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サイド3の人口問題

1くっきーもんすたー:2005/01/31(月) 19:52:45
「『公式設定』について考えてみませんか」のスレッドで、「めぐりあい宇宙」に登場するサイド3の人口が問題になりました。

“密閉型コロニー40数基をもって形成されたジオン公国。総人口は1億5千万を数え,今次大戦の損害のもっとも少ないサイドといえる。”

問題になったのは、この台詞です。
「1億5000万人は少なすぎるのではないか?」
これについて考えてみたいと思います。


追記:『コロニーの人口問題』で面白い論争をしていたサイトがあります。そのURLの一部を載せておきますので、興味のある方は、頭に“h”をつけてジャンプしてください。
REWLOOLA(サイトトップ) 「 ttp://www.rnac.ne.jp/~rewloola/ 」
コロニーの人口問題    「 ttp://www.rnac.ne.jp/~rewloola/population.htm 」
人口問題再燃       「 ttp://www.rnac.ne.jp/~rewloola/population2.htm 」

2くっきーもんすたー:2005/01/31(月) 20:09:42
いきなり脱線しますが、私の生まれ故郷香川県高松市の話をして見たいと思います。

高松は、昔「高松城」の城下町で城から半径3km程度の地域のことでした。
それが明治の廃藩置県で県庁所在地となり、合併に合併を繰り返して現在194平方キロ・人口33万人となっています。
普通は香川県で「高松」といえば、高松市を指しますが、古くから住んでいる人の中には「高松旧市街」のことを「高松」という呼び方をするひともいます。


これと同じようなことが、サイド3にも起きていると考えれば説明がつかないでしょうか。
最初の方で作られた40数基のコロニーが「本来のサイド3」として、「サイド3」と呼ばれている可能性です。
最初に作られたサイドがラグランジュポイントの安定している地域に作られているはずですし、行政府などもそこにあるはずです。周辺に新しく大きなコロニーなどが建設されていって、どんどんサイドの規模が大きくなっても、「古い」コロニーが行政などの中心として幅をきかせていると考えれば、無理は無いように思います。
サイド3がつくられてからまだ50年ほどです。初期に移民した人がまだ生きている可能性は充分あります。そんな人は頑なに“本当の『サイド3』はこのあたりだけじゃ”とか言っていると思います。


また、この台詞の前半で「ジオン公国」とあり「サイド3」と言っていないことにも注目してください。
同様の理由で『ジオン公国』が“サイド3の中心部にある(政治的つながりが深い)コロニーの集合組織”と考えれば、この人口問題を説明できるように思います。


以上が私の推測です。
あくまで推測以外の論拠はありませんがいかがでしょうか?

3七味:2005/01/31(月) 22:58:18
実はジオン共和国の中に存在するジオン公国……という俺設定なら作った事があります。
フランス共和国の中に存在するモナコ公国のノリですね。

とは言っても、1億5000万という人口は決して少なくは無いと思いますよ。
多いか少ないかで言えば少ない方かもしれませんが、「少なすぎる」ほどに少ないでしょうか?
現在の日本国の人口は1億2500万程度で、これから減っていくと予想されています。
世界中で、日本よりも人口の多い国は10カ国もありません。13億の中国や10億のインドは別格にしても、1億2500万の日本は「とても多い」部類に入ります。
少ないのは「100億の人口に対して」だとしても、残りの100億が全員ジオンに敵対的であるわけでもないのです。

それでも、頭数の差は多いでしょうね。1億5000万対15億でもかなり苦しそうです。
ここでの元発言は大佐36さんのものだと思いますが、「誇大妄想」はさすがに言いすぎじゃないかと思いました。
連邦に戦いを挑むのはかなり苦しいでしょうが、だからこそ「コロニー落とし」による早期の連邦軍壊滅を図り、各コロニーを破壊ないし無力化したのではないでしょうか。無謀な戦いに勝つために。
古来人口の少ない側が戦争(戦闘)に勝った例というのは無い訳ではありませんし、戦争というか国力にとって頭数は重要ではありますが、単純な頭数だけでどうこう言える問題でもないと思います。

4大佐36:2005/02/01(火) 08:53:51
私は少なすぎると思います。
前にも書きましたがこの人口ではジオンは一人頭50人殺さないと戦争に勝てません。
これを可能だと考えるのは誇大妄想としか言いようがないと思います。
ドズルの台詞ではありませんが戦争は数なのです。
大量の数は質的な不利も覆すことが可能なのです。
この差をひっくり返せるかと言われたら私は不可能ですと答えます。

5ずもっく上等兵:2005/02/01(火) 13:06:44
#狭義のジオン公国=「旧本町」というご見解
現在も立派な田舎ものの自分も、実は似たようなことを考えていたのですが、(w
「40数基のコロニー」がひっかかってました。40基と考えても 15000万人÷40基=375万人。なんか少ない印象です。
密閉型のコロニーと言うのは、人口過密を解消するために改造された…というよくきく話(定説?)は、映像で触れられた部分があるのか、何らかの設定資料があるのか、誰かの「考察」なのか、不勉強で知らないのですが、わりとすんなりと頷ける話だったので、なんとかこれとも整合性を持たせたいな、と。
で、自分の思いつきですが、このジオン公国「旧本町」地区は、今では官庁街(東京都千代田区、みたいな)になっていて、さすがにドーナッツ化現象と言うのか、「昼間人口」はものすごく多いが、「定住人口」は極めて少ないほうなのではないか、などと妄想をしてみましたが、どうでしょうか。

6七味:2005/02/01(火) 23:25:21
直径6.5km、長さ40kmのコロニーの内壁の面積は約800平方kmになります。開放型ならこれの約半分になりますね。
これがどれくらいの面積かといいますと、東京26市の面積(約784平方km)とほぼ等しく、26市には約400万が住んでいます。コロニー1基あたり平均375万とかなり近いですよね。
ご存知のように、東京都では区部と市部ではかなり人口に差があります。23区はどうかというと、面積621平方kmに約830万が住んでいます。
東京都区部は、市部の約8割の面積に倍の人数が住んでる訳です。でも、それでもつつがなく生活を送れているのですから、密閉型コロニー1基あたり700万〜800万(開放型なら350万〜400万)くらいなら問題ない数字でしょう。
平均375万のジオン公国の居住空間はとても広いでしょうね。
コロニーの性質上高層建築はNGですし、地下に家を作るといっても限度がありますから、このあたりがそれなりに快適な、多すぎず少なすぎずの数字ではないでしょうか。

宇宙に浮んでるコロニーの総数がさっぱりわかりませんが、仮に一つのサイドあたり50基、L4点とL5点の安定宙域のサイドは倍の100基として、つまりサイド1、2、4、6が各々100基、3と5が50基、7は建設中なので除外。合計500基。
それでコロニー一基あたり平均500万だとしても、宇宙に住む人の数は25億にしかならないんですよね。
ナレーションでは「数百基浮び」と言ってるので、なんとかコロニーの数を3桁(999基!)に押さえて限界50億くらいですか。計算としては合うような気もします。

つまり、900基以上のコロニーが浮んで一基あたり500万程度、宇宙コロニーに住む人の数は50億と。
そして各サイドの人口が全てコロニーの基数と比例するとすれば、サイド1、2、4、6がそれぞれ10億、サイド3とサイド5がそれぞれ5億です。

1億5000万は5億の1/3未満ですね(笑)
とは言え、月の裏側の不安定宙域のサイド3の人口が、安定宙域である1、2、4、6よりも大幅に少ないという可能性は高いだろうと思います。
サイド3が密閉型の理由は、「過剰な人口密度を解消」ではなく「人口密度に他のコロニー以上の余裕を持たせる(=居住環境の改善)ため」あるいは「将来の発展を見越して」とも考えれないでしょうか。
幾ら人口が多くても、国民が蚕棚のような酷い住環境で暮らさねばならないなら、そんな国は戦争どころではないはず。人口は少なくても、のびのびとした暮らしが出来るなら活気も生まれ、経済的な繁栄には良いのではないでしょうか。

7識別不能機体(名無し):2005/02/02(水) 09:24:40
>密閉型と開放型
とりあえず、基礎知識として…
通常の「コロニーの半分がガラスになって、外部ミラーを調節してそこから太陽光を入れる」のが開放型
対して「コロニー全体にガラス面がなく、すべて地面にして、光は人口のもので調節する」のが密閉型


これを前提にして話を進めます。
なぜ、サイド3だけが密閉型だったのかを考えてみました。
もしかして、サイド3のコロニーはほかのサイドに対して小さいのではないのでしょうか。
サイド3は地球から一番遠いサイドです。場所的にも「月の裏側」で不安定な宙域です。
ならば、資源を運ぶコストや、通常の大きさのコロニーでは危険と判断して、ほかの地区より一回り小さいコロニーが作られたのではないでしょうか?

今回も推測だけですがw

8識別不能機体(名無し):2005/02/02(水) 09:37:34
書き忘れがありましたので続きます。

こういう経緯で「一回り小さい」と考えれば、“密閉型のコロニーと言うのは、人口過密を解消するために改造された…”という話も説明がつくのではないでしょうか。(「改造」ではなく、最初からそう設計されているという違いはありますが)


その上で“初期の40期程度のコロニーをジオン公国と呼ぶ”と考えると、この問題に説明可能です。
・ズム・シティの映像を見ると、周囲が広い公園に包まれています。政府庁舎や“ザビ家とつながりの深いものの私邸”などは、このような贅沢な空間を持っていた可能性が高いでしょう。
・水中用MSが開発された水コロニーなどの設定がありますが、地球から最も遠いサイドであるサイド3は、このような実験的コロニーがいくつか存在した可能性があります。
・ガンダムZZに登場したシャングリラコロニーなど、古いコロニーは非効率的な部分も多かったようです。

これらの理由から、ジオン公国は他のサイドより人口密度が低かった…というのはどうでしょう。

9くっきーもんすたー:2005/02/02(水) 09:40:57
名前を打ち込み忘れてました。
上二つの文章はくっきーもんすたーが書いてます

10ずもっく上等兵:2005/02/02(水) 10:32:25
狭義のジオン公国(サイド3の「旧・本町」)=官庁街=「他のコロニーよりひとまわり小さい」=このため人口密度は低い

この解釈イイですね!(「旧・本町」って、よそでは言わないのかな…。)なぜひとまわり小さいかと言えば、くっきーもんすたーさんが言われた「一番遠く」で「不安定な宙域」と理由に加えて、サイド3で最初期に建設されたコロニー群だったというのも理由としては有力ではないでしょうか(…と、さらに妄想をふくらます)。

11七味:2005/02/02(水) 11:26:08
> 不安定宙域

これがもたらす一番の問題点は、軌道修正のための燃料が馬鹿にならないということでしょう。
私は理系ではないので孫引きになってしまいますが、安定宙域(L4点、L5点)には復元力という、軌道から若干外れても勝手に戻る力が働くそうです。
実際、地球と月のラグランジュ点には特にめぼしい物はないそうですが、太陽と木星のラグランジュ点(L4点とL5点)には、石ころが溜まった小惑星帯があるそうで、それはこの復元力による物だそうです。
対して、不安定宙域であるL1点〜L3点はこの復元力が働かず、ちょっと軌道を外すと戻るのが困難になるそうです。
そうするとL1点〜L3点にあるコロニーは、L4点やL5点にあるコロニーに比べて燃料を噴射する機会が多くなります。
微妙な調整が必要なのでむやみに大出力はまずいと思いますが、動かす物は巨大なコロニーですから出力が弱すぎるのも問題です。
密閉型コロニーとして、人工太陽と軌道修正用のエンジン(?)を同じユニットで賄う事が可能なら、そういう選択肢もアリじゃないかと思いますが、いかがでしょう。

密閉型なら、開放型と違って常に太陽の方向を向く必要も無く、「姿勢制御」にかかるエネルギーはかなり節約できるのではないでしょうか。
コロニー建設にかかる資源は月や、他の小惑星帯から運んでくる岩石(に含まれる金属など)に頼る筈ですから、地球から遠くてもコスト的にはそんなに変わらないと思いますし。

> 狭義のジオン公国

アメリカに例えるならワシントンD.C.のようなものになるでしょうか。
しかし、今度は逆に「狭義のジオン公国だけで四十数基、1億5000万は多すぎないか?」という疑問がありませんか?
この説だと、狭義のジオン公国四十数基の他に、広義のジオン公国として存在する新しめのコロニーもまた存在する事になります。
全部あわせた「広義のジオン公国」がコロニー何基、人口何人か分かりませんが「狭義」の倍程度はあるでしょう。
倍では済まずに、「狭義のジオン」の四十数基が単に「首都」としての機能であって、他にその十倍くらいの一般人用(?)コロニー(開放型か密閉型かは問わず)があるなら、「広義のジオン」は15億くらいになってしまいます。
これではちょっと多すぎな気も。

ちなみに私は「ジオン公国(=サイド3)の人口1億5000万で特に異論は無いです。フィルムと特に矛盾するような気もしませんし。

12七味:2005/02/02(水) 11:34:38
フィルムで言われてるんですからフィルムと矛盾しないのは当然ですね(笑)
フィルムで言われている事であり、フィルムの他の場面の描写とも特に矛盾するように感じないという意味です。
「総人口は1億5000万を数え、今次大戦で最も被害の少ないサイドである」と言ってるんですから、ジオン公国がサイド3全体とほぼイコールである事は間違いないと思うのです。

13識別不能機体(名無し):2005/02/04(金) 10:41:09
>6

地球圏の人口が100億でそのうち宇宙に住んでいるのが五十億というのはほんとに最低限に見積もった数字です。
実際にはもっと多いはずです。
私の手元の宇宙世紀年表によるとU.C50年で地球圏の人口110億を突破しておりそのうち90億人が宇宙に住んでいることになっています。

サイド3の人口を肯定するのは無理だと思います。
なぜならどう計算しても他のサイドに比べて人口が少なすぎるのです。
これが移民が減少した時期に作られた新しいサイドならまだしもサイドの番号は建造順に割り振られています。
つまりサイド3は三番目に作られた比較的古いほうのサイドなのです。
この時期では移民の数はまだまだ存在したはずです。
にも関わらず一億五千万人しか居住させないような贅沢ができるとは思えません。
どう考えてもサイド3の人口を肯定するのは無理があります。
どうしても肯定するとなると独立後のサイド3から人口の大量流出があったとしか考えられないのです。
この説のいいところは開戦後のジオンの虐殺に説明がつくぐらいですかね。
ジオンにとって他の宇宙移民は連邦への従属を選んだ宇宙移民の裏切り者だから殺したってかまわないというわけです。
ああいうイデオロギーの持ち主は時として外に対する攻撃よりも内に対する攻撃の方が激しくなるものだというのは歴史が証明しています。
ただ人口の問題から開放型から密閉型に改装したという説との整合性が取れないのが弱点です。
もう一つ最近考え付いた説としてサイド3は密閉型コロニーの実験地だったという説があります。
サイド1とサイド2の完成で宇宙移民が一段落ついたところで新しいタイプのコロニーの実験地としてサイド3が建設されたという考えです。
実験用だからもともと人口が少ないというわけですね。
どっちにしても一億五千万人では戦争するには人口が少なすぎるというのはどうにもなりませんけどね。

14ずもっく上等兵:2005/02/04(金) 16:26:46
「ひとまわり小さい」説なんですが、苦しいということがわかっちゃいました。
第十一話「イセリナ、恋のあと」の冒頭ナレーションで、
「月のむこう、地球から最も離れた宇宙空間に数十の宇宙都市が浮かぶ。これこそ、地球をみずからの独裁によって治めようとするザビ家の支配する宇宙都市国家、ジオンである。この、宇宙に浮かぶ円筒形の建造物の中に人々の生活空間がある。すなわち、円筒形の直径は6キロメートルあまり、長さにいたっては30 キロメートル以上ある。その中には人工の自然が作られて、人々は地球上とまったく同じ生活を営んでいた。」
…と大きさまで明言してました。うぅぅむ。。。

15くっきーもんすたー:2005/02/04(金) 19:27:49
>ずもっく上等兵さん
これはGUNDAM OFFICALSからの抜粋です。

“現在主流になっているものは、「島3号」型コロニーを基にしたものである。
これは直径6.4km、全長30km以上の円筒を半球状の蓋で閉じた巨大な圧力容器という形である。(全長については32km・36km・40km以上などいくつか存在する)”
“回転軸の中心から3.2kmというのは、コロニーの遠心力によって1Gの重力を発生させるために最適な距離である【後略】”

「長さ30km以上」ということなら、一番小さいタイプのコロニーで間違い無いですね^^

16ずもっく上等兵:2005/02/04(金) 20:01:19
ははぁ、なるほど。小さいというので、全体的にひとまわり小さいことをイメージしたのですが、
直径は同じで長さだけいくつかのタイプあるんですね。

あと第15話のナレーションでこんなのもありました。
「この大戦で四つの宇宙都市の群れが消滅し、わずかサイド6のいくつかの宇宙都市が残るのみである。」
宇宙都市の群れ=サイドはよいとして、宇宙都市=コロニーと考えると何かおかしな印象ではないですか?…戦火の及んでいない無傷のサイド6で「いくつか」って形容の仕方は少し変じゃないですか?(まあ50でも100でも1000でも「いくつか」って言わないとは限りませんけど)


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