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灼眼のシャナ&A/B 創作小説用スレッド
465
:
安息と絶望と…
:2007/05/08(火) 20:43:38
「なっ!?」
訳がわからない。
混乱しながらも頭の中のいつも冷静な部分が告げる。
―ここにいれば殺される―
なぜ、どうやってこいつらがこんなところに、なんてことはどうだっていい。
恐怖に震える脳みそを一括。少女を自分の背に隠し、必死に『生』への道を探す。
まずは生き残ることだけを考えろ。
逃げる。
そんなことはまず不可能だ。
十中八九、あの鎖かサングラスの死神に捕えられるだろう。
そうなればもうどうしようもない。
たとえフレイムヘイズであろうとあいつらに捕まれば生きることを諦める。
今度こそシャナたちに助けてもらうことなどできないだろう。
だから時間を稼ぐ。
シャナやカルメさんは‘壊刃’の攻撃を受けているはず。
『スティグマ』を無効化できるとはいっても刃による斬撃は防げない。
前回の襲撃では即戦闘可能だったカルメルさんでもおそらくここに来るだけでも最低5分。これだけは見積もらなければならない。
佐藤、田中のことも心配だが、シャナの存在の力を感じるのでおそらくは無事だろう。
震える膝に活を入れ、喋ることを拒否する喉を無理やり動かして叫ぶ。
「あのフレイムヘイズの包囲網をかいくぐって、僕に感知させずにここまで来るなんてすごいですね。いったいどうやってここまで来たんですか?」
相手が誇るであろうことを褒めるただの時間稼ぎ。小物相手ならこれに乗ってくれるのだが…
「すまんねぇ。いまはボウヤの時間稼ぎにかまってやれる時間がないんだよ」
三つ目の悪魔がそんな思惑を簡単に看破してしまう。
「僕をどうするつもりだ」
黙ってはいけない。話を途切れさせるな。
「言っただろ。俺達は我等が盟主を迎えに来ただけさ。」
「また僕に自在式でも打ち込みにきたと?」
「わかっているならおとなしくしていることが賢明というもの」
頭の冷静な部分が無自覚に答えを導き出す。
こいつが肝だ。
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