詩法を読んだのであればご存知でしょう。

西脇が持っている詩の情景にや言葉に対しての注意力、集中力は恐ろしいかぎりです。
とてもじゃないが、気分次第の感覚によってあてずっぽうで書いているものではない。

的に対して正確に狙い、
恐ろしいほどの集中力と計算力によって最短距離で打ち抜いた、

それが初めて西脇を読んだ感想で
今読んでもあまり変わらないと思います。

82さかもと:2007/02/23(金) 02:33:14
だいすけさんへ
こちらこそ書き込みありがとうございます、という気持ちです。
あと、まったく僕への否定だとは思いませんでした。

元々恋愛ドラマとかが嫌いなので、恋愛詩も嫌悪しちゃうんだと思います。
人を好きになる気持ちが詩のネタに成り下がってる状況はもったいないと思います。

僕の中では「愛とは代替物である」と考えてます。
トランプのジョーカーみたいに、出しとけばいい、みたいな言葉。
「愛」が愛を表現しきれていない、という指摘はいいですね。
ほとんどの言葉が力を失いました。

メンタル音が抽象画、というのはわかりやすいですね。
メンタル音ってなんだろ。自分で書いといてあれですが。
その人の好みだし、抽象画に凄さを感じる人もいれば
まったく感じない人もいるんですね。その逆も。

悲しいから「悲しい」と書く詩より、
悲しみに到る経緯というか、「詩を書かざるを得ない心情」
というのは悲哀を帯びますね。

83さかもと:2007/02/23(金) 03:05:36
トニーさんへ
「表現と表出」の次は「敏感と鈍感」についてですか。
意地でも言い負かしたいみたいですね。
ちっちゃくないですか?
「さかもと」を論破する事にどれほどの価値があるのか。
僕は楽しいからいんですけど。
でも勝手な思い込みから「さかもと」の質を下げるような行為に勤しむのは
今後やめていただきたいものです。

何度も言いますが。こうなったら何度でも言いましょう。
あなたが言う詩と僕が木馬館に投稿する詩は別物です。
それは意図的にです。
あなたが言う詩を書こうとしてない僕に対して
「さかもとの詩は詩じゃない」みたいに書いてもナンセンスです。
いいかげん、文章を読まずに「さかもと像」に引っかかるのはやめてください。

僕は常に敏感であろうとします。
その僕よりもはるかに鈍感な人が多い。当然敏感な人も。
僕自身、なんでも常に僕が一番上なんだ、と思ってると思われてるみたいですけど。
それについては「自己評価と自己信頼」についてのテキストを読んでください。

>相手を腹立たせるようなことをわざと書いていって
どっちの事を書いてるんですか?(笑)
僕はただ真似しただけですけど。
されて嫌な事は他人にしないよーに。

あと挙げられた詩人の詩は読んだことないですよ。
トニーさんはせいぜい新興宗教「詩教」にどっぷりはまっててくださいね。

84トニー:2007/02/23(金) 08:34:25

それはどういうこと?
さかもと教の信者になれってこと?
まっぴらごめんよ。w

っていうか「表現」云々ではあなたを言い負かしたんですか、俺は。w
勝ってもうれしくないし。
大体、勝ったのならもっと早く言ってくれよ。w
常に反論ばかりするから、常に負けている気しかしないから、わかんないし。w

俺の中では、何に不快を感じるかを文章化してみたかっただけです。

「あなたは詩人のことを知りもせずに詩のことを云々している」

という事実は事実でしょ。

じゃあ、詩を読んでもっとましなの書けよ。
っていうのが俺があなたに言いたいことですね。

ネット詩だって、何で、そんなヘボチンが大きな顔をするわけ?
そんなの誰だって腹が立つぜ。

お前、何様だよ。w

って俺はどうしても貴君に言いたいね。
貴君ほどの知性の持ち主がちゃんと詩を読んで詩論を読んで詩を書いたらもっと面白い詩が書けるんじゃない。
別に鈍感と敏感について議論したいんじゃなしに、ちょっとどう考えても変な特権者意識がありすぎで、そういうのは逆に幼稚だよって言いたいんだけれどもね。

俺はこんな詩に関して無知なやつとベラベラ書き込んでいたのかって考えるとちょっと暗くなったね、正直。

で、何でオレがいつの間にか新興宗教になっているのか、その意味もわからないし。w

それでいいのか、さかもとw

(まあ、ネタと考えれば全然okですが)

っていうか詩人を知らない人間と議論をしている段階でネタだし。W

>だいすけさん

俺に直接、何を言いたいのかの良くわからない上に、与太話らしいので、気にせずにスルーさせてもらいます。

85我楽太:2007/02/23(金) 12:58:59
相変わらず見苦しいと苦言を述べたくなる書き込み

あおってあおられて
あおってあおられて

結局いいたいことは何だ?
個人を否定したいのか?
寂しいだけなのか?

真夜中の無言電話以下の書き込みはしないほうがいいですよ

議題
・詩を読んでない人は詩を書いてはいけない
・しょっぱい奴がいる
・その他

絞ったほうが良いのでは?
「詩を読んでない人は詩を書いてはいけない」
についてですが、私はそこまで読む必要はないと思います。
ただ自分の表現力を見直す上で読む事を進めるのには賛成。

ちなみに私はほとんど読んだことありませんが、
国語の授業で「萩原朔太郎」さんの詩に触れましたが
すごいクールでかっこいいと思いました。
(お勧めかも?)

86トニー:2007/02/23(金) 19:16:40
>我楽太さん

深夜の無言電話以下のようなコメントといっておいて、その返しが深夜の無言電話以下だとしたら、どうなるんでしょうかね。w

「詩を読んではいけない人は詩を書いてはいけない」

俺の文章を一から十まで読んでください。どこにそんなことを書きましたか?

詩のことに関して云々するなら詩論とか詩人の作品とか読んでその上でしないと素人が言い合う与太話にしかならないよ、というようなことをいいたいんです。

というか、ここに書き込むごとに、俺のさかもと理解はかなり進歩していますよ。w
どう考えてもたんなるあおりじゃないと思う。

もしあおりだったら、ここまで話が進展するだろうか?
いや、もちろん停滞しているところはあったけれども。

この人はいったん、全然、関係ない人から、冷静に見てもらう必要があるんだと思う。

結局言いたいことは、このさかもという人間は何なんだ?

ってことです。
(いや、ネット上の人格と、現実の人格の関連性とかこ難しい神学論じゃなしにね)

話が絞られた、というよりも、俺の中ではもう結論がでたんですが。w

詩を読まない人間が詩を書いていいものは絶対にできませんよ。
そこは俺は断言できますよ。

自分のことをどういう風に俺に理解されて欲しいか俺にはもうよくわかりませんが。
(何を言っても反論してくるんで)
ようは、頭がいいんでしょ。
さかもと氏は。

だったら、先行する詩を読みなさいよ。近代詩からの移り変わりとしての、現代詩の代表格が西脇と三好氏でしょう。
少なくともそういう知識をしいれて詩を書けばいいんジャン?
って話です。

まさか、宮台の本を読まないで宮台の思想を語れなんて無理でしょう。

詩なんていうのは特にそうですよ。

逆にいえば何で読まなくてもいいのかの考えを述べなきゃいけないし。

っていうか面倒くさいだけだろうけれども。w

少しでも知恵があるんなら、やるべきことをやった方がいいんじゃないかな??

っていうか、読まなくても詩を語れるというその態度が非常に興味がある。

さかもと氏の特徴だね。

現実に関係ない抽象論をこねくり回してばかりで、結論として、夜郎自大なことにしかならない。

散文と言うのは基本的に自己肯定である、といっていたのはプラトンかな?

とりあえず、現実にどうアプローチするか、ということのために抽象論があるんで、それに直結しなければ、哲学とかになるんでしょうが、そういう方面に行きたいのなら
そういう勉強をすればいいし、そうでなければ、現実的にどうするかって展望はあった方がいいんじゃないかなあ?

現実どうするかってことのために議論はあるんじゃない?
現実の前には、俺がさかもと氏を否定しようが肯定しようがそれはもうちっぽけなことじゃない。

さかもと氏がこれから凄いことをしてくれれば、俺はいくらでも前言は撤回するし、
未来永劫、君は無意味だ!とまで俺は否定はしていないしね。w

で、だ。
現実にアプローチするための抽象論としてとりあえず詩は読んだ方がいいよ。
あなたが何万語費やしたところで、詩を知らないという事実は、つまり現実的側面は
変らないんだから。

とあなたのシンパでこんな当たり前の忠言を言う人がいますか??

寂しいだか何だかわからないけれども、本質的な(というか当たり前な)話を一切しない人たち
ばかりじゃないですか。w

っていうか、このサイトのあり方自体が、異論をもっている一般的な意見を持っている人が非常に発言しにくいものになっているし。

だって、どんな異論を言ってくる人に対しても議論しちゃうんだもの。w
俺はそういうのがとっとも好きだから普通にやりあうけれども、普通の人だったら

「メンド癖―よ」
で終るし。w

まあ、基本的に一般的に解放する意志はないだろうからそれはそれでいいんだし、サイトってあまり解放して人が多くてもやりづらいだけだろうからね。
だから俺もここまで気楽に書き込めると言う意味はあるからね。

ただ、現実どうなのよ?って話ですよ。

それに、これ以上、現実にアプローチできない議論のための議論をしていてもしょうがない。

詩に関する勉強スレッドとかいって、読書感想書けば?

それが私の提案でございます。w

87すず:2007/02/23(金) 19:32:44
白熱してますね。←傍観者
私は金子みすずと坂本心さんしかまともに読んでないなあ。だってファンなんですもの〜。
谷川俊太郎は一冊本を持っているけど、後期のほうが好きです。ラヴ。
それと同じでサカモト兄弟の詩が好き〜☆
理由なんてないかなあ。
詩を読むのに理由あるかなあ。。。ここまで白熱するほど・・・・
自由に書けるのが文学かなって。数式と違ってこうすれば解けるとかじゃないし。
そんな感じかなあ。

88だいすけ:2007/02/23(金) 20:04:30

トニーさんへ
いやいや、後半はヨタ話ですよ。失礼しました。

最初に書いたとおりです。
貴方は西脇順三郎を読めといった次に萩原朔太郎を読めと書いていたので

貴方は西脇と萩原、それぞれにどんな考えがあるのかと
また、両者の関係にどんなことを考えているのか
まずはそれを聞きたいだけです。

西脇と萩原の関係は「ユリイカ」でずいぶん昔にテーマになったこともありますし
興味を持ったのですよ。

これで伝わりましたか?
よろしくお願いします。

89だいすけ:2007/02/23(金) 20:39:48

追記

まだ、漠然としているので
素人同士の与太話にしないように
それに、あまりに高度になりすぎると分からなくなるから

詩論、詩法の観点から両者の持論(萩原・西脇)
の利点について論じていただけますか?

貴方が偉大な詩人達の詩法や詩論、作品を読み
どのような考えを持ったのか聞きたいのです。

90我楽太:2007/02/23(金) 21:24:59
トニーさんへ
(木馬館ではかかないくらいちょっときつめに書きましたが)
(同じ「おせっかいやき師」として許して下さいと最初にことわっておきます)

>深夜の無言電話以下のようなコメントといっておいて、その返しが深夜の無言電話以下だとしたら、どうなるん
>でしょうかね。w
多分この返しくるとおもってました^^


>「詩を読んではいけない人は詩を書いてはいけない」
>俺の文章を一から十まで読んでください。どこにそんなことを書きましたか?
そういうニュアンスにとれますよ。そしてそういう意味で私が書いたと取れないのであれば
(相手を理解しようとする)自覚がないのでしょう(Air嫁ですか?)


>詩のことに関して云々するなら詩論とか詩人の作品とか読んでその上でしないと素人が言い合う与太話にしかな
>らないよ、というようなことをいいたいんです。
それはそのとおりでしょう。でもココの掲示板ではそんな高尚なことは望んでおりません。
ヨソでやって下さい。


>どう考えてもたんなるあおりじゃないと思う。
残念ながら不快感の残る表現をされることが多いですよ。これも自覚がないのでしょう(あおってないとおっしゃるならば)

あと良くネトゲーで見られるwを使われてますが、一応議論をされようとしてるのですね?
ならそれなりの表現に変えたほうがいいのではないでしょうか?
(詩読んだ、読んでない以前の話ではないでしょうか?)


>この人はいったん、全然、関係ない人から、冷静に見てもらう必要があるんだと思う。
>結局言いたいことは、このさかもという人間は何なんだ?ってことです。

そっとしてあげてやってください。それが一番!


>詩を読まない人間が詩を書いていいものは絶対にできませんよ。
>そこは俺は断言できますよ。

残念ながらココは私の見解とは180度違います。
いいものってなんですか?
トニーさん規準のいいものですか?

私はその人の苦悩が出てる詩が好きです(いいものかどうかは分かりませんが?)
いいものと発言する段階でそれは「サービス」でありもはや「アート?」の域ではないように思います。

自分の表現したいものを表現する。(それが受け入れられなくても知りませんけど)
それが大切だと思います。

残念な事にトニーさんの詩でいいなぁと思う事はあまりなかったですし、
すごいと思うこともなかった。(正直な感想) 
わけのわからない文面が多くちょっと長すぎる気がします。
(フォローするわけではありませんが「自分殺しの旅」はいい部分もいっぱいあります)
そういう意味で詩もっと読んだほうがいいのか、むしろ読まないほうがいいのか?

トニーさん得意のおせっかいをさせてもらうなら
「背伸びせずにもっと自分らしい詩を書けばいいのではと」思います。

私も昔さかもとさんとやりあった事があるので、さかもとさんに対してトニーさんが思うところもややわかります。
それはそれで「さかもとスタイル」な訳で否定する事は難しいとおもいますよ

おせっかいをやくのは悪いことではありません。でもなんか押し付けがましいというか
自分自分になりすぎてるのではないかなぁと思いました。


議論をするのは楽しいけれどある程度相手の事も考えた発言の方が相手にも伝わるしそうして欲しい。
自分の思い通りにしようとするのはある意味オナーしか無理でないでしょうか?

そして多分 話したいから書いているのでしょう。これもまた表現。
表現するのは楽しいです。そういう意味では、私もさかもとさんもトニーさんも同じです。


長々かきましたが
要は「不快な書き込みでしたのでそれはご遠慮願いたい」ということです。


追伸:
あと「さかもと」さんの詩をすべて私は好きでないですよ。駄目なのもいっぱいある^^
でも「トニー」さんのよりも素直で心に響くものはたまにあります。そしてそれは
買ってきた本では比較にならないくらい光っています。
だから読み続ける。^^

多分さかもとさんも「私」の詩に対して同じ事を思ってくれてると思います。
(さかもとさんからみれば、もちろん駄目なのもいっぱいあるでしょう)

ソコに上下はないですよ。もちろんトニーさんとの間にもです

では返事期待してます。^^

91すず:2007/02/23(金) 21:45:09
あー、我楽太さんのwは私も感じました。
以前からこのwが付く時点で嫌だなって。
それは改善したほうがよいと私も思います。

92だいすけ:2007/02/24(土) 20:29:43

さかもとさんへ

お返事ありがとうございます。

先ほどの文章を読んで、
多くの過去の有名な詩人達が「詩を書かざるを得ない心情」について
表現しようとしたけど表現できなかったと書いていたことを思い出しました。
ただ、そんなものが納得いくまで書けたら詩人なんてやってねぇよ
というのがその答えなんじゃないかと私は思っています。


私は「悲しい」という言葉を詩で使うときがあります。

これから書くことはちょっと、説明しにくいことです。
反応は「へ〜〜っ」でいいですよ。

例えば私は多くの場合、詩を書いている最中は「悲しい」という言葉を特に意識していません。
が、後になって違いが分かるときがあります。
簡単に違いを説明すると
それは悲しみに負けて、「悲しい」と書いた詩と
悲しみに負けないように「悲しい」と書いた詩です。

両者の違いはなんだ!?という話になりますが、
正直、それはまだ自分の中でしか分からないことで、
他の人にちゃんと説明できるものではありませんが
無理に説明すれば

悲しみに負けた詩とは
「悲しい」という言葉に屈服したことでしょうか

自分の中にある「悲しみのようなもの」
厳密には「悲しい」の一言で言い表せないものなのに
「悲しい」という言葉を使って詩を終わらせてしまった
そんな詩のことを言っています。

悲しみに負けなかった詩とは
まぁ、たぶん上記以外のなにかかな?
その辺は分からない。

だいぶ「敏感」から離れたとおもいますが
なれない文章で書いていますからご容赦ください。
根底にあるのはきっと「敏感」についてのことだと
汲んでやってください。

93さかもと:2007/02/24(土) 21:37:19
トニーさんへ
宮台本を読まれてるという事でちょっと買いかぶっていたようです。
文章を読むのが苦手なようなので、きちんとレスしますね。

>さかもと教の信者になれってこと?
詩教に入っているのはあなたですよ?
さかもと教など無いので入れません。

>っていうか「表現」云々ではあなたを言い負かしたんですか、俺は。w
以下は僕の書き込みの抜粋です。

「表現と表出」の次は「敏感と鈍感」についてですか。
意地でも言い負かしたいみたいですね。
ちっちゃくないですか?
「さかもと」を論破する事にどれほどの価値があるのか。

以上。
これを読んで、「僕はトニーさんに表現云々で言い負かされました」と読み取れたのですか?
曲解を通り越して捏造ですね。
どう読んだのか理解できないです。
あと僕は、書き込みのやりとりで論破だの言い負かしただのは考えてません。

>常に反論ばかりするから、常に負けている気しかしないから、わかんないし。w
反論ほど高等なものではありません。
間違った事を訂正しているだけ。訂正されたごときでつぶれたのはあなたです。

>「あなたは詩人のことを知りもせずに詩のことを云々している」
>という事実は事実でしょ。
>じゃあ、詩を読んでもっとましなの書けよ。

これは見解の相違としか言い様がありませんね。
例えば、政治の事を知らなければ政治について発言してはいけないのでしょうか。
違和感があった時に発言する事は大切です。
発言できる人が固定してしまうとその場は腐ります。
水がとどまるとにごるのと同じ。

そして僕は、現在の詩の状況がどうこうとかは別に考えてません。
詩を読むと、投稿する人の思想が読み取れます。
詩だけじゃなくあるニュースに対して発言したものを読んでも思想が見える。
それについて「民度が低い」と言っているだけです。
何度も言いますけど、詩人は勝手に詩を書けばいいだけの事。
「詩」にこだわる必要はありません。

そしてまた言いますけど、僕が詩を使って目指すものと
トニーさんが詩に対して考えている事は違います。
僕は書きたい事を書きます。

>ネット詩だって、何で、そんなヘボチンが大きな顔をするわけ?
>そんなの誰だって腹が立つぜ。
>お前、何様だよ。w

腹を立てているのはあなたでしょう。「誰だって」って誰ですか?
大きい顔してると感じてしまうのは、あなたが偉そうだからですよ?
言葉をそっくり返しましょう。
あなたは一体何者なんですか?どうしてそこまで生き辛そうなのでしょうか。

>っていうか詩人を知らない人間と議論をしている段階でネタだし。W

これがどうもわかりません。
どうしてそこまで「詩」にこだわるんですか?
詩を越えようとしている者にはとても思えません。
詩に囚われて表現も表出も矮小になってしまっているように見えます。

そういう点で圧倒的に鈍感だと言わざるを得ません。
だから僕は「詩教」で戯れてろ、とあえて苦言を呈しました。


だいすけさんへのレスで、
>俺に直接、何を言いたいのかの良くわからない上に、与太話らしいので、気にせずにスルーさせてもらいます。
と書きましたが、せっかく詩人について発言してくださった方なのに
その対応はどうなんでしょう。
何を言いたいのかわからない、って。
それでも詩を読んだことあるんですか?
トニー教の信者しか受け付けないという事ですか。
(こんな事は書いてないが、真似して曲解してみた)

94さかもと:2007/02/24(土) 21:38:06
トニーさんへ続き
>というか、ここに書き込むごとに、俺のさかもと理解はかなり進歩していますよ。w
>どう考えてもたんなるあおりじゃないと思う。

そうであればありがたいです。長々と説明した甲斐があります。
あおりだとは思ってません。読み取れてなさ過ぎなだけです。
>この人はいったん、全然、関係ない人から、冷静に見てもらう必要があるんだと思う。
これについては以前から考えていたものです。
常に僕は批判を待っています。
ただトニーさんの場合は批判以前の問題だという点がネックです。

>詩を読まない人間が詩を書いていいものは絶対にできませんよ。
>そこは俺は断言できますよ。

トニーさんがいいものを書いたかどうかはさておき(笑)
何度も何度も言いますね。しっかり読んでください。
僕は良い詩を目指していません。
僕の中での良い詩は「読みやすく効果的に読み手を立ち止まらせるもの」です。
つまり「表現の成功」を目指してます。
幸い、いろいろな人に感想や批評をいただけています。

そして、「僕が良い詩を書けない」という批判とは別に、
詩を読まない人が良い詩を書けない、というのは納得できません。
僕の言葉で言えば「詩の見せ方が下手」なだけで
詩のスゴサはその人の質によるでしょう。

>自分のことをどういう風に俺に理解されて欲しいか俺にはもうよくわかりませんが。
>(何を言っても反論してくるんで)
>ようは、頭がいいんでしょ。

理解されたいというか、間違った事を喧伝しないでください。
それだけです。いくらでも訂正します。
それに頭良くないです。
書いてもいない事についてあーだこーだ言われてるのぐらいはわかります。
本などを読んでそれをわかりやすくサイトに書く事が頭良いと言うのだったらそうなんでしょう。

>まさか、宮台の本を読まないで宮台の思想を語れなんて無理でしょう。
>詩なんていうのは特にそうですよ。

宮台さんの思想なんて簡単なものです。
「民度を上げよ」
これは宮台さんじゃなくても考える事です。
つまり、宮台さんの本を読まなくても「誰でも考えてる事」について発言できます。

>何で読まなくてもいいのかの考えを述べなきゃいけないし。

詩にこだわり過ぎると詩を越えられないからですよ。
以前も書いた通り、「詩のスゴサ」は理解しています。
だけど僕はそれを目指してません。
それに「詩のスゴサ」に射抜かれる事もあります。

>あなたが何万語費やしたところで、詩を知らないという事実は、つまり現実的側面は
変らないんだから。

では反論しましょう。
あなたは中島らもを詩を読んだことありますか?
大槻ケンヂの詩は?竹原ピストルはどうですか?
園子温は?
石丸元章のエッセイから詩を読み取った事はありますか?
宮台さんの文章から詩を読み取った事はありますか?
ジョジョは?
これらを知らなければあなたは詩をまったく知らない事になります。
いつまでもちっちゃい「詩カテゴリ」から抜け出せない。
詩を知らない者に詩を読めなどと言われたくないですね。

>寂しいだか何だかわからないけれども、本質的な(というか当たり前な)話を一切しない人たち
ばかりじゃないですか。w
>っていうか、このサイトのあり方自体が、異論をもっている一般的な意見を持っている人が非常に発言しにくいものになっているし。
>だって、どんな異論を言ってくる人に対しても議論しちゃうんだもの。w
俺はそういうのがとっとも好きだから普通にやりあうけれども、普通の人だったら
>「メンド癖―よ」
>で終るし。w

この指摘は正しいです。
寂しい訳ではないと思いますが、当たり前な事を言いにくい場になってます。
元々、テキストにある事が当たり前の常識的な事ばかりなので、反論できないのかもしれません。
当然僕は完璧だとは思っていないので、常に反論を待っているんですが。
異論を言う人には反論するのは当然じゃないですか。
最近、「いじめ根絶」というスレッドが立ちましたが、あんなもんに従える訳ありません。
「どんどん離婚せよ」と掲げている訳ですから。

>これ以上、現実にアプローチできない議論のための議論をしていてもしょうがない。

しょうがないとは考えていません。
だからサイトでテキスト書き続けるし、掲示板でのレス合戦もし続けます。

95さかもと:2007/02/24(土) 21:55:07
我楽太さんへ

参加ありがとうございます。
複数人でのやりとりは以前から願ってた事です。

>ただ自分の表現力を見直す上で読む事を進めるのには賛成。
そうですね。
見せ方をうまくすると読んでくれる人が増えますからね。
でも見せ方にこだわると詩性が失われます。

>でもココの掲示板ではそんな高尚なことは望んでおりません。
望んでますょぅ。
詩に対しての事だけじゃなく、社会に対して質の高い議論を望みます!
質の高い議論と言うのは、様々な意見が集まる、という意。

>長々かきましたが
>要は「不快な書き込みでしたのでそれはご遠慮願いたい」ということです。
不快な書き込みを削除せず、管理人としては駄目なのかもしれませんが、
僕自身が不快とは感じない点と、一つの意見として残す意味もあり
不快に思った方が多いとしても、このまま削除しない方向でいきたいです。
開設当初に考えていた、僕のレスでも楽しんでいただく、というモットーがあり。

>駄目なのもいっぱいある
そういう指摘もどしどし受付中です。
トニーさんは思い込みが激しいのであれですが、
僕は常に不完全さに怯えてます。
指摘されないのは「指摘する価値すら無いんだな」と思う。

96さかもと:2007/02/24(土) 22:01:18
すずさんへ

>それと同じでサカモト兄弟の詩が好き〜☆
ありがとうございます。兄弟揃って。
読んでもらえるだけでありがたい。

>理由なんてないかなあ。
>詩を読むのに理由あるかなあ。。。ここまで白熱するほど・・・・
>自由に書けるのが文学かなって。数式と違ってこうすれば解けるとかじゃないし。

そうですね。
感情と言うのは操作できない部分です。
何を読みどんな感情を想起させられるか。
すべては読み手にゆだねられています。

97さかもと:2007/02/24(土) 22:14:05
だいすけさんへ

>多くの過去の有名な詩人達が「詩を書かざるを得ない心情」について
>表現しようとしたけど表現できなかったと書いていたことを思い出しました。

そういう事を言ってたんですね。
感情というのは操作できません。自分ではない部分だからです。
誰かを好きになる時、その人を好きになる為に好き思う、なんて事あるわけない。
前にも書いた「メンタル音」が一番合ってるかもしれない。
(当然、「この擬音は正しくないな」とかいくらでも発展できます)

「悲しい」について。
すごくわかりやすいです。敏感さが伝わります。
(こう書くとトニーさんは「さかもと何様だ!」とか書くんでしょうが)

「悲しい」と書かれた詩が悲しいんじゃなく、
詩に悲しいとしか書けない背景こそが悲しい。

>悲しみに負けないように「悲しい」と書いた詩です。
これについてはいまいちわかりませんが、
それは詩を読んで意識したいと思います。

僕も「悲しい」という言葉を詩に使った事あります。
その時は悲しい悲しい書いてる人に向けて書いたと思います。
あくまで表出よりも表現にこだわる。

98さかもと:2007/02/24(土) 22:17:50
ちょっと返事が重なったので、わかりやすく飛べるようにしておきます。

>>93-94トニーさんへ
>>95我楽太さんへ
>>96すずさんへ
>>97だいすけさんへ

99我楽太:2007/02/26(月) 12:49:17
(便乗議論ですが。。。)

>見せ方をうまくすると読んでくれる人が増えますからね。
>でも見せ方にこだわると詩性が失われます。
これは私もそう思います。思っている事を伝えるのは言葉なのですが
見せ方や高尚さに傾倒するとそれが逆に邪魔になるときがあると思います。
かといってただかいてるだけでは日記とかわらないような。。。(投稿詩に結構多い)
バランスが大切だと思います。

>>でもココの掲示板ではそんな高尚なことは望んでおりません。
>望んでますょぅ。
>詩に対しての事だけじゃなく、社会に対して質の高い議論を望みます!
>質の高い議論と言うのは、様々な意見が集まる、という意。
失礼しました。発言の内容が個人的な見解でした。申し訳ないです。


>不快な書き込みを削除せず・・・僕のレスでも楽しんでいただく、というモットーがあり。
これはこのままでいいと思いましたが、あまりにも表現が罵倒?しあうような感じだったのでよくないなぁと思いレスしました。
(やってる内容はいい部分もあるし、かみ合ってないところもあるがそれは表現が邪魔してるような。。。)


>僕は常に不完全さに怯えてます。
不完全でいいとおもいますよ。

>指摘されないのは「指摘する価値すら無いんだな」と思う。
うーん。自分の感覚とずれている場合に違うなぁとおもう程度なのでそれを指摘しだしたらキリがない場合もあります。
またそれに対して直してしまったらもうそれは「我楽太詩」になってしまい、そういった配慮?から指摘をしない事が多いです。(木馬館の詩に対して)ただこうしたらもっと良くなるのにと思った時はその旨を伝えているつもりです。
よって、「詩のレスがない=見解があってないOR心が揺れなかった」になります。
これはあくまでも私自身の価値基準であり、一般的な価値基準でない事をあえて明示しておきます。

100さかもと:2007/02/26(月) 22:28:28
僕は日記でも良いと思うんです。
ただ、「今日は天気が良かったです。おわり」レベルの日記だと困る。
日記だろうが寝言だろうが、おもしろければそれでいいです。

>発言の内容が個人的な見解でした。申し訳ないです。
いえいえ。そういう意見も含めて、という意味なので。
どんな意見でも(当サイトと関係無いものでも)受け付けたいです。

罵倒し合ってました?
僕としてはノリの良さを演出したつもりなんですけどね。
それに僕に真似されて嫌ならやんなよな、という意味も込めて。

僕が詩の感想を書く時は、「初投稿です」とかあるとコメント率上がります。
あとはネット詩のテクニックとか。
たまに思想に対して意見を言う場合もあり。
思想に対して意見を言って欲しい事があるって意味なんでしょう。

101我楽太:2007/02/27(火) 12:44:25
 
ああ日記と書きましたが、それは本当に日記のようなやつを指します。
勿論詩には実体験を書いてもいいと思いますし、そういう意味で「生きざま?」がかいまみれたら。なんでもいいと個人的に思ってます
(多分思ってる事は同じだと思います。)

「ネット詩」の部分のこだわりは私は余りありませんのでココは違いますね^^
思想に対して意見して欲しいような場合は私も書くことはありますよ。

102さかもと:2007/02/27(火) 22:26:10
詩的表現が入ってたらなんでも詩と認めます。
でも読む人に「日記か?」と思われたら終わりですね。詩は。

ネット詩はまずタイトルありきじゃないですか。
タイトルがずらっと並んでいるので、そこでまず目立たないとクリックされません。
あと最初と最後のインパクト度とか。
いろいろです。

103だいすけ:2007/02/27(火) 22:58:41


トニーさんへ

西脇順三郎や萩原朔太郎の詩法・詩論の利点について
お答えをもらえないので淋しい限りです。

 四十年前は西脇順三郎や萩原朔太郎、三好達治などなどが
書き残した詩法、詩論を支持し、詩を書くならそれらを『最低』読めと
おっしゃる方々が沢山おりました。
 しかし、その時代は西脇順三郎などの詩法、詩論を超えるものが
(今も超えるものがあるのか読んだことないから知らない)
日本にはなかったからにすぎません。
それでも西脇順三郎、三好達治の詩論を読めというあなたに興味を持ったのです。皮肉ではありません。
ただ、最初は本当にちゃんと読んでいるのかが気になったのです。


その前に私はどうなのか?
西脇順三郎や萩原朔太郎を読んだことがあるのかといえば
申し訳ありませんが、まったくといっていいほど読んでおりません。
ですが、西脇に魅せられた人は多くいますので
西脇という名は様々な文章に登場しているので頭に残っています。
ゆえに残念なことに西脇という人物を察するに
あなたのようなことは言っていないというのは確実にわかります。
少しだけ紹介しますと

「人間は土の上で生命を得て、土の上で死ぬ「もの」である。
 だが、人間には永遠という淋しい気持ちの無限の世界を感じる力がある。
 このいたましい淋しい人間の現実に立って詩の世界を作らないと、
 その詩が単なる思想であり、空虚になる。              」
                        西脇順三郎〜詩情〜より抜粋

文章からも汲めるように
彼は詩を書こうと思って書いたのでなく
常に現実と向き合って、詩を書いていたのです。

詩を書くときに、昔の偉大な詩人達の作品に触発されたからって
詩人達の世界は詩人達が『観て』書き出したにもかかわらず
(本人は意識していないだろうが)
自分が見たように書けば、
つまり過去の詩人達の表現を気に入っているからって軽率に使えば
己の表現や言葉を持っていようとも空想の世界に飛び出すのです。

あなたの詩を最近読んで気づいたのですが、
中原中也の表現をおもわれる表現がありました。
詩論詩法を唱えるものが、そういうことをする。
私には中原中也がバカにされたように感じました。
勘違いなら申し訳ない。
前にも私の詩に口減らずなことをいわれた記憶があるので
腹が立ったからケジメをつけるために書いてみました。

104すず:2007/02/28(水) 19:22:27
だいすけさん、詩法・詩論は気になっていました。私は全くそういうのに
興味がなかったので、自分で書くものに対して考えておりませんでした。
勉強不足だなあと思いつつ、だいすけさんの書く詩に対してものすごく興味が
出てまいりました。きちんとした説明があるのでやはり面白いなとも思いますし。
成り立つ会話が心地いいなと思います。人に何かを求める時、こういったきちんと
した、分かりやすさも必要ではないかと・・・
結論は面白いなあということで。。。書き逃げ失礼〜

105さかもと:2007/03/01(木) 01:02:58
レスが無いので代わりにレスしたいところなんですが、
出てる名前がさっぱりわからないので反応できません。
元々コミュニケーションを取る意思が無かったんでしょうね。
もう来なくなっちゃったのは残念ですけど。

106トニー:2007/03/01(木) 04:12:35

ごめん。
自分であおっていて(?)なんだけれども長いので、流し読みしかできなかった。w
ただ、、おおまかな言いたいことはわかったので、思ったことをば。

ジョジョの中から詩を読み取る?
なかなかいいんじゃないかって思いましたね。詩の中にはそういうのはあると思う。
ただ、何で普通の詩人とそういうものとをわざわざ垣根を設けるのかがわからない。
大槻にせよ、中島にせよ、過去の詩人をまったくよまかったわけはないし、荒木氏なんていうのは、確実に読んでいると思うけれどもねえ。
っていうか、そういうものと普通の詩人のものとに垣根を設けること自体が不毛なんじゃないかって思う。
しかし、それでは普通の詩人を読まなくても、良いものを書けるかというと、そうではない。
だって、それは非常に狭いからね。
あと、詩を述べるときに根拠とか説得力とかもなくなるし、読んだ方が絶対に良いに決まっている。
これだけはいえるね。

口語自由詩と韻律の問題とか。
俳句、短歌、漢語との関わりとか。
日本語の文法的な問題とか。
詩のジャンルの問題、朔太郎→昭和モダニズム→戦後詩とか。
言葉の発音時の心地よさ、リズムの問題。
感傷的な言葉とそれをどう扱ったら良いのかの歴史。
とか、いろいろ。

なんかそういうものを読むことによって、もっと広く考えられると思うよ。
さかもと氏のアプローチでは何万語費やしてもそういう問題に行き着かないでしょう?

俺は他の人と比べて、どうやらネット詩を読み込み過ぎているのかもしれないねえ。
さかもと詩の良さの純粋さだとか正直さとかそういうのって、同じのがいっぱいあって、読んでて正直、飽き飽きしかしないんだけれども。
そういうものを最上、という人には、こたえられない面白さがあるんでしょうね。

あと俺の詩はわかる人にだけわかればいいし、わからない人に云々されたくない詩だからいいよ、別に。
そういうものにたまらない面白さを感じてくれる人がいるしね。
それに思いつきで余分なものが多いってのは、俺は思いつき余分なものこそ、命だと思っている部分があるからね。w
けれども、まあ、そういう意見を参考にして、俺も詩を変えていった方がいいんだろうね。

wwwwwwwww

あっごめん、手が滑った。ww

まあ、もし議論が白熱して面白くなってくれれば幸いです。
何か、煽りに反して、むかついて過剰に反応しすぎました。
失礼。

107トニー:2007/03/01(木) 04:14:21

あとガラクタさんとは意見は違うけれどもネット詩に関しては、それこそそんなに、わけなくてもいいんじゃないかって思う。

108トニー:2007/03/01(木) 04:17:17

ごめんなさい。

もっと細かく反応したいが、時間がないので今度にします。
いや〜、なかなか、皆さん、面白い意見を書きますね。
後で読んで気になる、気になる。w

109トニー:2007/03/01(木) 04:50:18

って、思っていろいろ読んでみようと思ったらようはムカツクってだけなので反応はしない!
中原中也?俺が何を言ったって、彼の詩には関係がないし、それでムカツクと思われるならそれで結構です。
っつーか、正直、彼らに何でそこまで言われる筋合いがあるのか、俺にはてんでわからないわ。w

さかもと詩の話に戻ると、ボブ・ディランとかの歌を俺は大好きで、延々きいていた記憶があって、ランボーとかもものすごく好きだったし、そう考えるとそれだけで、足りちゃうんですよ。
別にわざわざ、そういったものをあらためて読む気もしないなあ、って思って。w

110すず:2007/03/01(木) 14:07:30
コミュニケーションが成り立っていないのでスルーw

111だいすけ:2007/03/01(木) 14:46:35

トニーさんへ

私は詩を書きながら昔に比べれば、少し敏感になったと思いますが
どうやら、そうではなかったようです。

あなたの詩を読んだあとにあなたの最初の書き込みを読んだとき
詩と論が似ていると印象を受けました。
そこから汲んでやらなければいけなかったのに
つまり詩と議論が同じだというあなたの考えをちゃんと読んでから
書き込めばこのような事態にはならなかったのですが
私の鈍感さが招いた結果でしょう。
あなたに余計な時間をとらせ、不快な気分にさせたことをお詫びいたします。

私は小林秀雄の書いた文章から詩的なものを感じたことはありますが
詩と議論を並べることはできない未熟者ですので
私が立ち入ることは誤りだったのです。

また、私は詩と議論を分けている人間ですが、
詩もろくにかけない。
議論に関しては、理性を用いて言葉を正しく導くことができない
ゆえに、私の文章から誤解を招いてしまった。

文章を更正したところで稚拙な文章から抜け出せないし
また誤解を招き、あなたに対して不快な気分にさせることが忍びないので
この辺で私は迷惑にならないように隠居します。

ご迷惑かけたことをここにお詫びし、
私が文章をうまく書けるようになったとき
そのとき相手にしてくだされば幸いと存じます。

112我楽太:2007/03/01(木) 15:11:40
良い?という規準が多種多様な為、この議論は成立しずらいと思います。
トニーさんの言うように過去の有名筆者の詩が好きな方が望む詩を書くならば、それに傾倒する必要があるとは思います。

また俗に言う金になる詩を書きたいのであれば、「おれがんばる」的なものや「あたし愛してる」的なものを狙っていけばいいでしょうし(具体的にはどんなものがはやってんのかわからんが
)流行を目指す必要もあるでしょう。

私は書きたいから書く派なので、詩を書くペースや内容には無頓着に書いてました。
作品は自分としては気に入ってます。それが受け入れられなければそれまでですし、トニーさん同様分からんやつは分からんでいいよというところがあります。

私はどちらかと言うと余分な表現をきっていった方なのでトニーさんの作風とは合いません。なので読んでもレスできないのです。逆にトニーさんの立場に立てば、私の作品を変な作風だと思うでしょう。
そうなるとやはり意見はかみ合わなくなります。


トニーさんへの質問
 「トニーさんがいう良い詩とは何ですか?」
 (良いという規準について)

他の方への質問
 なぜ詩を書くのか?

さかもとさんはネット詩におけるコミュニケーションの探求のようです。
私は単純に自分の内面からにじみでたもの、過去の経験とかではなく、自分がどう思うか、考えるか。

お返事お待ちしています。

113すず:2007/03/01(木) 18:33:17
我楽太さんへ。
私が詩を書くのは子供に読んでもらいたいというコンセプトです。
読んでというより読み聞かせてもらいたいという。。。
だから、ほんわりした詩や、暖かみのある風景などが多くなります。
ムカっとしている日でも、重たい詩は書きたくないかなって。
出来るだけ読みやすくリズムがある詩にしたいと思っています。
自分で見て美しいなと感じた景色や、素敵だなあと思った本とか。。。
木馬でも書いたとおり、読み手目線で書くことにしています。出来るだけ。
一人よがりにならないように。。。それが私の詩です。

114我楽太:2007/03/01(木) 19:33:31
すずさんへ
なるほど。読み手目線はあまり気にしたことがなかったですが、すずさんが気にされている理由がよく分かりました。
誰を対象に書きたいかで目指すところや、重きを置くところ、表現方法など、内容は全然変わってきますね。^^

115我楽太:2007/03/01(木) 19:42:02
だいすけさんへ
やめる必要はないとおもいます。書きたければ書けばいいと思います。
書きたくなくなってしまったら書かなければいいです。

この議論?をしてしまった責任?を感じてやめるのならそんな必要はないとトニーさん含め
皆思ってると思いますよ。^^

116さかもと:2007/03/01(木) 20:49:34
トニーさんへ

>口語自由詩と韻律の問題とか。
>俳句、短歌、漢語との関わりとか。
>日本語の文法的な問題とか。
>詩のジャンルの問題、朔太郎→昭和モダニズム→戦後詩とか。
>言葉の発音時の心地よさ、リズムの問題。
>感傷的な言葉とそれをどう扱ったら良いのかの歴史。

これらについて語った事ありますか?
こういう話をしたいから僕に読め読めうるさく言うんですか?
読んだ方が絶対に良い、の意味がわからないんですよ。
僕が挙げた人の詩を読めと言ったところで、トニーさんは読まないでしょ?
同じ事ですよ。皮肉だったんですけど伝わらなかったみたいですね。

>さかもと詩の良さの純粋さだとか正直さとかそういうのって、同じのがいっぱいあって、読んでて正直、飽き飽きしかしないんだけれども。

なんで今これを言うかな。
最初に詩のとこに書き込む時、これを入れれば済んだじゃないですか。
「こういう事を書けばさかもとは落ち込むな」と思ってるようにも見え、
ますますトニーさんの評価が低下していってます。

なんで「期待されてもやらない」っつってんのに
聞く耳も持たずに「俺が正しいんだ」的な書き込みをしてくるんでしょうか。
どうせ次ぐらいにまた乱暴な文体で暴言とか吐くんでしょ。
勝手にしとくれ。

117トニー:2007/03/01(木) 21:07:59
さかもとさんへ

これは例ですね。別に、そういうことを直接に指すわけじゃないです。
あと、中島、大槻、荒木は知っていますよ。薦められるまでもなく。

どうも、ここまで書き込んでみて不思議に思うのですが、詩に関して、そこまで幅広く考えているのなら、なんで詩の題材が非常に狭いのですか?
俺のことを狭いというが、俺はそんなに自分詩ばかり書いていないんだけれども。

所ジョージとか読んだことあります?
あらゆるものをかなり適当に詩に歌にしていますよ。

書いている内に、何か、議論が逆になっているというか……。

これ以上書いても、まあ、詩人読めば?ってことにしかならない。
そんなに難しくもなし。
詩人を読んだことによって、あなたの能力が上がることがあるだけで、特に損はないと思うなあ。

そこを頑なに拒まれても、俺には、どうともいえない。
自分で、能力が上がる機会を拒んでいるんだから。

ガラクタさんへ

つまり、俺はかなり所ジョージと同じです。
ただ、何が良い詩かって、難しいですよ。

だいすけさんへ

つまりは、そういう敏感だとかそういうことを考えすぎるのもどうかなってことですよ。
自由さがなくなっちゃう面もあるし。
いくらでも議論して良いと思いますよ。
ただ、そんなに差はないじゃんと。
それがわかればいいです。

すずさんへ

そもそも、俺はそんなコミュニケーションをとろうとしたつもりもないんで。w

118すず:2007/03/01(木) 21:19:16
コミュニケーションしてるつもりはないということですが。。。
はい。だから私もあなたの発言をスルーしてますよ。w

119さかもと:2007/03/01(木) 22:04:43
トニーさんへ

僕の質問を無視し、勝手な「さかもと像」をでっち上げて話を進めるやり方が好きみたいですね?
反論できないと見なし、認めたと言う風に受け取ります。


>中島、大槻、荒木は知っていますよ。

知ってるってどういう意味ですか?僕だって中原中也ぐらい知ってます。
そして、すすめてる訳でも知ってるかどうか聞いた訳でもないです。

>そこまで幅広く考えているのなら、なんで詩の題材が非常に狭いのですか?

過去の、表現と表出について書かれた部分を読んでください。

>俺のことを狭いというが、俺はそんなに自分詩ばかり書いていないんだけれども。

詩にとらわれている事が狭い、と書きました。

>詩人を読んだことによって、あなたの能力が上がることがあるだけで、特に損はないと思うなあ。

「映画を観た事によって」でも「小説を読んだ事によって」でも
「誰かと話した事によって」でも「自転車で駆け抜けた事によって」でも
同じ意味と受け取っていいんですね?

120トニー:2007/03/02(金) 08:10:22

いや、もう、悪いこと言わないから朔太郎とか読もう。
何で読まなきゃいけないか、なんてものすごくシンプルで、画家が絵も見ずに人生経験だけで、良い絵を書けますか?
絵がなかったら、原始人みたいな絵しか書けないでしょう。
もし、その人が立派な絵を書いたのなら、それは周囲の文化の反映なのだと思う。
人は模倣する生物ですよ。
詩っていうのも、模倣の部分はあるんだと思う。
というか、その部分がものすごく大きい分野ではあると思う。
だから、自分が体験していることや、読書していることや、思索が反映して……。

あっ、そっか!
さかもと詩が凄いと思った理由が今わかりましたよ。
読んでいる本が結構、本格的な社会学とかそういうものなのかもしれない。
結構、面白い小説なども読んでいるのでしょう。
そして、あの日記の文章が反映している。
それで、読んでいてすげえなあって、思うのか。

ただ、何か、最終的にしゅううんと自意識の詩になっちゃう。
俺が言いたい問題点はここであって、この地点をどうするのか?
って問題なんですね。
俺はここで何か越せないものがあるんじゃないかって睨んでいる。

それを越す手助けになるのは詩人の詩なんじゃないのかってことなんですよ。

で、それを論じているときは、俺は自分の詩のことはあまり考えていないわけ。
おれの考える良い詩とか、詩の作り方は、木馬館にでも書いておきますよ。
(っていうか、あまり関係がないし、別に読まなくてもいいけれども)

これ、言っていることわかるかなあ?

俺、思うんだけれども、次書いてもやっぱり自意識の詩になって、自意識過剰の詩になると思う。
それは、悪い癖であって、それを直すのは、間接的な小説、映画などの感動とかではなく、直接的な詩への読書だと思うよ。

だって詩っていうのは表現のしかたそのものがそのまま出ているんだから。
それを真似て、テクニック的に、自意識過剰ポエムから抜け出せばいいと思う。

思考の癖というか、そういうものがつい出ちゃうんですよ。

けれどもこの自意識過剰ってのは、俺の思い過ごしなのかなあ。
他の人にも似たようなこと、言われなかった?
(これは議論とかじゃなくて真面目に答えて欲しいね)

121トニー:2007/03/02(金) 12:29:21

あと追加で、

あなたは中島らもを詩を読んだことありますか?
大槻ケンヂの詩は?竹原ピストルはどうですか?
園子温は?
石丸元章のエッセイから詩を読み取った事はありますか?
宮台さんの文章から詩を読み取った事はありますか?
ジョジョは?
これらを知らなければあなたは詩をまったく知らない事になります。
いつまでもちっちゃい「詩カテゴリ」から抜け出せない。
詩を知らない者に詩を読めなどと言われたくないですね。

これに対して、知っていると返事をしたら

>中島、大槻、荒木は知っていますよ。

知ってるってどういう意味ですか?僕だって中原中也ぐらい知ってます。
そして、すすめてる訳でも知ってるかどうか聞いた訳でもないです

これはどういうことだろう?

「読んでいる」って答えなきゃいけなかったのね。こういう場合。w

何かものすごく難しいクイズをさせられているような気分ですよ。

結局、揚げ足取りのやり合いじゃないか?

たとえば、上の文章から、意地汚く読めば、上の人物を知らなきゃ詩を知らないってことになるの?
どんな理屈だバッキャロー。みたいなことになるんだろうけれども。

まあ、(詩人以外の詩の中にも素晴らしい詩的なものはたくさん、あるよ)という意味でしょうが。

こういうのはもう、やめましょう。終らないから。w

122我楽太:2007/03/02(金) 12:41:19
 
確かにお互いに相手が思っている事を分かりつつもあえてずらしてるような(まぁそのほうが話が進む場合もありますが)感じがしますね。

トニーさんに質問したいのですが、あなたの言う良い詩とはどんなものなんですか?
(答えたくないのでしょうか?)
それが分かればもっと話は進むと思います。
お返事待ってます。^^

123トニー:2007/03/02(金) 16:09:47

がらくたさんへ


良い詩とは、木馬館に書きました。(ただ、あれは理想でして、あくまで目的地です。俺が行き着くのは、多分、無理でしょう)

ただ、それは良いとして、一般的な良い詩ってのは、人生の感動や機微や感傷、花鳥風月、喜怒哀楽とか、そういうことなんでしょう。
ドラマ的、物語構造的ともいえそうです。
俺は、そういうのを、『良い歌』だと思っています。

詩ってのは、そういうものとはまたちょっと違うんじゃないのか?
そういうものに対して自覚して、歌に対して、ちょっとずらして書いてゆく、そのずらし方をどうするのか?
ということが俺の詩のやろうとしていることです。

俺は自分の思いつきでバンバン書いてます。
難しい漢字を好んで使います。
理解されるかされないかなんてことは、俺は基本的には考えていません。
自分の中で内在律があって、それに従って書いている電波のようなものなんです。
しかし、それを表出といわれる筋合いはないし、表出だといわれたら違うといいます。
俺の中では、非常に規則だっているし、詩形もどんどん変わってゆくし、実験にはなっています。
非常に価値があるわけです。
自分の中の規則と、そういった『良い歌』とをぶつけて、その波動を描いています。
その波動をどうするか、その波動がうまくいったら成功だし、だめなら失敗です。
スウィング歌手みたいになれれば、いいのですが。
あれはベテランになると『歌』のリズムをうまい具合に外して、まったく別の世界を描いている。
ああなれればいいし、そうなれば、成功ですが、なかなか成功作もありますよ。
ただ、それは他人には、『良い歌』には見えないでしょう。

ただ、そうだからといって、さかもと氏にそれをやれ!とかいうつもりは一切ないです。

おれは、正直、いって、自分の作法とさかもと氏にいう、詩のありかたが、全然違うので、それも問題なのかなあ。とは思う。

俺は端的に、萩原などを読めば、ってのと、自意識が出すぎ、ってのと、詩は意味(良い歌)じゃないよ。
って立場で話しているだけだし。
それは、俺の詩論という高度なところにいかないで、たんなる前提条件なのに、かなくなに向こうが認めようとしないから、俺の中では前提条件について、語り合っているだけです。w

俺は森羅万象いろんなものを詩にできると思っています。
どんどん思いつきで詩を書いてゆくでしょう。
しかし、それは『良い歌』ではなく、そこからすこし、いや、大幅にずれた、そのずれ具合を、もしくは、思いつきを詩にしようとしています。
即興のセッションみたいなものです。
しかし、それをやるには、やはり万葉集とか古今とか、そういうの伝統的なのを手本にしたいとは思っています。
あと、先行する詩人とかね。
詩を書くときに、文体が、いまの言語だけでは貧相だからです。
さかもと氏のいうような方々では、はっきりいって、狭い。(これは俺にとってかもしれないけれども)
ときには古語や綺語も使って、とにかく異次元を描こうと思っています。
意味がわからない言語というのは、武器になりますからね。
詩ってのはいかに、喚起させるか。
その喚起させる世界が異世界であること。
曖昧であること。(←これにはちゃんとした詩論もあります)
ここに命があると思います。
さかもと氏は、そういうこともしらずに、『表現と表出』を何にでも当てはまると勝手に自足して、詩の意味とか言っていますが、詩の歴史を知らない人に詩の意味はわかりません。
人間ってのは、この数百年、詩に関して、何もしてこなかったわけではないです。
TSエリオットは「あらゆる芸術は、伝統を背負っている」ということを言っていますが、そこまで、拘束はされていないけれども、基本的な詩の歴史くらいは知るべきだと思いますよ。

それが現代の『良い歌』の呪縛にかられている人には意味がわからないってだけでしょう。
いや、正直、俺も自分の詩の意味がわからないですが。w
ただ、俺の中では、それは成功しています。

波動がね。こう、きているんです。

で、こういうことをいうと
「あたしは、日々生活している中で、わかる言語で、当たり前の感動を描くだけでいいわ」
なんて、すずという方がおっしゃると思うのですが、それは歌だろう、って感じです。
それを俺は描きたくはない。

俺にとって歌はそんなに重要じゃないです。
いや、対象としては、非常に重要だけれども。
あと、現実としては、そういうのは大切にしたい。

しかし、詩となると……。
と、こうなるわけです。

この態度は、多分、俺とさかもと氏は同じなんでしょうが、だからこそ、侃侃諤諤になるんでしょう。

124我楽太:2007/03/02(金) 18:29:03
トニーさんへ

なるほど、全部吐き出してもらったのでなぜこだわってるのかが良く分かりました。
さかもとさんとのやり取りの云々は私は当事者でないのであまり分かりませんが

いろいろ思うところをレスします。


>ただ、それは良いとして、一般的な良い詩ってのは、人生の感動や機微や感傷、花鳥風月、喜怒哀楽とか、そういうことなんでしょう。
良い詩ってのは個人的には存在しないと思います。
ただ駄目というかも一つな感じの詩は存在するような気がします。

>詩ってのは、そういうものとはまたちょっと違うんじゃないのか?
>そういうものに対して自覚して、歌に対して、ちょっとずらして書いてゆく、そのずらし方を>どうするのか?
>ということが俺の詩のやろうとしていることです。
なるほどよく分かりました。(これが聞きたかった^^)


>俺は自分の思いつきでバンバン書いてます。
>難しい漢字を好んで使います。
難しい感じの読みはコメント欄に記載してあげたほうが親切かもしれません。
私はそうしてました。


>理解されるかされないかなんてことは、俺は基本的には考えていません。
私は半分は同じですが、半分は読み手の事も考えてます。

>自分の中で内在律があって、それに従って書いている電波のようなものなんです。
>しかし、それを表出といわれる筋合いはないし、表出だといわれたら違うといいます。
なぜ表出と表現にこだわるのが不思議に思います。
むしろ表出でいいんでないかい?と思います。
(表現が上級、表出が下級と言う図式ではないと思います)
(その時その時で必要な方を利用すればいい、むしろカテゴリーが違うのでは?)


>俺の中では、非常に規則だっているし、詩形もどんどん変わってゆくし、実験にはなっています。
>非常に価値があるわけです。
>自分の中の規則と、そういった『良い歌』とをぶつけて、その波動を描いています。
>その波動をどうするか、その波動がうまくいったら成功だし、だめなら失敗です。
なかなか個性的ですね。それでできる詩の内容には触れませんが、やろうとしている行為に
ついてはかなり面白くていいと思います。

>おれは、正直、いって、自分の作法とさかもと氏にいう、詩のありかたが、全然違うので、それも問題なのかなあ。とは思う。
そうかもしえません。


「俺は端的に、萩原などを読めば」
「自意識が出すぎ」
「詩は意味(良い歌)」
というのは個人的な意見であり、それを伝えれば事が足るようなきがします。

多分それを否定されたと感じたのでしょう。まぁそれを否定されようがされまいがほっておけばいいのでは
(ある意味私は冷たいですね。トニーさんよりも)


>詩を書くときに、文体が、いまの言語だけでは貧相だからです。
>さかもと氏のいうような方々では、はっきりいって、狭い。(これは俺にとってかもしれないけれども)
>ときには古語や綺語も使って、とにかく異次元を描こうと思っています。
狭いか広いかは個人の価値観によるものであると思います。
仮に狭いとしても深いかも知れません。

むしろその広いとか深いとかすら無意味な格付け?なのかも知れません


>曖昧であること。(←これにはちゃんとした詩論もあります)
試論があることが正ではないと思いますよ。むしろこれにとらわれる方が狭いと思います。


>さかもと氏は、そういうこともしらずに、『表現と表出』を何にでも当てはまると勝手に自足。。(中略)。。それが現代の『良い歌』の呪縛にかられている人には意味がわからないってだけでしょう。
人物像を勝手に捏造しているようにも取れます。
話がややこしくなるだけです。


>で、こういうことをいうと
>「あたしは、日々生活している中で、わかる言語で、当たり前の感動を描くだけでいいわ」
>(中略)
>それを俺は描きたくはない。
これは書く必要なかったのでは?
自分の中で思っておいて下さい。

ある程度は読まれる人の事を考えて書いたほうがいいですよ。
そういう配慮を期待しても無駄でしょうか?

多分「頭いい」「頭が悪い」にこだわっている方と思いますので忠告しますが
「頭いい」とは考えがたい発言ですよ。

以上です。

色々な観点から発言して、なるほどそういう考えもあるのねと知らしめる事は私も重要だと思いますし、ソコまで言うなら読んでみようかという気にもなりますが、
実際にそれを行動にするかどうかは本人です。

そこはわかった上での発言の方がもっと「伝わる」と思いますよ。
そういう意味でもっと勉強してみては?

125さかもと:2007/03/02(金) 21:26:07
トニーさんへ

>次書いてもやっぱり自意識の詩になって、自意識過剰の詩になると思う。

・自意識の詩がなぜ悪いのか
・どういうものが自意識の詩なのか
これらについてお聞かせください。

>それを直すのは、間接的な小説、映画などの感動とかではなく、直接的な詩への読書だと思うよ。

・なぜ小説や映画が間接的で詩が直接的なのか
・間接的なものより直接的なものが有効なのはなぜか
これらについてお聞かせください。


>「読んでいる」って答えなきゃいけなかったのね。こういう場合。w

だから皮肉です。
ディスコミュニケーションに陥らせるのが好きなんですね。
我楽太さんにはわかりやすいレスしたくせに。

我楽太さんがいろいろ書いてくださったのであとは別に。

126トニー:2007/03/03(土) 06:31:01
ガラクタさんへ

多分「頭いい」「頭が悪い」にこだわっている方と思いますので忠告しますが
「頭いい」とは考えがたい発言ですよ。

以上です。

色々な観点から発言して、なるほどそういう考えもあるのねと知らしめる事は私も重要だと思いますし、ソコまで言うなら読んでみようかという気にもなりますが、
実際にそれを行動にするかどうかは本人です。

そこはわかった上での発言の方がもっと「伝わる」と思いますよ。
そういう意味でもっと勉強してみては?


俺は詩論を語りたかったんです。
あなたは、ようは、俺の態度が気に食わないってだけでしょう。

さかもとさんもガラクタさんもこれだけは肝に銘じて欲しいけれども、(多分、得意がっているだろうから)

人の発言の中の矛盾を取り出して、否定することはどんな馬鹿野郎でもできるんですよ。www

ホンット、くだらねえ、連中だね。

ここまで書いたのに反応がそれかよ。ww


ガラクタというハンドルネームは伊達じゃないようですね。

127トニー:2007/03/03(土) 06:51:48
>次書いてもやっぱり自意識の詩になって、自意識過剰の詩になると思う。

・自意識の詩がなぜ悪いのか
(上については語りました。自意識の詩は、狭いからです。俺って、俺って、詩は狭いです。
 中島らもとか大槻ケンジとかを神棚に崇めているナマイキ盛りの子供ちゃんらしいものにしかならないね。
 あと、ようやく、自分の詩を自意識過剰と認めたようですね。ここまでが長かったw)

・どういうものが自意識の詩なのか
(あなたの詩です。俺はこれについては、語りました。どうぞ、一から十まで読んでください)

これらについてお聞かせください。
(きかせました←さかもとさんの真似ww)

>それを直すのは、間接的な小説、映画などの感動とかではなく、直接的な詩への読書だと思うよ。

・なぜ小説や映画が間接的で詩が直接的なのか
( まず……、いいですか。w
  これは詩について論じているんですよ。
  詩を書くときに、参考に詩を読む。これを直接。参考に、小説を読む、これを間接と、仮定しても何もおかしくないでしょう。
  俺はこういう俺の仮定が何故、質問のトピックスになるのかがわかりません。 
  本当に頭が悪いですね)

・間接的なものより直接的なものが有効なのはなぜか

(俺は絵のたとえでかなり明確に説明してます。
 それがわからない人に説明する義務がありますか?
 あなたは、よほど、頭がおかしくなってしまったようですね。w
 その内、生きるって何ですか?とか説明してきそう。)
  
>「読んでいる」って答えなきゃいけなかったのね。こういう場合。w

だから皮肉です。
ディスコミュニケーションに陥らせるのが好きなんですね。
我楽太さんにはわかりやすいレスしたくせに。

(皮肉じゃなくて怒って、正気を失っていただけだろうが。ww
 俺がナンボ間違ったって、一から十まで、否定されるような文章はかけないよ。w
 書けたとしたら、それはある意味、天才だと思う)

まあ、はっきりいって、さかもと氏に関する俺のコメントなんて、一から十まで皮肉だから。w

俺にとってのさかもと氏の存在自体が、詩そのものに関する大いなる皮肉だと思うね。

人の心に対して『敏感』な人の『超絶なコミュニケーション能力』の結果がこれだとは。ww
(↑改めて読むと笑える。さかもと氏はヒトラーにでもなりたいのかww)

アホ過ぎてため息も出ない。

っていうか、ガラクタさんへの詳細な答えをしようかとも思ったが、
やっぱり、感情的な、あげあしとりだしね。

「だって、トニーちゃんが先にやったからだよおう」

なんて言うんだろうなあ。

っていうか、細かい発言の揚げ足とりは、どう考えてもそっちが先だしね。

そういう手法を異論を挟む相手に使っている以上は、何をやっても勝てると思うよ。

北朝鮮への外交使節にさかもと氏を編入させたいね。

交渉半日後でテポドンが飛んでくると思うが。w

128トニー:2007/03/03(土) 06:52:32

以上はたんなる皮肉でした。

気にしないでね。w

129トニー:2007/03/03(土) 06:58:21

しかし、詩論かけというから詩論書いたら、まさか、詩論には触れないで、皮肉でくるとは……。

何故何故君たち、幼稚園からやり直してきな!

130トニー:2007/03/03(土) 06:58:58

ああ、くだらねえ・

(↑お前がな)

131トニー:2007/03/03(土) 07:06:52

っつ〜か、ほんとに、ガラクタさん。頼むわ。w

内容に触れなさ過ぎ。w

132トニー:2007/03/03(土) 07:34:58

っていうか、俺って、本当は、さかもとの兄貴なんだけれどもね。w

133すず:2007/03/03(土) 13:13:44
トニーさんへ
私の名前を勝手に呼び捨てにするのはマナー違反ですよ。
詩について何を言われようが私の世界であって、あなたの世界観とは違うもの
なので、どうでもいいですけれど。
最低限のマナーは守っていただきたいものです。
といっても・・・わからないと思いますけれど。

134さかもと:2007/03/04(日) 01:28:39
なんか飽きられてきてるみたいなので、そろそろ終わりにします。
結局アクセス数も増えず。掲示板が盛り上がったのは嬉しいです。

正直、僕としては訂正ばっかしてて、果たして読む人はこれで楽しいのだろうか、などと思いました。
訂正すれば勝手に相手がつぶれる上に、対応の仕方に問題があるので、表面だけですでに僕の発言の方が信憑性を持ってしまい、そこがちょっと残念でした。

「自意識の詩がなぜ悪いのか」「どういうものが自意識の詩なのか」と聞いただけで僕が自意識の詩を書いてると認めた事になってしまうとは。
「著作権侵害はなぜ悪いのか」「著作権侵害とはどういうものなのか」と聞いただけで著作権を侵害した事になるのはおかしいですよね?
このようなやりとりが何度も続き、いいかげん読んでくださってる方々もあきれてしまった事でしょう。

自意識の詩は狭いと言うけど、僕としては詩に縛られてる事がすでに狭いのではないか、と思ったのですが、それもうまく伝わらなかったようです。
僕は詩よりもその人自身の方が大事だと思うので、極端に言えば、詩はその人の質を判定する基準です。

「肉捨て」という最近の僕の詩では、「どこまで行っても自意識から逃れない男」を描きましたが、そこだけ見て自意識の詩と言われてしまうとしたら、「表現と表出」について語った事が最後まで伝わらなかったのかと思ってしまいます。
「自意識」という言葉の使い方が違うんでしょうが、僕としては自意識の詩は表出が乗っていて良いと思います。

>口語自由詩と韻律の問題とか。
>俳句、短歌、漢語との関わりとか。
こういったものを論じるつもりは無いし、表現としての成功を目的とする僕に対し、いつまでも「偉人達の詩を読んで自意識の詩から抜け出せ」と言うのはナンセンスです。
自意識の詩がどういうのかわかりませんが、それらが表現に組み込まれ、かつ表現の成功をしている僕に対し、しつこくつきまとうのはなぜなんでしょう。
何度も言いますが、詩を書く時にかつてあった詩に縛られてしまうのはいかがなものか。

135さかもと:2007/03/04(日) 01:29:11
画家の例えがありましたが、絵を描いて「ピカソっぽいね」「ダリっぽいね」と言われる事を喜べる人はそれでいいでしょう。なので僕は「詩教で戯れてろ」と書きました。
この例えを用いるなら、僕はキャンバスの使い方も、絵の具の意味も、ふでの使い方も知らないような地点から生まれた絵の方がひかれます。
「ピカソっぽいのとかよりならピカソとかダリ見るよ」って話です。

>詩を書くときに、参考に詩を読む。これを直接。参考に、小説を読む、これを間接と、仮定しても何もおかしくないでしょう。

この部分については、まだそんな事の話でぐるぐる回ってるとは思わず、もっと高尚な意味なのかと読み間違えてしまいました。上に書いた事は何度も言ってましたので。

>皮肉じゃなくて怒って、正気を失っていただけだろうが。ww

勝手な「さかもと像」を作り上げ、「今頃顔真っ赤にして必死でタイピングしてるな」などと考えていたんでしょうが、今までのやりとりで一体どこに僕が怒る要因があったのか不思議です。
確かに、何度も同じ事を書かされたり、捏造を訂正したりして、飽きてた部分はありましたけど、なんで僕が怒るのかわかりません。
むしろ、この程度の反応で怒るのはどっちか、みなさんがすでに理解されているはずですよね。
表現の成功をしているのになんで僕が怒るんでしょう。

>人の心に対して『敏感』な人の『超絶なコミュニケーション能力』の結果がこれだとは。ww

とあり、いろいろ日記とかを読んでくれてるだろう事がうかがえますが、単語にいちいち反応し、なんとか崩せないかと必死になっており、いつまでたってもちゃんと読み込めていないようです。
当然、「自分が一番すごいはずなのに誰にも認められないのはおかしい。なんでさかもとは認められてるんだ!間違ってる!もっと構ってくれ!」と思ってる事ぐらいは読み取れてますけど、なんでそれに従わなければならないのかさっぱりわかりません。
僕だけが損ばっかりするようなコミュニケーションに踏み出す意義が見出せない。

今後、彼と戯れたい方は勝手に戯れてください。
僕は彼が「さかもと」とじゃれてるところを見て楽しもうと思います。

136トニー:2007/03/09(金) 04:21:35

よくわからないけれども常に俺の上に立とうという物言いだね。w
(まあ、別にそんなことはどうでもいいんだけれども)
別にそんなにかまわなくてもいいけども、反論しあうのが好きみたいなので反論しますよ。

①どこまで行っても自意識から逃れない男」を描きましたが、そこだけ見て自意識の詩と言われてしまうとしたら

上の文章を良く見てくださいね。
自分で「自意識から逃れられない男を描いた」と書いていますよね。
そういう詩は自意識の詩じゃないんですか?
そうとう、頭がおかしい。
としか言いようがないね。w

②画家の例えがありましたが、絵を描いて「ピカソっぽいね」「ダリっぽいね」と言われる事を喜べる人はそれでいいでしょう。なので僕は「詩教で戯れてろ」と書きました。
この例えを用いるなら、僕はキャンバスの使い方も、絵の具の意味も、ふでの使い方も知らないような地点から生まれた絵の方がひかれます。
「ピカソっぽいのとかよりならピカソとかダリ見るよ」って話です。

けれどもあなたの詩も誰かの詩の影響を受けています。
中島らもなり、あなたが詩人だと思っている人のね。
あなたは自分の詩を原始人のように書いていませんよ。w
猿真似かどうかは、あなたの言っているのとは、別の次元の問題です。
ここからもあなたが創作に関しては、ほとんど素人以下の知識しかないってことを暴露していますね。

③勝手な「さかもと像」を作り上げ、「今頃顔真っ赤にして必死でタイピングしてるな」などと考えていたんでしょうが、今までのやりとりで一体どこに僕が怒る要因があったのか不思議です。
確かに、何度も同じ事を書かされたり、捏造を訂正したりして、飽きてた部分はありましたけど、なんで僕が怒るのかわかりません。
むしろ、この程度の反応で怒るのはどっちか、みなさんがすでに理解されているはずですよね。
表現の成功をしているのになんで僕が怒るんでしょう。

別にどっちでもいいですけれどもね。
ただ、本当に怒っていないみたいですね。
下手をするとものすごく怒っているのではないかと不安でした。
っていうか、前の書き込みとかそこらへんは俺はかなり怒っていましたからね。w

④自意識の詩がどういうのかわかりませんが、それらが表現に組み込まれ、かつ表現の成功をしている僕に対し、しつこくつきまとうのはなぜなんでしょう

簡単な話で、それは成功していないからですw

あと掲示板に書いたほうが盛り上がるかなあと思って書いてみたんです。
ただ、書いている内にまるで考え方が違うんで、ちょっとビックリしました。w
多分、それだけの話です。w

137トニー:2007/03/09(金) 04:24:22

そもそもこれは怒るか怒らないかの我慢比べだったんでしょうか?
もしそうだとしたら、俺の完敗です。

138トニー:2007/03/09(金) 04:24:58

ただ、こんな俺に勝ってもうれしくないでしょう?

139トニー:2007/03/09(金) 04:30:01

当然、「自分が一番すごいはずなのに誰にも認められないのはおかしい。なんでさかもとは認められてるんだ!間違ってる!もっと構ってくれ!」と思ってる事ぐらいは読み取れてますけど、なんでそれに従わなければならないのかさっぱりわかりません

↑多分、こうくると思ったんだが、やっぱこうきたなあ。
それを言ったらどんな人に対してもアドバンテージをもてる魔法の言葉ですね。

別に誰かに認めてもらいたいのに、こんな文章は書きませんよ。
ただ、こうやって書いていくうちに何かえられるものはあるのかなあ、って思ったんです。

得られたものは大きかったですね。

こりゃあ、さかもと氏には誰も勝てないわ、って答えです。

常に勝つコミュニケーションが、意味のあるコミュニケーションかどうかは知りませんがね(笑)

140トニー:2007/03/09(金) 04:40:36

まあ、皮肉はさておいて。

あなたは中島らもを詩を読んだことありますか?
大槻ケンヂの詩は?竹原ピストルはどうですか?
園子温は?
石丸元章のエッセイから詩を読み取った事はありますか?
宮台さんの文章から詩を読み取った事はありますか?
ジョジョは?
これらを知らなければあなたは詩をまったく知らない事になります。
いつまでもちっちゃい「詩カテゴリ」から抜け出せない。
詩を知らない者に詩を読めなどと言われたくないですね。

多分、俺の中でさかもと氏が言ったことで表現に成功しているのはここですね。
つまり、こういうものを下敷きに書いているんです。

俺が言いたいのは
ちっちゃい詩のカテゴリっていうのはどっちの話だよ。
ってことですが。ww

141トニー:2007/03/09(金) 10:51:29
(前の続き)

いや、茶々を抜きにして、上に上げた人たちが大きく関わっているのでしょう。
それを俺は『自意識が過剰』だから、ちゃんとした昔の詩人の詩を読めばと言っている。

(一読して、こりゃあ完璧だわ!と言う人にそんなことはいわないっすよ。
 それをすべての詩人は昔の詩を読まなきゃいけないと、勘違いして読み込んでいるガラクタという人がいたけれども。
 まあ、それは過去の思い出ということでw
 多分、漢字とかわからなくて、詩論になったら及び腰になっちゃう人だから)

それだけの簡単な問題でしょう?
それを何で理解できないの?
俺の質問をどうしてはぐらかす?
現実にそういう指摘はあるんでしょう?
なら、少なくともそういう一面はあるんだと思うけれどもねえ。
意見が合わないとディスコミニケ―ションになるんだろうか?

とにかくそう認めたら別にそれ以上は追求しないけれども、そこらへんをボカすから、ついついきいてみただけのことですよ。
別に自意識過剰を認めた段階で死ぬわけじゃないし、議論に負けたわけじゃないし。
だったら、未来にそうじゃないのを書けばってだけの話で。w

あと、さかもと氏の心の中を読み込まないことを、読解力がない、と言うのは勘弁してほしいね。
俺も読心力みたいなのはないからさ。
それに関しては、まぎらわしい文章を書くなよ、と言うことしかできないね。

そんなたいしたことはいってないんだけれどもね。

自意識過剰って文脈の流れで、「周囲は鈍感、自分は敏感」なんて奢りきった考えは、
自分の自意識をさらに過剰させるようなポエムしか書かなくなるから気をつけた方がいいよ。
ってだけだしね。

まあ、そこは売り言葉に買い言葉だから、正直には書かないけれども。w

142トニー:2007/03/09(金) 10:56:48

多分、自意識から逃れる詩は自意識のことを書いた詩じゃないなんて反論するんだろうね。
もう、パターンが見え見えだから先に反論しておくけれども、

「自意識を詩に持ち込みすぎ」

といわれたときに

「自意識から逃れる詩を書いたんだからいいでしょ」

って理屈はさかもとさんの中でしか成り立たない理屈だよ。
(そういう、理屈ローカルバージョンの『さかもと理屈』が多すぎて、俺はもういちいちそんなのに反応するのも嫌なんだけれどもね)

「鶴の絵ばかり書いている」

といわれて

「これは『鶴から逃げた絵』だから鶴の絵じゃない」

って反論しているようなものだよ!

そういう幼稚園的な現実とはまったく相容れない理屈が本当に多いね、君は。

143だいすけ:2007/03/11(日) 03:30:31

すずさんへ

返信遅くなってしまって申し訳ありません。

最初に告白しとけば良かったのですが
私の詩を読めばわかるとおり
私は詩を書くときに、
最初から最後まで詩法や詩論を意識して書いたことはありません。
もちろん自分の詩法や詩論など高級なモノはありません。

ですが、詩法自体についての考えを書くことが許されるならば…


こんな話があります。
過去の時代に、中国から日本に漢詩がやってきたとき
その時代の日本の詩人達のなかには詩法や詩論を意識しすぎた為に
詩を完成させるため、言い方を変えると詩法を守るために詩を書いた結果、
詩を完成させることができなくなってしまった。
どういうことかといえば、愚直にルールで自らを縛ったために身動きができなくなったといえばいいのでしょうか。

極論を言ってしまうと詩を完成させるために詩法を守りとおそうとすると、
詩に余計な肉付けをしなければならないがために、己の詩から遠ざかってしまうということです。


芸術に関する『法』は少なくとも、技巧向上の面を持っているでしょう。
美術でも音楽にしろ『術』や『法』、ルールがあります。
学校でルールを覚え、技巧を高める授業を受けたことは覚えがあると思います。
そして、それは自分の性質に合わないならば、とてもつまらなかった…
という経験はないでしょうか。


私の詩法自体に対する考えは
法というほど強い言葉ではなくて、資格のようなものだと思っています。

例え話でわるいのですが

ある人がある仕事をしているときに、
仕事をちゃんとこなしたいため、資格が必要になった。
だから、資格の取得の勉強をし、見事資格を取って、仕事に役立てた。
その資格はその仕事が終わったら、未来に役に立つかもしれないが、
使わなければ資格に関する細かい部分はお蔵入りだろうし、忘れてしまう。

時々、自分にとって関係ない職種の仕事の資格を取る人がいます。
ビデオ屋の店長をしているのに、フォークリフトやクレーンの資格を取得してもまるで役に立たないでしょう。
今の時代は、「きっと役に立つから資格を何でも取れるなら取る」という広告がよく目立ちます。
資格取得の原点は、自分に必要になったから取得するが普通だったのですが
世間を見れば、役に立つ、立たないは別として、とりあえず、取得することが大切とよく聞きます。

今よりもっと若いころ、自分にとって興味のない資格を親に取れといわれ、嫌々勉強したけど、
結局何にもならなかったことを覚えています。(自動車免許は役に立っているけど笑)
確かに資格をせっかく持っているのだから、その資格を生かす事を考えたこ方がよさそうですが
自分にとってその資格が何の魅力も感じなければ捨ててしまった。

逆に魅力を感じる仕事に出会い、
今の自分ではその仕事に太刀打ちできないから
仕事にあった勉強が必要と思い、もしも、それに関する資格を見つけたならば
特に意識もせずに自分自身から資格習得に対して動き出すとおもいます。

そして、その資格はその人を『強く』させると思います。

詩法を資格 仕事を詩として読んでいただき
なんとなく、イメージが浮かべばこれ幸いです。

144さかもと:2007/03/11(日) 13:00:27
だいすけさんへ

すごくわかりやすいですね。
感情に対しカテゴライズを試みると滑稽なものになる気がします。
以前書いた事とも重なりますが、
「どこでデートして恋人と何を話して」みたいなものが恋愛だ、
というマニュアルは変でしょう。
でも中にはドラマみたいだからこれは恋愛なんだ、と認識する人もいる。

CDプレイヤーはCDしか読み取れないので別の何か(紙とか石とか)を
渡されても困りますけど、芸術系に関してはなんでもありだと思います。

145さかもと:2007/04/01(日) 00:32:08
「操作性を操作する 深海よりも深い青でそして赤ちゃんの寝息から精製されたようなメロディ」


 
自ら切り落とした身体の一部を
100年後に自ら食すというような社会設計

月に降り立った感想が
「テレビで見たのと一緒だ」
と言う愚かしさに気付けない

好きな人と付き合い
「ドラマみたい」
と言う愚かしさも同様

蟻の巣を開放し 出てきた蟻をつぶして見せ
「問題を解決してやった」
と叫ぶ者と
それに従う者


最初から「自分」なんて無かった
すごくわかりづらいやり方で操作されている
「自分」の事を「自分」だと思っている者ははたして「自分」なのか


桜の花びらが落ちる速度を計算
発言から表情の変化が及ぶレスポンスタイムを把握
右手と右足を同時に出さないというプログラム

人も犬も友達も信号機も
すべてが計算通りにしか動いてなくて
同じビデオを数秒遅れで2台眺めてるみたいだ


「すべては予測不可能だ」というプログラムは
極めて予測可能的であって
まるで
月を見て「きれい」と音声出力するかのようだ


「言葉は無力だ」という「言葉」への共感を求めるくだらなさを
どうか引きちぎってください
「人生なんて無意味だ」という「意味」にすがりつく弱さを
どうか引きずり出してください


すべては円
全部でひとつ

146トニー:2007/04/10(火) 08:19:54

俺もだいすけさんと同意見だよ。
詩論云々いっていてもしょうがない。
詩論というのは、もう直観だけで突き抜けたものをかけない人が利用する補助輪のようなものなのかもしれない。
けれども、詩論云々いわなくて、詩がどうしようもない人がいて、そういう人は可哀相だと思う。

あと、いくら自分がこれは詩論じゃないといっても、詩のことを書いた時点で、詩論的な部分は出てきちゃうんですよね。
それって、詩論ジャン。ってw

いくら高等な論を用意しても、その人の書く詩がそういう部分での反省がまったく活かされていなくて、月がどうしたの、古めかされた漢詩のつまらないパロディーみたいなのを書いているって段階で、俺は、こういう人には詩論が必要なんだろうなあ、としか思えない。

147さかもと:2007/04/10(火) 20:34:09
本当に来てくださったんですね。
しかもいろいろ読んでいただいたみたいで、ありがとうございます。

あくまでトニーさんの詩論とは別物だと言ってきたまでです。
詩について論じる事が詩論なら、常に詩論的になるしかないのは当然です。
ここ最近投稿している詩は多くが詩論的でしょう。

テキストにも書いたように、トニーさんと僕は目指す地点が違います。
勝手に木馬館に投稿すりゃあいいでしょう。
当サイトのリンクのページにある木馬館じゃない方の投稿サイトは
点数など付けられて楽しいですよ。

148トニー:2007/04/12(木) 17:55:46

この漢詩云々は俺の詩のことです。
正確には『白月』。
怒って、木馬館の掲示板を見たら、俺が月をテーマにした詩を書いている。
これって、自身のことじゃん。

つまり冗談です。

正直、俺は、もうここでやった話し合いの経緯を忘れてしまったので、どうともいえないです。
蒸し返されても、もう正直、そういうことを今、考えている余裕がないです。

さかもとさんは、さかもとさんの目指す地点を目指してください。
(っていうか、目指しているでしょうし)

人間は何をやっても百パーセントの成功はないし、百パーセントの失敗はない。

それならば、成功してもそれはどこかで間違っているし、失敗してもどこかで合っているんです。

勝手に木馬館に投稿します。
というか、それこそ、言われなくても投稿しますが。

詩を通じて言いたいことがある人は幸せだなあって思う。

俺にはそういうものは一切ない。

149トニー:2007/04/12(木) 17:58:44

もう俺は、『そういうものが一切ない』と書いた段階で、はたして、さかもとさんの立場と同じなのか、違うのかもわかりません。

もし立場が違っていたのなら、そういう人もいるということです。

もし立場が同じなら、同じもの同志仲良くやろうぜ!ということです。

まあ、立場なんて、季節物でして、コロコロ変りますからね。

それこそ、俺の意味している詩論のように。
もしくは、だいすけさんの意味している詩論のように。

150さかもと:2007/04/12(木) 20:48:21
別に蒸し返してませんけども。

詩を通じて言いたい事は「サイトに来てください」という事です。
何度か書きましたけど。

僕の詩ごときで何か感じたり学んだりしてくれる人は
元々そのような素養がある人です。
たまたま先に僕の詩を目にしただけ。
カリスマ性も無いので詩でなんとかできるとは思っていません。

151トニー:2007/04/13(金) 16:08:55
僕の詩ごときで何か感じたり学んだりしてくれる人は
元々そのような素養がある人です。

↑これには強く同感しますね。
いや、俺は別に荒らしじゃないんですよ。

ただ、ちょっと詩について、もっと偏見なしにこねくりまわしてみようかって思っているだけです。

むしろ、詩っていうのは、「こねくりまわすこと」の中にあるのでは、と思って書いています。
だから、俺にも結論はそんなにないですよ。

このサイトにもっと詩の嵐を吹き込みたいですね。
ちょっと、木馬館でまたやってみましょう!

152さかもと:2007/04/13(金) 21:40:44
詩をきっかけに話し合いに発展するというのは良い事ですね。
僕は詩よりも感想欄でのやりとりを重視したいと思っています。

あと当サイトに詩の嵐を吹き込みたい訳じゃないです。
詩を読んで来てくれた人がテキストも読んでくれる。
これが理想ですね。
そこから話し合いに発展したら最高です。

153さかもと:2007/05/27(日) 22:34:00
「ちょっと前まで僕だった物にまつわる奇跡」


思考をもぎ取られる苦痛を味わう

音は ぺきっ

痛みと軽薄な音との落差に涙が落ちる

速度は流星

流星涙が手に墜落し

右手はもはや使い物にならなくなりました

肩の震えが手に伝い

流星涙のかけらをゆらゆらさせる


右手からこぼれ落ちた涙

それを見る目

見ていると考える頭

だけどすでに思考はもぎ取られていて

涙の製作工程すら理解できない


使い物にならない右手を

頭部の映像受信球体に持っていき

表面を覆っている液体を除去する


落下を続ける流星涙と

もぎ取られ捨てられた思考とが

奇跡的に交わり

奇跡的に何も起こらなかった

154さかもと:2007/06/10(日) 07:10:06
「ぬいぐるみを目の前に」


ぬいぐるみと会議をした後は

ひなたぼっこと ごめんなさいと いちごジャムを混ぜて

トーストにたっぷり乗せて あむあむ


のども詰まったし のどの下辺りもしめ付けられちゃったから

いっぱい泣いた

ぬいぐるみが見てたから

がんばって泣いてないフリをした


トーストの味はわからないし

ごめんなさいの意味も置いてきちゃったけど

泣いてないフリだけが

グサグサと引き裂きたいほど 上達してく


太陽が好きだった女の子だったのに

絶望色したくもり空が好きな女になった

雨が降ったらぬいぐるみが濡れるけど

ぬいぐるみなんてどうでもいいと思った



口のまわりにいちごジャムをつけた女の子が

ぬいぐるみを抱きしめながら

いちごジャムを洗い流すほどの勢いで 泣いている

だから あたしも泣いた

155さかもと:2007/07/31(火) 06:52:19
「ブラック・ブラック・スローイン・ブレイン」
 
目を下方向にグググと回す カチリと音がするまで

腐ったコンクリートを見るのが嫌なら

自分の内側を見ろ グググ カチリと

腐りかけのアスファルトを見つけ

ようやく 世界の一部だと気付けるはずだ


腕をつたう血と

血管を満員電車みたいにゆっくり流れる血は

どちらが上位かなんてはっきりしてるだろ

さびた鉄棒をじゅぶじゅぶ吸えば

血のにおいの有意義さを思い出すはずだ


馬鹿の口を17針で縫いつけろ 一刻も早く

そいつをコピー機に叩きつけ テレビ局に一斉送信

一言「理解したか?」と書き込んで

コピー機に挟まったままの馬鹿はゴミ箱へ

ペットボトルのふたよりも軽い音がゴミ箱に響くはずだ


全身麻酔の少年は 開腹され 執刀医に犯される

20歳を過ぎた全国民は 全ての穴に血税吸引ホースをぶち込まれる

死刑逃れの青年は 勃起を隠すのに必死だ


ほら 指を動かせ 口を動かせ 足を動かせ

休むことなく 筋肉がぶち切れても

「理解したか?」

156すず:2007/08/01(水) 00:06:48
うっ・・・・怖い。
何だかエログロな感じに取れなくもなく。。。
多分、擬音がそう取れるのかなあ。。
三連目がせかされている感じがしました。
確かに過激かなあ。血なんかが怖いと思わせられる要因でしょうか。

157さかもと:2007/08/01(水) 00:46:38
わざわざ感想を書き込んでいただいてすいませんどーも。

時々投稿サイトにダーク系のやつ投稿されるじゃないすか。
それ見て「まだまだダークさが足りん!」と思ってたので、
今回は挑戦してみました。前回のとまったく違う感じで。

僕も書いてて「これ書いてるやつは絶対気持ち悪いな」と思いました。

> 三連目がせかされている
というのはどういう意味ですか?
読んでて嫌な気持ちになるって感じですかね。

158すず:2007/08/01(水) 08:17:03
三連目は、私が呑気だからかもしれないけど、
急がなきゃいけないって気持ちになる。。。
早く縫い付けて早くコピーして早くテレビ局へ。
焦りの急ぎじゃなくて、流れが急に早くなる感じがしました。
読んでて嫌な感じはないけど・・・ダーク系って感じでもなく・・
やっぱエログロな感じ。

159さかもと:2007/08/01(水) 11:50:37
なるほど、そういう事ですか。
緩急が利いてるって感じですかね。

エログロですか。確かにグロいですね。
ダーク系ってどんなんでしたっけ?

160すず:2007/08/01(水) 22:00:06
私が感じるダーク系といえば・・・
例えば黒地に赤文字で
私の手首を切った血は〜みたいな。
最近そういうの少なくなりましたけど。あれも流行りすたりが
あるんでしょうね。。。

161すず:2007/08/01(水) 22:01:08
私が感じるダーク系といえば・・・
例えば黒地に赤文字で
私の手首を切った血は〜みたいな。
最近そういうの少なくなりましたけど。あれも流行りすたりが
あるんでしょうね。。。

162すず:2007/08/01(水) 22:01:38
げ・・・二回も入っちゃったよ・・・ごめんなさい。

163さかもと:2007/08/02(木) 11:51:46
確かに背景黒で赤い文字のやつ多いですね。
でも読むとさほどダークじゃないんですよね。
アンチテーゼとして投稿したんですけど。

164さかもと:2007/08/15(水) 00:49:02
「レシート集めが生き甲斐か?」

コンビニで買ってきた言葉で満足なの?

POSシステムにより お客様のニーズに合わせた言葉の乱立

チョコ味は子供に人気 いちご味は若い娘に人気

前衛味は天才気取りに人気 灰味はネガティブな方に人気


有名デパートで店員にすすめられた言葉ならいいとか

ブランドものの言葉ならいいとか

そういう事じゃなくって

産地直送の言葉ならいいとかでもなくて


「愛」って言葉で済ましていい感情か?

「怒り」って言葉で治まる程度の感情か?

「胸が張り裂けそう」って言葉で張り裂ける程の精神か?


言葉にできない感情は言葉にできない感情

とてもシンプルな解答

感情と言葉はイコールじゃない


ただ起こった出来事は

雑誌とおにぎりとお茶を買って

合計777円

小銭もちょうど777円

レシートの裏は白紙

165さかもと:2007/08/19(日) 01:13:42
「泥を握って 歯で這って」

今 君がいるのは
700億の選択の結果だ
奇跡の結果だ


今まで 見えない不安に襲われたり
自分自身に押しつぶされたりしたかもしれない
でも 今の君はありえなさの上に存在しているんだ


つまずいたって平気さ
転んだって大丈夫
そのままゴロゴロ転がって
ぶっちぎって突っ走れ


つまずいたって平気さ
転んだって大丈夫
泥にまみれたからなんだってんだ
君は何も失ってはいない


転がっても 泥まみれになっても
君は何も変わっちゃいない
人はそう簡単に変われない
だが気付く事はできる
変わるんじゃない
気付くんだ
君の700億の選択肢の奇跡の可能性に


右足を踏み出し 左足を踏み出し
次に右足を踏み出そうとしても
なぜか足が動かない時が訪れる
そんな時は 倒れちまえばいい
君の身長の分だけ先に進めるだろ?


つまずいたって平気さ
転んだって大丈夫
君は何も失っていない
魂は永久に消滅しないんだ

166さかもと:2007/10/05(金) 07:47:16
「アクリルなみだ」

 
泣いちゃダメって時が こどもには多くあって

そうなったら ナミダ探検隊を出動させるしかない

「ナミダ」はカタカナ なんとなく


ナミダ発生ポイントに到達したら

いろいろ原因を探ってくるんだけど

わざとなのか 余計泣きそになる

原因を探らなくなって いつだって泣くのは自分が原因だ


ナミダ探検隊は 発生ポイントから入り込んで

目玉をペチペチたたいたりして

のどを降りて(この時もすごく泣きそになる)

ナミダのかたまりを見つける


涙を流さないでいると いつかおぼれる

あるいは 見えるものが減る

あるいは 猫がなく

あるいは 入り口も出口も無い迷路

あるいは 三日月が流す涙

あるいは 内部の香り

あるいは アクリルなみだ

167さかもと:2007/11/02(金) 03:52:19
「瓦解アリシステム」


おばけより人の方が恐いんだと知った日から10年後のお話


大人はいつだって新しいものを遠ざけようとする
まるでアリの反応
まるでアリの反応だよ それは
中身が蜜かどうかも調べない内に 目の前の巨大な何かを避ける
まるでアリ


アリ達はいつだって決められた行動しかしない
まるでアリシステム
まるでアリの姿をしたロボットだよ それは
アリ以外の生き方を認めない アリ以外の視線を知らない
まるでロボット


アリロボには「感情回路」「愛反応」「現実逃避信号」など
様々な機能が備わっている
アリの足を千切るように もぎ取るように 全部取り外してやろう

そいつはアリの巣から飛び出し
リニアの速さで突き進む
肉体を維持できなくなっても突き進む
魂になっても突き進む
魂は光の速度を超え 地球を400周して
宇宙を超え
宇宙の先にいる何者かにぶつかる


人が何よりも無駄だと知った日から100年後のお話


世界は 世界は揺るぎ無く美しい

168さかもと:2007/11/10(土) 22:56:15
「心臓が吐き出すのは血液なんかじゃない」

心臓が
別の生き物みたいな動きをするもんだから
君の前ではいつも不自然になってしまう

言葉が
だらしなく口の端からだらだらこぼれるもんだから
いくらしゃべっても自分の本気の言葉にならない

魂が
他人のものにしか感じられないもんだから
息がうまくできない

生きてないけど死んでもいない



心臓を獲得するため出かけよう
言葉を 魂を獲得するため出かけよう
持っていくのはお金と肉体

心臓を自分の意志で動かせ
心臓から吐き出される言葉にこそ魂は宿る

169無記名:2007/11/13(火) 13:15:10
佐藤ひろ美のアダルトビデオ動画
http://avdmmdi.blog123.fc2.com/

170さかもと:2007/11/13(火) 22:39:06
佐藤ひろ美って誰だろ。
佐藤寛子は好きですけど。

171:2007/12/09(日) 09:19:23
いじめ撃退法

172さかもと:2007/12/09(日) 19:42:29
スレッドから見ても、この単語だけ見ても、
何を訴えようとしているのかわかりかねますな。

173黒井あか:2007/12/10(月) 17:56:07
「犬のうた」


気の早い街灯

遠くに暮れかけた空

黒く塗られた建物

犬は喋らない

ただ目の前に広がる世界を見つめている

明るすぎる自動販売機

冬の乾いた風

どこからか誰かの話声






犬はわからない

知っているがわからない

ここはどこか

自分は何か

いつも隣にいるのは一体誰なのか

ただ漠然とわからない

でも犬は気にしない

なんとなくしっぽを振って

鼻につくにおいを嗅いで

何か美味しいものでも食べられたら

そんなことはどうでもいい






すこしくすんだガラス玉のような瞳で

ちっともわからなくても

いつもの心の落ち着く居場所から

犬は目の前に広がる世界を見つめている






まあ

うとうとしているついでに


 初めまして。TCに出したやつですいませんが見てください。
 はじめてこのサイトに来ましたが、さかもとさんの意見は面白いです。まぁもちろんすべてを同意するわけではないですがそれを含めて気にいりました。また遊びにきます。

174さかもと:2007/12/10(月) 21:56:36
いらっしゃいませ。
何かのテキストを読んでいただいたようで、ありがとうございます。
気に入らないと思ったらバシバシ批判してください。
批判されたいサイト。

元々このスレッドは、いろんな人に詩を投稿してもらおうと思って立てたので、
投稿していただいて嬉しいです。


詩についてですが、こういう風に生きるのが楽で良いですね。
人は何かと意味を付けたがりますけど。
犬好きとしては、もうちょっと犬らしさというか
犬臭さというか、自分の尻尾追っかけてぐるぐる回るというか、
口を握られて困った表情をするというか、
「犬!」って感じが出たらよかったなぁ、と思いました。

175黒井あか:2007/12/11(火) 00:52:18
ありがとうございました。「犬ぁ゛っ!」 ですか、そうですね、考えてみます。またお願いします。

松本さんと高須さんのラジオを知っていますか? 私はネットに出ているのをたまに聴くのですが。話に出ていたのでどうかなと思いました。内容はラジオなので終始内輪事です。二人とも大体疲れているのでダラダラダラ。松ちゃんの「あぁあ゛〜〜」は何回も聴けます。話のネタにでも是非。
知っていたらすいません。

176さかもと:2007/12/11(火) 01:19:47
「放送室」でしたっけ?そんな番組名でしたね。
聞いた事は無いですけど。最近はさまぁ〜ず派なんです。
松ちゃんは小さい頃から好きでしたけど、
高須批判テキストを何度か書いている僕としては
聞くとイライラしそうです。

「ガキの使いやあらへんで」もフリートークが少なくなりましたね。

177さかもと:2008/01/07(月) 18:52:15
「一万円燃やす」
 
銀行券燃やす 銀行券燃やす
一万円燃やす
子供の前で

銀行券燃やす 銀行券燃やす
一万円燃やす
クドゥ ノー モア エデン


七色の炎 ガキ叫ぶオーノー
三日月と雲が朦朧
自己完結のテロリズム


ポケモンカードは300円 血液900円
賄賂が一回100000円 トカレフ80000円


家賃分燃やす 弁護士費用燃やす
おつりレシートごと燃やす

去勢して燃やす ヒゲ燃やす
割礼して燃やす つめ燃やす


命の廉価版大安売り
法律とマナーの叩き売り

石油燃やす 酸素燃やす
地球燃やす 時給燃やす

178ひなたの犬:2008/01/07(月) 21:36:11
下の詩はさかもとさんの詩の感じをパク…オマージュさせていただきました。

詩とは関係ないですが聞いた噂では化石燃料があと69年、森林が500年分くらいしか残っていないそうです(聞く度に違う年数が言われています。まず、どこが終わりかが分かりません)。節約なんてこと考えたことのない僕でさえ、なんだか「自分が生きているうちは大丈夫」なんて気分にはなれないです。化石燃料にいたってはギリギリ生きているし。

今日の分のテキストに書かれていましたが、どんな優れた技術も権利を買われてしまうと思うと素直に悲しいと思いました。


「僕ら、」

僕ら、二酸化炭素に値段がつく時代になりました

僕ら、石油王は車一台一億五千万を安いと唄います

僕ら、国に馬鹿にされたような保障で建てたばかりの家を壊されました

僕ら、自国で自国民の食料すら補えません

僕ら、内緒で小学生と援交します

僕ら、ムシャクシャした中学生に100均で買った包丁で適当に刺されます

僕ら、政治家は高校生の委員会のようです

僕ら、先進国を目指します
僕ら、先進国と呼ばれます
僕ら、

僕ら、

僕ら、楽しいことも色々あります

179さかもと:2008/01/07(月) 23:38:42
どんどんパクってください。
「僕ら」である必要がさほど感じられませんでした。
最後に僕らつながりでカタルシスがあるオチとかになれば良かったかと思います。


どうせ新エネルギーができるんでしょうけどね。
高いから手が出ないと思いますけど。
くじで人類を10分の1にし、脱落した10分の9を燃料にしたら大解決だと思います。
前科とか納税率で倍率が変動したり。

人類が滅ぶ場面にいられるなら、それもおもしろい気がします。
まさに人類史上初。

180ひなたの犬:2008/01/08(火) 00:33:02
ありがとうございます。僕らは人間で色んな立場に立たせてみました。落ちが思いつかなかったのが致命的でした。


まさに壮絶。死ぬか生きるかをクジで、しかも生存確率十分の一って…。
それ逆に納税率下がりますよー。どうせならって(苦笑)
人類が滅ぶ場面は凄そうですね。映画とかで死ぬほどやってますけど興味はあります(笑)
最後の方は偉い人しか残らないでしょうか。それとも暴動で偉いとか無くなりますかね?

181さかもと:2008/01/08(火) 01:09:59
「僕らは、この詩の僕らのどれにも所属しないと思い込んでいる」
みたいな一文があればおもしろかったかも知れませんというか、
メタ的なのが好きな僕です。

納税率が高い人が生き残りやすいとなれば、
社会は今よりも平和になりますね。良かった良かった。
恐竜は寒さで絶滅したらしいので、人も同じようなもんかもしれないですね。
自殺率も急上昇するだろうし。
えらい人を守る人の忠誠心のレベルによりますけど、
給料とか意味無くなったらボディガードとかいなくなりそうですね。
「偉さ」の概念が無くなるというか。

182さかもと:2008/01/22(火) 23:52:31
「奇跡を喰らえ」

あなたの心臓の 一鼓動一鼓動が
飢えた子を死なせるスイッチになっている

テレビを見てるあなたの ひと笑いひと笑いが
自殺という単語を魅力的にしていく

あなたの一筋一筋の涙が
絶滅危惧種にとどめを刺していく


あなたのせいだ あなたのせいだ あなたのせいだ
あなたのせいだ あなたのせいだ あなたのせいだ


あなたの絶望の 悲しみの 闇の
崩壊の 終了の あきらめの 「優しさ」が
ほんの少しだけ空気を振動させた

ほんの少し ほんの少し 空気を振動させた

 
あなたの絶望の優しさの振動の一部が
飢えた子をもう一日だけ生き延ばす

あなたの悲しみの優しさの振動の一部が
少年に笑顔を思い出させる

あなたの崩壊の優しさの振動の一部が
弱々しい生命たちに太陽の光を降り注がせる


あなたのおかげだ あなたのおかげだ あなたのおかげだ

それはすべて あなたのせいだ あなたのせいだ あなたのせいだ


あなたが今日一日笑顔でいられたのは
それはすべてあなたのおかげだ

183ひなたの犬:2008/03/11(火) 23:58:56
「もし、一生が一日の繰り返しだったら 」

一生は一日の繰り返し

そんな常識の中で僕は生きている

日付が変わってみんなが寝る頃、今日は昨日に変わっている

でもそれは今日であって明日でもある


昨日僕がしたことを明日の僕が繰り返し

明日僕がすることを昨日の僕が繰り返す

つまりそれは何も変わっていないというわけだけれど

確かに一日が過ぎているということでもある


二回目の朝、占いがいつも同じ順位だと気づき

三回目の昼、小雨が降ることに慣れてしまう

四回目の夜、すでに寂しささえも温かい


例えば今日死ねば明日も死ぬし、今日生まれれば明日も生まれる

そうでなくてよかったなと思うことが常日頃からの心の支えだ


きっと来年の今日もこうして今日を暮らしてることだろう


もし、一生が日々変化する今日と明日の連続で出来ていたらどんなによかっただろうか

そんなの、想像もつかないことだ

184さかもと:2008/03/12(水) 05:03:42
宮台さんの造語に「終わりなき日常」というのがあります。
昨日あるように今日もあり、明日も永久に続く。
現状から抜け出せないままずっと続く、というようなものです。
その感覚に覆われるというか。

最後の一行は別のフレーズにした方が良かったと思います。
日々、無限の選択の中を生きてますけど、
主人公がどちらの生を選ぶかわかりやすかったら良かったかなと。
2回目も1000回目も同じ日のぬるま湯で心地良いのかどうか。

185ひなたの犬:2008/03/13(木) 22:23:17
出来はともかくテーマは気に入っているので久しぶりにTCにでも出してみようかと思います。
さかもとさんのアドバイスを参考にさせてもらいます。

186さかもと:2008/03/14(金) 06:05:40
投稿したんですね。上々のすべりだし。
僕も最近日記を丸々投稿しましたけど、
文章量の割にいっぱい見てくれてるようで満足です。

187ひなたの犬:2008/03/14(金) 09:26:27
あれはまるまるテキスト(笑)でも他の見てもあれくらいインパクトのあるの少ないです。
無難な中で刺激的だったんじゃないでしょうか。内容もまさにさかもとさんらしいですし。

上々ですか; まだ昨日のしか見てないのでこれから覗いてみますね。

188さかもと:2008/03/14(金) 20:30:59
検索で見に来た人がいたみたいで、読み返してみたらなかなか詩的だったので
そのまま投稿してみました。
流れとは違うものを狙って投稿するようにしています。
閲覧数が新たな閲覧者を呼び込むようで、投稿して良かったです。

189ひなたの犬:2008/03/15(土) 00:25:39
確かに、僕もその作戦にはまった一人なので地味に効果はあると思いますよ。
僕も興味を持ってくれる人に出会える日を期待しています(笑)
自分の意見がはっきりしていればいつかはあえるかと。

あら、誕生日なんですねぇ。楽しそうです。いつか僕も参加してみようと思っています。

190さかもと:2008/03/15(土) 01:03:25
波長が合うというのは難しいですね。
興味持ってもある一文で嫌いになっちゃうかもしれず。
その人の許容度も関係してくるし。
とにかくいろんな人と関わってみるしかないですね。

いつか参加するとしても、来月を逃すと大抵誕生日は来年になりがちです。

191ひなたの犬:2008/03/15(土) 01:41:52
そうですねぇ。多にしてその可能性はありますね。
しばらくはちょと自分でもスケジュールがどうなるのか分らないマンスなんですねぇ。

192さかもと:2008/03/15(土) 20:32:47
4月はそういう月ですね。年度初め。
10月にはサイト設立感謝祭があります。
あとは定期的に映画感想会があります。
これは高確率で僕のみの参加。

193さかもと:2008/03/16(日) 21:38:51
「剥げ落ちたマニキュアが」

 
剥げ落ちたマニキュアが あたしを締め付ける文字に見える


10日前に言われた友達の言葉がのどに詰まって

息ができない

思い出の角に足の小指をぶつけちゃって

のどに詰まってた言葉がひらひら落ちた

「男にフラれても泣かなそうだよね」

あたしの口から出たそれは

もはや友達に言われたものか自分で言ったものか区別がつかない


相変わらず剥げ落ちたマニキュアの文字は 大声で叫んでる


「恋愛感情をドアにはさまないようご注意ください」

そんなアナウンスが流れる電車内の床は

傘が美しく生み出したしずくによって

水に犯されている

目印代わりに傘に巻きつけたプライドが

しずくと一緒に流れ落ちて

あたしのところだけ夕暮れ色に汚れている


まさか焼肉屋でフラれるとは思わなかったから

彼の別れの言葉はうまく飲み込めなかった

あたしに ぺちん と当たってカルビの隣に落ちた言葉は

彼がいなくなるまでずっと焼かれ続けてた

こんなに苦しいのは食べたことない

おかげで焼肉の事が嫌いになれたよ


「お前は俺を必要とした事無いだろ?」

そのマニキュアの文字をそぎ落とし

傘もプライドも全部捨てた

友達に電話して

「あたしだって泣くんだよ!」

って叫んで切ってやった

泣き声だったからなんて言ったかわかんないだろうけど

194ひなたの犬:2008/03/17(月) 08:38:06
「月とウサギとファインダー」

ファインダーを覗くと月に立っていた

灰色のサラサラした砂が地平線まで広がって

空には見慣れた青い星が浮かんでいる

夕食までには帰りたいのでとりあえず交番を訪ねると、すましたウサギが丁寧に帰り道を教えてくれた

お礼のつもりでちょうど手に持っていたニンジンをさしのべてみたが、匂いが気に入らなかったようで受け取らなかった

月のウサギはグルメなのだ

そうこうしているうちに太陽は沈みかけていた

急がなくてはいけない

ウサギに言われた通りファインダーから目を離すと、僕は火星にいた

195さかもと:2008/03/18(火) 02:06:30
地球から月に行った、という固定観念を利用した叙述トリックですか。
元々火星からファインダーを覗いてたと。
普通に読むと火星についちゃった、って感じですけど。
太陽に行かなくて良かったです。
中国だと蟹なんですよね。

196ひなたの犬:2008/03/18(火) 10:30:24
さかもとさんも新しいのを書きましたね。表現が細かくて感覚に訴えかけてくるようでした。短いドラマを見てるみたいで面白かったです。さかもとさんの詩を見ると自分のが幼稚に思えてしょうがないです。狙っている節はあるのですがそれでも;
どこで点数を付けるべきかわからなかったのでここに感想ということで堪忍してください。

最後の火星にいるとこをハッキリさせてみます。ありがとうございました。

197さかもと:2008/03/18(火) 20:50:33
恋愛詩が嫌いな僕が失恋の詩を書きました。
自分ではかなり満足行く作品ですが、コメント数は伸びず。

詩的表現を散りばめようと意識して書きました。
詩はやはり「今まで見たことない」感が重要だと思うんですね。
僕の方が先に生まれてる分いろいろなネット詩を多く読んでただけだと思います。
読み手の意表を突きやすいというか。

あとあそこの点数は5点でもマイナスでもなんでもいいです。
コメントあるだけでありがたいので。

198ひなたの犬:2008/03/18(火) 22:05:43
僕は恋愛の詩は嫌いです。この前見たのはあまりに体験した印象的な場面を詩にしていたので嬉しくなってしまいましたが(苦笑)そんな感じでこらなくても読み手の経験のせいで様になるので。
意表を狙うのも共感できます。びっくりした方が上手いと思いますね。

199さかもと:2008/03/18(火) 22:50:23
恋愛詩ってどれも同じように見えます。
まぁよく読んでないだけなんですけど。

インパクトのある単語を使うのも、あまり読まない人には効果的なんですけどね。
結局読み手次第になってしまいます。

200ひなたの犬:2008/03/19(水) 16:40:20
大きいことになっちゃいますが芸術とかって受け取り手が大きいですよね。共感って言ってもいいかもしれません。
前に学校の現文にあったんですが、現代アートがあまりに受け手に頼った物ばかりな現状を皮肉ってある芸術家が便器に「スブリング(泉)」と名付けて展覧会に出したところ大絶賛されたそうです。
色んなとこで使われているので知っていたらすいません。
詩がそれらと同じとは限りませんが、それほどわけの分からないことだと思います。規則性も法則もなくて、なんでもいいけど駄目なものはあるなんてのに一流と呼ばれるものもある。もうぐだぐだですが一言で難しいってことです(笑)

201さかもと:2008/03/19(水) 21:05:42
ピカソのキュビズムのすごさが、あとになってから解明されたように、
天才は認められないと天才になれないんですね。

挙げた例は知りませんでした。
場の空気で「すごい」と思い込みがちですよね。

詩については「書き慣れてる」「書き慣れてない」ぐらいの違いで、
他は特に違いは無いのかも知れないですね。

詩以外の部分も重要だと思っているので、
詩の作者のメッセージ欄は大事です。

202さかもと:2008/04/26(土) 17:36:48
「宇宙の膨張収縮はヘッドバンギングの呼応」

踏み切りの音にヘドバンしながら思う

「明日死んでもいい そう思える今日を生きろ」って嘘なんじゃないか

明日死にたくない!!そんなしがみついて泣き狂ったみっともねぇ今日を生きろ!!!!

踏み切り音は加速し 轟音になり

首の筋肉は全部断裂し 脳みそがひっくり返る


もし人類が核兵器で滅亡し

地球が太陽に食われたとしても

それは 缶コーヒーを右手から左手に持ち替えたぐらいの事でしかない

宇宙はビッグバンとビッグクランチを10万回繰り返し

ヘドバンのリズムと重なる


踏み切りヘドバン VS 宇宙ヘドバン

脳内シェイクでバラバラになった記憶は奇妙なつながりを見せる


2ねん1くみ4ばんと紛争

猫の散歩道とマズローの五段階欲求論

エリ エリ レマ サバクタニと屠殺場

花とゆめ

右手と鼓動


光速ヘドバンの摩擦で無駄なものは焼け去り

その灯りの横を電車が通過した

203さかもと:2008/05/13(火) 20:24:19
「ゼロ距離射撃シンメトリー」

相手の瞳に 自分の瞳が映るくらいの距離
心を物理距離で示すならおそらくそれだろう
 
 
相手の笑顔が 自分の筋肉に対応している
心の自動装置があるとすればおそらくそれだろう
 
 
皮膚が温度以外を知らせてくる

 
相手と自分が液体でしかない事実

204さかもと:2008/06/15(日) 08:05:59
「生きる価値が無い世界だから生きる」
 
ご冥福をお祈りいたします ご冥福をお祈りいたします
漢字では書けませんけど ネットでならいくらでも打ち込めます


鉄塔に引っかかったビニールのひもが風に吹かれる
それを1時間ぐらい眺めてて確信した
「世界はとてつもなく素晴らしい
  そしてどうしようもなく生きるに値しない」


自殺した 自殺させられた
他殺した 他殺させられた
長生きした 長生きさせられた

社会自体が大きな精神病院みたいだ
社会自体が大きな独房みたいだ


「明日」という言葉が書かれたロープに首を突っ込んで
「希望」という名の踏み台を蹴飛ばし
ぶらんぶらんしながら生き抜く事を決意した


「期待」という名のナイフで手首を切り刻み
「やすらぎ」という文字が染み込んだ血を噴き出し
力強く歩きながら生き抜いてやると決意した


「平和」を混ぜた硫化水素に飛び込んで

「感謝」という文字が貼り付いた特急電車に飛び込んで

「親愛」という名の高層ビルの屋上から飛び降りて

絶対に死なないでやろうって思った


握りしめ過ぎたこぶしがガクガクと震えながら
ぼんやりと白くてとてもきれいだ

205さかもと:2008/07/02(水) 22:59:29
「07時57分 ほころび発」
 
10年前から決まってたんじゃないかと思えるぐらい
昨日通りの1日

「たまには夕方から朝に戻ってみてよ」
なんてつぶやきながら アスファルトにグロスを塗りたくった


08時25分 ちょうちょ横を定刻に通過
08時41分 寝不足を定刻に確認
09時01分 3分遅れを定刻に通過


【未規定すらも規定されている】


友達としゃべればしゃべるほど あたしの中身が抜けてくみたいな
笑顔になればなるほど 自分の顔を忘れてくみたいな
悪口を言っても何も感じなくなった自分に 自分らしさを感じるみたいな


こんにちは こんにちは

錆びたバス停 こんにちは

サプリメント こんにちは

川のゆらゆら こんにちは

他人の脈動 こんにちは


07時57分 ほころび発
ありきたり経由
20時02分 目に見えない差の繰り返し地点着

また見たい番組見逃しちゃった

206さかもと:2008/07/14(月) 01:03:52
「切る切る嫌い」
 
カッターが握れるのなら 本気で振り回してみるべきだ

空と良心のすき間から 虹が流れ出るかもしれない

好きな女の子の携帯電話につながるかもしれない

「愛が」と「地球を救う」の間に 

包帯でくるまれた 爆竹詰めのカエルに似た「何か」が隠れてる

「最初から救われる予定の」
「生物死滅のスピードを速める為に」
「不幸自慢が生き甲斐の奴らばかりの」
「反・愛の」

好きな子の全ての穴の奥までなめた事が無いくせに

我が子に全力で殺される事は認めないくせに

おもちゃ買ってくれるって言ったくせに

腹筋が断裂するぐらい大声を出した事があるか

笑ってしまうほど走り続けた事があんのか

泣いてしまうほど何も感じなかった事があんのかよ

デジタル時計とアナログ時計はどっちが速い

20歳のあなたは10歳の頃から何年経ってるんだ

女子だけ視聴覚室で何やってんだ

挟まって苦しいのに 何に挟まってるかわからない

のどにつまってるのは 誰かの感情

目からこぼれるのは カッターで切れる

結局自分が死ねば良いんじゃないか というオチの映画を見た

1000人死んだけど主人公とヒロインが生き残る映画を見た

誰かの手を握る事がで
馬鹿 危ねぇだろ カッターの刃を出すんじゃねぇ

207銀野すず:2008/08/05(火) 18:44:22
ほろほろほろと

今吸っているタバコが
その瞬間から過去へと変わり

楽しみが楽しいに変わる

刻一刻と過ぎてゆく時間に
なるたけ接点を持ちたくないなと思う
午後

夕焼けはせまってくるし

生まれたばかりの赤ちゃんは
子供へと育ってゆく

迷い道をしながら歩く
空が青すぎるからほんの少しだけ
切なく

ゆるやかなカーブを描き
歩いてゆく
ほろほろと

師範、批評しておくんなまし。

208さかもと:2008/08/05(火) 21:15:23
師範じゃないけど批評します。

最初の2行の表現はきれいですけど、
「楽しみが楽しいに変わる」の部分が弱い気がします。
「楽しみが時限付きの楽しいに変わる」とか、
どこか悲哀を帯びた感じにすると良かったかも知れません。

「夕焼けはせまってくるし」の部分と赤ちゃんのところは
何か関連付けられてたら良いかもしんないですね。

「空が青すぎるから」という表現はありふれているため
全体がチープな印象になりがちです。
独自の表現法を編み出してみてはいかがでしょう。

全体的に、さみしさとか悲しさを強調すると、読む方も共感しやすいかもしれませんね。
あくまで一意見として受け取ってもらえれば。

209銀野すず:2008/08/05(火) 22:04:46
ありがとうございます。
見たままの景色を書くことは容易なんですけど、
心象を書くのはどうもダメです。
空が青いの表現は自分でもどうかと・・・・
陽気な夏の人々に埋もれているからと変えたらおかしいんでしょうか・・・。。
ん〜。。。難しいです。
悲しみを変に押さえつけている生活なのでなかなか開放しきれません。

210さかもと:2008/08/05(火) 22:42:07
周りが理解不可能なほど陽気だから余計せつなくなる、というのは
わかりやすくて良いんじゃないですかね。

悲しみを押さえつけている詩だと、そこからまた悲しさが派生するので、
「二段階の悲しみ」が伝わるような詩になると良いと思います。
容易じゃないかも知れませんが。

211さかもと:2008/08/14(木) 15:29:19
「シーン16 路上 カット1」

右手を上げると 右手が上がる

生きるなんて簡単な事だったんだ

自殺すると 自殺できる

生きるのは簡単だ

セリフがあり 立ち位置も決まってて

今後自分がどんなくだらない大人になるのか すでに知っている

生きるのってどうしようもないくらい バカみたいに簡単だ


主役がいないドラマってつまんない

だからこの世はつまんない

「自分は主役だ」と信じちゃってる脇役だらけのドラマ


わかってる子供がいじめられてる

娘を犯す父親がよだれを垂らす

永遠に起きたくない少年のまぶたを太陽がこがす

す ばら し い世  界

生きるなんて簡単だクソボゲが

212さかもと:2008/08/23(土) 01:11:59
「六畳一間オプティミズム」

さみしくなるのに丁度良い夕方

見え過ぎるからメガネを外した

中学の時に好きだった人が ずっと前に自殺してたって聞いた

「へぇ」としか反応できない大人になった自分

1へぇ〜

中学の時に手をつないでれば

今も隣にいたのかもしれないなとか

10回笑わせててたら

10回自殺を踏みとどまったかもなとか

自分の責任にしたがる作業をした

「どうせ死ぬのになんで生きてるの?」なんて

いかにも夜らしい質問で 夜聞くにはうざったい音色

ゲームの金稼ぎに忙しいってのに

ようやく資金が100億円になりました

「すげー これが実際のお金だったらなーキック」で

ゲームソフトをやっつけてやった

暗がりに萎えさせる成分が含まれてる そんな真夜中

人が死ぬマンガを読んだけど「へぇ」としか思わない

2へぇ〜

別のキャラがそのキャラの死で泣いてて

鼻水も垂らしてて

それ見たら泣いた

「直接的あるいは間接的に他者を破壊しながら生きるのを見ようともしないのはなぜか」

真夜中の質問は気持ち悪さも三割増しかよ

そんな事より資金稼ぎに忙しいんだよ こっちは

と思ったら なんとかキックでぺっきり破壊したんだった

なんだっけ 「下の階の人に迷惑にならないようにキック」だっけ

だから はぐれメタルで経験値稼ぎしよー

はぐれメタル出るとテンション上がるー

きっとそれは

いろんな無駄さをわかりやすく強調してるからだ

寝よ

このまま起きなくても別に良いや なんて

そう思ってたのって何歳の頃だったろ

今は

泣きながら眠る事も 逃げる為に眠る事も

なくなってしまった

今日はなんとなく 真剣に 神様にお願いしながら眠ろうかな

「ゲームソフトを直してください」にしようかな

「たまごと牛乳買ってきてください」にしようかな

ちょっと考えたけど これしかない

「神様 いいかげんに そろそろ自殺してください」

213さかもと:2008/09/08(月) 03:04:35
「見よ 飛び散った血肉を」
 
血が混じるほどの叫び声を

思考も言葉も音色すらも剥ぎ取った

振動を不安にさせるほどの叫び声を




みんな本当は気付いてるはずだ

誰が死のうが 次の瞬間にはくだらない詩が投稿されるような世界だと

身体障害者を見守るのは24時間限定である社会だと

気違いはあらかじめ全否定されるような関係性だと


泣いてる子を殴ってでも泣き止ますような右手

低い者を蹴落として平均値を操作するような両足

みんな絶対に一度は絶望したはずだ

自分が生きてるおかげで知らない誰かが死んでいる真実に

両手があるのは 好きな人を抱きしめる為じゃなく

無表情な者を絞め殺す為に装着している事に


空気の振動を越えた叫び声を上げよう

耳より先に魂に突き刺さる叫び声を上げよう

それでやっとみんな思い出せる

今まで何人死なせてきたか



本当はみんなわかってる

今 何をするべきか

心臓は意志に関係無く動き続ける素晴らしいシステム

10秒の違いで激変する世界を生きている

10mmの違いで激変する世界を生きている

見ろ 凄惨な周りを

見ろ 突き進まざるを得ない現状を

みんなすでに気付いているはずだ

214さかもと:2008/10/20(月) 23:21:25
「ひきだしサイズ スネキョウダ」
 
ひきだしにおさまる私

開けてくれる人なんか居ない部屋で

いつまでも動かない満月に怯えてる


信号機が点滅する音すら聞こえてきそうな夜

だから私はもっともっとひきだしの中で縮こまる

背中にえんぴつが当たって ちょっと痛い


メイクしたまま寝ちゃって「最悪」とかつぶやくような人生なのに

隣に臭いおやじが座ったぐらいで「最悪」とかつぶやくような人生なのに

一番最悪なのは自分だって気付くのが怖い


割とあっさりちぎれた人間関係は

これまたあっさりとした私の反応とミックスされて

マーブルチョコアイスみたいなどろどろの油になった


自殺が脅迫にもゴミにもならない社会になっちゃったんだ

髪をかき上げ自転車を蹴飛ばしてる間に

自殺が 薄ら寒い反応を押し付けられるスイッチになっちゃったんだ


鼻で笑った衝撃でひきだしが開いた

中には折れて書けなくなったえんぴつが入ってて

本当にひきだしの中に入ろうとしたら

すねを打って 泣いた

いっぱい泣いた

いっぱいいっぱい泣いて 泣きながら

「メイク落とさなきゃな」って思った

215さかもと:2008/10/29(水) 18:12:38
「滾らせ突き抜け明日を踏みやがれ」
 
足があるだろ 足が無きゃ手だ 手が無きゃ頭突きで行け

皮が裂け 骨が砕けても相手をぶちのめす

今日生きられなきゃあどうせ明日はねぇんだ

明日のためなんかじゃなく 今日のために今日を行き抜け

血管から 肌を焦がすほどの激情を噴き出させろ

腹の底から 邪悪な魂を打ち砕く叫び声を上げろ

眼の奥から 突き刺さるほどの輝きを放て

くたばんじゃねぇ その暇があったら走れ

信頼だのなんだの言ってんじゃねぇ その暇があったら目の前の壁をぶち壊せ

竜巻ぐらい起こせるだろ

台風ぐらい消し去れるだろ

地震ぐらい喰い尽くせるだろ

てめぇはなんで生まれてきたと思ってやがる

息を吸う暇があったら 息を吐く暇があったらなぁ

明日をぶっ飛ばしに行くぜ

216銀野すず:2009/07/21(火) 19:50:20
何色かわからない でも美しい色

人が死ぬことをはじめて理解した時

6さいの頃

その 泣くこともできない感情を さっき 思い出した

人はいつか死ぬから生きているのが美しい
そう思ったのは6さいの頃
冷たく白くなった体を見つめて思い出した不思議


周りの音がしぼんでいって 周りの人が平板になってく

自分も一緒にしぼんで平板になったらわかりやすいのに

どうしようもなく 右目がいたい

ざわめきはいつも必ずあって やわらかな階段を下るように
ふわりふわりと実感というものを感じないようにしている
右目がいたいのはひだりめでものを見たくなかったから


手に乗ってた丸くてぼよぼよしたものが

ぷつんと弾けて手からこぼれおちる

しずくがおいしそうで美しい

手のうえにはこでまりの宇宙
はらはらと散りながら
流れおちる涙の塩辛さを感じる


自分が自分じゃないとわかった時 どうすればいいというのか

それよりもまず 自分とはなんなのか

さっき 手になにか乗ってた

大事な何か でももう 忘れた

私は私 離人感にさいなまれながらも 軸を必ずみつける
それよりも 私を一番に大切にしながら
手の上に乗ってたまあるい花を
そっと地面に置く 忘れて思い出して いつも
心の隅にある
 

勝手にコラボさせていただきました。
うーん。私の力不足がよく出てます。
でもちょっと楽しかった。

217さかもと:2009/07/22(水) 03:44:35
最近僕が木馬館に投稿したやつに手を加えたんですね。
わざわざありがとうございます。
力不足もなにも、僕自身力がないですから。
もっと対話っぽく、わかりやすく分かれてたら読みやすいかもしれないですね。

218さかもと:2009/10/29(木) 21:37:57
「そんなことで生きてると思っているのかお前は」
 
右を「右」として 文字を「文字」として生きていると

どうしようもないくらい空々しい瞬間におかされる


17歳なら何もなさを武器に立ち向かえる

45歳なら取り戻せなさをネタに酔い潰れる


ノートに鉛筆でガリガリ書いていると

粉になった黒鉛から戦車が出来上がるような

ネット上にキーボードで文字を打ち込んでいると

文字化けした暗号から幸福システムが構築されるような

0ホーンの大きさで血のような絶叫を上げていると

振動から核融合を引き起こすような

そんな感覚に取り込まれる


誰かを救いたいのなら 自分が自分を救えているか確かめれば良い

世界はやさしい

自分のことが嫌いな奴にはしっかり罰を与えてくれる
 

右だと思っていたものが「オレンジ」だったと気付く衝撃を

文字だと思っていたものが「さざなみ」だったと気付く衝撃を

理解できる部分に用はない

理解できない部分にこそあたたかい生きる価値が存在する

219さかもと:2010/09/27(月) 09:34:43
『自己PR 灰ベール』

17℃の足踏み

6ホーンの咆哮

時速20cmの焦燥感

65kgのうざったさ

2000回目の後ずさり



10リットルの

30日目の

70%の

200ページの



0分の0のボク

220我楽太:2011/02/09(水) 14:13:48
ご無沙汰しております〜

久しぶりに木馬館にいってきました〜
スピードワゴンなラブな詩がたくさんあってちょっと個人的には苦手な感じになってました。。。
最近詩はかかれてないのですね〜

私もそうですが、年を取るとやっぱし詩がかけなくなってきたような気がします
若いときは勝手に体から出てきたのですけどね。。。><

また書きたくなったら書いて下さいね〜
ではまた〜

追伸:携帯電話でゲーム作ってたけど賞取りましたよ〜特別賞ですが。。。
http://oy.spicysoft.com/10

GunWolfと言うゲームですエッヘン

221さかもと:2011/02/10(木) 00:08:50
ご無沙汰しております。

全然詩を書いてません。頭が論理的思考に偏り過ぎました。
サンボマスターの詩に共感するぐらいです。
昔に「書かずにいられない」という勢いは無くなってしまいました。

iPhoneではアプリ作らないんですか?
かなりな市場だと思うんですけど。
ぜひ参入してみてください!!

特別賞すごいっす!!


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