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灼眼のシャナ&A/B 創作小説用スレッド

386歯車:2007/02/21(水) 15:41:37
*3

 佐藤啓作にとってはいつもの…坂井悠二にとっては月に1、2度歩くかどうかの道を歩いていた。
「珍しいよな。ウチであっち関係の話しするなんて」
「うん、シャナには話せないことらしくて…」
「そりゃ確かにいつもの坂井ん家の庭では話せないわな」
「カルメルさんとアラストールも佐藤の家?」
「おう、なんか真剣な話ししてるみたいでさ。みんなでバーに書類持ち込んで篭ってる」
恐らく紅世関係の話…書類は平井宅にあるのを持ち込んできたんだろう。
「シャナちゃんに話せないことならウチでやるしかないわな。今度はどうしたんだ?」
「まだ何も聞いてない。多分これから説明を受けるんだと思う」
そうこう話しているうちに佐藤家に到着した。




 家の中に入り、佐藤とバーに向かうと、そこには二人のフレイムへイズとペンダント、本、ヘッドドレスに意識を表出させた三人の‘紅世の王‘がいた。
「ん、早かったわね…」
やはり神妙な顔をしたマージョリーが言う。
二人で中に入ろうとすると遠雷が轟くような声が佐藤へ向けられた。
「坂井悠二を連れて来てくれたことには礼を言う。しかしここは席を外してはくれぬだろうか?」
「え…?はい、わかりました」
そう言って佐藤は部屋から出て行く。
佐藤が出て行ったことを確認し話しが始まる。
「ユージ、単刀直入に言うわ」
その言葉は‘徒‘の死神‘フレイムへイズ‘が発する死の言葉…
「アンタには消えてもらう」
消滅の宣告であった。


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