ジェネレーター出力？

4：Scull：2004/11/03(水) 22:31: MSでは、四肢の駆動や火器管制、パイロットの生命維持、等々「基本的には電力でほとんどをまかなうシステム」ですので、ジェネレータ出力=起電力は確かに「重要な要素の一つ」です。ですが、起電力と質量だけですべてが測れるものではないでしょう。
電力は確かに関節駆動の「ベース」にはなりますが、実際に駆動しているのは関節を駆動するモーターの類です。電力にいくら余裕があっても、モーターが非力だったら・・・?もうお判りですね。
また、発電した電力がすべて関節駆動に費やされる訳ではありません(ビーム兵器が主兵装なら、ビーム発振に回す電力もバカにならないはず。ΖΖが嚆矢でしょう)ので、一概に「性能差」と言い切るのは問題。

馬力に換算しているのは最近の戦闘ヘリなどで出力表示が起電力になっているせいでしょう。ヘリの場合、いくら馬力があったとしても実際の運動はトランスミッションやローターなどを介して行いますし、先にでた火器管制なども無視できない要素ですから、出力表示を電力換算で行っているのだと思いますが、これはそのままMSに当てはめて計算すべき性質のものではありませんね。

推力と質量で推力質量比を計算するのは、出力質量比とならんで「性能差を比較するデータの一つ」として有益でしょう。ただこの推力総計にした所で「どのスラスターも同じベクトルが得られる訳ではない」事や「推力コントロール性能差」などについても考慮する必要がありますので、やはり「明確に性能差が現れる」とはいいがたいと思います。

いずれにしても、「これですべてがわかるデータなどはない」のがほんとのところでしょうね。性能差を計る一要素、として考察に値するとは思いますが。

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