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2001年度千葉県立青葉中学校3年1組プログラム

19いち:2016/09/20(火) 12:07:03 ID:UODiT7AQ
5.最初の死亡者

藤岡貴史(男子17番)は呆れながらバトルロワイアルの説明を聞いていた。
「じゃあここで質問タイムをするぞー!質問がある人は手を挙げてください!」
と三条が言うと、ある男子生徒が手を挙げた。
「えっと君は・・・男子15番の早川だね。何だい?」
「俺達の担任の工藤先生はどうしたんですか?」
秀明は落ち着いた口調で言った。
「あ、工藤先生?ちょっとお前ら、持って来て。」
神谷と杉田がビニール袋に包まれた何かを運んできた。
貴史も皆も、その中に入っているものがわかった。
「あ、もういいです!」
秀明はそう言ったが、2人の兵士はそのままビニール袋をとった。
嫌な予感が的中した。
ビニール袋の中には死んでいる工藤先生がいた。
「うわあああ!」
「きゃあああ!」
「いやあああ!」
その場所から1番近い柴田光平(男子10番)、佐伯彩音(女子8番)、高木麻美(女子11番)が悲鳴をあげた。
「工藤先生は君達がプログラムに参加することに反対したので残念ながら殺してしまいました。では、他に質問がある人は?」
次に手を挙げたのは女子だった。
「えっと・・・女子1番の井口、どうぞ。」
「プログラムのことは・・・親に伝えているんですか?」
遥香は怯えた口調で言った。
「安心してください!プログラムのことは親に伝えました!殺したりもしてないですよー!」
遥香は怯えながらも席に着いた。
「では他に質問のある人・・・」
「ふざけんな!!」
貴史の後ろで大きな声がした。
その声を出したのは沢村勇(男子9番)だった。
「さっきから黙って聞いてりゃ、これから人が死ぬっていうのに何軽々しく言ってんだよ!」
「君は男子9番の沢村だね?でもこれは政府が決めたことなんだよ?」
「だからだよ!政府の奴ら、頭おかしいんじゃないか!?」
三条は表情を曇らせて
「君、それは反政府発言だよ?」
「知るか!プログラムなんか作った政府の不満を言って何が悪い!?」
三条はため息をついて銃を持った。
そしてその銃を勇に向けた。
次の瞬間ーー
ぱん、ぱん、ぱんと三条は銃を3発撃った。
勇はその場に倒れた。勇は頭に1発、胸に2発撃った跡があった。
彼はもう、死んでいた。

男子9番 沢村勇 死亡
残り41人


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