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バトル・ロワイアル〜タッグマッチ篇〜

32 ◆L0v/w0wWP.:2008/12/20(土) 21:18:57 ID:???

沼井充(男子17番)は、手に既に弾丸を詰めた自動式拳銃「Cz75」を下げ、夜の道を急いでいた。
彼のもっとも信頼するボス・桐山和雄(男子6番)が待っているであろう島の南岸へと向かうために。
実は彼とその仲間たちは分校を出発する前に桐山から一枚のメモを紙片を受け取っていた。
そこにもこう書かれていた。''ここが本当に島ならば、南の端で待っている,,と。
やはり、ボスは違う!俺たち凡人と違っていつも2つも3つも先の事を考えている!
今回もきっと脱出か政府の連中に一泡吹かせる方法をもう考えているに違いない。
メモを受け取ったときから充の胸は躍り上がっていた。ただ、今の充の心
一点だけ気にかかることがあった。それは、プログラム開始時に政府によって
無理やりタッグを組まされた女子・野田聡美(女子17番)の事だった。

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話は充と聡美が分校から出発した時へと、遡る。
分校を出た充と聡美の目に飛び込んできたのは、足に矢を突き立て、背中に血を滲ませて斃れる同級生・稲田瑞穂の死体だった。
充にとって、なにかと自分たちの行動わけのわからないに文句をつけ、監視してる風さえあった瑞穂の存在は
煙たい以外の何者でもなかったが、さすがに死んでしまっているのを見ると、悪寒が走った。

「な、なんだよこれ…もう、乗った奴がいるって事かよ…。」
「と、とにかくはやくここから離れましょう」


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