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やりスギロワイアル
2
:
Mysterious-Partner-Takashi
:2012/06/16(土) 21:11:10 ID:xwSnNkXg
プロローグ
富士テレビの薄暗い会議室に集められた著名人達。
何の目的で集められたか……皆がサッパリといった顔をしている。
ドアが開いた。
廊下から入ってきたのは、巨漢――松子デラックスである。
そのサイドには、軍服を着たアシスタントらしき人間が2人立っている。
2人ともライフル銃を構え、顔にはガスマスクを被っている為に表情は読めない。
「アンタ達、つまんないのよ!!
少しでも面白くする為に今日はアンタ達に殺し合いをして貰うわ!!」
「――――――――!?」
会議室の中に緊張が走る。
そんな中、長身の中年俳優――杉本哲太が立ち上がる。
「……松子さん、コレ何の企画ですか?
今、芸能人とヤクザが繋がってたり、生活保護の問題とか……。
何かと風当たりきついじゃないですか……ちょっと冗談がスギるんじゃ――」
パァンという破裂音と共に杉本哲太は倒れた。
松子の手には硝煙を吐く拳銃が握られている。
そして、杉本の周囲に広がる床の血。
それは杉本の左胸から流れ落ちる血液だ。
つまり、彼は心臓を松子に撃ち抜かれて死んだのだ。
「いきなりぶっ放すなんて、ワイルドだぜぇ……!」
ノースリーブのGジャンを着たガタイのいい男――スギちゃんが笑う。
「ちょ……マジかよ……ヒーハー!」
小太りの毛髪の少ない男――ブラマヨ小杉が後ずさりながら笑う。
「殺し合い……筋肉番付より面白そうじゃないですか……フフフ」
鍛え上げれられた肉体を誇示しながら、イケメン俳優――ケインコスギもまた不敵に笑う。
「みんな、なかなかテンション上がってきたじゃない……じゃあ、ルールを説明するわね」
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