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クレイジー・デスゲーム【長編】

10有紀 ◆PyB831QpqM:2009/10/19(月) 16:32:02 ID:B8TFNj92
そして全員が廃校の一室に集められた。
すると先生は、「お楽しみゲームは明日の6時からだ。今日は皆ここで寝るように!先生は保健室のベッドで寝てくるからな〜」と言い、鍵をかけて出て行ってしまった。
廃校の教室には不釣合いなレベルの電子ロックで、先生がセットすると中からは開けられないらしい。
皆が軽いパニック状態になる。
政雄が「先生ー!お楽しみゲームっていったい何なんですかー!」と、清風は「私たち何日くらいここにいるんですかー?私薬3日分しか持ってきてないんですよー」と叫び、そんな中綺観が、「これってまさか……」と小さくつぶやいた。
それを聞いて、綺観と同じことを考えていたらしい元クラスメートの冴良が「何だと思う?」と聞いてきた。
綺観がすぐ「ううん、何でもない」と答えると、冴良は少しもったいぶった口調で、「そう……私は…………これ、バトルロワイアルみたいだと思うわね」と言い放った。
教室が一気に静まり返る。
「もちろんあれは中学生を対象にしたものだし、催眠ガスとかで強引に連れてきて首輪を付けるものだから、本気で言ってるんじゃないわよ。あれを模倣したサバイバルゲームの真似事みたいなのをするんじゃないかなって考えてるの」
その言葉で教室中から安堵のため息がもれた。しかし、綺観と司の表情は暗いままだった。


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