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バトル・ロワイアル〜タッグマッチ篇〜

46 ◆L0v/w0wWP.:2008/12/29(月) 14:10:03 ID:???
あまりの自体に絶句していた沼井充の口から再びに放たれた言葉は、困惑に満ちたものだった。

「……え?…えっ!?えっ!?…ボ…ボス?……じょ…冗談で…すよねぇ…!?ねぇっ!!!」
「沼井くん!何やってるの!?早く逃げて!!!」

野田聡美の必死の絶叫も、まるで新幹線の通過する駅のホームの向こう側から聞こえてきている、とでもいう風。

「聞こえなかったのかな?俺はゲームに乗る、そう言ったんだ。」

そういうや否や、桐山が再びナイフを構え、充に向かって駆け出した。
あまりの事態に充の頭の中は真っ白になり、心身ともにその場で凍り付いてしまっていた。
「沼井くん!」
再び、聡美が桐山に銃口を向け銃の引鉄を引く。桐山は一瞬動きを止めるが再び駆け出す。

「の、野田!?」

やっと充がはっと我を取り戻すが、ナイフを手にした桐山が再び眼前に迫っている!
やられる!?―いや、いっその事ボスにやられるのもいいか…そう思いかけた途端。
急にくるりと桐山が踵を返したかと思うと、大きく跳躍し、北野雪子を押し倒した。
きゃっ、と短い悲鳴があがると同時に先程まで雪子が立っていた位置を、鉛弾が通過していく。
聡美が撃ったのだ。そうだ、彼女と自分は一蓮托生。自分が死ぬのは勝手だが、聡美まで
死なせてしまっては申し訳が立たない。桐山は気がかりだが、とにかく、今は一旦逃げ出さねば。


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