2001年度千葉県立青葉中学校3年1組プログラム

3：いち：2016/08/31(水) 21:18:15 ID:UODiT7AQ: 2.悪夢の始まり

時計を見た後、純は再びバスの様子を見た。
純の前にいる男子のグループは男子委員長早川秀明(男子15番)をはじめとしたグループだ。秀明以外には少しナルシストな岸拓斗(男子6番)、ぶっきらぼうだけど優しい佐竹翔吾(男子8番)、クラスの笑わせ役柴田光平(男子10番)、文化系男子の名波洸輝(男子14番)、人柄がよい三崎友哉(男子19番)がいる。
ちなみに拓斗は村上翠(女子19番)と、友哉は皐月と付き合っている。
なお、翠が所属するグループは女子委員長の新田瑞樹(女子14番)のグループであり、他には木下菜々子(女子6番)、古賀千春(女子7番)、佐伯彩音(女子8番)、長谷川美雪(女子15番)がいる。
純より少し後ろの方では塚原玲奈(女子12番)と保坂蓮実(女子17番)が雑誌を読んでいる。おそらくオタク関係のものであろう。オタクは男子にもいる。影浦龍太(男子4番)だ。龍太と親しい人間はほぼいない。強いて言うなら若松清二(男子21番)くらいだ。
とは言っても、清二もたいして交友関係は広くない。
さらに後ろでは、進藤藍子(女子9番)、高木麻美(女子11番)、山本真琴(女子20番)、吉川美緒(女子21番)の女子運動部グループがわいわい話をしていた。
一番後ろでは、龍崎麗二(男子20番)、川上悠太(男子5番)、平田太一(男子16番)の男子不良グループが座っていた。リーダーの麗二は基本何を考えているのかわからないので純には苦手意識があった。
その隣では岩下雪乃(女子2番)がリーダーの女子不良グループがいた。雪乃の他に、大川桃華(女子3番)、長瀬薫(女子13番)が所属していた。
そして最後に目についたのは、一人外を見る松尾涼音(女子18番)だった。
彼女は冷たい感じだったのでクラスメートも近寄り難かった。
すると突然、騒いでたグループでさえみんな眠っていることに気づいた。
純は隣の貴史を見たが、貴史も眠っていた。後ろの席を見ると、大介も陽介まで眠っていた。それどころか、純自身が眠気に襲われ少ししたら眠ってしまった。
この時、彼らは知る由もなかった。
自分達がプログラムに選ばれてしまったことを・・・

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