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Cocytus

3たいむ:2008/01/19(土) 03:48:12 ID:5zGLoiLk
それぞれ

の   性格を
  考慮し    この組分けとなっている 
 
          この組が吉と出るか        凶とでるかは 誰にも
  わからな                い



最も早く出発させられた木の二人。本来の性格は内向的で温厚。
まして田中ツセ子にいたっては其の能力のお陰で周りのすべての人間が能力に引っかからないようにしておきたいと考えるため、自分からよほどのことがないとモーションを起こさない。
また、パートナーとなる美作静音は感情を表に現すことなく淡々としている。尚且つ人との交流を極度に嫌う人種であるために実験が開始して3時間ほど経つというのにツセ子のほうを見ても何も話すことなくすぐに顔をそむけるだけであった。

ツセ子はその能力のお陰で美作から殺気が自分に対して出ていないことを知り安心していた。
その時、不意に美作が口を開いた


―2人、こっちへ、来る。―


ツセ子はビクとして水晶を握りしめた。
どうやら自分の方向ではないしにしろ殺意を持っている相手のようだ。
怯える。怯える。息を殺して。

第1の円Caina。建物の中であるはずなのにしっかりと根を張り茂る樹木。
鬱蒼としたジャングルの中で女二人のこの組は息を潜めてその正体を探らんと意識の塊が来る方向を見つめていた。

―アハハ、吹き飛ばしちゃう?それとも、燃やしちゃう?―

そんなべしゃり声をたてたのは火の組、海津美恵子であった。
相棒、矢玉ヒカルの力、「溶接する手」によって作ってもらった支給の箱を原材料としたアルミ管。
その管から強烈な衝撃波を打てば木々が圧し折れるだろう。
その管からオイルを垂れ流せば矢玉の溶接する手から生成される高温の火花によってこのジャングルは燃えてしまうだろう。

暫しの思案。

海津は管を自分の手前へと、向けた。


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